ページの先頭です

ここから本文です

「令和5年度 一日食品衛生監視員」を開催しました

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2023年9月14日

ページID:167333

「食品衛生監視員」という仕事をご存知ですか。食品衛生監視員は、食の安全を守るために、食品製造業や飲食店の監視・指導、食中毒の調査、食品の検査を行っています。
食品の流通拠点である名古屋市中央卸売市場本場には食品衛生検査所があり、ここに所属する食品衛生監視員が市場内の衛生管理等について監視を行っています。

令和5年8月3日(木曜日)、名古屋市食の安全・安心モニター2名と名古屋学芸大学学生7名が一日食品衛生監視員として、アドバイザーである修文大学の近藤浩代先生とともに、早朝から市場内を監視し、その後、事業者や行政との懇談会を行う一日食品衛生監視員事業を実施しました。

市場の監視

一日食品衛生監視員の方には、事前に講習会に参加していただき、市場内の様子や監視のポイントをお知らせしました。当日の監視では、市場内の「卸売場」や「仲卸売場」等の各施設で、事業者の方々から日頃の衛生管理について説明を受けるとともに、一日食品衛生監視員が自らの目で、流通する食品の表示や取り扱いなどの衛生面について監視を行いました。

太物低温卸売場での監視の様子

太物低温卸売場で、せり売りされるマグロの管理について確認

鮮魚仲卸売場での監視の様子

鮮魚仲卸売場で、包丁やまな板の取り扱いについて確認

塩干卸売場での監視の様子

塩干卸売場で、表示や温度管理について確認

青果物低温卸売場での監視の様子

青果物低温卸売場で、野菜や果物の保管について確認

懇談会

一日食品衛生監視員から、「衛生管理を実際に目で見ることができて勉強になった。」「各部門の衛生管理や品質管理を徹底しているからこそスーパーで安心して商品を購入できると肌で感じた。」など多数の意見が寄せられました。特に、食品の取り扱いやその施設の衛生管理について活発な意見交換がなされ「施設ごとで適切な温度管理がされていることが分かった。」「市場の方々が食品の衛生管理を強く意識されていることを感じた。」などの感想がありました。

近藤浩代先生からは「一日食品衛生監視員事業の体験を通し、事業者の皆様が食品の品質管理のため、ただ冷やすだけではなく、様々な知識をもって食品ごとに色々な調整をしていることに感銘を受けた。その食品を市民の皆様に安全に届けるため、HACCPに沿った衛生管理や、電気代が高くなった現状においても、できるところで努力されていることを非常に深く理解できた。市民の方にこのことを広めていけたらと思う。」と、総括がありました。

市場内関係者との懇談会の様子

市場内関係者との懇談会

参加者の感想

一日食品衛生監視員の方に、本事業についてのアンケートを行いました。

1 市場内の監視を体験していかがでしたか。

  • 普段見ることができないような場所に立ち入ることができとても勉強になった。
  • 徹底した温度管理、衛生管理について深く知ることができた。
  • 中央卸売市場の規模の大きさが印象に残った。

2 懇談会に出席していかがでしたか。

  • 一つの質問でも鮮魚、青果など様々な立場の方に答えていただけて、部門ごとに行われている努力を知ることができた。
  • 市場全体で、衛生管理を強く意識していることを感じた。
  • 様々な市場の関係者から話を聞けて知識が深まった。
  • 衛生管理やおいしさ・品質の向上のためにどのようなことをされているのか聞けて良かった。

本事業を通じて、市場という食品流通の最前線における衛生管理について理解を深めてもらうことができました。また、懇談会で消費者・事業者・行政が意見交換を行うことにより、食の安全・安心について考える貴重な機会となりました。

このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部食品衛生検査所微生物検査担当

電話番号

:052-671-3371

ファックス番号

:052-671-3383

電子メールアドレス

a6713371@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

お問合せフォーム

お問合せフォーム

ページの先頭へ