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令和3年度被災地支援リポート ‐陸前高田市‐ 1月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2022年1月24日

ページID:149177

令和3年度被災地支援リポート‐陸前高田市‐

令和4年1月24日(月曜日)

 みなさんこんにちは。建設課に派遣されている職員です。

 1月に入りぐっと冷えこむ日が多くなった陸前高田市です。年末から全国的に大雪になり、普段は余り積もることのない沿岸地域ですが、昨年に続き一面の銀世界となりました。正月明け早々に大雪の後始末に苦慮していたところです。また、先日のトンガ沖での火山噴火による津波警報の時には、夜中に携帯と、防災無線のサイレンが鳴り響きドキッとするものがありました。震災から10年が経過していますが、今一度日々の生活を振返り、防災意識を高めなければと思いました。振返ると言えば、今回の派遣は2回目になるので前回の様子と併せ紹介したいと思います。

 最初に派遣された平成25年は、市街地には建物がなく空地にはガレキが山積みになっていました。テレビなどの映像で街の様子は見ていましたが、現地に来てみると津波による被害が物凄かったのだと肌で感じたことは、今でも忘れられません。市街地には、盛土のためにベルトコンベアーが張り巡らされ、大型ダンプが引っ切り無しに往来していました。

 道路の復旧工事、高台移転への造成工事、浸水区域から高台への避難路の整備等を担当し、派遣職員も、岩手県、一関市、銚子市、茅ケ崎市、松江市など全国各地の職員と机を並べ職務に当たっていました。

希望の架け橋の画像

希望の架け橋(現在は基礎のみ残っています)

ベルトコンベアーの画像

ベルトコンベアー(総延長は3kmにも及びました)

 今回の派遣は6年ぶりの陸前高田訪問となりましたが、市街地の嵩上げが終わり、スーパーなどの店舗が幾つか立ち並び、仮設で営業していた店も再建していました。当時、担当していた高台移転への造成地に家屋が建って市民の方々が生活されているのを見たときは、感慨深いものがありました。市役所も仮設から新庁舎への引越が完了し、着実に復興が進んでいると感じたところです。

 現在の業務については前回にお伝えしましたが、姉歯橋(橋長150m)の復旧工事、高田米崎間道路(延長2km)の開通と大きな事業を完了する事が出来ました。某建設会社のキャッチフレーズではありませんが、『地図に残る仕事』に携われたことは土木を担当するものにとってはやりがいのある仕事でした。

完成した姉歯橋の画像

姉歯橋

完成した高田米崎間道路の画像

高田米崎間道路

 派遣期間も残すところ後2か月となり、3月で名古屋に戻ることとなりほっとした反面、陸前高田では合計4年間生活したので寂しい気持ちもあります。夏は涼しく冬は少し寒いですが、何より自然豊かで四季折々の山の幸、海の幸が美味しく値段も安く食べられるので一年中楽しめると思います。(実際、プライベートでは堪能しました)機会があれば是非、訪れてほしいと思います。

陸前高田市の奇跡の一本松の画像

奇跡の一本松

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