名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
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- (現在の位置)名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)
リニア開業を見据え、「名古屋駅周辺まちづくり構想」や「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」をもとに、名古屋駅周辺におけるまちづくりについて検討を進めており、今回、名古屋駅駅前広場について、現時点における検討内容のとりまとめとして、再整備の方向性等をお示しした「名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)」を平成31年1月に公表しました。
名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)の概要
1.目的・位置づけ
「名古屋駅周辺まちづくり構想」や「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」における名古屋駅の将来の考え方や方向性等をもとに、これまで協議や検討を進めてきました。
現時点における検討内容のとりまとめとして駅前広場の再整備の基本コンセプト/東側エリアの再整備の方向性/西側エリアの検討の方向性等についてお示ししています。
本再整備プランをもとに、市民や民間事業者、まちづくり団体等のご意見を取り入れながら、引き続き検討を進め、実現に向けて取り組んでいきます。
2.名古屋駅周辺の歴史と将来

1886年(明治19年) 初代名古屋駅開業
現在の名古屋駅の約200m南(笹島交差点付近)に位置していました。

1937年(昭和12年) 名古屋駅新築移転
竣工当時、その規模は東洋一と言われていました。
1964年(昭和39年) 東海道新幹線開業
1999年(平成11年) JRセントラルタワーズ開業
2027年(予定) リニア中央新幹線開業(東京-名古屋)
東京-名古屋間が約40分で結ばれることとなります。現在名古屋駅では、開業に向けて着々と工事が進められています。
2045年 リニア中央新幹線延伸(予定)(東京-大阪)
東京-大阪間でリニアが開業すれば3大都市圏が約1時間で結ばれ、巨大な都市圏「スーパーメガリージョン」が誕生し、約7,000万人の交流圏が生まれます。

スーパーメガリージョンの誕生
3.現状と課題
【東側エリア】
駅前広場のロータリー交差点や一般車降車場・タクシー乗降場の配置により、駅前空間が狭く、また、まちの発展に伴い、人のための空間やまちとのつながりが不足してきています。

駅前広場の現状
〈駅前広場の課題〉
- 乗換先やまちへの見通し・動線の阻害
- 車の動線交錯による安全な交通の阻害
- 駅とまちのつながりが希薄
- ターミナル駅にふさわしい風格や魅力が不十分
【西側エリア】
西側の駅前空間は、歩行者空間が狭いことなどにより、駅とまちが分断されており、まちとのつながりや回遊性が乏しい空間となっています。

駅前広場の現状
〈駅前広場の課題〉
- まちへの見通し・動線の阻害
- 車の動線交錯による安全な交通の阻害
- バスの路上乗降による利用者の安全性の低下
- ターミナル駅にふさわしい魅力や都市機能が不足
4.基本コンセプト
【これからの名古屋駅に求められるもの】
- スーパーメガリージョンの交通拠点
- 快適な乗換空間
- ターミナル駅にふさわしい空間
【整備の基本的な考え方】
〈スーパーターミナル駅にふさわしい高い機能性の発揮〉
- 乗換利便性を向上させる「ターミナルスクエア」の整備
- 総合交通結節機能の充実と再編
- 大規模地震等に備えた防災性の高い空間の確保
〈世界の目的地となる名古屋の新しい顔〉
- 「名古屋の新しい顔」として生まれ変わる駅前広場
- 名古屋らしさや文化の体験と情報発信
- 駅前広場からまちへの波及

整備の基本的な考え方/イメージ
5.東側エリア
【再整備の方向性】
〈スーパーターミナル駅にふさわしいインフラ施設配置〉
ロータリー交差点の改良等を行い、飛翔の位置まで広場を広げ、まちにつながる歩行者空間、乗換空間等の整備を図ります。
- 乗換先やまちへの見通し・動線を確保
- 駅とまちがつながる仕掛けづくり
- タクシー・一般車スペースを分離
〈世界の目的地となる名古屋の顔づくりの検討〉
「This is NAGOYA」を感じる新たな象徴的な空間形成に向けて、今後、広く意見を伺いながら検討を進めます。
- 名古屋らしさを感じられる「顔」づくりの検討

東側エリア/再整備イメージ
(注1)交通施設、昇降施設、屋根等の施設の規模や配置等については、今後引き続き関係者等と協議、調整を進めていきます。
(注2)駅前広場内に、交番、案内所、店舗等を配置することを検討しています。
【ターミナルスクエアのイメージ】
- 開放的で直線的な見通しや同線が確保され、乗換先やまちが一目で見渡せ、スムーズな移動ができます。
- 乗換空間を一体的に覆う大屋根等によって、雨風から守られ、快適な乗換ができます。

ターミナルスクエア2
中央コンコース前から至東山線中改札階段等方向を望む

ターミナルスクエア3
中央コンコース前から名鉄側方向を臨む
(注)名鉄公表資料(平成29年3月)をもとに市が作成したイメージです
【地下整備】
- わかりやすく視認性の高い歩行者空間
- ゆとりある地下広場の確保
- 防災性・安全性の向上

地下整備イメージ

地下広場のイメージ
6.西側エリア
【検討の方向性】
〈世界の目的地となる名古屋の顔づくりの検討〉
駅とまちとをつなぐ、開放性の高い広場を駅前広場の中央に配置することを検討します。
- まちへの玄関口となる開放性の高い広場の配置の検討
- 駅とまちがつながる仕掛けづくりの検討
〈スーパーターミナル駅にふさわしい空間活用の検討〉
バス乗降場等の交通施設の配置や、新たな都市機能の導入に向けて、駅前広場の多様な空間活用について検討します。
- タクシー・一般車スペースの分離の検討
- 高速バス・観光バス乗降場の配置の検討
- ターミナル駅にふさわしい新たな都市機能の導入の検討
- 駅前広場と建築物との一体的な空間活用の検討

西側エリア/検討イメージ
(注1)駅前広場と建築物との一体的な空間活用を仮定した場合のイメージです。
(注2)交通施設等の施設の規模や配置等については、今後引き続き関係者等と協議、調整を進めていきます。
(注3)駅前広場内に、昇降施設、自転車駐車場等を配置することを検討しています。
【西側のまちづくり】

西側のまちづくりのイメージ
7.バリアフリー対応
〈主要な乗換動線のバリアフリー対応〉
各交通施設(鉄道・バス等)をつなぐ主要な乗換動線は、まちへの動線にも配慮し、昇降施設が連続して適切に配置されたバリアフリールートとします。

乗換動線のイメージ
8.関連プロジェクト
- 東西ネットワークの強化
- リニア駅周辺の面的整備
- 名駅通の歩行者空間の拡充・駅へのアクセス性改善
- 高速道路とのアクセス性の向上
9.今後の進め方
【民間事業者等との連携・協力】
- 駅前広場の再整備に当たっては、市民、鉄道利用者等の多くの人々が利用する公共的空間として、名古屋市が主体となる公共事業を基本に各鉄道事業者や民間事業者等との連携・協力のもと進めていきます。
- 施設の管理については、民間事業者やまちづくり団体等と連携した施設管理のあり方について検討していきます。
【スケジュール】
〈東側エリア〉
東側の再整備においては、 2019年度に駅前広場の都市計画決定を目指し、引き続き関係者等との協議を進めます。広場や大屋根をはじめ、名古屋らしさを発信する顔となる空間づくりに関して、広く意見を伺いながら今後検討を進めていきます。

東側エリア/スケジュール
〈西側エリア〉
西側の再整備においては、駅前広場と建築物との一体的な空間活用等について、民間事業者等とのPPPの可能性も視野に入れながら、今後検討を進めていきます。広場をはじめ、名古屋らしさを発信する顔となる空間づくりに関して、広く意見を伺いながら今後検討を進めていきます。

西側エリア/スケジュール
PPP:公共施設等の設計、建設、維持管理、運営等を行政と民間が連携して行うことにより、民間の創意工夫等を活用し、財政資金の 効率的使用や行政の効率化を図るもの。(出典:内閣府/PPP/PFI手法導入優先的検討規程運用の手引)
(注)「名古屋駅周辺まちづくり構想」や「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」等に基づき、調整が必要な事項については、今後引き続き関係者等と協議、調整を進めていきます。
名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ) 本編
名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)の全文は以下からダウンロードできます。
ファイルサイズが大きいため、環境によってファイルを開くのに時間がかかることがありますのでご注意ください。
名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)


このページの作成担当
住宅都市局リニア関連都心開発部名駅ターミナル整備課総括担当
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ファックス番号
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