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小学1年生・2年生での30人学級の実施

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このページを印刷する最終更新日:2016年9月23日

ページID:51368

ページの概要:小学1年生・2年生での30人学級の実施について

小学校1・2年生の30人学級は、「学級編制の弾力化」の趣旨をふまえ、文部科学省が進めている「少人数指導」をさらに発展させるもので、名古屋市独自の施策です。
小学校1年生においては、平成14年度より、小学校2年生においては、平成19年度より、非常勤講師や常勤講師を配置することにより全校実施を行い、30人以下による学習が可能となる体制づくりを行っています。

1 ねらい

授業中の写真

学校生活の入門期にあたる小学校1年生において、児童一人一人にきめ細やかな指導を行い、学校生活への適応を図ること、また2年生では、1年生での30人学級の成果を深化・発展させるとともに、継続して学校生活への適応を図ることを目的としています。

2 成果

全小学校で1・2年生の30人学級を実施した結果、次のような成果がありました。

(1)基礎的な学力が向上

特に小学校2年生において、基礎的な計算力の向上が見られました。これは、授業で個別指導の機会を十分とることができたことも一因であると考えます。

(2)欠席する児童の割合が減少

30人学級実施後は、1・2年生とも、4日以上欠席する児童の割合が減少しました。欠席する児童の割合の減少は、児童が学校生活へ適応しつつあることの一つの指標となると考えます。

(3)学校生活へのスムーズな適応

平成27年度の小学校1、2年生の30人学級実施校へのアンケートの5段階評価の平均値です。漢字の読み書きや計算など基本的な学習状況の項目では、1年生で4.52、2年生で4.51でした。進んで挙手したり発表したりする積極性や主体性等の学習態度の項目では、1年生で4.40、2年生で4.65でした。忘れ物や身の回りの始末等の基本的な生活習慣の項目では、1年生で4.23、2年生で4.35でした。登校を渋ったり、体調不良を訴えたりする精神面での生活状況の項目では、1年生で4.21、2年生で4.44でした。友だち同士のトラブルの有無など学級内での児童の人間関係の項目では、1年生で4.31、2年生で4.38でした。

実施校へのアンケートでは、全体としてどの項目も高い数値を示しています。
学校生活への適応を図るという事業のねらいは、おおむね達成できたと考えます。

このページの作成担当

教育委員会事務局 学校教育部 教職員課
電話番号: 052-972-3238
ファックス番号: 052-972-4177
電子メールアドレス: a3238@kyoiku.city.nagoya.lg.jp

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