第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)を策定しました!
令和6年5月に策定した第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)についてのご案内です。
区長あいさつ
第2期名東区将来ビジョンは、区を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、2028年に向けて、めざすべき区の姿を明らかにし、その実現に向けた中長期の取組みを体系化するものであり、名東区の花「ナデシコ」を、区への愛着を示すシンボルとして普及する意味を込め、「ナデシコビジョン2028」という愛称で呼んでいます。
名東区は、自然環境が豊か、治安が良い、学生による文化活動が盛んといった特色がある一方、人口の減少や少子高齢化、地域活動の担い手不足といった様々な課題を抱えております。
今後、令和7年2月1日に迎える区制施行50周年という大きな節目を契機に、人と人との絆、地域の絆を重視した「つながるまち、ひろがるまち名東」を基本理念として、区への愛着醸成、区民相互の交流を推進し、多くの方に「訪れたい、住みたい、住み続けたい」と思ってもらえる「まち」を目指し、区民の皆さまとともに職員一丸となって取り組んでまいります。
今後とも区政へのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
名東区長 杉浦 橘
計画の目的
第2期名東区将来ビジョンは、区を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、めざすべき区の姿を明らかにし、その実現に向けた中長期の取組みを体系化するものです。名古屋市総合計画と整合性をはかりながら、区における独自施策や区で展開する市の各局施策のうち区の特色を生かした施策をまとめ、区における個別計画として策定します。
また、名東区の花であるナデシコを、区への愛着を示すシンボルとして普及する意味を込め、「ナデシコビジョン2028」という愛称で呼びます。
計画期間
令和6年度(2024年度)から令和10年度(2028年度)までの5年間
計画の位置づけ
「名古屋市基本構想」のもとに名古屋市がめざす都市像などを「長期的展望に立ったまちづくり」として示し、その実現のために必要な施策・事業を総合的・体系的に取りまとめたものが「名古屋市総合計画」です。ナデシコビジョン2028はこの計画と整合性をはかり策定しました。
中長期の施策の方向性をナデシコビジョン2028として取りまとめ、その方向性に基づいた年度ごとの目標や具体的な取組み方針をナデシコプラン(名東区区政運営方針)に掲載します。
また、ナデシコビジョン2028に掲げた施策の成果指標について、ナデシコプランにおいて進捗管理を行います。
これまでの取組み
前計画「ナデシコビジョン2023」では、子育て中の親子に向けた事業である「絵本でつながる親子の時間」を始め、子育てや福祉、自然等に関する各種事業に取り組むとともに、区民会議において、計画の進捗や課題の整理、翌年度実施する事業の方向性について毎年議論を重ね、一定の成果を収めてきました。
一方で、計画期間中に発生した新型コロナウイルス感染症により各種行事・事業や地域活動が中止・縮小を余儀なくされ、計画の進捗に影響を与えました。
基本理念
「つながるまち、ひろがるまち名東」
少子高齢化を背景に65歳以上の単身世帯が増加しているとともに、核家族化などにより負担や悩みを抱える子育て世帯が多くなっています。また、自然災害は気候変動により激甚化し、防災・減災の取組みが益々重要になっています。地域活動については、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、夏祭りや運動会など各種行事が再開されてはいますが、まだ完全にコロナ前の水準には戻っていません。こうした多様化・複雑化した問題を、行政だけで対処することは難しくなっており、区民、企業、各種団体及び行政の協働・連携によるまちづくりが、これまで以上に求められています。そこで、本ビジョンにおいては、人と人との絆、地域の絆を重視した第1期の基本理念である「つながるまち、ひろがるまち名東」を引き続き基本理念とします。
基本的な視点
ナデシコビジョン2028は、近年の新たな社会的な潮流や課題を踏まえ、4つの基本的な視点を考慮しながらその施策等を推進していきます。
1 協働・連携の視点
子育ての孤独感・負担感の軽減など子育て世帯への支援、高齢者の健康寿命の延伸、自然災害の激甚化に対応した地域防災力の向上、新型コロナウイルス感染症からの地域活動の回復など、区を取り巻く課題は多様化・複雑化しています。
行政だけで対応することが困難な、こうした課題を解決するために、区民、企業、各種団体、行政など区に関わる多様な主体が、それぞれの強みを活かしながら、協働・連携していきます。
2 SDGs(持続可能な開発目標)の視点
平成27年9月の国連サミットにおいて策定された「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現をめざす世界共通の目標(17つの目標)であるSDGs(持続可能な開発目標)について、「SDGs未来都市」に選定された本市では、SDGsに関する普及啓発、理解促進を積極的に進めています。
三大緑地始め豊かな自然環境がある名東区としても、各種施策を通してSDGsに関する普及啓発、理解促進に取り組んでいきます。
3 DX(デジタルトランスフォーメーション)の視点
令和4年3月に本市が策定した「名古屋市役所DX推進方針」において、「デジタルの活用を前提にあらゆる市民サービスや市役所の業務を変革」(デジタルトランスフォーメーション)し、市民一人ひとりにより適した市民サービスの提供を目指すことが示されています。
区としても、行政手続のオンライン化や窓口での手続を効率的に行う「待たない・書かない・分かりやすい」をコンセプトにした窓口サービス(スマート窓口)の推進等、市民サービス向上に向け取り組んでいきます。
4 レジリエンス(回復力、復元力)向上の視点
感染症の影響によるお祭りや運動会の中止など地域活動の停滞・縮小、また、南海トラフ地震等の大災害が発生した場合の社会活動・経済活動の再開等、さまざまな危機からのレジリエンス(回復力、復元力)向上を考慮しながら、まちづくりに取り組んでいきます。
5つの将来像と区役所づくり
将来像1 未来につながる 子育てしやすい、子どもが幸せを描けるまち
- 地域で安心して妊娠・出産・子育てができる環境づくりを進めます
- 子どもや若者が地域で健やかに成長できる環境づくりを進めます
- 困難を抱える子どもを支援するまちづくりを進めます
将来像2 ひとの輪がひろがる 助けあいのまち
- 高齢、障害、児童等の属性や世代を問わない包括的な相談支援体制を整備します
- 高齢者が安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援します
- 障害及び障害者に対する理解促進と障害者の自立・社会参加を支援します
- 地域で共に助けあい、尊重し認めあい、共生し、誰もが幸せを実感できるまちづくりを進めます
- いくつになっても健康で生きがいを持って暮らし、地域で活躍できるよう支援します
将来像3 地域がつながる 安心・安全なまち
- 災害に備え「自助」「共助」「公助」の役割を意識し、迅速かつ的確な対応が行える災害に強いまちづくりを進めます
- 犯罪や交通事故がなく、安心で安全な地域づくりを進めます
将来像4 次世代につながる 自然豊かな快適な環境のまち
- 身近な自然に親しめる環境を守り続けます
- 快適で美しい生活環境づくりを進めます
- 次世代につなぐ環境に配慮した行動を進めます
将来像5 笑顔がひろがる 魅力と交流のまち
- まちの魅力資源を発掘・活用・発信し、にぎわいと交流のあるまちづくりを進めます
- 生涯を通してスポーツや文化・芸術活動に親しむまちづくりを進めます
- 区民が主体となり、多様な協働・連携を進めるまちづくりに取り組みます
区役所づくり 親しまれ信頼される 区役所をめざして
- DXの推進等により区民の皆さまに満足いただけるサービスを提供します
- 区民の皆さまの声を区政に反映します
- 区民の皆さまにわかりやすく、必要な情報を提供します
第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)のダウンロード
第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)本編のファイルは、サイズが大きいため、ファイルを開くのに時間がかかることがありますのでご注意ください。
第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)【本編】
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第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)【本編(見開き版)】 (PDF 5.2 MB)
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第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)【本編(単ページ版)】 (PDF 7.8 MB)
第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)【概要版】
第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)(案)に対する意見募集の結果について
令和5年12月6日(水曜日)から令和6年1月15日(月曜日)までの期間で、第2期名東区将来ビジョン(ナデシコビジョン2028)(案)に対する意見募集を実施しました。
ご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
その際に寄せられましたご意見の概要と区の考え方は下のファイルからご覧いただけます。
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このページに関するお問い合わせ
名東区役所 区政部 企画経理課
電話番号:052-778-3083 ファクス番号:052-778-3016
Eメール:a7783083@meito.city.nagoya.lg.jp
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