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ふるさと歴史のみち

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月17日

ページID:1616

ページの概要:ふるさと歴史のみち

ふるさと歴史のみち(地図)

地下鉄堀田(1)浜神明社(2)東ノ宮神社→(秋葉金比羅神社)→(3)藤原師長謫居跡(4)龍泉寺・亀井水→(鎌倉街道)→(5)長福寺・秋葉社(6)為麿塚→(堀田コミュニティ道路)→(7)秋月院(8)田光八幡社−(秋葉社)→(9)大喜寺(10)白竜神社→(北川天満宮)→(11)津賀田神社(12)天聖寺地下鉄瑞穂運動場駅(全長約5.9km)

浜神明社(はましんめいしゃ)

 昔はこの辺りを呼続の浜といい渡船場があった。東北、土居の浜には塩焼所があり神宮に塩を奉納していた。天白川の築堤後、田園となり、害虫を除き五穀豊穣を祈るため天照大神をまつった。明治41年に津賀田神社に合祀されたが、昭和15年現地に遷座された。境内には天正17年(1589)の刻銘がある市内最古の月待供養碑、神道関係の碑として珍しい斗帳寄進碑(対のうちの一基は津賀田神社にある)、西行の和歌を愛した者が作ったという西行腰掛石がある。

東ノ宮神社(ひがしのみやじんじゃ)

  明治元年、明治天皇が旧東海道筋を東京へ行幸された際、八丁畷で収穫作業を見られた。それを記念して建立された明治天皇覧穫之所という碑が境内にある。

藤原師長謫居跡(ふじわらもろながたっきょあと)

  治承3年(1179)太政大臣藤原師長は、平清盛のクーデターによって尾張国井戸田の田嶋へ流された。師長は琵琶の名手。今様に堪能で、配流の1年有余を鳴海潟を眺めながら琵琶を弾ずるなどして自らを慰めたところである。

龍泉寺・亀井水(りょうせんじ・かめいすい)

 行基の開山とも伝えられ、曹洞宗、熱田円通寺の末寺。本尊薬師如来は聖徳太子作と伝えられる。源頼朝の誕生地であるという説があり、表門脇の亀井水は、頼朝が産湯の水に使ったといわれている。また境内には昭和58年まで残っていた大黒塚の塚上にあった大黒石(原始五輪塔という説もある。)という古石が保存されている。

長福寺・秋葉社(ちょうふくじ・あきばしゃ)

 現在建替えられた新しい建物だが、創建は奈良朝時代といわれている。曹洞宗、本尊は聖観世音菩薩。なお隣に秋葉社もある。

為麿塚(ためまろづか)

 長岡為麿をまつる。長岡為麿は元禄期(1688から)熱田祠官といわれ彼が老後職を辞して閑居したのがこの地である。彼が唱えだした彼一流の神道は、民衆の信仰を得て大いに流行したという。

秋月院(しゅうげついん)

 曹洞宗。慶長3年(1598)熱田の地に創建され昭和13年現在の地に移転した。本尊は愛敬薬師瑠璃光如来で弘法大師の作と伝えられている。境内には秋月院殿花顔桂秀大姉の「へそのを」をまつったとされる碑がある。慶長年間の建立。

田光八幡社(たこうはちまんしゃ)

 クスノキ、ムクノキが立ち並び閑静なたたずまいをみせるこの神社は、明治31年の竣工。仁徳天皇、応神天皇などをまつる。境内の中でひときわ大きく樹高 25m、幹回り7mのクスノキは別宮白竜大神の神体となっており弘法大師手植えと伝えられている。また境内には夫婦円満の木とされる、ムクノキとエノキの和合の木もある。

大喜寺(だいきじ)

 増益山と号し、真言宗豊山派で高野山弥勒院に属する。創建は正保元年(1644)と伝えられる。本尊の大日如来は熱田神宮本地仏とされる秘仏。境内に安置される地蔵座像石仏は、もと鎌倉街道沿いの寺山地蔵塚にあったと伝えられ扁平な花崗岩の中央に地蔵菩薩の座像を彫り、光背を彫りくぼめてある。鎌倉時代の石仏としては市内唯一。同じく境内には青面金剛像の庚申塔があるが年紀は明らかでない。

白竜神社(はくりゅうじんじゃ)

 この地より西北に田光ヶ池があり昭和12年頃より埋め立てられ付近にあった天神山も崩された。当時田光ヶ池で水泳をして溺死した者、埋め立てや天神山を崩すときのたたりで出た犠牲者を慰めるために当神社が建立されたと伝えられている。

津賀田神社(つかたじんじゃ)

 古木がうっそうと繁り荘厳な雰囲気のこの社は、仁徳天皇を祭神に天照大神を配祀する。若宮八幡あるいは井戸田八幡とも称され、神社は古墳の上に建てたと伝えられる。この辺りは松原が長く続き長森とも呼ばれ「本国神名帳」には従三位津賀田天神と呼称されたとある。龍泉寺から発見された社宝の古写大般若経六百巻は、戦災で十巻余を残し焼失した。奥書によれば500から800年昔のものである。境内には浜神明社のものと対をなす斗帳寄進碑がある。

天聖寺(てんしょうじ)

 曹洞宗、熱田円通寺末。円通寺十四世活水昇竜禅師の開山。門前には付近の路傍にあった石仏が寺預かりになって並べられている。これらは明治末年よりの宅地化とともに、だんだんと集められたものが多い。

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