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アンダーパスの概要

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このページを印刷する最終更新日:2018年9月20日

ページID:55884

 アンダーパスは、あおなみ線、JR関西本線、近鉄名古屋線の鉄道下を横断する都市計画道路椿町線の車道部です。アンダーパスを整備することにより、大規模な鉄道施設で長年分断されていた中村区太閤地区と、ささしまライブ24地区の地域分断が解消され、名古屋駅からのアクセス改善が見込まれています。

※アンダーパスを含む笹島線・椿町線の本線部が、平成30年9月16日に開通しました

椿町線(掘割部)の画像

椿町線(掘割部)

アンダーパスの概要

延長 162.7メートル

車線 4車線(1車線の幅3.25メートル)

工事費 約195億円

工事概要

アンダーパス工事は、幅員約20メートル、延長約160メートルのトンネルを非開削工法にて工事を行います。鉄道直下の工事となるため、鉄道運行の安全を考慮し、近鉄名古屋線直下を近畿日本鉄道株式会社、JR関西本線とあおなみ線直下を東海旅客鉄道株式会社にそれぞれ委託し工事を実施しています。なお、鉄道部以外は名古屋市にて開削工法により工事を行いました。
工事概略図(平面図、断面図)

概略図

JR関西本線・あおなみ線横断部(71.4メートル)

 あおなみ線・JR関西本線の横断部では、HEP&JES工法と呼ばれる非開削工法にて工事を行っています。HEP&JES工法とは、エレメントと呼ばれる約1メートルの鋼製の箱をトンネル形状にけん引設置し、コンクリートでエレメント内部を中詰めして、トンネルを構築する工法です。

STEP1:立坑を構築し、トンネルの上部となるエレメントをけん引施工します

STEP1 立坑構築、上床エレメントのけん引施工の説明図
STEP2:側壁となるエレメントをけん引施工します
STEP2 側壁エレメントのけん引施工の説明図
STEP3:床部分となるエレメントをけん引施工します
STEP3 下床エレメントのけん引施工の説明図
STEP4:トンネル内部の土砂をショベル等を用いて掘削・搬出します
STEP4 トンネル内部の土砂の掘削、搬出の説明図
STEP5:中壁を設置します
STEP5 中壁の設置の説明図
STEP6:中間立坑部にボックスを構築します
STEP6 中間立坑部にボックスを構築する説明図

(★函体の整備は完了しました。)

整備完了した函体の写真

近鉄名古屋線横断部(55メートル)

 近鉄名古屋線の横断部では、R&C+ESA工法と呼ばれる非開削工法にて工事を行っています。R&C工法とは、地中に鉄道防護用の箱型の鋼管(箱型ルーフ)を推進設置し、後方から鉄筋コンクリート製の函体で押し抜いてトンネルを構築する非開削工法です。ESA工法とは、複数の函体を相互に反力体として利用しながら、1函体ずつ推進させる非開削工法です。

STEP1:立坑を構築し、80センチ角の箱型ルーフをトンネル上部となる箇所に施工します

STEP1 立坑構築、トンネル上部への箱型ルーフ施工の説明図
STEP2:トンネル下部にガイド導坑を掘削します。その後、立坑にて3個の函体を製作します
STEP2 トンネル下部へのガイド導坑の掘削、立坑での3個の函体製作の説明図
STEP3:製作した3個の函体をR&C工法にて鉄道下に押し込んでいきます。函体を押していくと同時に、立坑より箱型ルーフが押し出されるため撤去します
STEP3 函体の鉄道下への押し込み、箱型ルーフの撤去の説明図
STEP4:さらに3個の函体を製作し、ESA工法に切り替えます
STEP4 さらに3個の函体の製作、ESA工法への切り替えの説明図
STEP5:6個の函体を押し込んでいきます。到達立坑で押し出された箱型ルーフを撤去します
STEP5 6個の函体の押し込み、箱型ルーフの撤去の説明図
STEP6:6個の函体をつなぎ合わせます
STEP6 6個の函体のつなぎ合わせの説明図
整備完了した函体の写真

このページの作成担当

住宅都市局リニア関連都心開発部ささしまライブ24総合整備事務所

電話番号

:052-453-0171

ファックス番号

:052-453-0175

電子メールアドレス

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