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2 道路

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このページを印刷する最終更新日:2016年1月15日

ページID:2181

ページの概要:2 道路について

 道路は、都市の骨組みを形づくり、自動車等の都市交通を支えるもっとも基本的な施設です。

 また、市民生活になくてはならない電気・ガス・上下水道・通信などの供給処理施設の設置場所として、さらに、採光・通風あるいは防災上の空間として利用されるなど、さまざまな機能をもって都市を支えています。

 都市計画道路は、その規模や目的に応じて役割が分担されており、自動車専用道路、幹線街路、区画街路、特殊街路に分類されます。

(1)自動車専用道路

   自動車専用道路には、全国的な高速道路網を形成する高規格幹線道路と、地域及び空港・港湾等拠点施設とのアクセス強化を図る地域高規格道路があります。これらが一体となり、ネットワークを形成することで、都市内外の自動車交通を大量に処理する機能を有する都市圏の骨格を形成しています。

  名古屋圏では、高規格幹線道路として、首都圏・近畿圏等との広域的な連携を受け持つ第一東海自動車道(東名高速道路)、中央自動車道西宮線(中央自動車道、名神高速道路)、近畿自動車道名古屋亀山線(名古屋第二環状自動車道、東名阪自動車道)、第二東海自動車道横浜名古屋線(新東名高速道路、伊勢湾岸自動車道)、近畿自動車道名古屋神戸線(伊勢湾岸自動車道、新名神高速道路)、近畿自動車道伊勢線(名古屋第二環状自動車道)や南北方向を結ぶ東海北陸自動車道、名古屋市周辺の都市群を結ぶ東海環状自動車道が位置づけられています。

  また、地域高規格道路として、名古屋高速道路、名古屋瀬戸道路、知多中央道路(知多半島道路)などが位置づけられています。

(2)幹線街路

 幹線街路は、都市の主要な骨格を形成する道路で、都市への流出入交通や都市内の広域交通を主として受け持つ道路、都市内の主要施設間相互を結ぶ道路、近隣住区等の地区における主要な道路などで構成されています。

 大正13年の40路線・総延長約146.3kmの都市計画決定以来、順次追加変更を行い、昭和21年には総合的な復興計画が作成されると同時に100m道路を含む97路線・総延長約445.6kmとし、今日の都市計画道路網の基礎となりました。

 その後も、周辺市町村の合併による市域の拡大に伴う追加や名古屋圏の重要な幹線軸の1つともなる名古屋環状2号線(一般部)の決定なども行いました。そして、昭和48年4月には、新都市計画法の施行による整理統合を行い、平成27年4月時点で208路線、総延長約843.8kmとなっています。

(3)区画街路

 区画街路は、沿道宅地サービスを目的とし、街区を構成する道路であり、一団地の官公庁施設や土地区画整理事業などに関連する区画街路、連続立体交差事業に関連する側道を都市計画決定しています。

 この区画街路については、平成27年4月現在で80路線、総延長約38.4kmとなっています。

(4)特殊街路

 特殊街路は、歩行者、自転車等の交通のための道路と、都市モノレール等の交通のための道路に大別されます。

 歩行者、自転車等の専用道路としては、住宅地、商業地等の自転車歩行者専用道路と、都心部の公共地下歩道(地下街)があります。自転車歩行者専用道路については、平成27年4月時点では、8路線、総延長約8.2kmを、公共地下歩道については、26路線、総延長約3.5kmをそれぞれ都市計画決定しています。

 都市モノレール等の専用道路については、2路線、延長約7.4kmを都市計画決定しています。