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令和元年5月7日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2019年5月29日

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報告事項

  • なごやグリーンウェイブ2019について

会見動画

報告内容

◎なごやグリーンウェイブ2019について

(市長)

 それでは、5月7日(火曜日)ですけど、会見を始めたいと思います。

 まず、おはようございます。

 本日は、「なごやグリーンウェイブ2019」について、ご報告いたします。

 グリーンウェイブとは、「国際生物多様性の日」である5月22日(水曜日)の午前10時に世界中で一斉に植樹等を行い、生き物と私たちのつながりについて考えるきっかけとする取り組みでございます。

 全国各地で植樹などを行うことによりまして、この活動が地球上の東から西へと波のように広がっていく様子から、グリーンウェイブと名づけています。

 本市は、政令指定都市で唯一の「グリーンウェイブ オフィシャル・パートナー」であり、「なごやグリーンウェイブ2019」と称して様々な取り組みを実施してまいります。

 明日、5月8日(水曜日)から14日(火曜日)までの1週間、名古屋駅の名鉄百貨店前のナナちゃん人形が、保育園・幼稚園の園児の手形で彩られました「グリーンウェイブナナちゃん」に変身をいたします。是非、足を運んでいただきますようお願いいたします。

 この他、5月22日(水曜日)の国際生物多様性の日を中心として、市内の41団体が一斉植樹を行うほか、名古屋の自然・生きものを写真で伝えるフォトキャンペーンをはじめ、グリーンウェイブに関連するイベントが催されますので、是非参加してください。

(当局)

 先ほど市長からもお話がありましたように、名駅のナナちゃん人形が明日から1週間、グリーンウェイブナナちゃんに変身いたします。

 このナナちゃんの衣装なんですけれども、なごやエコキッズの手形アートを葉っぱに見立てたようなデザインになっておりまして、市内6つの保育園、幼稚園が参加していただきました。園ごとに園児たちが生き物を守るために、どんなことができるかなということを考えて、一所懸命考えて、その思いを込めて手形を押しましたので、押した園児たちの思いの詰まったドレスになっておりますので、ぜひお越しいただけたらと思います。よろしくお願いします。

 生物多様性について考えるきっかけの1つとして、皆さんが身近で見つけた名古屋の自然や生きものを写真に撮って、インスタグラムで発信するフォトキャンペーンを5月1日(水曜日)から7月31日(水曜日)までの期間に実施をいたします。応募者の中から抽選で20名の方に名古屋の生きものにちなんだ賞品なども当たりますので、是非ご参加くださいますようによろしくお願いをいたします。

(市長)

 若い衆からの説明でございました。どうもご苦労さんでした。

質疑応答

◎市長任期の折り返しについて

(記者)

 市長、先月で3期目がちょうど折り返し、2年過ぎたところなんですけれども、この2年間振り返ってですね、市長として、ご自身の評価と今後の残り2年間をどういうふうなことに取り組みたいかというあたりをお伺いさせていただきます。

(市長)         

 10年たったかと、ねえ。ありがたいことでございまして、よわい70歳のじい様がね、こうやって給与800万で働かさせていただくと。この優秀な名古屋のジャーナリストの前でこうやってやらせていただくいうことは極めてありがたいことです、これは、ええ。まあ、そういうふうに思っております。

 わしの場合は特に、本当の零細企業をやってきましたんでね、ええ。その頃のことを思い出すと、ようここまでやらせてまったなあと。残念ながら総理にはなっておりませんけど。それも諦めたわけではございませんが、まあしかし、一応うちらのような零細企業の人間で、こんだけの大都市の市長をやらさせていただいとるいうのは、大抵、僕しかいないと思いますので、ようまあ、やらせてもらっとると。ありがたいと。皆さんにね、市民の皆さんにサンキュー・ベリー・マッチということですけど。

 まあしかし、公約も破らずにようやってきました。途中で挫折するんじゃないかと思ったと言って、どっか知らんのテレビ番組で何か、えらい様が言っておられましたけどですね、市民の皆さんの応援のおかげだわね。そういうことでございます。

 まあ、減税もそうだし、誰も褒めてくれへんけど、これが。1,000億円減税したら1,000億円税収が増えたということでございます。今、ちょっとまとめておりますけど、今日幹部会でも言いましたけど、八大都市では生活で1位になりました、名古屋は。ジャーナリズムの皆さんも編集局長か何かに文句言ったらなあかんで。みんな、大体財政危機だと思ってますから。減税なんかというのはとんでもないと。減税をすれば公共サービスが下がるんでないか、とこう思っとる人がほとんどですから。これは違ったということを現に名古屋は証明しましたと。日本でただ一つの都市でしょう。減税した1,000億円の減税分、1,000億円税収が増えて、したがって、日本一の公共サービス提供したということだけど、「どうも河村さんが言っとることは正しいようだぞ」ということが大きいんじゃないですか、やっぱこれは。これ広げていかなあかんわな、日本中に、ほんとに。まあそれが、やけくそで酒飲まなやっとれんと、そういうふうに。

 800万円の給料っていうのは覚悟すりゃできますよ、別に。覚悟しとるから、わしは。まあ退職金が4年間で4,220万円って、今、名古屋市長の給料2,800万円ですから。あのう、退職金を4で割りますと大体年間1,000万円。そうなると、わかりやすく言うと、名古屋市長の給料って3,800万円ですよ、年収、退職金も入れるとね。それが800万円となると3,000万円(減った)。実は市民の皆さんに、「(3,000万円が)どこいったと思う」と言うと、みんな「知らん。どこいったの、河村さん」言うが多い。それは、いろんな、減税も含めて、いろんなサービスとして市民の皆さんに戻っとるわけです、これが。減税いうのは増所得のことですからね。なかなか過去の日本史、世界史を見てみますと、やっぱり政治で一番大事なことは、やっぱり税金を減らすことです。年貢を減らすこと。それが一番難しいということを名古屋だけやってきて。これはすごいわね、これ。普通はね、政治の話いったら、こうやりたい、あれやりたいって、そういう話ばっかですよ。これはやってきた話ですから。日本一の福祉じゃないですか、ほんとに。

 今度どっかで一遍皆さんもええし、編集局長とまた話してもええけど、八都市でナンバーワンになったんです。今、見とりましたけど。あのう、経済部門と生活部門と2つあって、経済は若干、やっぱり大阪のほうが上ですね、人口割にしても。やっぱり商売やっとる、歴史的にね。それは商都なにわですから上ですけど、生活と両方足しますと名古屋が1位です、これ。八大都市。五大都市で言うと、何だ、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸ですね、これ五大都市。それプラス、8つにすると、札幌、仙台、福岡と、これ足した中で、一番ええということはうれしいことですね。ようやってきましたわ。しかし、そのかわり、日本一給料の安い市長がおると。ほんで、それから議会も一旦はそれを受けてというか、それで給料半分、800万円にしたけど、また説明も何にもなしにほぼ倍に戻しちゃった、とんでもないですけど。

 その後の、実は、この公務員の皆さんが1割給料を減らしたのが、これがでかいんです、実は。これ、ちょっと書いてちょ。これ、まあ頼むで、こういうの。なあ。アベノミクスばっかり。

(記者)

 残り任期2年については、最も力を入れていきたいことってなんですか。

(市長)

 今までのことをずっとこれを継続することと、ほんとは減税でも増やすともっとよくなることがこれでわかりましたわね。ええ。だで、経済力を、やっぱ産業の力をつけるいうことと、やっぱまあ、今日幹部会で言いましたけど、新しい時代が来るんだったら、2兆8,000億円ですから、名古屋市の総予算。これ、水道とか交通も入れてですよ。ものすごい金使う。市民から信託を受けとる金、すごいですね。皆さん、そう思って書かなあかん。売り上げじゃないんだよ、これ。税引き前利益が毎年2兆8,000億円もあるいうことですよ。ええ。重複部分が1兆円ちょっとありますけど、まあ、それだってその分、権限持ってますから。それはやっぱ、おもしろう使えるように、それはみんなが考えなあかんですよ、今日言っときましたけど。横並びと前並びだよ。前例踏襲ではいかんということと、まあひとつ、その中でも、具体的にやっぱり子どもさんの幸せだね。子どもの喜びですわ。やっぱり自分の、そのポイントは、ようやくわかってきましたわ、これ。総理を狙う男で、私の河村ビジョンの中にも教育書いてありますけど、その頃はまだよう知らなんだ。最近やっぱり、あのう、アメリカのケンタッキーのルイビルで10年間、向こうのスクールカウンセラーをやった高原さん(教育委員会事務局子ども応援室首席指導主事)、今、こちらに来てもらっとるもんで、そのアドバイスが何といってもでかいですけど。やっぱり端的に言うと、子どもさんの、好きなことをやらしてあげると。それに尽きるようですね、これ、どうも。

 なかなかね、子どもが自分で、「おまえさん、好きなこと何だ」いって、わしも孫に言いますけど、まだ小さいでわからんとか何か言ってますけど、ほれはなかなか自分で発見するのも大変なんです、実は。「大きくなったら何になるの」という、普通言いますけども、高原さん(教育委員会事務局子ども応援室首席指導主事)が言っとったけど、「いや、河村さん、そういう考えじゃなくて、あのう、やっぱり好きなことを自分で見出すと」。子どもさんが自分でね。そのためには親のアドバイスも要るわけです。で、その好きなことをやれるように、大人の社会がみんなで応援してあげると。こういうのがどうもポイントのようですよ。

 まあ、そこに全力投球をしかけますし、言ってもええ言ってましたけど、その偉大な第一歩が東区の矢田小学校で始まってますから、予算通りましたんで、1億円だったと思いますけどイエナって書いてあった新聞もありました。まあそれも、外れてはおらんのだけど、まあ、イエナはオランダのやり方ですね。アメリカはPBL(問題解決学習)。Project Based Learning。まあ、そういうやり方で。これは覚えておかれるとええですよ。必ずそういう時代来ますから。皆さんも、あと5年、10年たつと、このことをちゃんと知っとらんと新聞記事が書けんようになりますよ。これは文部科学省も推進してますから。文部科学省の言い方は個別最適化教育。今までやってきたのは画一一斉教育と。先生がおって、同じテキスト使って、宿題こんだけだと。ほんで点数つけるぞと、試験の。それで、内申点つけられるぞと。内申点がええことないと、それは、ええ高校行けませんよと。こういうやつです。内申点は総合評価になってますので、点数だけじゃなくて、日頃の態度も入ってきますから。まあ、それを気にして亡くなられた子どもさんもいましたね、ということでございまして、と言ってもまずわからんだろうで、せっかくですからサービスで説明しますと、例えば、歴史の授業があると。例えばね、社会で歴史の授業をやろうかと。その場合にはテキストとか教科書があって、先生が教科書をどうやって教えるかいう本も持ってますので、一斉にやるわけです、同じことをみんなで。だけど、今度のこのアメリカ、オランダのやり方いうのは、どうする、何がやりたいと。で、例えばある子どものグループが、これは3学年ぐらい一緒にやるというのが、1つの方法ですけど、「僕は織田信長の勉強したい」と言ったとしますわね。「あっ、ほいじゃあ、信長やろか」と。「いや、あなたたちグループでやりなさい」と。そのときは先生が若干アドバイスをすると。例えば、「信長、秀吉、家康と何でこの名古屋の辺でみんな生まれたんだ」とかですね、「そういうことも考えやあよ」とか、それから、「信長さんはどういう、中世から近世の曙ですね。中世とか近世はどういうことなんだと。そういうことを考えやあよ」ということで、みんなでこう考えて、そのグループで集まって自分でレポート書いたり、見に行ったりですね。そういうのを、ずっと読んどるとこでは、例えば、年間10個ぐらいをやるというテーマを出して、Project Basedですから、目的的なと、そういうやり方で進めていくと。ただ、半分ぐらいは基礎的なことも、やっぱそれは教えなあかんっていうこと書いてありますが、本によると。当たり前だけど。それは日本は塾があるもんで。それを初めて矢田小学校で始まりますので、矢田小学校の女の校長がどえりゃあ元気のええ校長おりますんで、ぜひ。アマゾネスによる新しい、教育の改革は進められていくということなんかは、すばらしいと思いますね、これは。

◎令和時代の名古屋市について

(記者)

 令和初めての会見ということなんですけれども、この新しい時代で名古屋市をどうしていかれたいですか。

(市長)            

 名古屋市は一言で言うと、どえりゃあおもしろい町にせなあかんですわ。今の子どものことを先に言いましたんでね。都市の課題としては、それじゃないですか。まあ、空襲でめっちゃくちゃになったあと、トヨタ自動車の、力が大きいですけども、しかし産業では圧倒的に日本一ですから、この辺は。財政危機なんて嘘。とんでもないですよ、ほんとに。もう財政危機って書いたらいかんよ。NHKもあんまり言ったらいけませんよ、ほんとに。あのね、産業界に対して失礼ですわ。連休中に思ったけど。何か産業界の払っとる税金が少ないようにとれるじゃないですか、財政危機、財政危機って言うと。冗談じゃないんですよ、これ。民間で借りる人が少なくなったというだけですよ、金を。そういうことですわ。

 まあ、そういうことでございまして、産業の時代はひとつ、どえらいステップを名古屋は乗り越えてきたと。空襲の悲劇を超えてね。The city of dreamsだって言っとるでしょ。今度は、やっぱ文化とか芸術だとか、ねえ。セリーヌ・ディオンの歌声が聞けると、名古屋におって。八代亜紀の歌も聞けると。それから、プラシード・ドミンゴさんの歌も聞けると。カウフマンって、今、どえらい人気のあるテノールもおるじゃないですか。ああいう世界トップのコンサートなんか、名古屋におって、一杯飲んで、うみゃあもん食いながら(聴けると)豊かな気持ちになるいうこったわね、これ。人生を楽しめるというまちづくりをする、ものすごい重要なターニングポイントだと思いますよ、僕は。

(記者)

 市長の考えとしては、平成は、その名古屋にとっては産業の時代で、令和は文化の時代ということですか。

(市長)

 うん。まあ、無味乾燥な言葉で言うとそういうことになる。

(記者)

 では、それに味をつけてわかりやすく言っていただけると。

(市長)

 平成の時代とか、空襲でむちゃくちゃになった町が、この産業の面では日本一の税金上納都市までやってきたと。産業界の皆さんのおかげでね。あとは、やっぱそこに住む人間そのものが名古屋をどえりゃあ楽しめると。そういう町にしよみゃあということですわ。うん。まあ、同じこと言っただけです。

(記者)

 市長、ちょっと関連で、トリップアドバイザーっていうインターネットのサイトで、観光都市のランキングで名古屋が6位になったんですね。今まで圏外だったのが、6位に入ったということなんですけど、ちょっと前の市の調査だと、その魅力がないワースト、「行きたくない街」ワースト1位ということだったんですけど、名古屋の人に聞いても、連れていくところがないとかっていう声もあるんですけど、その観光地としての魅力っていうのは何かこう、何か変化してるんですか。どう思いますか。

(市長)

 やっぱり、お城が大きいんじゃないの。ここまでやってますから、やっぱり。

(記者)

 お城、本丸御殿のことですか。

(市長)

 いや、名古屋城の天守の木造復元が僕は大きいと思いますよ。そういう、まあ、話題にもなっとるし、今、文化庁のとこに行っとりますけど、でもやっぱ、シンボルですからね。名古屋のシンボルです。ひとつで言ったら、やっぱり名古屋城でしょう。

 お城のシンボルいうのは本丸御殿もありますけど、やっぱ天守ですから。うん、それは。だから、それが何と、まあ、夢物語じゃなかったですか、ちょっと前まで。あんな巨大なコンクリート建造物がですね、何と図面があって、実は国宝1号ってのは姫路城じゃなくて名古屋城だったんだと。それが木造に変わるというのは夢物語が実現されてくと。「ほんとかね、それ」というのが、僕はやっぱり、名古屋に若干皆さんの目が向けられたきっかけとしてはでかいと思いますよ。

(記者)

 今、その天守自体は立入禁止にはなってますけど、名古屋城の敷地に入る人が増えてるんですか。

(市長)

 やっぱり外から見ても立派ですからね、ほんとに。昨日も歩いとったら、どこの人か知らんけど、あそこの正門から入ってきてちょっと見ると、ちょっと歩くと櫓の向いに天守が見えるじゃないですか。「おい、どえらい立派だなあ」って言ってましたよ、ほんとに。昨日のあのイベントから帰ってくるときに。まあやっぱ、名古屋人からすると、何か非常に、まあ、コンクリートになってまったもんで、ミゼラブルな気持ちになっとったわけ、若干。だから、ここで、そういう夢物語が実現していくかと。ほんとにそんなふうになるのかというのは、僕はやっぱり、ほかの人から見た感じもあるし、名古屋に住んどる人間そのものが、やっぱり自信を取り戻してきたというのは大きいんじゃないの。ほんとに、うん。と思いますけど。

 本丸御殿もせっかくやっとりますで、みんな来ると、「立派だな」って言っておりますけどね。確かに立派だし、3種類のあの絵がありますから、あれは。昔の国宝と、覚えといてちょうよ。新しく来た人、結構おるで。昔の国宝約70枚、約140面。これ、焼けずに残っとったやつ。ほれからあとは、あのう、まあ、いわゆるコピー言うと怒るかわからんけど、まあ、模写ですわね。うん。

 それから、もう一方はデジタル複製っていうのありますよ。これはまあ、最新鋭の技術のスキャニングして印刷すると。これはもうすばらしい。ほいで3種類あるんですよ、ええ。みんな楽しめると。

(記者)

 あのう、ということは、この令和の時代、その文化を高めていきたい、豊かにしていきたい。令和の時代に初めて、その一番最初に挑戦する大きな市のプロジェクトがやっぱり名古屋城ということなんですか。

(市長)

 やっぱりそうだと思うね、やっぱり。うん。

(市長)

 平成の時代から令和の時代に変わっていくんだけども、まあ、陛下は非常にフレンドリーな方だで、わし、期待しとるんやけどね。ちょっと前、あそこの、あれキャッスルだったかな、市会議員さんたちも何人かおられたときにお会いしたときに、そこへ行ったら、「あっ、河村さんでしょう」言って、わしの衆議院時代の名刺持ってござったですよ、ええ。大変、どえりゃあありがたい思いしましたけどね。産業で日本を引っ張ってきた名古屋の時代は時代で、さらに高みに行かないかんけどね。

 だで、やっぱ今度は名古屋の人が自慢できる名古屋だわな、世界に。ええ。心の魂みたいなもの。やっぱり、図面があった名古屋城と。これ残してってくれた名古屋のお城と。400年前の寸分たがわぬ本物がもう一回再現されるという夢物語を実現していく、この名古屋の。その技術もすごい言ってましたよ、この間、ちょっと聞いたら。そりゃ河村さん、図面もあるもんでねって言ったけど、そう簡単に再現ってできんのだよ言って、これ、実は。そういう名古屋の本物をさらに追求していく深さですかね。精神的な深みというのが名古屋の町を引っ張ってくと思いますよ。あと1,000年、2,000年とね。やっぱそのシンボルだと、やっぱお城でしょう、やっぱり。1個しか何って聞かれりゃ、大体どういう人も名古屋だいったら名古屋城、お城のことを言うんじゃない大抵。だで、ええと思います、わしは。

◎10連休中における名古屋市の観光について

(記者)

 観光関連なんですけれども、10連休中、名古屋での観光面とかにぎわい面での効果はどう受けとめてらっしゃいますか。

(市長)

 いや、結構ぎょうさん、いろいろなとこにも、名古屋城は行きましたけど、ようけの人が来て、幸せな感じがするようになったんじゃないですか何となく、みんなそれぞれ、ねえ。まあ、経済的にもええし、この辺は。雇用もいいですし福祉もええですから、ええ。何か微妙に幸せ感が伝わってくるという感じがしましたけどね、うん。

 子どもが若干、ちょっと多くなったんじゃないかね。小さい子が。出生率はちょっとようわからんけど、まあ、そんな感じしましたね。ようけいろんなとこで子どもがおったもんね、みんな連れて、幸せそうに。うん、ええことだと思いますけど。

(記者)

 市が進めてる観光政策の効果が今回出たと思いますか。

(市長)

 うん、まあ、じわじわと出てきとると思います。熱心にやっとるでね、いろいろ。ええ、熱心に。まだまだ、ようけやれると思いますけど、わしは。ほんとに。倒産すると思ってやったらもっといい、物すごいできますわ。役所は倒産せえへんでいかんわな、これ、ほんとに、ええ。

◎任期中における名古屋城天守閣整備事業について

(記者)

 名古屋城の話出ましたし、まあ、幹事社質問で、あのう、3期目の任期の話も出たんですけれど、市長は3期目は名古屋城を最大の公約に掲げて出られて、今現状、その完成目標は2022年末ということで、3期目任期の先になっているわけなんですけれど、この3期目も含めてですね、この名古屋城の完成を最後まで見届けられるというおつもりでやられるのか、その先も含めてなんですけど、どういうふうに取り組んでいかれるのかどうか。

(市長)

 まあ一方、総理にはならんなあかんしよ。なかなか悩ましい問題なんだ、これね、ええ。だで今、精一杯やっとるということでええんじゃないすか。

 名古屋城も、わしが担当だったら、もうちょっと違う言い方しましたけど、違うということは、要するに今の技術提案交渉方式って、何遍も言っとるけど、わかっとってまっとるかな、皆さん、これ。新しい公共入札のやり方なんです、これは。今の名古屋城は。この4年、5年前に、国会で全党賛成で即日施行された法律があるんです。公共事業において、普通の市営住宅みたいに、この建物を幾らでやるかと。発注者側がこの建物、こういうふうに限定できない場合は、その初めのどういうものをつくるかいうとこからコンペをしてもよろしいと、そういう法律ができたんです、これは。うん。それの第1号ですよ、これ。その前の第1号は国立競技場です。地方では第1号だと思いますよ。

 それやるためには、実は審査会やらないかんので、これ国交省の指導のもとに。名古屋の大森先生と言って弁護士さんでありながら設計士やっとられる方が中心になって、じゃあ、これでいきましょうと、このやり方でということで、竹中工務店さんと、それから、安藤ハザマさんが両方応募して、竹中工務店さんが優先権者になった。その案に従って基本的にやってくと、基本的にね。そういうやり方なんです、これは。だで全くルールにのっとったですね、やり方をやってきとるわけです、これ。だで、これはいかん、あれはいかんっていうのは、これは、あのう、いろいろなアドバイスを聞くのは非常に重要ですけども、その基本的に名古屋市の選択したものですね、議会も通っとりますし、これ、議会を。だから、そこんとこを皆さん、わかっとらんといかんですよ、これ。普通の公共事業の、その今までどおりの本丸御殿と違うんですよ、そもそも、発注方式が。ということが重要で、そこは僕が担当者だったら盛んに言いますけど。これはみんなで決めて、審査会までやって、いいですよ言って。もしあれだったら、文化財はそういうやり方してはいけないとかね、仮に、これは。ほうならそれで初めに言わないかんです、それ。ほいで文化庁もいいですよいって。そのかわり、丁寧に「事あるごとに」という表現じゃなかったけど、「説明だけしてくださいね」と。

 ある課長さんなんかは僕に、「もう、竹中工務店の案ってすばらしいですね」って言っとったですから、ほんとに。まあ、名前言ってもええけど、やめときますけど。

(記者)

 市長、すいません、じゃあ、そうしますと、あと残り、折り返し任期ありますけれど、完成目標までには、まあ、任期は届かないわけなんですが、任期中の中では、名古屋城に関してはどこまでやるっていうふうに、今、言えることっていうのはどうでしょうか。

(市長)

 まあ、こんで取り壊しを何とかオッケーしていただいて、ほれから、もうなるべく早く木造に取りかかっていきたいと。丁寧にね。世界の木の文化で。これも皆さん、覚えといてよ、初めての人がおるで。あのノートルダムとの違いが一番わかりやすいんですよ、パリの。あれは木の部分は燃えましたけど、石は残っとるんですよ、表面が。こっちからぱっと見たときに。ランスのキャシードラルも同じですけど、これ残っとる。

 だけど、日本の木の文化いうのは名古屋城天守がそうですけど、何にも無しになっちゃうわけ、これ。だから、そういう場合にauthenticityっていいますけど、本物性というのはどういうふうに考えたらいいんだというのは大きな議論なんです、これは。ところで文化庁は奈良ドキュメントというのをつくりまして、無くなったとしてもですね、これは、無くなったとしても、それが重要な建造物で、その場所につくって、ほれから、あのう、梁だとか柱だとか図面等によって、再現と言えるようなものをね。というものは、あの、そういう表現じゃにゃあですけど、いわゆる、それはコピーじゃなくてオリジナルなんだと、日本の木の文化の中で、と言えるというのが文化庁の主張ですよ。だから、それを実際に実現していくのは、この何と名古屋のお城になると、これは。まあ、これ文化庁の応援団だって、はっきり言ってますよ、これ、ほんとに。新しくつくったから新しい建物だって何かいろいろなこと言う人いますけど、ツー・バイ・フォーや建て売りと違うんすよ、これ。これがでかいんですよ。それも何と戦争だったという非常に悲しい人類史上の歴史的事実によって無くなっちゃったということですから、今、今度、木造でもう一回建てる建物というのは、いわゆるオリジナルなんです。本物なんだというイマジネーションの力が要るんですよ、これは。ええこと言うな、これ。

 ほんとに。ええこと言っとるでしょ、これ。人類っていうのは、ちょっと物理とかですね、そういう、物理もそういうのあるかもわからんけど、そういうもの、突然あるものが無くなってこうなった、ただ数学でぱぱっとやるようなもんじゃなくて、やっぱり人間の悲しみとか喜びとか、そういうものを継続的に、やっぱりね、多様的なものはあるんですよ、人間の文化ちゅうのは。うん。それが名古屋のお城が戦争で燃えたことであり、もう一回元の姿に戻すということなんです、これ。ええこと言いますね、これ。

◎市立小学校の運動会や部活動について

(記者)

 今月末に運動会がそろそろ始まってくると思うんですけど、教員の働き方改革の一環で、半日にしましょうという学校も結構出てきたと。で、一部では、それに対して反対の声も保護者から上がってるみたいなんですけど、その辺って、こう、どういうふうなバランスのとり方が望ましいというのございますか。

(市長)

 ほんとだね。わしのとこへもメールだったと思いますけど、古出来のうちのほうに来ましたけど、そんな話。送ってくれた人がございますけど、こうということはまだ決めとりませんけどね。運動会も楽しかったわね。楽しかったいうことだで、まあ、機械的に半分の時間にすりゃ済むのかと、こう思いますけどね。学区の運動会があるでね、名古屋の場合は。学校と学区と。一緒にやっとるとこもありますけど。まあ、そういうような格好にして、やっぱりおもしろするという方向でいってもらいたいわね。形式的に1日やるのがええとは言いませんけど、私は。半日でもどえりゃあおもしれえ方法ってのはあると思いますけどね。うん。

(記者)

 市として、こう、何か1つの方針、これ、結局学校ごとの判断なので、判断まちまちなんですけど、市としてこうするべきだというような見解を出すというお考えは基本的にはないですか。

(市長)

 なるほどね。まあ、言うんだったら、何でもええで、とにかくどえりゃあおもしろくしてくれって。いや、指示を出すなら。おもしろくしやあいいって。学区の運動会もちょうどやってとるもんだで、まぜこぜにしても楽しいですよ、あれ。別の日に2つやっとるとこもあるもんで。そう思いますけどね。

 学区の運動会だとおもしれえのは、あの、旧町名で出てくるのが楽しみだね、子ども会なんかは、旧町名で。ああ、こういう町があったんだって。テントに書いてあると、旧町名が。そういう楽しみもある。

 それはやっぱ、さっき言った話じゃないけど、そこに住んどるいうのは、今現にただ物理的に住んどるじゃなくて、江戸時代なら江戸時代のころから、こういう地名でこういうことがあったんだと。自分のじいさん、ばあさん、そのまたじいちゃん、ばあちゃんたちがこんな人生歩んできとるんだということが感じられますわね。その最大の悲劇が戦争ですけどね、実は。

(記者)

 この関係で調べてみると、部活動も違う形に変更になると思うんですけど、今聞いている保護者さんから聞いたのは、今4年生から始まるんですよね。ただ、それも働き方改革の一環で、5年生から始まるという学校も出てきているみたいで、それに対する、やっぱり反対の声もあるみたいで、教員の働き方改革と、その保護者さんのやってほしいことが、こう、やっぱりどうしてもずれが起きてきそうだなと思うんですけど、そのあたりってどういうふうにこう、していくのが望ましいというふうに考えますか。

(市長)

 あんまりなあ、部活が廃止になるゆうような言葉がいかんでいって言ったったがな。すぐ記者会見やりましたがな。廃止は誤解されるであかんいって。まあ、もう一個わかりやすい言葉で言うと、民営化ですけどね。委託化でもいいですけど。まあ、そういうことで、早く進めなあかんわなあ。俺、あの八事の辺なんかは中京大学ならああいうとこへ頼んで、ほんで、セットでやってまうとええぞ言って。文化系もできますわ、ほんだったら。ほうでしょう。それから報告聞いとらんがな。だで、進め方が遅いんじゃないの、これ。学校の中に異分子を入れるのが嫌なんじゃないの。異分子言うとちょっと表現いかんけども。教師以外の勢力は、これ。

(記者)

 民営化するとお金がやっぱりかかってくるかと思いますが、その辺はクリアできそうですか。

(市長)

 そんなもんは大丈夫に決まっとるがね、この名古屋のマチが、ほんとに。お金が無いという言い方は間違いですから、これは。何遍も言っとる。もうジャーナリズムを変えんと日本は駄目になってってまいますよ、これ。ほんとに。財政危機だなんて、とんでもない嘘ばっかこいて。ひでえもんですわ。

(記者)

 わかりました。ありがとうございました。

(市長)

 わかったかどうか知りませんけども。

◎市長の10連休中の過ごし方について

(記者)

 10連休、市長ご自身はどういう過ごし方をされたんでしょうか。

(市長)

 まあ、いろいろ、あっちやこっちへ行ったり何だかんだりで、ええ、まあまあ。若干、本も今度は読みましたけど、いろいろ。ええ。たまにはそういうこともしてかんとよう、酒ばっか飲んどる思っとらっせるといかんで。ええ。

(記者)

 ちなみにどんな本を読まれたんですか。

(市長)

 エデュケーションの関係ですね、今の。

(記者)

 差し支えなければ、本のタイトルを。

(市長)

 苫野一徳さんの、何だったかな、あれ。新書の『「学校」をつくり直す』だったかな。あれ読みましたよ。

(記者)

 「公教育をイチから考えよう」ですか。

(市長)

 「公教育をイチから考えよう」じゃなしに、学校、一番新しいやつ。ほれから苫野さんの哲学書みたいな、おもしろい本だったですね。題名どうだったかな。自由というものが一番大事だ、教育というかエデュケーションでは。自由は自由で勝手と間違えられるんで、自由の相互承認ということ。相手方の自由も大事にすることを、身につけることが、エデュケーションの中で一番重要だというふうな。ずっと歴史上の哲学者のカントだとかプラトンなんも出てきましたけど、そういうので書いてある。あれはなかなか楽しい本だったですね。きちっと読みましたけど。

 それと、まあ若干英語の本も読みましたけどね。

(記者)

 テレビ的におもしろいことはされてないですか。

(市長)

 テレビ的には、テレビ的におもしれえのは、孫と『ポケモンガオーレ』をやりに行ったことですね。知らんかね。ポケモンガオーレ。はい。大高のイオンに。わけわからんけど、すぐ横にもう1台あって、まあみんな、わぁわぁやってますわ、必死な顔で、親も。結構金かかるな、あれな、100円ずつ入れんならんもん。3,000円か4,000円ぐらい使いましたけど。「じいちゃん、100円入れてくれ」言って、「わかった」言って。

◎名東区における中学生の自死について

(記者)

 連休前に話は戻りますけど、名東区の中学生の自死をした件で、再調査を命じられたと思いますけれども。望むことっていうのはありますか。

(市長)

 実は自分でやっぱりまあ、ヒアリングをせないかんのですけど。事実から言うと、お父さんから要望書をまたきちっといただくことになってますんで、それをまず、いただいてから対応を決めたいと思いますけど。

 その前提として第三者委員会への要望書は、3種類だったかな、いただきまして、それは読んであります。端的に言うとゼロベースでもう一回やってくれと。一言で言ってしまえばね、まあそういうことです。あのときに言いました、1時間半ばっかお話をさせていただきましたけど、やっぱり娘さんを亡くしたお父さんの苦労というかね、悲しみってでかいですから、市民の皆さんがそういうふうに考えておられる以上、裁判でも三審制ってありますからね、これ。だから、こっちの都合で変なこと言っちゃいけませんよ。そらお父さんがそう思っておられるし、また、その根拠がそれなりにあるというふうに思われる場合は、やっぱり調査するのは、当たり前だというか、そういうもんじゃないすかね、行政ちゅうのは。

(記者)

 何か時期的な目途っていうものはありますか。

(市長)

 まあ、ほんだで、お父さんがいつ持ってござるか、ちょっとまだ聞いておりませんけど。弁護士さんと一緒にござるかもしれんし、うん。その調査のメンバーとかいうことになりますけど、あんまりね、その、どかんと、あのう、まとめて任してしまうというのは、あんまりそういう気には僕はならんですよね。やっぱ、まあちょっと市長やっとると忙しいでいかんけど、民主党の国会Gメンの座長もやってましたで、党内NPOですけども、やっぱり自分で調べないかん。自分で、こういう大事なことは。いうことで、何があったのかということについては、やっぱり慎重さも要りますけどね。うん。そら慎重さも要ります。まあ、ちゃんとやりたいと思います。

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