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令和2年度被災地支援リポート ‐陸前高田市‐ 9月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2020年9月24日

ページID:132573

令和2年度被災地支援リポート‐陸前高田市‐

令和2年9月7日(月曜日)

 陸前高田市復興局市街地整備課(高田地区担当)に派遣されている職員です。

 高田地区の復興土地区画整理事業の状況を報告させていただきます。

 私が担当する高田地区においては、市役所新庁舎建設地周辺と平地部西部を除いて工事はほぼ終了しております。4月から5月にかけて、コロナ関連対策により感染拡大地域からの移動制限がかかるなど、工事の遅れを心配しましたが、工事は令和2年度末終了に向けて最終段階に入っています。

 なお、宅地については、令和2年12月末にすべての引渡しが終了予定です。

 土地区画整理地域内の主だった公共施設のうち、市民文化会館(奇跡の一本松ホール)及び復興運動公園が完成し、市立博物館及び市役所庁舎が現在建築中です。(各写真は令和2年8月中旬から下旬にかけて撮影)

陸前高田市玄関口の写真

陸前高田市玄関口の様子(手前がJR陸前高田駅、奥の建築中の建物は市博物館)

 中央の道路左手沿いにある電柱(3本)は電線共同溝の入線終了後撤去予定。JR大船渡線のうち、気仙沼から盛の間は、東日本大震災で被災し、復旧がバスを基盤とした大量輸送システム(BRT)になりました。
JR陸前高田駅前から見た市役所新庁舎の写真

JR陸前高田駅前から見た市役所新庁舎(建築中)

新庁舎周辺の写真その1

新庁舎周辺1

 整備工事中の宅地は、新庁舎周辺の十数画地を残すのみとなりました。奥に見えるのが、鉄筋コンクリート造8階建ての市役所新庁舎。(令和3年3月末の完成を目指しています)手前が、かさ上げ地区01街区。(令和2年12月末引渡し予定)

新庁舎周辺の写真その2

新庁舎周辺2(新庁舎北側の道路、令和元年6月当時)

新庁舎周辺の写真その3

新庁舎周辺2(新庁舎北側の道路)

 側溝までが区画整理地内。この道路面の高さは、震災時のままで、ここより海に向けて盛土を行っています。
新庁舎周辺の写真その4

新庁舎周辺3(新庁舎西側、左手が新庁舎です)

新庁舎周辺の写真その5

新庁舎周辺3(令和元年6月当時)

平地部西部の写真その1

平地部西部1

 写真の道路部分で3m前後の盛土。左手法面上端部分で旧地盤から9m前後の盛土を行っており、法面上段に沿ってしだれ桜を植樹しました。
平地部西部の写真その2

平地部西部2

 土地区画整理内平地部のもっとも西側です。1m程度の盛土を今後行い緑地として整備します。

市民文化会館の写真

川原川から見た市民文化会館

新庁舎の写真

川原川から見た新庁舎

 新庁舎東側に中心市街地を縦断する形で川原川が流れています。共同住宅(下和野市営住宅)の奥に新庁舎が見えます。

仮換地位置図

仮換地位置図(出典:高田地区被災市街地復興土地区画整理事業仮換地図)

令和2年9月18日(金曜日)

 こんにちは。今年度より陸前高田市商政課に派遣されている職員です。

 

 名古屋市はまだまだ残暑が厳しいと思いますが、こちらの方はお盆を過ぎると涼しくなると言われています。今年はお盆を過ぎても暑かったですが、今はとても涼しく快適です。

 

 商政課の業務について簡単に紹介させていただきます。商政課には商工係とブランド推進係の2つの係があります。私がいる商工係は産業、労働、雇用関係の業務を、ブランド推進係は商品開発、ふるさと納税関係の業務を行っています。本当に簡単な紹介ですが、詳しく説明するとかなりの文章量になってしまうのは、これから紹介する内容で感じてもらえるのかなと思います。

 

 前置きが長くなりましたが、私が担当している特定計量器定期検査についてお話しいたします。聞き慣れない“特定計量器”という言葉を使いましたが、取引や証明に使われる“はかり”のことです。特定計量器にはタクシーメーター、質量計、水道メーター、ガスメーター、燃料油メーター、騒音計、温度計などがあります。特定計量器が正しく計量できているかチェックするため、定期的に検査を受ける義務があります。

 今回は特定計量器の中の質量計の定期検査を行いました。陸前高田市でも名古屋市でも2年に一度行っています。取引や証明に使う質量計が全て検査対象になりますが、具体的には肉屋で肉を量るはかり、健康診断で体重を量るはかり、工場で使われているはかりなどがあります。

 

 ここからは実際の検査風景をご覧いただきましょう。まず、検査に使うおもりです。これらも重さが正しいか定期的に確かめているそうです(狂うことは滅多にないそうです)。
検査に使用するおもりの写真

検査に使用するおもり

 狂っていた場合は、ここを開けて中に重りを入れたり出したりして調整できます。

検査に使用する2kgのおもりの写真

検査に使用する2kgのおもり

 さて、はかりの登場です。デジタルもアナログもあります。
デジタルのはかりの写真

デジタルのはかり

アナログのはかりの写真

アナログのはかり

  使用範囲の重りをのせて、正しく量れているか検査します。
はかりにおもりを乗せて検査する様子の写真1

はかりにおもりを乗せて検査する様子1

はかりにおもりを乗せて検査する様子の写真2

はかりにおもりを乗せて検査する様子2

はかりにおもりを乗せて検査する様子の写真3

はかりにおもりを乗せて検査する様子3

はかりにおもりを乗せて検査する様子の写真4

はかりにおもりを乗せて検査する様子4

  正しく量れていたので今回の合格シールが貼られました。今回は赤色のシールです。
検査の合格シールの写真

検査の合格シール

 動きが悪いはかりはメンテナンスをします。
はかりをメンテナンスする様子の写真

はかりをメンテナンスする様子

 その結果、無事に合格できました。

メンテナンス後無事に検査に合格したはかりの写真

メンテナンス後無事に検査に合格したはかり

 紹介が遅くなりましたが、これらを検査しているのが計量の専門知識を持つ計量士です。計量士は国家資格のひとつになります。動かすことができない工場のはかりなどは、計量士が出張して検査します。

はかりの検査を行う計量士たちの写真

はかりの検査を行う計量士たち

 いかかでしたでしょうか。このように、“はかり”は定期的に検査を受けることで正しく量れるように保たれています。

 かく言う私も、陸前高田市でこの業務に携わり初めて知りました。陸前高田市ならではの話ではありませんが、“はかり”の世界を少し紹介させていただきました。“はかり”にちょっと興味をお持ちいただけると幸いです。

 最後に、家庭用のはかりは検査の必要はありませんが、取引や証明に使えないことになっています。

このページの作成担当

防災危機管理局 危機対策室広域連携担当

電話番号

:052-972-3584

ファックス番号

:052-962-4030

電子メールアドレス

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