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天白河口断層に関する調査について

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このページを印刷する最終更新日:2005年4月4日

ページID:3554

1 調査の背景と目的

 阪神・淡路大震災により活断層の存在がクローズアップされ、直下型地震を引き起こす可能性のある断層について、平成7年度から国の主導により全国的に調査が開始された。
 その一環として、名古屋市では、これまで存在が推定されながら詳細について明らかになっていない「天白河口断層」について、地震防災対策の推進を図るための基礎資料を得るため調査を実施した。

天白河口断層の分布図

2 調査期間及び内容

 平成8年度から平成10年度の3か年

調査の詳細
年度調査内容方法
平成8年度

断層の存在の有無

通過位置の把握

マルチチャンネル音波探査

浅層反射法探査 など

平成9年度

断層の通過位置の特定

地下構造と断層性状の把握

浅層反射法探査

ボーリング調査 など

平成10年度

地層の地質年代の把握

活動性の確認

ボーリング調査

総合解析

3 調査体制

 学識経験者を主体とする「名古屋市断層調査委員会」を設置して実施した。

4 調査結果まとめ

 天白河口断層は、名古屋市緑区鳴海町付近から港区潮見町付近に東北東~西南西方向に延びる、長さ約7.5km以上の断層である。
 最終の活動が停止してから約15万~16万年以上が経過しており、すでに活動を終了していると考えられ、再活動する可能性は極めて低い。
 活断層の活動間隔に関する最近の知見から天白河口断層は活断層ではないといえる。

※ 活断層・・・最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動することが推定される断層。定説がなく、約200万年前とも50万年前ともするなどの見解がある。

このページの作成担当

防災危機管理局 防災企画課防災企画統括担当

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