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大気・騒音環境に関する主な用語

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このページを印刷する最終更新日:2015年3月12日

ページID:66745

硫黄酸化物

硫黄の酸化物の総称です。
火山ガスにも含まれますが、主に石油や石炭などの硫黄成分を含む燃料を燃やした時に発生します。
工場ばい煙を起源とする産業型公害では、主要な汚染物質として取り上げられますが、脱硫装置(硫黄酸化物成分の除去装置)などの効果で、大気中濃度は低いレベルにあります。

最近では、大陸からの移流という形で大気中に広がることが問題とされています。

光化学オキシダント

大気中の酸化性物質のうち、二酸化窒素を除いたものの総称ですが、実際にはオゾン(O3)がその大部分を占めます。
大気中の窒素酸化物や揮発性有機化合物が太陽の光(紫外線)を受けて反応し、生成します。
高濃度では粘膜(目、呼吸器系)や植物へ影響を与えるため、濃度の上昇が予想される場合には予報・注意報などが出されます。
大気中濃度は一時期低下したものの、近年には高濃度となることが観測されており、改めて注目されています。
また、強力な温室効果ガスとしても知られています。

窒素酸化物(NOx)

窒素の酸化物の総称です。
火山ガスなどにも含まれていますが、燃焼の過程において空気中の酸素と窒素が反応してできます。
近年の主な排出源としては自動車が挙げられています。
また、光化学オキシダントの発生にも密接にかかわっており、都市型公害の主要な汚染物質として注目されています。

バイオディーゼル燃料

生物由来の油(落花生油、菜種油・魚油・豚脂など)を原料にして造られるディーゼルエンジン用の燃料です。
てんぷら油の廃油なども、バイオディーゼルとして利用されます。
化石燃料(石油・石炭など)とは違い、燃焼によって発生する二酸化炭素は再び植物に取り込まれて(さらには動物に取り込まれて)、また燃料として利用される形になることから、再生可能エネルギーとして扱われています。

ヒートアイランド

都心部が周辺と比べて気温が高くなる現象です。
理由としては、コンクリートやアスファルトに覆われた地面や自動車やエアコンの室外機などからの熱の排出が挙げられます。
大気の状態が不安定になることにより、局所的に急激な天候の変化や高温による人体への影響が懸念されています。

変異原性

生物の細胞内のDNAを変化させて、正常な働きを失わせる性質です。
変異原性の高い物質は、ガンなどの病気を誘発するリスクが高い可能性があります。

放射性炭素

通常の炭素と比較すると、原子核の中性子が多い状態の炭素です。
化学的な性質は通常の炭素とほぼ同じですが、わずかに放射能をもつため、それによって区別できます。
自然界には一定の割合で存在していますが、その取り込まれ方や時間変化に伴って割合が変化するので、放射性炭素の量を測定することで、由来、発生源などを推定することが可能となります。

ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment:LCA)

環境影響評価手法の一つ。
ある製品が、製造から使用、廃棄までの一連の流れで、環境に及ぼす影響を総合的に判断するものです。
たとえば野菜は、生産段階において露地栽培かハウス栽培かで、必要な消費エネルギーは大きく違います。
また、遠くから輸送する場合はそれだけ燃料(エネルギー)が必要であり、廃棄する時にも燃やすなどするとエネルギーが必要となります。
それらすべてを考慮して、一つの製品が必要とするエネルギーを推定して、環境への評価を判断する方法です。

PM2.5

微小粒子状物質のことで、大気中に浮遊している粒子のうち、直径が2.5μm以下のものを指します。
このように小さな粒子は、肺の奥にまで到達するため、呼吸器系や循環器系へのダメージが大きいことから、2009年9月に新たに環境基準が定められました。

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