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食品の理化学検査について

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このページを印刷する最終更新日:2023年1月18日

ページID:159649

ページの概要:食品衛生検査所で行う理化学検査の流れを紹介します。

理化学検査とは

様々な分析機器を使い、ある成分が含まれているかどうかや、どのくらい含まれているかを検査します。検査する成分には以下のようなものがあります。

  • 食品の色味や日持ちを改善するために使われる添加物(食品添加物)
  • 野菜や果物を害虫や病気などから守るために使われる薬(残留農薬)
  • 動物の病気の予防や治療などのために使われた薬(動物用医薬品)
検査の方法は調べたい成分によって異なります。ここでは、残留農薬の検査方法を紹介します。

検査の流れ

1食品を細かく切る

対象食品は野菜や果物です。

キャベツを切る写真

まずは包丁で細かく切ります。

2ミキサーで均一にして、量り取る

ミキサーでさらに細かくして、すべての成分が均一な試料とします。

食品を容器に入れて量り採る写真

検査結果に大きな影響があるので、慎重に正確に重さを量ります。

3試薬で農薬成分を抽出する

農薬の特性に合わせた試薬を使って、試料から特定の成分を溶かしだします。

ろ過器具の写真

これは吸引ろ過をしています。写真中央の大きなガラス容器の上に漏斗を設置し、ガラス容器の中を真空状態にしてろ過することで、食品の繊維などの不純物を取り除きます。

4濃縮する

農薬を溶かすのに使った試薬を蒸発させて、農薬成分の濃度を高めます。

検査機器の写真

これはエバポレーターという検査機器です。

5精製する

さらに不純物を取り除きます。

分析機器の写真

カラムという分析器具を使って特定の成分だけを分離します。

6測定する

分析機器を使って、含まれる濃度を測定します。

分析機器の写真

これはガスクロマトグラフ質量分析計といいます。

このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部食品衛生検査所微生物検査担当

電話番号

:052-671-3371

ファックス番号

:052-671-3383

電子メールアドレス

a6713371@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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