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新たに指定・登録された文化財

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このページを印刷する最終更新日:2023年2月14日

ページID:158438

国、愛知県、名古屋市に新たに指定・登録された文化財を紹介します。

令和4年度に指定・登録された文化財

愛知県立瑞陵高等学校感喜堂(旧講堂)

  • 種別  国登録有形文化財(建造物)
  • 登録年月日  令和4年6月29日
  • 所在地  瑞穂区北原町二丁目1-2
  • 所有者  愛知県
  • 大正13年(1924)建設、昭和54年(1979)・平成27年(2015)改修


 校地南西隅に建つ鉄筋コンクリート造の旧講堂。寄棟造桟瓦葺で四面に切妻破風を立ち上げ、縦長のガラス窓が上下に意匠を変えて並ぶ。窓間の壁の柱頭飾りや軒持送などの装飾を施してセセッション調にまとめた外観をよく残し、大正期の講堂建築の好例である。


感喜堂の名称の由来…「給食を感謝して喜んでいただく場所」の意味


感喜堂を南東から撮影した外観写真です

感喜堂外観

桜神明社古墳

  • 種別  市指定史跡
  • 指定年月日  令和4年9月9日
  • 所在地  南区呼続4丁目2718、2719
  • 所有者  神明社


 熱田台地の南東部にあたる笠寺台地に立地しています。神明社の境内に位置し、古墳の墳頂部には本殿が建つものの、円丘状の高まりが良く残っています。

 令和2・3年度の試掘調査の結果、直径約42m、2段築成の円墳と推定されました。調査では、小円礫による葺石が見つかるとともに、円筒埴輪、朝顔形埴輪、蓋形(きぬがさがた)埴輪が出土しました。埴輪の特徴などから、古墳が築かれた時期は5世紀前半と推定されます。

 出土した蓋形埴輪は、近畿地方の蓋形埴輪との類似性が高く、古墳被葬者と近畿地方との関係がうかがえます。

 笠寺台地に残存する数少ない大型の円墳で、鳥栖八剣社古墳、鳥栖神明社古墳とともに、笠寺台地上の首長墓に位置づけられます。

 桜神明社古墳は、あゆち潟沿いに営まれた首長墓の展開をたどるうえで、重要な位置づけを示す古墳と評価されます。

桜神明社古墳を北東側から撮影した写真です

桜神明社古墳の現況

転落してきた葺石、埴輪が見つかりました

試掘調査時の写真

尺 八(保持者 野村 正也<野村 峰山>)

  • 種別  重要無形文化財
  • 指定年月日  令和4年10月31日
  • 保持者  野村 正也(野村 峰山)


保持者の概要

 同人は、尺八愛好家であった父の手ほどきで尺八を学び始め、ほどなく鈴木鶯山や坂鋼山の指導を受け、高校在学中に第1回都山流尺八本曲コンクール全国大会で金賞を受賞するなど、早くから頭角を現した。NHK邦楽技能者育成会第22期生としても研鑽を積んだ同人は、以後、本格的に都山流尺八演奏家としての道を志し、初世山本邦山(平成14年重要無形文化財「尺八」(各個認定)保持者)にも師事して更に技芸を磨いた。昭和52年、都山流尺八師範検定試験を首席登第、同59年に大師範、平成8年には竹琳軒大師範を受け、都山流尺八の演奏技法を高度に体現する演奏家の一人として、斯界において重要な位置を占め、活躍している。

 同人は、都山流尺八本曲の独奏や合奏をはじめ、筝、三絃とのいわゆる三曲合奏でも優れた演奏成果を示している。とりわけ初世中尾都山による都山流本曲について、楽譜や口伝に基づく入念な演奏解釈を行い、曲の成立背景をも踏まえた演奏は高く評価されている。また作曲にも力量を発揮し、多くの作品を世に出している。

 後進の育成にも尽力しており、主宰する峰山会で一門を指導するほか、公益財団法人都山流尺八楽会主催の研修会等で演奏家の育成にあたり、愛知県立芸術大学や東京藝術大学、名古屋芸術大学において非常勤講師を務めている。

 以上のように、同人は尺八の技法を正しく体得し、かつ、これに精通するとともにその技法を高度に体現している。


演奏中の野村氏

保持者 野村 正也氏

名古屋テレビ塔

  • 種別  重要文化財
  • 指定年月日  令和4年12月12日
  • 所在地  名古屋市中区錦三丁目46番地
  • 所有者  名古屋テレビ塔株式会社

 

 名古屋市の久屋大通公園にある電波塔。昭和29年の竣工、開業で、高さ178.7メートルは、建設当時日本一の高さを誇った自立式鉄塔である。地上90メートルに展望台を設ける。通天閣や東京タワーの設計で著名な内藤多仲が最初に手がけたテレビ塔で、タワー建築の歴史上、価値が高い。当時一流の技術陣を擁して、耐風に関する実験や計算が行われ、また、わが国初のテレビ放送用集約電波鉄塔として技術的な価値も評価できる。名古屋の戦後復興のシンボルといえ、近現代都市整備のメルクマールとなった。


名古屋テレビ塔の外観写真です

名古屋テレビ塔

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