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令和元年度被災地支援リポート-陸前高田市・気仙沼市-
令和元年11月25日(月曜日)
陸前高田市地域振興部商政課の職員です。
11月に入り、朝晩かなりの冷え込みとなりました。風邪をひかないように毎日手洗いうがいをしています。
今年2回目のリポ―トとなります。
最初の写真は現在の陸前高田市の夜景です。(写真提供:東海新報社)
かなり町のにぎわいが戻ってきたと感じられるのではないでしょうか。
今回は、
- 9月22日にオープンした「追悼・祈念施設」「東日本大震災津波伝承館」「道の駅高田松原」について
- 11月2日、3日にかけて開催された「陸前高田市産業まつり」について
- 再建に向けて動いている陸前高田高等職業訓練校について
の3本立てでご紹介いたします。
- 9月22日にオープンした「追悼・祈念施設」、「東日本大震災津波伝承館」、「道の駅高田松原」について
次の写真は9月22日にオープンした東日本津波伝承館と新・道の駅高田松原です。
次の写真は建物全体をパノラマで撮影したものです。
こちらの建物ですが、向かって左側が津波伝承館で、右側が道の駅となっており、高田松原津波復興祈念公園内に作られました。
復興祈念公園は国営、津波伝承館は県営、道の駅は市営となっています。
復興祈念公園は令和3年度に全てが完成予定となっております。
次の写真は建物の中を撮影したものです。まずは津波伝承館の写真になります。
中に入ると、ゾーン1「歴史を紐解く」、ゾーン2「事実を知る」、ゾーン3「教訓を学ぶ」、ゾーン4「復興をともに進める」の4部構成となっており、過去の震災についてから現在に至るまでの震災や津波の恐ろしさやそこから復興する人々の強さを学ぶことができます。
被災した展示品やガイダンスシアターもあり、東日本大震災により東北の沿岸地域がどうなったのかを知ることができます。
今回は展示品の一部を掲載します。左の写真は津波により流出した気仙大橋の一部です。右の写真は被災した田野畑村消防団の車です。
この他にもシアターなど今回掲載していないものもたくさんあります。
入場料は無料です。また解説員による解説を聞きながら見学することも可能です。解説員は日本語、英語、中国語でのご案内が可能です。陸前高田市にお越しになった際は、是非お立ち寄りください。
続いて道の駅高田松原です。
オープンから約1か月で、累計来場者数が10万人を超え、連日大盛況となっています。
道の駅では、取れたての野菜や果物が購入できる産直コーナーや旬の海鮮や陸前高田産の立派な海産物が購入できるコーナーがあり、新鮮な食べ物や陸前高田市ならではのお土産を買うことができます。
陸前高田産の海産物を購入して持って帰ったり、発送することもできます。
道の駅高田松原では、その日その時の旬の食材をリーズナブルな価格で購入することができます。
こちらの写真は今が旬の陸前高田産の米崎リンゴです。 糖度が高くてとっても美味です!
そして、津波伝承館と道の駅を抜けると、海岸に向かってずっと道が続いており、巨大な堤防の上まで上がり、海を見渡すことができます。
堤防の上には「海を臨む場」があり、陸前高田市の誇る広田湾が一望できます。
また、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、献花台も設置されています。
堤防の向こう側には震災前の高田松原を元に戻そうと松の植樹がされています。
震災前の景色に戻るまでまだまだ時間がかかりますが、昔の姿を取り戻した際は是非見に行きたいですね。
そして反対側を振り向くと次の写真のような景色が広がっています。
高田松原津波復興祈念公園がまだ完成していないことがよくわかるのではないでしょうか。写真の土の部分は今後整備されていきます。
続いて、
2. 11月2日、3日にかけて開催された「陸前高田市産業まつり」についてです。
お祭りでは市内の商業、農業、林業、水産業の4つの産業の地場産品の販売やPR、体験コーナー等を設けています。
開催場所はアバッセたかた・まちなか広場周辺で、歩行者天国としてにぎわい、今年度は過去最高の26,000人もの方々にお越しいただきました。
出店事業者は全部で82店舗です。
そのうち6つは、陸前高田市と交流のある自治体(名古屋市、神奈川県茅ケ崎市、三重県松阪市、島根県松江市、愛媛県八幡浜市、佐賀県武雄市)に来ていただき、その町ならでは物産販売等を行っていただきました。
当日の様子を一部掲載いたします。
ゲームに参加して特産品を狙ったり、木工体験をすることが出来たり、
美味しいホタテを食べたり、イカ焼きを食べることが出来ます。
お土産の加工品もたくさん揃っています。
お祭りの会場では足湯にもつかることが出来ます!
産業まつりには、盛岡大学から盛岡さんさ踊りの披露をしに来てくださいました!
陸前高田市に遊びに行ってみようかなと思っている方は、産業まつりに合わせてお越しいただくと、陸前高田の魅力をさらに堪能できますのでお勧めです。
続いて、
3. 再建に向けて動いている陸前高田高等職業訓練校についてです。
陸前高田には気仙大工という日本四大名工の一つ建築技術を持った大工さんの集団が江戸時代からありました。
気仙大工の技術を見られる建築物は様々ありますが、陸前高田市の場合、普門寺というお寺にある三重の塔が有名です。
そしてその気仙大工の技術伝承を陸前高田高等職業訓練校で行っています。
震災前の訓練校は、気仙大工の技術が盛り込まれた旧・高田小学校にて運営をしていましたが、津波により建物も道具も全てを失いました。
現在は市の施設「杉の家はこね」を間借りして、運営している状況で、令和3年度開校に向けて、陸前高田職業訓練校を再建すべく動き出しているところです。
場所は中心市街地を予定しており、外観や内装は気仙大工の技術を盛り込んだ造りとし、訓練生にとっては生きた教材となるような、外からは気仙大工技術を見て楽しめるような訓練校とすべく、職業訓練協会や県、国と協議を重ねながら進めているところです。
令和元年11月28日(木曜日)
陸前高田市復興局市街地整備課に派遣され、3年目を迎えました。
今泉地区の区画整理事業は、平成29年度、平成30年度で高台部全ての宅地と愛宕下、垂井ヶ沢地区の宅地の引渡しを終えました。
今年度は、かさ上げ5を10月6日に引渡しを行い、今後、かさ上げ全6地区の宅地の引渡しを予定しています。
次の写真は高田松原防潮堤の先の米崎町字沼田付近での防潮堤の被災状況です。引き波で転倒したのか、海側に倒れていました。
旧脇ノ沢駅付近では、まだ工事中です。
次の写真は小友町から米崎町の完成した防潮堤です。一部、米崎町堂の前付近では今も工事中です。
これらの防潮堤が完成すれば、この町並みを守ってくれるはずです。
最後に、今泉高台からの「高田松原津波復興祈念公園」の全景です。
このページの作成担当
名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局危機対策室)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp
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開庁時間 月曜日から金曜日 午前8時45分から午後5時15分まで(休日・祝日・年末年始を除く)
(注)開庁時間が異なる組織、施設がありますのでご注意ください
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