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リスクコミュニケーションとは?
「化学物質による環境リスクに関する正確な情報を市民、産業、行政等のすべての者が共有しつつ、相互に意思疎通を図ること」をいいます。リスクコミュニケーションの推進により、環境リスクの低減が円滑に推進されることが期待されています。
「環境リスク」とは
化学物質が環境を経由して人の健康や動植物の生息または生育に悪い影響を及ぼす可能性をいいます。その大きさは、化学物質の有害性の程度と、どれだけ化学物質を取り込んだか(暴露量)の兼ね合いで決まります。
式で表すと、「環境リスク=有害性×暴露量」となります。
リスクコミュニケーションはなぜ必要なの?
化学物質による環境汚染を防止するためには、環境リスクを管理することが重要です。しかし、現在流通している化学物質は多種多様であり、すべてを科学的知見に頼り環境リスクを管理するのは容易ではありません。また、リスクを受け入れる人たちのリスクの受容に対する判断は、それぞれの価値観等により左右されるため、関係者の価値観に関する相互理解が必要になります。
このため、環境リスクをどのように管理すべきかなどについては、市民や事業者、行政などの様々な関係者が、化学物質のリスクに関する情報を共有しつつ、お互いの立場を尊重して相互理解を深めるためのコミュニケーションの場を設定することが重要となります。
リスクコミュニケーションを促進するためには
リスクコミュニケーションの促進には、コミュニケーションの元になるリスク等に関する「情報の整備」、「対話の推進」、そして対話を行う「場の提供」が必要です。
市民、事業者、行政の役割と期待される取り組み
リスクコミュニケーションを円滑に進めるために、市民、事業者、行政には以下のような役割と期待される取り組みがあります。
市民
化学物質に関する情報を収集し、行政や事業者に意見を表明するなどの役割を担っており、化学物質への正しい理解を進めるなどの取り組みが期待されます。
事業者
化学物質の適正管理を推進し、情報開示を進めるなどの役割を担っており、環境負荷の低減努力や周辺住民などとの良好な関係の構築などの取り組みが期待されています。
行政
環境リスク管理者の立場から、情報提供や支援を行う役割を担っており、行政施策への反映や、人材育成などの取り組みが期待されています
リスクコミュニケーションが進むと…
適切にリスクコミュニケーションが進むと、関係者全体が問題や行為に対して理解と信頼のレベルを上げて、効率的にリスク低減を図ることができます。
市民
自らの判断で環境リスクを回避する行動を取ることができる
事業者
地域住民向け説明会や環境報告書などを通じて環境保全に関する取組をアピールすることで、企業イメージの向上や地域住民と良好な関係を築くことができる
行政
地域の環境リスク管理者として、地域全体の環境リスクの低減をすすめることができる
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