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写真で振り返る-陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクト-(前半)

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このページを印刷する最終更新日:2015年3月31日

ページID:48460

ページの概要:「陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクト」実施の様子を写真と文章で紹介しています。

陸前高田の中学校の被災状況

被災した中学校の校門

3月11日に発生した東日本大震災は、陸前高田の子ども達が通う学校にも、大きな傷あとを残しました。

がれきの山に埋もれ使用できなくなった中学校校舎

中学生たちがこれまで通っていた校舎は、地震や津波の被害を受けて使用できなくなり

がれきが押し寄せた中学校のグラウンド

小学校の校舎を間借りしたり、毎朝長時間スクールバスに揺られながら、遠くの校舎に通学したりしなければいけなくなりました。

中学校のグラウンドに建ち並ぶ仮設住宅

学校のグラウンドには仮設住宅が建ち並び、大好きな部活動などの運動もできない毎日。

津波で泥だらけになった中学校の校舎内

学校生活の大切な思い出をつくる場である修学旅行や学習旅行にも、行けなくなってしまいました。

中学生招待プロジェクトの始まり

アスナル金山で募金イベントを行う河村市長と市職員

そんな中、震災発生当初から陸前高田市への行政支援を行っていた名古屋市の職員から、「陸前高田の子ども達を名古屋へ招待しよう!」という声が生まれました。

栄で街頭募金を行う市職員

この招待に掛かる費用は「極力公金を使わず、陸前高田を応援したいと思う名古屋市民・企業の皆様からの寄附金・協賛金で賄おう」と、

募金をよびかける市職員と応援団の皆さま

街頭募金活動や募金箱の設置を行い、名古屋市民、企業の皆様に広く協力を呼びかけました。

金山で募金活動を行う河村市長と応援団の皆さま

その結果、多額の寄附金・協賛金と、たくさんの応援の言葉が寄せられ、

街頭募金に協力してくれる名古屋市民・子どもたち

名古屋市民、企業の皆様の温かいご支援により、

募金箱を持つ河村市長と応援団の皆さま

「陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクト」がスタートしました。

名古屋旅行スタート

名古屋に向け出発の朝、学校に集合する中学生たち

朝早く学校に集合し、先生から、名古屋旅行に向けて最後の注意事項が伝えられます。

名古屋旅行へ向け元気いっぱいの中学生たち

そして、いよいよ名古屋へ向けて、元気に出発!

仙台空港に向かうバスに乗り込む中学生たち

家族に見送られ、仙台空港に向かうバスに乗り込みます。

飛行機の機長・客室乗務員からの歓迎のメッセージが書かれた飛行機の模型

ドキドキしながら生まれて初めての飛行機に乗り込むと、機長や客室乗務員のみんなからの歓迎のメッセージがありました。

セントレアの到着ゲートをくぐる中学生たち

名古屋の玄関口、セントレアに到着しゲートをくぐると、

セントレアでの歓迎の様子

そこには、「陸前高田の皆さん、ようこそ名古屋へ」の横断幕と、割れんばかりの盛大な拍手で、名古屋のみんなが子ども達を歓迎しました。

セントレアのマスコットたちに歓迎され記念撮影をする中学生と先生たち

いよいよ名古屋旅行の始まりです。

名古屋観光

東山動植物園を観光する中学生たち

名古屋では、三日間という短い時間を余すことなく、

名古屋港水族館を観光する中学生たち

慌ただしいくらいに充実したスケジュールで

ノリタケの森を見学する中学生たち

名古屋の観光名所をくまなく巡りました。

トヨタテクノミュージアム産業技術記念館で実演を見せてもらう中学生たち

名古屋ならではのものづくり文化に触れ、

名古屋市科学館でプラネタリウムを鑑賞する中学生たち

科学館では世界最大のプラネタリウムを鑑賞し、

ミッドランドスクエアからの夜景を楽しむ中学生たち

夜は、地上約220mの高さから名古屋の綺麗な夜景を満喫。

名古屋城で名古屋おもてなし武将隊に歓迎される中学生たち

朝の名古屋城では、名古屋おもてなし武将隊が子ども達をお出迎え。迫力満点の寸劇を披露してくれました。

劇団四季「ウィキッド」終演後にポスターをプレゼントされる中学生たち

子ども達は初めてのミュージカルに感動し、

J1リーグを観戦後、グランパスの玉田選手と記念撮影をする中学生たち

また、サッカー観戦にも熱狂しました。

ドラゴンズ戦の始球式に登板した米崎中学校野球部のエース

そして野球部のエースは、プロ野球の始球式にも挑戦。

おいしそうにひつまぶしを頬張る中学生たち

お食事では、名古屋名物に舌鼓を打ち、

名古屋城の売店で家族へのお土産を買う中学生たち

家族へのおみやげも、もちろん忘れず買いました。

就労体験

名古屋市立大学医学部附属病院で看護師の就労体験をする中学生

名古屋観光を終えた子ども達は

名古屋マリオットアソシアホテルで就労体験をする中学生

希望する職場で就労体験にも挑戦。

安藤七宝店での就労体験で七宝焼きを作成する中学生

名古屋ならではのさまざまな企業、

名古屋市立の保育園で就労体験をする中学生

公的施設から全面的な協力をいただき、

名古屋市交通局の車庫で地下鉄運転士の就労体験をする中学生

子ども達は、憧れの職業、

三菱重工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作所でリベット打ちに挑戦する中学生

地元ではなかなか経験できないような職業も、

ウェスティンナゴヤキャッスルでの就労体験でテーブルセットを行う中学生

実際に体験していただけました。

航空自衛隊小牧基地での就労体験でヘリコプターに乗り込む中学生

「初めての体験ばかりで、とてもドキドキした。楽しかった!」

ジェイアール名古屋タカシマヤの物産展で販売の就労体験をする中学生

「想像以上に大変だった。働くことの厳しさを知った。」

鶴舞図書館で就労体験をする中学生

「将来、この仕事に就きたい。

名古屋調理師専門学校で就労体験をする中学生

その目標を胸に、これからがんばりたい!」

東邦ガスリベナス今池で就労体験をする中学生

ひとり一人が、働くことの楽しさややりがい、厳しさを体感し、

名古屋市消防局での就労体験で防火衣に身を包む中学生

将来の夢に繋がる、有意義な時間を過ごしてくれたようです。

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局統括課)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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