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令和4年度被災地支援リポート ‐陸前高田市‐ 5月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2022年5月6日

ページID:152657

令和4年度被災地支援リポート‐陸前高田市‐

令和4年5月2日(月曜日)

 名古屋市のみなさん、こんにちは。今年度から職員派遣で陸前高田市へ赴任した職員です。

昨年度まで、名古屋市防災危機管理局で陸前高田市支援の業務を担当しており、陸前高田市には出張で何度も来ていたため、特にホームシックになることもなく、こちらでの生活に対応することができています。

私の所属は防災課であり、文字通り防災関係の業務全般を担当しています。防災課に所属する職員は4人であり、この人数で一自治体の防災を担っていかなければなりません。名古屋市では、防災のなかでも一部の業務を担当するという体制でしたが、こちらでは担当の垣根を越えて、何事にも取り組まなければならないため、すごく勉強になっています。

今年の3月末には、岩手県が津波地域づくりに関する法律に基づき、岩手県の津波浸水想定が公表されました。今年度、陸前高田市はこの浸水想定に基づき、住民説明会の開催や避難対策の見直しを行うことなど津波の対策を中心に業務を進めていくことになりそうです。

岩手県の沿岸では過去に何度も津波の被害を受けてきました。皆様の記憶にも新しいのは、2011年の3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波(東日本大震災)かと思います。それ以前にも、明治三陸地震津波、昭和三陸地震津波、チリ地震津波とこの地方は幾度となく津波の被害に遭ってきました。そのように津波に対する意識が高い東北地方ですが、東日本大震災では甚大な人的被害を被る結果となってしまいました。名古屋市においては、南海トラフ地震の発生が危惧されています。名古屋市では、近年津波どころか、震度の大きい地震も発生していないため、地震や津波に対する意識は低くなってしまう傾向にあるかと思います。そのような状況にある名古屋市の職員として、何度も津波の被害を受けてきた陸前高田市の地震・津波対策を学び、その経験を名古屋市に持ち帰ることが私に課せられた使命だと思います。また、こちらでの仕事は始まったばかりですが、今後は様々なイベントも予定されておりますので、その都度このレポートで発信していきます。

ここからは、陸前高田市などの魅力についてお伝えしていきます。職員派遣で仕事をするために陸前高田市へ来ているとはいえ、せっかく遠方に来たということで休日には積極的に外に出かけるようにしています。陸前高田市も面積こそ広いものの、観光できるスポットは限られているため、大船渡市などの近隣市町村にも出かけています。岩手県沿岸、陸前高田市の魅力を発信し、名古屋市民の皆様にこの地方に足を運んでもらうようにすることも陸前高田市へ派遣された職員の仕事の1つなのかなと思います。

三陸地方では海鮮が名物となっています。陸前高田市に限らず、沿岸地域ではどこに行っても、海鮮の飲食店が目立ちます。私も牡蠣や海鮮丼を食しましたが、ものすごくおいしかったです。グルメのためだけでも、足を運ぶ価値があると思うので、ぜひ陸前高田市へお越しください。

蠣

三陸は蠣の養殖が盛んです。

海鮮丼

新鮮な海鮮が堪能できます。

最近では、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手が完全試合を達成しましたが、陸前高田市もフィーバーに沸いています。佐々木朗希選手といえば、大船渡高校出身ということで、大船渡市出身と思っている方もいるかもしれませんが、実は陸前高田市出身です。震災後に大船渡市へ移住されたとのことです。

市役所には佐々木朗希選手を応援する会が完全試合の達成を記念した横断幕を掲げています。私も陸前高田市職員として、佐々木朗希選手を応援していきたいと思います。

市役所横断幕

佐々木朗希選手の完全試合達成を記念する横断幕

このページの作成担当

防災危機管理局 危機対策課広域連携担当

電話番号

:052-972-3584

ファックス番号

:052-962-4030

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