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「令和6年度 一日食品衛生監視員」を開催しました

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ページID:178268

最終更新日:2024年9月6日

「食品衛生監視員」という仕事をご存知ですか。食品衛生監視員は、食の安全を守るために、食品製造業や飲食店の監視・指導、食中毒の調査、食品の検査を行っています。

食品の流通拠点である名古屋市中央卸売市場本場には食品衛生検査所があり、ここに所属する食品衛生監視員が市場内の衛生管理等について監視を行っています。


令和6年8月8日(木曜日)、名古屋市食の安全・安心モニター3名と金城学院大学学生4名が一日食品衛生監視員として、アドバイザーである修文大学の近藤浩代先生とともに、早朝から市場内を監視し、その後、事業者や行政との懇談会を行う一日食品衛生監視員事業を実施しました。


市場の監視

一日食品衛生監視員の方には、事前に講習会に参加していただき、市場内の様子や監視のポイントをお知らせしました。当日の監視では、市場内の「卸売場」や「仲卸売場」等の各施設で、事業者の方々から日頃の衛生管理について説明を受けるとともに、一日食品衛生監視員が自らの目で、流通する食品の表示や取り扱いなどの衛生面について監視を行いました。

太物低温卸売場での監視の様子

太物低温卸売場で、せり売りされるマグロの管理について確認

鮮魚仲卸売場での監視の様子

鮮魚仲卸売場で、包丁やまな板の取り扱いについて確認

塩干卸売場での監視の様子

塩干卸売場で、表示や温度管理について確認

青果物低温卸売場での監視の様子

青果物低温卸売場で、野菜や果物の保管について確認

懇談会

一日食品衛生監視員から、「飲食店やスーパーなどに運ばれるまでの過程を見学し、食中毒の予防や鮮度を保つために適切な温度管理がされていることが分かった。」、「市場の雰囲気を知ることができ、食品が安全・安心に私たちのもとに届いていることを学べた。」など意見が寄せられました。特に、食品の取り扱いやその施設の衛生管理について活発な意見交換がなされ「ひとつひとつの部署での細やかな衛生管理が、名古屋の人々の食の安全・安心につながっていることがよく理解できた。」、「多職種、多様な立場から食の安全・安心について話し合いの場に参加できたことはとても貴重な体験だった。」などの感想がありました。


近藤浩代先生からは「消費者と行政、事業者とのこのような活発なリスクコミュニケーションができて、大変理解が深まった。様々なリスクに対し適切な対処を行い、さらに、行政と連携して食の安全が守られているということが理解できた。市民の皆様や、将来食に携わる方々へ、本日のこのような経験を通して、この市場を通った食品が安全で安心であるということを広めていけたらと思う。」と、総括がありました。


市場内関係者との懇談会の様子

市場内関係者との懇談会

参加者の感想

一日食品衛生監視員の方に、本事業についてのアンケートを行いました。

1.市場内の監視を体験していかがでしたか。

  • 場市の雰囲気や食品が安全・安心に私たちのもとへ届いていることを学べた。
  • 市場の広さや働いている人の多さに驚いた。
  • 温度管理等の衛生管理を徹底していることが学べた。

2.懇談会に出席していかがでしたか。

  • 多職種、多様な立場から食の安全・安心について話し合いの場に参加できたことはとても貴重な体験だった。
  • どんな質問に対しても優しく答えてくださり、とても勉強になった。


本事業を通じて、市場という食品流通の最前線における衛生管理について理解を深めてもらうことができました。また、懇談会で消費者・事業者・行政が意見交換を行うことにより、食の安全・安心について考える貴重な機会となりました。

今回、一日食品衛生監視員の皆様からいただいた意見を参考に、今後も事業者の皆様と行政とで連携して、中央卸売市場の衛生向上に努めていきたいと思います。

このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部食品衛生検査所検査業務管理担当

電話番号

:052-671-3371

ファックス番号

:052-671-3383

電子メールアドレス

a6713371@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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