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平成23年5月23日 名古屋市長からのメッセージ

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このページを印刷する最終更新日:2015年3月31日

ページID:48486

名古屋市長からのメッセージ

 3月11日に発生しました東日本大地震及びこれに伴う大津波によって亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被害にあわれた方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 さる5月13日に岩手県及び陸前高田市に行ってまいりました。

 午前中に達増岩手県知事にお会いし、四輪駆動車13台をはじめとする、1億円の支援物資の贈呈式を行いました。その際、知事からは、震災発生後ただちに支援・調査活動に従事した本市に対して、感謝の言葉とともに、新しい自治体の支援のシンボルになるのではないかとの言葉をいただきました。

 午後からは陸前高田市へ入り、被災地域を視察してまいりました。市街地まるごとがなくなってしまっており、いろんな人間の喜びや悲しみをみんな波がさらっていったのだなという感じがいたしました。50年前の伊勢湾台風では5,000人を超える方が死亡、もしくは行方不明になられております。今回被災地を見て、そのときに日本中から助けていただいた御恩を忘れてはならない、もう二度と同じような悲しみを繰り返さないよう防災に努めなければならないという思いを新たにしました。

 また、戸羽陸前高田市長にもお会いしました。戸羽市長からは、本市からの職員派遣に対して、「大変ありがたい」と名古屋市民の皆様への感謝の言葉をいただきました。そして、陸前高田市のこれからの新しいまちづくりのためには企業誘致など産業の復興が不可欠であり、ぜひとも産業支援を含め、末永い支援をお願いしたいとの強い要望もございました。

 収入の目処が立たないと生活設計も立てられません。私は、少しでも早く市の復興に向けての一つのビジョンをつくる手助けをしたいと強く思いました。

 産業復興のためには民間企業のみなさまのご協力が不可欠です。大工場の進出ほど大きい話でなくとも、何らかの雇用が発生するような仕事を考えていらっしゃる方は是非名古屋市役所にお電話ください。どういうビジネスが可能なのかということも含め、名古屋市も積極的に取り組んでいきたいと思います。

 また、本市から派遣されている職員の激励も行ってまいりました。職員は皆、大変士気も高く、それぞれの職場に溶け込み、陸前高田市の職員と一緒になって頑張って働いておりました。こうした姿を見て、これならば陸前高田市の復興に大きく貢献できると、心強く感じるとともに、今回の経験が名古屋市職員にとっても貴重な財産になると確信しております。

 今後も、名古屋市民・民間企業のみなさまと名古屋市が一体となり、被災地の方々と心をひとつにして、「お互いさまの精神」を持って全力で支援してまいりたいと考えておりますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成23年5月23日     

名古屋市長 河村 たかし

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局統括課)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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