ページの先頭です

ここから本文です

令和元年5月27日 市長定例記者会見

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2019年6月18日

ページID:117671

報告事項

  • 平成30年度 なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

会見動画

報告内容

平成30年度 なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

(市長)
 それでは、5月27日ですけど、会見を始めたいと思います。

 まず、報告事項ということでございまして、平成30年度のなごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について、まとまりましたのでご報告いたします。

 まあ、この件につきましては、今日幹部会で言ったけど、まずそのポイントを皆さんに言っていかないかんでしょう。これは、リチャード・クーさんが書いた本ですわ、これ。分厚い本ですけど。2,800円プラス税金と。「追われる国の経済学」というやつで、最新刊ですわ、これは。この中の、258ページ。

 ちょっと読みますと、これは「筆者も」というのはリチャード・クーさんのことです。「筆者も13歳のとき英語もろくにできない中で、米国の中学校にほうり込まれた際、同校のカウンセラーには大変お世話になった」と、「彼女の励ましがなければ、今の筆者もなかったかもしれないからだ。学業を続けるための支援のほかに、カウンセラーは学生が何が自分の得意技で、何をやっているときが楽しいかを見つけて、最も成功確率の高い分野へ向かえるように手助けすべきである」と。「日本でも名古屋市は同市の河村たかし市長の強力なリーダーシップのもとで」と書いてあるので、そのまま読みますけど、「同市の河村たかし市長の強力なリーダーシップのもとでスクールカウンセラー制度の導入が進んでいるが、全国的に見れば米国などに比べて大幅に遅れている」と、「そして訓練されたカウンセラーたちは、学生を指導するだけでなく、その中から独創的な発想のできる人物を発掘し、そのアイデアをさらに伸ばすように指導してもらいたいものである」と、こういう文章がありまして、ぜひ読んでほしいんですけど、まあ、日本で初めてだもんで、文科省も「チーム学校」という名前で広げようとしております。大体内容はほとんど同じです。文科省の言っているチーム学校と、なごや子ども応援委員会、広がっておりません。名古屋だけですから、これ本当に。だでぜひ、その意味でね。端的に言いますと、教科を教える先生、数学とか社会とか理科とか、それも必要ですけど、もう一つ、子どもの人生を応援していく先生というか、英語で言うと今、アドバイザーと言っているようです。そういう人がいるんです。ちゃんと常勤で、学校の中に。あるのは名古屋だけ、常勤があるのは名古屋だけです。

 どういうことをやるか言うと、初めての人もおるもんで、何遍も聞いた人はうるさいかわからんけど、うるさい言われても、それほど重要なんです、これは。初めての人は初めてだで。どういうことをやっているか言うと、例えば、「体が不自由だけど、あなたはね」って、「こういうふうにやったら人生のチャンスがあるよ」とか、それから親が、この間の千葉県の松戸市じゃないけど、要するに親が暴力をふるってむちゃくちゃだけど、だけどそういうときは、「こういうふうな手段をとって、生きていったらどう」とか、「みんな応援するよ」と。それから発達障害があってなかなか成績が伸びんと。学校の先生に内申点だけでわあわあ言われるけど、「こういう人生があるよ」とか、自閉症、アスペルガーとかね。そういうのも同じことですわ。「成績が悪くたって、そんなこと関係ないのよ」と、「人生は」と。「あなたの好きなことはどういうことであって、その好きなことをやるようにみんなで応援するから、人生歩んでいきなさい」と言う人がおるんです。ちゃんと学校の中に。英語の先生がおるように。数学の先生がおるようにおるんだ、これが常勤として。教育学部の中でもちゃんと養成しております。そこが、もう全然違うんだ。日本はありません。ただ1つあるのは、名古屋で、名市大の今大学院ですよ。20人ですか。これやっておりますけど、この間ちょっと、お偉い様と話をしたら、20人しか1学校でできんらしいですよ、枠があって。あと、愛教大は学部ですけど、ちょっと仕組みが違いますけど、ここは1学年50人おります。もう早く1,000人規模まで増やさにゃいかん。名古屋中で1,000人規模ぐらいに。その部分だけトレーニングせないかんだけど大変なの、これは、ということですけど、アメリカはやっているんです。

 現に、このリチャード・クーさんも、私が会って話をしたときに、本人が言っていましたよ。名古屋の政治と減税だとか、いろいろな話をしたときに。「それはすばらしい」と、「私も実は」って、この話ですね。「英語できずにものすごくアメリカへほうり込まれて苦しんでおったときに、女のスクールカウンセラーに本当に助けられた」と言って、そのことを書いておってくれるということでございますので、ぜひジャーナリズムの皆さんには。それでも去年、表へ出ているだけで4人の子どもさんが自殺しましたわな、これ名古屋でも。3人が女の子です、それでも。もっと多いという説もあります、実際は。だからぜひ、ジャーナリズムの、いじめとか、こういうのがあったときの報道を見ておると、本当にあかん。まあこれ。ジャーナリズムはあかんし、他の人もだめだわ、これ。単純なんですよ。常勤の専門職を養成してつくらないかんと。英語の先生のように学校の中に。それだけのことですよ、これは。それだけのことだけど、養成せないかんで大変ですよ。なぜ言わないのかと、それを。ということを、私は不思議でしょうがない。日本七不思議の1つですよ、これ、本当に。こんなばからしい話は。ということでございますので、それを前提にして、今なごやの子ども応援委員会というのは、そういうものです。

 スクールカウンセラーだけど、どこが違うか言うと、日本の名古屋以外のところは非常勤です。みんな大体週1回、まあ2回のとこもありますけど。だからみんな安月給で、どえらい苦労していらっしゃるわ、スクールカウンセラーの人たちは。だけど、まあ名古屋は常勤でやっておりまして、初めは養成せなならんで、本当大変だった、これ実は。詳しいことは今、教育委員会と子ども青少年局とまたがってやっていますけど、髙原さんという首席指導主事がおりますので、アメリカのケンタッキーのルイビルというところで、アメリカのスクールカウンセラーを10年経験した人ですわ。博士課程も出ておられる人が名古屋に来ているもんで、できたんですよ、これ。私はいろいろ言っていますけど、全部髙原さんのネタですから。ええところは私は聞く耳を持っているということだよ、ちゃんと。名古屋であのとき2人だったかな、やっぱり。自殺した子が出て、どうしたらいいかということで、アメリカのスクールカウンセラー、姉妹都市のロサンゼルスへ行って勉強してきたのがスタートです。

 ということでございますので、それで、昨年度1年間の相談等対応件数は、延べ数で2万6,320件でした。児童生徒の実数で4,603人、昨年度1年間ね。子ども応援委員会の存在と役割がより一層周知され、前年度の約1.58倍の相談件数となりました。活動を開始した平成26年度から5年間で、相談等対応件数は約6万4,000件と、5年間で6万4,000件、児童生徒数の実数では1万1,000人を超える子どもたちの応援をしてきたことになります。

 なかなか外には見えませんけど、私はみんなに言っとるんだけど、1万1,000人を超えてますから、絶対に何人かは子ども応援委員会で命を救われた子がおると思いますよ、私は名古屋には。あるアンケートによると、8割の子どもさんが応援委員会の皆さんとカウンセリングに出て、「話し相手ができてよかった」と答えております。

 対応を内容別に見ますと、中に書いてあるか知らんけど、もう一方のやつであったけどね。「不登校」が最も多いと。次に「精神的不安」が続き、3番目が親子関係の悩みや経済的な悩みといった「家庭の問題」と続いております。

 子ども応援委員会では、さまざまな悩みや心配を抱える子どもや親を総合的に支援し、子どもの目前の進路にとどまらず、将来の「針路」を応援するための取り組みを、今後もさらに力を入れて推進してまいりたいと考えております。

 ということで、これも髙原さんからのあれですけど、子どもには「大きくなったら何になるの」と言ったらいいかと言ったら、それは実は余りよくないと。「あなたは何が好きなんだ」と、小さいうちはなかなかわからんけどね。「わからん」言って、「まだ小さいで」と言って、この間、うちの孫も言っとったことがありますけど、それを何とかできれば自分で発見すると。みんなで発見するのも応援してあげると。その好きなことをやらせてあげると、親は。みんなで。それがエデュケーションというか、そのものなんだと。「なるほどね」と言って、「180度日本の教育と違いますよ」と。日本は大体儒教ですので、親に孝と。私は小さいうちから、何で「教え子だ」って。よく言うでしょう、先生が。おれはいつ子どもになったかしらんと思って、前に疑問に感じておったことがあります。「教え子、教え子」言うけど、勝手に子どもにするなという気持ちがあるんです。何でか言うと、儒教で最高の道徳は親に孝というのが一番の儒教の道徳みたいです。親孝行の親に孝、したがって、子どもになったいうことは、先生は親ですから、「おまえらは、親に孝行せよ」というのが考え方です、日本の。日本というか、どっちかいうと儒教の韓国も若干そうだね。ひたすらに隠しておりますけど、日本の教育は国連から4回も警告を受けてますから。4回ですよ。去年が最後の4回目です。どういう警告か言うと、余りにコンペティティブ、too much competitive、余りに競争的でかわいそうだと、子どもが、ということでございますので、ぜひ、私もよわい70を超えましたので、また子どもさんを日本一応援していくと。好きなことを発見して、みんなでそういうふうにやらせてあげるよと。そういうふうにして、1人の子どもも死なせない名古屋というのをつくっていこうということでございます。

 課題は僕から言いますと、ちょこちょこ聞くんですわ。まだ学校に相談しろということになっておるの、これ。西区の某中学校の父兄が言っていましたけど、「河村さん、これものすごいいいんだけど、まず教頭に相談せよということを言われとるでいかんわ」言って、「何でいかんの」と言ってはいかんです。なぜかといったら、やっぱり学校についてのいろいろな悩みね、これは。先生が全部悪いとは言いませんけど、いろいろな悩みが話せへんでいかんと、それでは。内申点を持っていますから、中学校の先生は、これ。人生を左右してしまうような今の仕組みだと。だから、そこのところが大変問題で、これはどうやってやっていくかだけど、この子ども応援委員会の直接の電話もありますけど、まあ、本当に気軽にというか、相談が直接できるようにですね。先生でもいいですよ。「先生がいかん」言うわけではないけど、先生で済めば両方でやれば、それでもいいですけど、先生も神様じゃありませんので、いろいろなことがあるわけで。そういうときに直接話ができるような、きちっと安心できるアクセスの仕方というのをやっぱつくらないかんというのが、今大きい課題でございます。

 ということでございますが、誰も褒めてくれませんので。広がりゃせんもんね、これ。本当に。本当に疑問ですわ。まあ、こればっかり言っておってはいかんけど、大変重要な問題だよ。

 もう一つ言いますが、この間言ったように、千葉県の野田市のお偉い様に電話したんです、この間。栗原さんという女の子が亡くなったと言ってね、小学校4年生が。それで、このスクールカウンセラーの話をしたわけ。そしたら、「カウンセラーは非常勤でもなかったです」言って、その小学校には非常勤。非常勤でもそうだけど、「常勤をつくらにゃいかんのだ」と言ったら、「それはまあ全然違いますわね」と言って、だけどその分、「千葉県に言えばいいがね」と言っておったら、「まあお金がない」と。「財政的な話になっちゃうんですわ」言って、私はそのときに、「お金がないなら公務員の給料を減らしてでも、つくらにゃいかんじゃないの」と言ったら、「ええっ」ということになったということで。お金がないというのは、ちなみに嘘ですからね。何遍も言っていますけど。もうマスコミもいい加減にやめていってほしいと。借金が溜まってどうのこうの言って、日本国の国債とか、名古屋市債とか愛知県の県債というのは借金ではありません。もう60年前と全く状況が違っております。これを勉強するには、リチャード・クーさんの本を、これは分厚いですけど、丁寧に書いてありますよ。大分読みましたけど。

 要は民間の企業が金を借りんようになったと。それだけ、一言で言えば、日本は。だから金がむちゃくちゃ余ってしまっている。そのお金をどうしたらええかと。その場合は、お金を回さないと経済がつぶれますので。企業を倒産させてはいけないんです。失業が発生しまして、だからその場合に政府、主にね。外国もありますけど、一般政府と言いますけど、国とか名古屋市なんかが、そのお金を使っていくということでございまして、時代が大幅に変わったと。リチャード・クーさんはバランスシート不況という名前で呼んでますけど。ということで、ぜひジャーナリズムの皆さんには、よう覚えておいてもらわんといかんですに、これ。すみませんね。いろいろ演説になりましたけど。

 私からは以上でございます。

質疑応答

文化庁文化審議会について

(記者)
 名古屋城について、文化審議会について先週から何か進展がありましたでしょうか。また、結果について市長のほうに連絡が来るのでしょうか、教えてください。

(市長)
 まあ、先週と変わっておりません。当然、丁寧が上にも丁寧にというふうにやっていただいとると思いますけど、一切答えられないというお話でございまして、これ参議院の中でも、5月21日の参議院の文教科学委員会で松沢さんが質問しとりましてね、そこでも、文化庁は、審査中の案件につきましては文化審議会において静謐な環境で議論する必要がありますので、具体的な審議日程等につきましては明らかにしていないというふうに答弁をされております。ベストを尽くしましたので、あとはグッドニュースをひたすら待っているという状況でございます。

学校での熱中症対策について

(記者)
 去年、市教委から野外活動や部活動の大会の延期などの指示がありましたけれども、今年はありますでしょうか。

(市長)
 まあ、よう話していただいて、暑いときはほんとに危にゃあで、それとわし何遍も言ってますけど、名古屋はよ、気象台がね、本山の山の上のどえらけにゃあええとこにあるんですわ。一遍行ってみやあ、まあ、普通の人は住めんようなええとこだにこりゃ。ええ風がヒューヒューと吹いてきましてですね。

 何が言いたいか言うと、大体ね、気象台いうのは、全国、元々運輸省の管轄だったから、役所の中庭みたいなとこにあるんですわ。で、そこと名古屋でそういうような条件のとこと、わしは国会議員時代中に一遍測ったことがあるんです。するとやっぱりあの時で言うと、1.5℃だいたい名古屋の言われとる温度っちゅうのは、実は低く出ていると。最高温度35℃だったとしますと、実際は、あ、炎天下じゃないですよ。そういう山の上じゃなくて、平地の他のとこで測っとるようなとこで測ったのだと35℃だと36.5℃ということだったんで、よっぽど皆さんに気いつけてもらわなあかんで、はよまあ、変えてちょ言っとるんだわし。測るとこを。庶民のおるところにしてもらわなあかんと言っとんですけど、歴史的な今までのあれがあるし、ま、建物はええとこですよ、古い建物で、名古屋の気象台は。一遍行ってみやあ、これすばらしいとこですね言って。こんなとこ普通の人住めへんけど、こんなとこを名古屋の平均温度にしてええか言って。という状況でございますんで、気いつけていただいて、あとは皆さん、それぞれもう、状況の中で、暑いでやめるならやめるだし、いろいろ、健康は大事だでね、命にも関わりますんで、丁寧に各学校でもやっていただきたいと思いますけどね。

(記者)
 各学校判断。

(市長)
 ええじゃないですか。ええ。

(記者)
 ちょうど先週土曜日に、運動会が名古屋市内でも小学校でありまして、1名が搬送ということですけれども、これに関しては気温が想定よりも暑いということを踏まえて、何かお考えありますか。

(市長)
 NHKがちょうどおりますで、言ってかなかんけどよ。8つか、日本中の天気いうの8つやるときに、8つだと名古屋入っとらんでよ、今度ちゃんと文書持ってきます。関係ないかわからんけど、まあ、日本一の税金上納都市なんだで名古屋は。大阪と近いでええという話らしいけど、6つか、6つだと入っとらん、8つぐらいだと入ってます、名古屋も。あれ見るたびに、寂しなってくるんだ、わしらね。全国の天気って。名古屋ナッシングというのを、ありゃあいかんでということだけど、運動会なんかは、学校長はデリケートに考えて、健康第一でやったってちょうだい。地域の人とも相談せなあかんけど、わしらも小さいうちからああいうの慣れてますけども、まあ、どうすかねえ。アメリカなんかあれへんのじゃないの大抵。そうでもないか、クラブ活動みたいなのは自分らでやっとるでしょみんな。だで、やりたい人がやるのは結構ですけど、なんか学校側が強制的に、という問題でもないでしょう。ただ、学校でやる運動会もありますんで、あれはあれでなかなかまた、おもしれえんですわこれが。だで、そこら辺は相談しがてら、自分らであんまり、昔の軍事教練みたいにならんようによ、まあこれ。柔軟にやったってちょうだいと。これは、暑いでいかんと思ったら取りやめりゃええですよそりゃあ。

なごや子ども応援委員会について

(記者)
 先ほどの子ども応援委員会の関係なんですけど、ずっとこの間、市長がですね、主体的にこれをつくってPRされてますけど、市長自身がですね、あるいはその身近な人の中で、こういう従来の教員だけによる学校教育だけじゃなくてですね、常勤のスクールカウンセラーの存在が必要だということを経験的に感じたようなときってあるんでしょうか。

(市長)
 ううん、一遍亡くなられた子のおっかさんにずっと会えなんだけど、某所で会いまして、息子が喜んどると思いますよとは言ってくれたですけど。大変明るいお母ちゃんだったけどね、ええ。

(記者)
 御自身とか、例えば身近な人、まあ昔はそんなもの、発想もない時代だったのかもしれないですけど、そういう学校生活にそういう教員以外のカウンセラーが必要であると、こう体験したとかあるんですか。

(市長)
 そりゃあ、ホットラインのようなもので、結構来ますんで、市長ホットラインもありますし、それからわしの古出来町の事務所へも。

(記者)
 例えば、自分の小さいころとか。

(市長)
 自分の小さいころと比べると、そうだわねえ、僕の、こういうとあんまり感じ悪いけど、中学校の同級生が同級会で言っとったけど、お前はええわ言って、河村は、言って。若干まあそこそこの成績でしたので、ほんだで先生、大事にしてもらっていっとるだろう言って。わしらなんか、どういうふうに生きてったらええのか言って相談しても、全然話に乗ってくれへんでいかんわ、と言っとった同級生がいます。

(記者)
 後に。

(市長)
 後にです。この10年ぐらい前ですわね、同級会の中で。先生も忙しかったかなんかわからんわね、ようけの数だもんだで、どえらい生徒の数がおる、まあ、画一一斉教育で同じことをきちんとやりゃあええんだと。そこで落ちこぼれりゃおしまいだがや、とは言いませんけど、まあ、そういうような雰囲気があったことは確かじゃないですか。ほんとに言われましたけど。固有名詞も出して言っとったけど。とんでもないであかんわ言って。わしらみたいなよ、できんぼ相手にしてもらえへんであかん、そういうことを言っとらすですね。

議会運営委員会視察後に実施した意見交換会の場に参加した職員にかかる調査について

(市長)
 文書を、ちょっと今から配りますけど、議長あてにです。一遍配ってからにしますけど。議長あてにこの文書を提出いたしましたということでございます。これは、右隅に31総人コ第18号と書いてありますように、令和元年5月24日と、いわゆる行政文書というか、ちゃんと決裁を取った文書、私の名前になっとりますけど、市役所として出したやつです。若干読みますと、議会運営委員会視察後に実施した意見交換会の場に参加した職員に係る調査についてと。

 何で議長に出すか皆さん知ってみえるかな。これ要するに、市の職員であったとしてもですね、一応その市会事務局の職員の場合は、議長がその任命権と指揮監督権を持っとるんです。だから市長何にもできないってことのないように、総務局に確認してありますけど、まず、とりあえずでもええけど、まあ議長からやってくれと言われますわねいって。その場合はだからまず議長に要請してくれという、そういう文書です。

 議会運営委員会視察後に実施した意見交換会の場に参加した職員に係る調査について依頼と。本市では、職員の公正かつ公平な職務の執行を把握し、市政に対する市民の皆さんの信頼を確立すること等を目的として、内部公益通報制度等の運営に取り組むとともにセクシュアルハラスメント、パワーハラスメント等のハラスメントを防止するよう全市を挙げて取り組んでいます。

 こうした中、議会運営委員会委員が、昨年11月に神戸市へ出張した際、視察後の意見交換会の場において、暴行、暴言やセクハラ発言があったとされる問題が報じられました。酒席の場とはいえ、このようなトラブルが発生したことについては、今後、議会において十分な真相究明と説明責任を果たしていただきたいと考えています。とりわけ、当該意見交換会の場には、市会事務局職員も参加していたところであり、職員のハラスメント防止を総合的に進めている私としては、このような問題行為が同席した当該市職員に対しても行われていたのではないかということを大変憂慮しています。

 つきましては、まず当該職員の任命権者である貴職におかれまして、所属職員に対して、本件に係る議員からの暴言等により、精神的または肉体的苦痛を受けるような事態が起きていなかったのか、実態を調査していただくようお願い申し上げます。

 という文書でございまして、これまず全体を明らかにしてみるということ、前段はそうです。表題は、職員になってますね。とりわけ、まず職員は、直接といいますか、市の職員であることは間違いないですから。給料は市で払っとりますこれは。いうことでございますので、テープに全部入っとりますから、あのあれですけど、やっぱりちゃんと調査して、自ら説明してもらわなあかんこれは。市の市長とすると、市役所の職員のやっぱ労働条件というか、労働環境を守る責任がありますんでね、これ当たり前ですけど。議長にもありますよ、当然。いうことでございますので、こういう文書を公式に出させていただきました。一番公式なやつですこれ。ということでございます。が一つ。

 それから、これと類似しますんで、この場で言うけど、今あの、皆さんとこへ、この間のアンケート調査のやつ行ったでしょう。アンケート調査の紙が。これについてもまあ、同じですから私も当日現場におって、街頭でしゃべらさせてもらいましたので、ちょっと報告させていただきますと、名古屋市議会暴行・暴言・セクハラ事件についてのアンケート。実施日は令和元年5月25日土曜日、午後2時から3時まで1時間実施と。場所は、栄の三越前、街頭アンケートという方法でございます。アンケート総数187。

 問題の1が、質問の1が、2018年11月19日名古屋市議会議会運営委員会に視察旅行中に起きた、暴行・暴言・セクハラ事件について御存知ですかという問いについて、知っている人は63名で33.69%、それから知らないっていう方が122名で65.24%、その他2名ということで、ざっくり言いますと大体3割ですね、33%、3分の1ですか、3分の1の方が知っている。

 これはよく知っていると考えるのか3分の1しか知らないと考えるのかと。これなかなか悩ましいとこですけど。やっぱり市民にいろんなことを伝えるのはジャーナリズムの責任でございますので。ジャーナリズムってそういう意味ですから。メディアっていうのは何かといったら、いろんな権力とか市民の間の中間にあること、ミディアム、メディアっていうことでございますので、ようよう頭に入れてちょうよ。3分の1の人しか知りません。こんなとんでもない事件について。

 第2問、議会議員は自ら真相を徹底究明し、市民に向けて説明責任を果たすべきだと思いますか。思うというのは、174名と93.05%、思わないは9名で4.81%、その他4名で2.14%いうことでございまして、まあ何と93%がですね、やっぱり議会議員は自ら、真相を解明して説明責任は果たしなさいということを市民の皆さんは思っとるということでございます。大変重要ですよこれも、ほんとに。そういう市民の皆さんのお気持ちがあることと、おきたこととをつなぐことをメディアというんですから。ミディアムと。あんまり言うと感じ悪いけどよ、そういうことなんですわ。ほんとに。

 自分が、だけど力では難しい、なかなか大変ですよ。やっぱり皆さん、新聞やテレビ見ていろんなことをわかるわけです、市民の皆さん。ぜひ、市民の皆さんの知る権利に御奉仕いただきたいと、マスコミの皆さんは、というように要請をしておきます。

 ちなみにこのアンケートは、当然ながら全く無作為に行っておりまして、通行された方、何の作為もなしにアンケートを取っとります。下に年代別の割合がずっと入っておりますけど、それはご覧になっていただきたいということでございます。

 繰り返しますが、私も国会で15年、16年やってまいりまして、こういう視察旅行、よう行ったことありますよ。行ったことがありますが、視察旅行ではちゃんとした公務として行って、夜、意見交換会なんかあるんです。こういうふうに衆議院なら衆議院の職員もみんな来とりまして、役人が国会の場合は来とる場合があります。役所もついてきます。そこでいろんな意見交換して、まあビールなんか飲みますけど、こんなことは絶対にないですからね。一遍もありません。議員が議員を叩いたことなんて一遍もありません。くずとかごみとか廃棄物だとお前、何にもよう言わんだろなんて、一遍もないです。職員に向かって、お前ばか野郎、どこ見とんだ、このばか野郎いうのなんか、複数繰り返して言うことも一遍もありません、ほんとに。

 まあ、衆議院の事務局の偉い様に名前はちょっとやめといてちょう言ってましたけど、一応確認したったんで、電話かけて。夜あるだろう言って、あるでしょう言って、どうですか言って。そんなことあるわけないじゃないですかと、言って、そんな、ばか野郎言って、暴言吐かれるなんてこと。という、とんでもないですね、ひどいですねって言ってましたよ。

 公務かどうか言う議論があってあれかもしれませんが、こんなの公務ですよ、はっきり言いまして。税金で行く旅行で、それからちゃんと、何時に始まって、何時に終わったいうのも全部今、起こしとりますけど、あいさつもありますから委員長の、それから各団のあれもあって、で一番最後に、何ですか、団長のごあいさつもありますし、そんで当然全員参加しとりますんでね、職員も。

(記者)
 議長は何て返答したんですか。

(市長)
 今のところ返答いただいておりませんけど。金曜日だったもんでね、僕じゃなしに、僕もばたばたしとったもんで、総務局長が持ってったと思いますけど。総務局長は市会事務局長ですか、これ持ってきましたんでね。まあ、僕からどうだ言って、言うのもどうかと思わんでもにゃあですけど、まあ聞いてみてもええですけど。一応、前議長殿、坂野議長は、選挙の前でしたけど、僕が電話かけましたら、ええよ言って、午前中は言ってました。夜、電話かかってきて、調査はやぶさかでにゃあという、そのままの言葉使いますけど、録音はとったりませんけど、このまま。やぶさかでにゃあけど、選挙は終わってからにしてくれ言って。関係ないですわ、何言っとるんですか言って。ちょっとこういう場なんで言っときますけど、選挙のこといいますけど、はっきり言いまして、もっと早くわかっとったほうが、選挙だけだったらそのほうがやりやすかったですよ、言っときますけど。皆さんの反論聞かんでもよかったじゃないですか、それだったら。選挙の前だからやりにくいって言っとった、それは逆だ言って、こんなもの、はっきり市民に知らせたほうがええんだ言って。反論もさせやあ言って、ちゃんと、と。

 だから選挙のためは全く、ほんとに関係ないですよ、これ。という状況だったと。なんで遅れたかについては、ぜひ誰かさんに聞いていただくとわかるんだけど、やっぱりものすごい、やっぱ恐怖を感じていたと。これほんとそう言っとられますから、これは。

(記者)
 市長、これ正式な行政文書による調査の依頼ってことですけど、そうなると何か例えば、議長側にも何らかの返答しなきゃいけない義務が生じるとか、ルール上どうなってるんですか。

(市長)
 それはちょっと、法律をあれしたことねえから。それは返事してもらわにゃいかんと思いますよ、いくらなんでも。地方自治法何条ということは、ここではちょっとようわからんで申し上げられんけど。

(記者)
 何らかの決めがあるんですかね。

(市長)
 決めは、そんなことは議長ですからね、いみじくも。選挙で選ばれた、ねえ。それも1,455万に給料上げて、いろいろ入れて、年2,000万もらっとるですね、市民から税金は。議員さんの代表者ですよ。そういう方がやっぱりこういうことに忠実に、誠実にです。誠実にお答えいただくいうのは、当然の義務だと思いますよ私、これは。市民に対する義務ということですね、これ。市民の皆さんに対する、と思います。一遍調べてみるけどね。

 誰か知っとる人おらんか、役所の人、その辺。地方自治法かなんか書いてないか。こんなこと当たり前で書いてないと思いますけど。議長は、市長の要請には忠実に対応しなければ、そんなあほらしいことよ、当たり前だと思います。市長にというより、市民の皆さんに対してということです、これは。誠実にこたえないと、これ。だと思いますよ。

 プライベートでもいかんですよ今。もう、しょっちゅうやってるだらこれ、プライベートで。議員辞職じゃないですかみんな。今回の方は一人粘っておられるようですけど。

(記者)
 正式なその行政文書で出すことの意味っていうか、例えば役所の、行政の行為の記録として残るとかそういうことですか。

(市長)
 そりゃ残りますよ、当然。公開請求の対象になりますし。今日の幹部会で言いましたけど、名古屋市の全員と、というか名古屋市の意思です、これは。

 公文書というのがあるんだけど、公文書のさらに上にというか、一般的にいうと行政文書っていうんじゃないのこれ。役人の皆さんようけおる、行政文書です、これ。番号がついとります。ええだろう。声はないけど、うなずいてますけど。

 そりゃあ出さにゃいかんよ、何遍も言ったんだけどこれは。そりゃあ出さないかんですよ。オンブズマンからの請求がありますわね。こんなことにですね、会費を払ういうのは、会費を払うような食べた飯とビールのことなんであって、そこへ行った全体の姿というのは、公金で行ってますから。それから職員のお金も全体で払ってますから、公金で。これは公金の出された市民の納税者に対して、市民の皆さんに対して、絶対的な説明責任がありますよこれ。

(記者)
 他に職員が、私も受けた、みたいなことが、市のほうに相談があるとか、そういうことはまだ未だにないですか。

(市長)
 まあ、ないですね。

(記者)
 それからもう1点。前議長の発言は、市長との間で電話でやりとりがあったってことですか。

(市長)
 そういうことです。

(記者)
 今の現議長は、その発言があったことが、公的な文書としては何もないと。

(市長)
 ない。

(記者)
 議会事務局がそれを把握してないため、議長としてその前の意見を踏襲することが難しいという判断をしたんですけども、これについてはどう思います。

(市長)
 判断をした。

(記者)
 判断というか、そう考えを持っていると。

(市長)
 それ、公式に言ったの。

(記者)
 いや、まだ外には言ってないです。

(市長)
 言わなあかんじゃないか、そんな、それ。

(記者)
 ただ議会事務局が、前議長が、何て言うんですか、前向きな検討ですかね、市長が発言したのは。

(市長)
 はい。

(記者)
 それを議会事務局が聞いていないから、当然、議長の耳にも入れられないと。

(市長)
 それなら、前の議長をお呼びいただいたらどうですか。議会運営委員会なんかそれこそ。河村さんにそういうこと言ったかいって。私も呼んでいただけりゃ喜んで行きますけど、私は。私はうそは言いませんので。

(記者)
 じゃあ、議運を開いたらどうかということですね、近いうちに。

(市長)
 議運で、これは衆議院見とったら北方領土のやつで。なんか議員運営委員会を開いて、そこに来てもらわないかん言ってました。発言した人に。だけど、まあなんか体調が悪いで、と言って出んらしいんだけど。そういうのがまず、いろんなプロセスあると思いますけど、まずそうじゃないですか。全面公開した場で。

 言った、言わんはわしが言っとることが正しいですけど、まず説明義務があるんじゃないの、どっからどう考えても。ほんで、刑事事件になっとるいうのは、何の理由にもなりませんから。そんなこといったら、全部刑事事件やったら、すべてほかの調査止まっちゃうと、役割が全然違うもんで、まあ御承知のようにああいう、傷害、それから何ですか、侮辱で、告訴しておりますけど、あれは皆さん御承知のように、まあ刑事なら刑事でそれは傷害罪、侮辱罪の構成要件に該当するかどうかを調べるということで、それから民事は民事で民法709条の不法行為に当たるかどうかと、それを調べるかどうかであって、議会とはどうあるべきかとか、議会の視察旅行というのはどうあるべきかとか、そこで何があったんだということは、そういう社会的責任は関係ないわけじゃないけど、それは議会が自らやらないかん。そのために選ばれとるんですから市民から。年2,000万もらってるんですから、なんだかんだ言って、手当も入れると。それも自分で稼いだ金じゃないよ、市民の税金で、なけなしの血税から選ばれとる人たちが、こんなときにちゃんと堂々と出てきて説明できんかったら、あと何を説明するんですかそれじゃあ、これ。だから、議会での公正な議論の大前提ですよこれは。ほんとに。それができんようならやめられたほうがいいですよ。市民からすれば。別にほかの人、何人でも代わりおりますから。これは人口だけど230万いますんで名古屋市に。と思いますよ、ほんとに。聞いたことないわ、わしはこれ、こんなの。わしもこんなこと聞いて、黙っとったら市長ならんですよ、ほんとに。あんた、何なんだ言われますよ。議会と何か裏で約束しとるのか言われますよ、ほんとにこれ。こんなの。

(記者)
 今後この件に関して何か、市長、ほかはアクションは考えてみえるんですか。

(市長)
 監査要求なんかも、市長からもできますからね、あれ。オンブズマンがやられたけど、市長の監査要求っていうのがあるんです。

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

ページの先頭へ