ページの先頭です

ここから本文です

平成30年11月26日 市長定例記者会見

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2018年12月5日

ページID:111937

報告事項

  • 「迅速な救急搬送を目指した救急隊運用最適化の研究」への参加について
  • 名古屋城 光のイベントの実施について
  • IR(統合型リゾート)の誘致について

会見動画

報告内容

◎「迅速な救急搬送を目指した救急隊運用最適化の研究」への参加について

 それでは11月26日(月曜日)でございますが、おはようございます。

 本日は、まず「迅速な救急搬送を目指した救急隊運用最適化の研究」への参加について、お話をさせていただきます。

 本市では、119番で救急要請を受けてから、病院到達するまでの時間短縮に取り組んでいるところですが、救急出動件数は8年連続で過去最多を更新しています。

 119番をかけてから、まず現場へ来てそれから病院へ着くまでが31.9分。これは小さい市町村はちょっと別かもわかりませんが、日本一ということになりまして。この間までは京都市がトップだったんですが、大変な涙ぐましい消防の努力と、もう一つは病院の協力、圧倒的な病院の協力によりまして、日本で一番早く救急車に乗って病院で診てもらえる都市は名古屋だということで。

 これはね、あんまり皆さん若いですと思っとらんかわからんけど、老人会なんかで話ししますとみんな拍手しますよ、これ、本当に。やっぱこう、脳梗塞なんかなったときに、1分1秒早く病院に着けるのは、決定的にでかいんですよ、これ。半身不随になったっちゅうときにね。そのときに早う、とにかく1分1秒、1秒でも早くドクターに診てもらえるように。究極の福祉ですよ、これ。

 それを実現してきたということでございまして。31.9分ということで、さらにそれをもっと磨きをかけようというのが、今回の企画というか、提案でございます。

 それで、平成30年も10月末までで既に前年比7,079件増の11万1,063件となっています。今後も救急需要は増加するものと見込まれており、救急隊の現場への到着時間の延伸が危惧されるところでございます。

 で、あんまり救急に言わせると、そうは言ってくれるなっちゅうんだけど、もう一つ特色は、断りませんので、名古屋は。

 よくありました救急のたらい回しみたいなやつね。裁判になっとるとこもありますがな。まあぱっと行って、タクシーで行けませんか、自分で行けませんか、と言っちゃうんですよ、どうしても。そういうことを名古屋は言わないと。

 ただ、常連がござるらしいもんで、常連はいかんでしょう、これは。常連はいかんけど、市民の皆さんにはぜひ、ちょっと調子が悪いな、と。僕、医者に聞きましたら、飯を食べとって箸をぽとんと落としたというときは自分で判断せずにすぐに119番かけろと、あるドクターが言ってました。その辺が一番危ねえんだ、ということでございますので。納税者として名古屋で暮らしていただいて、税金を出していただいとる皆さんでございますので、遠慮しちゃいかんですよ。そんで自分で判断したらいかんいって、ほんとに。ですから、ちょっとおかしいなと思ったらすぐ、名古屋の場合は119番していただくと。断らない救急というふうに目指しております。

 それでこうした中、このたび総務省消防庁消防大学校消防研究センターと連携協定を結び、「迅速な救急搬送を目指した救急隊運用最適化の研究」の実用化に向けた協力を行っていくことといたしました。

 この研究は、蓄積された救急出動の情報や刻々と変化する天候や人の動きなどの情報をAI(人工知能)で解析し、いつ、どのあたりで救急車が必要となるかという予測と、その予測に合わせた救急隊の配置変更を行い、より早い現場到着を目指すことを目的としています。

 例えば、工夫で中側の話しだとね、救急隊員が寝るところを救急車のなるべく近くまで下げたとかですね、すぐ、1階ですよね、結局。そういう工夫もどうも消防はされとるようでございます、救急は。

 12月から一部、実証実験が開始されます。なお、こうした救急隊最適配置の研究に協力する消防本部は、全国で名古屋が初めてということでございます。

 こうした次世代システムの実現により、さらなる時間短縮を図ることができれば、より市民の皆さまに安心を感じていただけるようになることから、早期(平成32年度)の実用化に向けて積極的に取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。ということでございます。


◎名古屋城 光のイベントの実施について

 次に、「名古屋城 光のイベント」の実施について、ご報告いたします。

 12月1日(土曜日)から16日(日曜日)まで、名古屋城では、「NIGHT CASTLE OWARI EDO FANTASIA」と題しまして、夜間のアートイベントを開催します。

 今回のアート作品の主役は、今年完成公開を迎えました「本丸御殿」でございます。七代藩主徳川宗春の時代の絢爛豪華な雰囲気をイメージしまして、プロジェクションマッピングを初めとする光のインスタレーション、英語にすりゃええっていうもんではないですねよね。これ、インスタレーションによって、江戸時代の尾張の世界を楽しめるアート空間を演出します。

 プロデュースは、全国各地で多数のプロジェクションマッピングなどを手がける「ネイキッド」と。英語ばっかだな、英語わからん人はわからへんぞ、これ。

 期間中は、「名古屋おもてなし武将隊」と「徳川家康と服部半蔵忍者隊」による光の演出を活かした特別なショーや体験型の謎解きゲームなど、その他にも多彩なイベントを開催します。

 冬の名古屋の新たな魅力としまして、名古屋城での特別な体験がお楽しみいただけると思いますので、ぜひともお出かけくださいませ。

(当局)
 光のイベントは今回で2回目ということになりますけれども、今回は本丸御殿が完成公開したということを記念しまして、光のイルミネーションを本丸御殿を中心に行いたいと思っております。

 日中の本丸御殿、非常にきれいなんですけれども、またイルミネーションに彩られた本丸御殿もなかなか幻想的な姿を持っておりますので、ぜひ皆さん、足をお運びいただければと思っております。よろしくお願いします。

(当局)
 名古屋本丸御殿は今年の6月に完成公開を迎えたんですけど、その中で上洛殿、完成公開を迎えた中のうちの一つで上洛殿というところがあるんですけど、その上洛殿が廊下に彫刻欄間があります。すごくきれいなものなんですけど、その中にサンジャクという青い鳥が飛んでいまして、その鳥が今回、(イルミネーションを投影する)本丸御殿の上台所の東側の壁を、ワーッと飛び回るそうで、それがとても美しいです。皆様もぜひ夜の本丸御殿で感動と癒しのひとときを過ごしていただければうれしいなと思いますのでぜひお越しください、よろしくお願いします。

(市長)
 何か、ようわかりませんけど、そういうきれいなイルミネーションが見られるということでございます。

 まあなかなか名古屋城本丸御殿は立派なもんでございまして、天守と同じく実測図がありますので、あれは本物復元ということでございまして、多分日本で、どこのこれが、これがあれがって言いかけるとちょっとややこしなりますんで、日本でただひとつの寸分たがわぬ復元ということでございますわね。

 まあちょっと見せ方の工夫はいろいろあると思うんですけど、これは。この間もイギリス人のある有名な方が来て言っとられましたけど、いろいろ見せ方を工夫せないかんとは言ってましたけどね。

 例えば俺なんかですりゃ、入っていったところから、この虎ちゃんが描いてあるのがちょっとこうやってて、上段の間というところで、記録はないんだけど、あそこの上段の間の上で徳川家康殿が尾張藩主を接見しただろうと。そりゃまあ、ろう人形ぐらいやるのはええと思いますよ、別に。どえりゃあ似とるやつを今の最新の技術でですね、とか。

 それから今引っ込みましたけど、いわゆる本物、3種類あるということですわ、重要なことは、障壁画。これは名古屋しかないと思いますので。1つはいわゆる400年前の本物中の本物、旧国宝であったやつね。約70枚、表裏で約140面です。これが空襲のときに避難しとってくれた、ということでですね、残っております、大変ありがたいことに。これが一つ。

 それからもう一つは模写というやつで、ずっと長いことやっております、現代の人が模写したやつ。それからもう一個ありまして、これはデジタル模写というのがありましてね。これは、やったとこだでいいと思いますけど、大日本印刷だったと思いますがね、本物と言いますか、本物の写真を撮って印刷するんですけど、まあ本物ですね、ぱっと見ますと。それが3種類ありますんで、ぜひお楽しみいただくということで。

 デジタル模写のいいところは縮小とかそういうのができるもんで、例えば東京の新幹線のホームであってもええけど、東京駅にこういうのが名古屋に来るとありますよ、ということはやれるようになると。ただまだ全体をやったわけではないんで、これも全体に広げて、3種類の絵ですね。これを変わりばんこといいますか、いろいろスイッチしてやりますと。本物の約70面も、とりあえず4枚8面じゃないかな、この間やったのは。

 4枚8面しか出しませんでしたけど、これをもうずっと広げてきまして。一応文化庁の基準で、確か1カ月というふうになっとったと思いますけどね、重要文化財の本物の展示は。となっておりますけど、まあリピーターがお見えになりましてね、そうなりますと。やっぱり本物を見たい人いますよ、誰でもそうだけど、これは。ということで、楽しみをいろいろ深めていってもらうということでございます。

 それからストーリーも要りますわね、ストーリー。ストーリーは、わしはよう言っとりますけど。この大坂夏の陣への出陣は、徳川家康は名古屋城から出てっとりまして。日本の応仁の乱から、1467年からですから150年続いた日本の内戦が終局を迎えるのが関ケ原ではなくて大坂夏の陣なんですわ、これは。大変な虐殺といいますか、ものすごかったんですね、あれは。そういう悲劇を経て、ようやく戦国時代が終わりを告げるということなんで。そこの出陣がやっぱ本丸、家康が泊まったのはどうも二の丸みたいですけれども、そこで家康は自分の九男の徳川義直さんとですね、ええかと、ほんとに今さら大阪に攻めて行くんだけど、豊臣秀頼を殺すことになるかもわからんと。それから秀頼の嫁さんおるだろって、千姫が。これは孫だぞ、と言って。ほんで義直氏も二条城の会見をやったときに、家康は秀頼を呼びつけまして、二条城で会うわけですね、有名なやつがあります。そのときにそこにはおらんかったけど、鳥羽だったかな、迎えに出とるんですわ、義直氏は、秀頼氏を。会っとるわけです。だからお前も会っただろって言って。それを今から倒しに行くんだけど。で、孫が嫁さんになっとると。ええかな、こんなことやってって言って。豊臣秀吉と約束してきたと、わしは。孫を頼む、息子を頼むと言われて、秀頼は。オーケー、オーケー言って英語で返事したと。やれこんなこと本当にええだろうかという悩みが、私は家康にあったんではないかと。家康と義直が本丸御殿で会ってますことは間違いないですから、これは。

 だからそれを見届けていたのは本物の絵だと。虎でもね。だから虎の絵を見るときに虎は虎ちゃんだけど、この虎は大坂夏の陣、1612年か、1613年だったかな。1612年完成ですから、すぐ行ってますんで。そのときの戦国無常といいますか、家康の心の大きな揺れを見とったというふうに思っていただかないかんと。となると本物がええなということになるんですよ、やっぱりこれはね。

 ということでございまして、せっかく模写もありますし、デジタル模写までありますんで、ぜひ近代技術の粋というのもぜひ見ていただきてゃあということでございます。


◎IR(統合型リゾート)の誘致について

 それから最後でございますけど、前回(11月12日)の会見でも触れましたけど、IRの誘致に対する現在の考え方につきまして、お伝えしたいと思います。

 まず、8月下旬から10月にかけまして、IR事業者等5社へのヒアリングを行い、いただいた意見から、以下のとおりIRの可能性や課題を整理をいたしました。

 まず第1、ナンバーワンは、名古屋地域は東京・大阪間にあり、立地としては大変すぐれている、ということが第1。

 それから第2は、IR全体の売り上げのうち、ラスベガスではエンターテイメントが7割を占めているということで、まあラスベガスではと、こう言いましたから、他の業者は32%がカジノ部門だという風に言われましたけど、7割が実はエンターテイメントなんですよ、というお話でございました。

 ほとんど全部、カジノだと思っとる人がおるもんので、それは全然違っとったという話です。

 業者により意見が分かれておりますけども、少なくとも5ヘクタールないし10ヘクタールの敷地が必要だと思われると。

 名古屋駅に近ければ近いほどいいけれども、30分圏内ぐらいの立地であることと。

 そういうことを考えますと、あんまり抽象的なことを言っとってもイメージができませんので、大体考えられるのは名古屋の中心部、まず一つ。それから名古屋港エリア、それから(三重県桑名市の)ナガシマスパーランド近辺と。この辺が大体30分ぐらいのところで割と広い場所が確保できるところになります。

 だでまあこの辺じゃないかなと。他にもあったらそりゃそれでオーケーでございますけれども。

 以上を踏まえまして、今後、適地探しに入らせていただきます。候補地についての課題整理が整い次第、民意も聞いてまいりたいと考えております。

 やっぱり、場所とかそういうものはある程度わからんと、全く抽象的にどうだこうだと言っとってもわけわからんことですし。それと業者がそもそもやらない場合は言っとっても意味なさんわけです、これは。どういう経営形態が、最後はどうということはまだこれからの課題ですけど、やっぱり業者がここでやろうかという風に思ってもらわんことにはいくら名古屋がやりたいと言ってもできませんから、そもそも。ということでございまして。

 5つの、細かく言うと、IRを実際やっとられるオペレータというのが4社。それからコンサルティング会社が1社ということで。名古屋のほうで一定の候補地を示していただいて、そこからそちらのほうも検討に入ると、業者のほうも。そういう状況でございます。

 なお、ポートメッセについては、先日お話ししたとおり、展示場の拡張整備を進めていきます。ということでございます。

 この名古屋地域が、スポーツや文化、芸術が栄え、世界的なエンターテイメントの盛んな地域になるよう、しっかりと検討に入っていきたいと考えております。

 私が特に言いたいのは、やっぱりまあ本当に大阪までリニア新幹線が直通したときにですね、これ、まだしばらく時間があると言っていますけど。まあ前でも名古屋飛ばしや、(新幹線)のぞみが止まらないということがありました、朝一番。ということになると、まあ、名古屋がよほど魅力があるところでないと。それやっぱりはっきり言うと文化、芸術なんですね、実は。産業が一番大事だということは間違いないですけど、それは。やっぱり都市の魅力というのはやっぱり文化、芸術。平たいことで言うと、どえりゃあおもしれえと。Very interestingというかファンタスティックといいいますか、ですね。そういうことですかね、結局。そういうまちをつくっていかないと、やっぱり名古屋の力が一遍に落ちる可能性がある。そうなると福祉も当然いかんようになりますから。今のように日本一税金が安くて、日本一の福祉を提供する名古屋という、そういう日本一の福祉を続けるためにも、やっぱり産業の力と、こういうエンターテイメント、文化、芸術の力をやっぱり相当強い気持ちを持ってキープし続けないかんと思っとります。

 そんなことでございまして、ちゃんとヒアリングを。これは私、役人の中のヒアリングとか学者の先生方もそりゃあ結構でございますけど、やっぱり事業者に聞こみゃあ言って。とにかく、これは。事業者がやるんですから、その人たちがやる気のねぇならば、ほんならやれんわと言ったら、ほんで、ええですよと言って、冒頭に聞きました、皆さん。

 名古屋で今からこれを考えようとするということは可能性あるのと言って。なかったら言ってくださいと、はっきり、これ。市民の皆さんに迷惑をかけますしね、やらんようなことをわあわあ言っとったって。と言ったら、先ほど一番最初に言いましたように、名古屋地域が東京・大阪間にありまして、立地としては大変すぐれとると。そういう一致したご意見でございましたということでございますので、検討に入らせていただくということでございます。

 私からは以上でございます。


質疑応答

◎IR(統合型リゾート)の誘致について

(記者)
 冒頭発表がありましたIRについてなんですけれども、課題の整理が整い次第、民意を聞いていくということなんですけれども、スケジュール感、例えば、課題整理の時期であったりとかですね、民意を聞くタイミングというのは、大体どういうイメージをされているんでしょうか。

(市長)
 全員が言われたわけじゃないけど、細かい政令でやるのか、どんなのか知りませんけど、いろんなどういう仕組みでこのIRを考えている、国が最後は選びますので、今のところ法律によると三つですわね。

 いくら名古屋がやりたいと言っても、国から外れりゃ、ほんだでできませんですけど。一応、春、夏ぐらいまでと言いましたかね。たしかそのくらいのスケジュールだったと思いますね。そのくらいには一応の候補地なんかを示して、どうかということを言わないかんのじゃないかというふうに言ってましたね。

 年内ぐらいに、場所はいいけど、本当に全然やらないのかね、名古屋みたいにしっかり検討に入るのかですね、そのぐらいのことは言わないかんだろうということでございましたので。まあちょっとこれやりまして、一定の、5ヘクタールから10ヘクタール、それから名古屋駅から30分以内ぐらいのところですので。まず、今言いましたように、名古屋の中心部か港かナガシマスパーランドと、ぐらいのところになりますから。その辺のとこで一定の話が出てきましたら、市民の皆さんのご意見も聞いたり、どうやってやるかはこれからですけど、お話を、どういうものなんだということが重要ですわね、まず。

 今、言いましたように、7割がエンターテイメントということになると、どうなんだということですね。

 そういう説明をしながらお話を聞くということになると思います。

(記者)
 春から夏に示すというのは、それは国に対して候補地を示すということなんですか。

(市長)
 もうちょっと早いと思いますけどね。

(記者)
 春、夏に示すということは、何を誰に示すということ。

(市長)
 大体、ここら辺のところでどうですかということで、その辺でと言ってましたが、まだ要は業者さんもまだ細かい、政令なのか何なのかよくわからんので、これとはまだ言えないと。

 だけど、春から夏ぐらいを目途にして、一定の場所を提示していただきたいと、そんな感じだと思います。


◎「迅速な救急搬送を目指した救急隊運用最適化の研究」への参加について

(記者)
 緊急隊の運用最適化について、そもそも全国で初めて名古屋市が国とやることになったいきさつというのはどういう。

(当局)
 この研究について名古屋市が参加することになったいきさつということでございますね。

 先ほど市長からお話があったとおり、救急需要対策、名古屋市では喫緊の課題であるというふうに認識をしております。件数がふえることによって救急車が現場に着く時間が遅くなる、あるいは病院に到着する時間が遅くなるということがあってはいけないというふうに考えておりまして、国のほうの研究でこういう、今こちらの課題に則した研究をしていただけるということがわかりましたので、名古屋市のほうから申し入れをしまして、データを提供させていただいていると。実証実験にも参加をさせていただくということでございます。

(記者)
 つまりそもそも国がこういうことをやりたいなとなって、名古屋市として出動件数も今ふえているので、申し込んだ、オファーしたということですか。で、認められたと。

(当局)
 そうですね、こちらの出動の情報等を使っていただけないかということで申し出たという形です。

(記者)
 あともう1点、今年7,079件増えている理由って、猛暑による救急搬送、熱中症患者の増加が主な原因ということでしょうか。

(当局)
 もちろん熱中症も要因の一つであると考えておりますが、一番の要因は、高齢者の方が多くなっているということだというふうに認識しております。

(記者)
 このAIを使うと、救急隊の出動が、例えば現着時間が早くなるとか、その辺のこう、なかなかイメージが沸かない。

 例えば、気象予測とか言って気温だとか天気だとかってあるんですけど、名古屋市内でそんなに地域によってそこまで差があるのか、ちょっとよくわかりませんけど、どうしてこれ効果があるのかということを簡単にちょっと説明していただきたいんですけれども。

(市長)
 わしもようわからんで、それは。

(当局)
 気温ですとか気象の条件、それから、人が例えばどのように移動しているか、動態情報といいますか、何かのイベントで、あるエリアにお祭りみたいな形で人が集中しているというような場合には、一定の救急要請が発生する可能性があるというようなことも含めて、最新の技術で予測をするということでございます。

(記者)
 でも、例えばそういうイベント情報などは、通常の情報収集でもあるような気もするんですけれども、AIを使うと何が最適化されるんでしょうか。

(当局)
 これまでの出動のデータ、100万件近くの救急出動の情報をもとにして予測をするというところでございますので、一定の地域、需要がどんな地域でどのぐらい発生するかというのは、それなりに信憑性を持って予測ができるものというふうに聞いております。

(市長)
 わかっとるかわからんけど、100万件のデータと他の関数だわね。平均年齢がどうとか、イベントがどうだとか、温度が高いとどうだとか、全部ばーっと入れたときに、一定の指標というか、何かね、具現性のある算式が出てこぉせんかと、いうことだろ。

(当局)
 そのとおりでございます。

(市長)
 それは出てこんかもわからんけど、出てくる可能性もありますわな、これ。

(堀場副市長)
 今の件は要するに、どういうデータを入れていけばどういう関連性が出てくるかのを、今は大体、この日これぐらい出そうだなと、経験と職員が今までオペレートしてきたもので、一部既にやっているんですけども、もうちょっとシステム的に、こういう条件が重なるとこういった件数が起きるんじゃないかというところまで予測できないか。で、結構細かいメッシュでそういうものが出せれば、この救急隊が空きになってしまったときに、よそから先に、こちらはカバーできそうだからそちらへ事前に移動させるということができるので、そういうことに使えないかと。そうすると非常に短い時間で需要に対応できるんで。そういったデータを何を入れるかというのを、ちょっとその課題の。

 例えば、さっきの日照なんかで、熱中症の話がありましたけど、明日の気温が何度で湿度何%ぐらいというのだとどれぐらいだろうというのが、かつ、昼間人口とか駅だとか都心部は多くなりますので、そういったことで予測をしていこうということだと聞いてますけど。

 だから、市長さんが言われたのは、感覚的にはそういう、言われたことは合っています。

(市長)
 じゃあ、どういう法則が出てくるか本当はわからんわけです。どういう法則が出てくるかは。1件の救急需要に対して何分で行ったと、そこへ、これが。その1本のやつは、そのときは温度は何度だ、イベントが近くにあったかとか、年齢がいくらでとか、そういうのをずらっとぶら下げてやると、それなりの関数か何か出てこやへんかと。人間の知能で予測する法則性より、もっとすごい可能性を見るAIのほうが出てこぉせんかと。まあそういうことだな、これ。

(当局)
 そのとおりです。どのぐらいの救急件数が、需要がどういう地域で発生するかという予測に基づいて、救急隊は限られておりますので、その救急隊を効率よく配置運用できないかという研究でございます。

(記者)
 この実証実験の件で、小さく今回の実証実験では救急隊の運用に影響はありませんて(発表資料に)書いてあるんですけど、これは予測までして、例えば、予測のところをたくさん発生しそうだから、そこに救急隊を配置しておくというところまでは今回はやらないということですか。

(当局)
 はい、おっしゃるとおりです。最初の実証実験でありますので、まずは、予測の部分を検証するというところでございまして、今後、救急隊の再配置といいますか、そういう部分については、改めて実証実験をする機会があろうかというふうに考えております。

(市長)
 まあいっちょ病院の状況も関数の中に入れんと、救急の受け入れは、満員のところは行けれぇへんですから、そういうのがどういう条件のもとでそうなっとるかというのが出てくると思いますよ、これ。やっぱり受け入れはもうすごいできゃあもんな、これ。

(記者)
 現場で実際に、現状、通報が立て込んだりして、(救急隊の配置が)空白になったりすることもあるんですか、今現在は。

(当局)
 はい。今現在も救急隊の配置と救急の需要がバランスが悪くなるといいますか、一定の地域で出動できる救急隊があまりいないという状況は、よく起こる状況です。

(記者)
 いつごろからそういう状況に。

(当局)
 いつごろから。

(記者)
 大体でもいい。この10年ぐらいなのか、5年ぐらいなのか。

(当局)
 そうですね、ここ5年ぐらい前からは、時々そういうことが起こっているというふうに認識しております。

(市長)
 酒飲みが救急車に乗る率っていうのは、高いんかね。

(当局)
 場所によっては。駅の近くですとか、曜日、時間によってはそういうこともございます。

(市長)
 やっぱり高くなるもんですか。なるほど。


◎IR(統合型リゾート)の誘致について

(記者)
 市長、IR誘致の件に戻りますが、県のほうでも誘致を検討してましたね。たしか全国で3カ所でしか、当初は国は認めないと思うんですけど、当然、県と市、両方ではできないんですかね。どうやって連携していくんですか。

(市長)
 それは県は県で考えられると思いますけど。わしはやっぱり名古屋市民の皆さん、名古屋だけじゃないけど、この辺の地域ですわね、これ、その皆さんにとってやっぱり一番ええものを探す。800万円の給料でやっとり、税金をもらっとるという義務がありますので、私は。その義務を遂行するという。

 それで、業者さんが、いかん言わや、先ほどの繰り返しますけど、もう考える必要もないと。だけど、みんな最適地だと。最適地とは言わんな。非常に東京・大阪の真ん中で、立地が大変いいと。考えられたらどうですかというご意向がある以上は、やっぱりそれを考えてみて、市民の皆さんに、それがなるかならんかはこれからですけど、検討する務めがあるということでやらさせていただいておる。

(記者)
 質問したのは、県とどういう話をしていくんですかということですが、別々で競合するということですか。

(市長)
 県はどうされるのかちょっとよくわかりませんけども。問題は、事業者がどういう選択するかいうことですよ、やる人が。これちょっと政治はありますけど、やっぱりこれ民間経済の一定の競争の上に成り立っとることでね、このIRも。だから、その人たちが、やっぱり名古屋の近いとこでやったほうがええと言われれば、それはやらないと申しわけないじゃないですか、名古屋市民の皆さんに。そうでしょう。

(記者)
 もう一回聞きますね。県は中部空港島で検討していますよね。名古屋市は名古屋駅近くということになると、別の場所になりますよね。別の場所では、多分、両方は認められませんよね。

(市長)
 それは別に私らが判断することではなくて、市民の皆さんのご意向もありますけど、それは実際にやられるオペレーターというらしいんですけど、IRの人たちが考えられると思いますよ。より経済的にいいところ、と思いますけど。

(記者)
 競合することをいとわないということないですね。一緒にやるという…

(市長)
 いとわないというより、わしは別に市民の皆さんにとってどっちがええかということで判断すべきなんであって、政治的にどうのこうのいうのはおかしいでしょう、それは。納税者の皆さんのためにええ判断をしてあげなきゃ。

 名古屋といいますか、この地域の経済力を落とさんようにね。その立場で考えないかんのじゃないの、それは。

(記者)
 わかりました。

 もう一つ、依存症対策ですか。反対する方も多いと思うんですけど、この辺の考え方はどうですか。

(市長)
 それは丁寧に、今、国の法律でも一定のルールを定めとりますし、その話はオペレーターの方とも出ましたけど、彼らは彼らでいうと、やっぱりちゃんとした民間業者ですので、はやらんようなむちゃくちゃなことをやると倒産しますんで、ちゃんと考えるというようなご意向だったですよ、いろいろ。

(記者)
 先ほどナガシマスパーランドの取得ということでしたけど、それは三重にも誘致を打診しているということですか。

(市長)
 これはなかなか言いにくいことでありますけど、一応、電話ですけど、失礼のないようにはさせていただいております、少なくとも。

(記者)
 失礼のないようにというのは。

(市長)
 失礼のないようにいうことは、失礼のないようにしたということ。

(記者)
 それがわからないので、教えてください。

(市長)
 まあ一応のね、突然というのはいかんでしょう、やっぱり、それは。それぞれの自治体がありますんで。だで、電話ぐりゃあではお話はしてあるけど。それできちっとこうやって、契約のようなものをしたとかそういうもんではありません。

(記者)
 それは名古屋市からは出てくることになると思うんですけど、そうなった場合。それは名古屋市としてはどうかかわってくるんですか。

(市長)
 僕はまあ別に、この地域、伊勢湾地域といったらいいかわからんけど、ここが非常に盛り上がってくれればね、名古屋も当然盛り上がるんで、ええわけで。いろんな話の、業者さんの話の中でも、やっぱり既にある一定のところの近くっていうのはいいですよと。ナガシマスパーランドは今(年間に)1,500万人来てますから、あそこ、1,500万人。で大体、名古屋駅から30分ですね。名古屋駅から30分の距離圏にありますし、名古屋の方も大変行かれとるんでね。だで、そういう狭ゃあ了見じゃなしに、ちょっと地域が違うとかじゃなしに、あそこは本当にどえりゃあ風光明媚なとこですから。川は流れ込んでですね、山もザーッと見えて。だで、一つの有力な候補地じゃないですか。

(記者)
 多分、今の質問はですね、圏域が違うとか、そういうことじゃなくて、事実上、立候補するときには、三重県か桑名市ですか、どちらかの自治体と共同でやらないとあそこでは誘致はできないということを言っていると思うんですけど。そのような連絡をとっているかどうかということ。

(市長)
 電話なもんだで、あんまり内容まで全部しゃべると、おまえさん、何でもしゃべるなと言われるといかんもんで。だで失礼のないようにはさせていただいておりますと。

(記者)
 それは三重県知事にですか、桑名市長ですか。

(市長)
 まあ、ご両人ですね。

(記者)
 関連した質問が二つあるんですけど、ナガシマスパーランドの近くには、たしか名古屋市の土地があったかと思いますが。

 そこら辺の土地の施設についての廃止を含めた検討を始めるということでしょうか。

(市長)
 それはちょっとわしも知らなんだけど、どえらいよう知っとるね、あんた。本当に名古屋の土地があるきゃあ、あそこに。

(記者)
 遊休施設がたしかあったかと思いますが。

 そこまでのスキームで検討はされてないのでしょうか。

(市長)
 そこまではしとらんけどね。織田信長がかつて長島一揆を滅ぼしたという大変な事態がかつて起こったことは知っとりますけど。この間もちょっと行ってきましたけど、ゆかりのお寺に。


◎卸売市場法の改正に伴う対応について

(記者)
 卸売市場法の改正に伴って、11月中に政令に基づいた対応を名古屋市としても回答しなければいけないというようなことも伺ってますけれども、市長として、現在三つ、卸売市場、北部市場、南部市場がありますけども、最近、ネット通販等を含めて、流通の形態が大きく様変わりしている中で、この卸売市場の位置、また、あり方、そこら辺について、縮小を含めた検討についてはどのようにお考えですか。

(市長)
 時代がものすごく変わりまして、戦後のまだ物流も確かでない、それから冷凍技術等もない時代の、一つそういう非常に食品の安心安全みたいなものを公が担っていこうと、そういう時代だったでしょう。だけど、最近は大変な時代ですわ。大方、スーパーも自分とこでやってしまいますし。それから、最近は卸売市場の近くにある大きな民間の倉庫みたいなとこで、自分とこでカットしてやってるんですね、そのままスーパーにさしみでも短冊で出せるようにしていくと。そういう流通が大きく伸びとって。それからまあちょっと経つと、かのアマゾンも、これはですね。ということでございますので、僕はやっぱり自分自身がそうでありましたように、商売の味方ですから。零細いうと皆さん怒るかわからんけど、商売人の味方ですから。何とかもう一回そういう、その代わり流通も本当の中核のとこが変わってきてますので、それを応援するような方向で、卸売市場のあり方そのものもちぃと考えないかんということで、この間ちょっと相談もしておりますし。あくまで商売の人らがよくなるように。そういう方向で考えておりますけどね。

(記者)
 仮定の質問ですが、IRの候補地になり得る可能性は現段階ではないですか。

(市長)
 まあそういう人もいますね。そういうことを言われる方もいますということです。


◎IR(統合型リゾート)の誘致と大規模展示場の整備について

(記者)
 IRの話に戻るんですけれども、名古屋市としては三重ということになった場合、どう協力をしていくんですか。

(市長)
 それはいろいろみんなで行こみゃあ言って、ということでしょう。

 それから、例えば、あおなみ線なんかでも、あそこのセントレア延伸ですか。途中でこっち行って行くいうのがいろいろあるんですけど、西へ行くいうのもありますよ。大体10分ですね。金城ふ頭駅から、ナガシマスパーランドまでは、仮に線路ができますと。仮にできると、仮にね。

 どうなるかいうと、ここばっかでも何ですけど、今、1,500万人来とるんですよ、ナガシマスパーランドは、1,500万人。ここら辺で一番多いですよ。

 それで、大体IRの話の中では、全員が言ったわけじゃないけど、2,000万人から3,000万人のお客さんに来てもらうような施設をつくりますと、そう言ってましたよ。すると、足すとですね、3,000万人とか4,000万人になるんですよ。となると、ディズニーランドぐらいになりますよ。東京のディズニーランドぐらいのものがこの辺にできるということですよ、要は。そういうイメージでおらないかんですよ。だから、そういうチャンスが少なくともあるときには、わしは役人というのは検討せないかんと言っとるんですよ。市民の皆さんのために。

マライア・キャリーとかですね。それから、もっと有名なとこ、あの辺が世界のコンサートを、そこまでいかんでも、もうちょっとした、この間、ポール・マッカートニーがきましたけど、名古屋飛ばしばっかりじゃないですか、正直言って。コンサールホールもどんどん少なくなっていくと。こういうときに世界の一流のそういう歌手。例えば、プラシド・ドミンゴでもええですよ。それから、ドイツのカウフマンですか、テノールの。ああいう人たちが名古屋の近辺でコンサートをやってくれるようなのできんのかと、本当に。世界一流が来ないかんのですよ、文化を伸ばすためには。

 そうすると、今でできりゃいいけど、できんでしょう。そこまでいかんだって来やせんのだもん。ほんだで、そういうときにはということで某オペレーターに聞きましたら、河村さん何言っとるの、それはうちが主催しとるんじゃないですか言って、マライア・キャリーなんか言ってましたけど。それから、有名な映画「タイタニック」で出てくる女性の歌手ですけどね、セリーヌ・ディオンのコンサートぐらいやってもらえんかねと。そうしたら、うちがやっとるんですよって言って。すごいですよ、やっぱりオペレーターというのは、その辺は。

(記者)
 伊勢湾地域でみたいなお話もあって、市内に限らず広く考えてというお話だと思うんですけれども、そういうことだったら、例えば、県と協力して、もっと招致の確立を上げるとか、そういった考えもできるかなと思うんですけど。

(市長)
 それもあり得ますよね。それはそれでいいんじゃないですか、別に、そうなれば。

 だけど、要は、どういうとこでというのは、やっぱりやる業者が自分で競争力のある場所だと判断してもらわなできんでね、これ、言っときますけど。

(記者)
 先ほどの話でポートメッセは国際展示場の拡張整備を進めていくということで、ポートメッセのところでIRということは考えてないわけですか。

(市長)
 だけど、それは組み方ですわね。いわゆるオペレーターによってちょっと違いましたけど、一般的に言うと、国際会議場みたいなもんね、ああいうものも含んだのがIRだというふうになってますけど、ある業者さんは、あんまりそれは考えんほうがいいと。エンターテイメントのほうで徹底的にやったほうがいいですよという人もありました。

(記者)
 ポートメッセ以外だと、名古屋港エリアってあまり土地がないような気がするんですけど、あるんでしたっけ。

(市長)
 ないことはないですよね。昔の名古屋港があるじゃないですか。ガーデン埠頭の辺も。それはありますよ、それは。

(記者)
 じゃあ、港エリアというのは、ガーデン埠頭のイメージなんですか。そうとも限らないですか。

(市長)
 そうとも限りません。それは限りませんわね。これからですわ。何を盛り込むのかいうのも。とにかくオペレーターが相談してくれ言ってましたから。とにかくこの辺でどうだっていったら、自分らは自分らで考えてくれるようですわ。当然、向こうはビジネスですから。

(記者)
 市長、さっき三つの地域が出ましたけど、中心市街地と名古屋港とナガシマスパーランド。この三つが出たのは、業者側からこういうとこでどうですかだったのか、市側から、こういうところがありますというふうに言ったのか、どっちなんでしょう。

(市長)
 あんまり業者側からのところは、具体的に港は1人の方が言ったとこはありましたけど、あとは私が一応70年間生きておりますんで、例えて言ったら、市内ならこういうとこがありますわねと言って。それから、港はこうだとか、ナガシマスパーランドなんていうのもすごいですよと、そういう話をしたと。

(記者)
 ナガシマスパーランドは敷地内ということですか。

(市長)
 まずは拡張せないかんわな。それは拡張になりますよ。

(記者)
 30分圏内というのは、業者のほうから。

(市長)
 ええ、そうです。近いほうがいいけど、名古屋駅からほぼ30分圏内ぐらいのところで考えていただくといいねと。

(記者)
 桑名市長と三重県知事にお電話されたということですけれども、実際、反応としては前向きだったんですか。

(市長)
 まあ一遍聞いてちょう。ほんだでよう、あんまりよう電話の内容言うと感じ悪いでしょう。だで、失礼のないようにはちゃんとね、社会常識として。

(記者)
 長島観光開発さんには何か。

(市長)
 それは桑名の市長ぐらいに聞いてちょうだい。

(記者)
 仮定の話ですけど、その案になるとなった場合は、名古屋市抜きで三重県と桑名市だけの区域性計画じゃなくて、名古屋市も関与する形を想定しているんですか。

(市長)
 ぜひね、そうなったらみんなで名古屋圏というか、尾張名古屋といいますか、それでやりゃあいいじゃないですか、ものすごいおもしれぇのを。やっぱり風光明媚だいうのもでかいですよ、ええとこですよ、あそこは本当に。

 わしはここの場で言う以上は、電話の内容はあんまり言えんけど、そりゃもういかんと言っとるということではにゃあということですよ、それは。そんな怒ってまうがね、そんなことを言ったら。

(記者)
 7月の会見では、名駅の近くにどえらいものをという話でしたけど、今のお話だと、大分、少し変わっているようにも聞こえるんですけど、名駅というのはあくまで、市としては。

(市長)
 それは名駅近辺、名古屋中心部、名駅か栄かね、もうちょっと広げてもいいですけど。熱田ぐらいまで広げてもええけど。あの辺のとこでやれたらめっちゃくちゃはやりますよ、そりゃあ。

(記者)
 あくまで三地域、並行的に探すということですか。

(市長)
 探して、提示するということですわ、オペレーターさんに。それはまず、どうですかって言って。

(記者)
 この地域ではここがあります、この地域ではここがありますと、三つの候補を示すというイメージですか。

(市長)
 三つぐらい。

(記者)
 各地域で一つということ。

(市長)
 まだ他の候補地もありますから。ありますよ、名古屋は、意外と。

(記者)
 中心部ってどこをイメージしていますか。

(市長)
 中心部は中心部だわね。イメージのような。

(記者)
 ありましたっけ。

(市長)
 それはいろいろ、ないわけじゃないですよ。だけど、まあやっぱりね、大きいのはあれですね、やっぱりカジノっていう印象が、当然、法律がそれと一緒に出てきましたんで、強いもんで、やっぱり7割は実はカジノじゃないんだと、いわゆるね。そこら辺のところはやっぱり皆さんの理解に入ってこんとなかなかいかん。

 ギャンブルのことを言うんだったら、名古屋市はちなみに名古屋競輪を直営でやってますから。名古屋競輪、あれ直営ですよ。

(伊東副市長)
 組合です。


◎名古屋競輪の場外車券売り場について

(記者)
 じゃあ、市長、ついでに伺いたいんですけど、一宮市につくるサテライト場外車券売り場のほうは、来年の4月開業ということですけども、大型商業施設に併設の形で場外車券売り場をつくるということですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 あっちはあっちでやっていくということでしょう、と思いますけど。

(記者)
 そこに場外車券売り場があっても問題はないということですか。

(市長)
 あんまりそういうふうには話が今なっとらんわね。公営ギャンブルのほうはやって当たり前のもんになってますから。


◎大阪万博について

(記者)
 2025年の万博の開催地が大阪に決まりました。その受け止めを。

(市長)
 ええんじゃないですか、東京ばっかりでもいかんで、とにかく。大阪もかつては難波ということで江戸より立派だったんだもんだで、かつての栄華をこれで取り戻してもらうとですね。それと、テーマが健康ということだで、ええんじゃないですか。なかなかおもしれぇもんができるんじゃないかと思いますけど。

 大阪はやっぱり京都と神戸がありますんで、でかいとこで、だから、両方上手にやると雰囲気出ますよ、それは。

 反対に名古屋からすると、どえらい強敵ですわな、これは。東京、大阪二眼レフ論というのがありますでね、ずっと。

(記者)
 その跡地はIRを誘致するという…

(市長)
 ほんだでかえって難しくなったとかいろいろ書いてありますけど、もうちょっとよく勉強しとらんでようわかりませんけども。


◎IR(統合型リゾート)の誘致について

(記者)
 市長、IRは職員の中でも適地がないし、愛知、三重の協力もわからないし、無理だろうという声が出てますが。

(市長)
 無理だって誰が言っとるのか知らんけど、そんなことより、この地区の納税者に奉仕するという気持ちを持たないかんですよ、公務員は。大事なことは。ちょっとでも商売というのは盛り上げるようにしんと、経済力って一遍に落ちますよ。経済っていうのは。

(記者)
 市長、その理屈で大規模展示場も難しくなりましたし、SLもそうですし、1,000メートルタワー、いろいろ出してますけども、大規模展示場が難しいから新しい目玉をつくったということじゃないですか。

(市長)
 大規模展示場は金城ふ頭でやるがね、倍にして、8万平米。

(記者)
 新しい別の場所はもう無理じゃないですか。それは断念したから新しい目玉を、次から次から目玉を出すという。

(市長)
 そんなこと、当たり前じゃないですか、市長をやっとる以上、納税者のためにいろいろ知恵を絞るいうのは。やらん言うだけだったら誰でもできるじゃないですか、そんなもん。

(記者)
 それは実現性が、根拠が乏しいからできてないんじゃないですか。それはできることをちゃんと理論立てて発表するべきなのに、ここでぶち上げてできてないということが多くないでしょうか。

(市長)
 そんなことないでしょう。名古屋城だってできましたわね。そうでしょう。

(記者)
 名古屋城はとまってますよ。

(市長)
 とまってませんよ。順調に進んでますよ。

(記者)
 職員からしたら、無理難題を押しつけられて、説明…

(市長)
 そんなんおまえさん、公務員の味方ですか、あんたは。どういうことですか、一体。納税者の味方として、経営者たるものはやっぱり仕事ですね、いろいろ経済の力を落とさんように、雇用を守ると、ちゃんと。それはすなわち福祉を守ることですけど。そのためにやっぱりいろんなことを考えていくというのは。

(記者)
 目玉はおもしろいと思うんですけれども、実現できるかどうかという視点で見ると、なかなか難しい、ハードルが高いことを次から次から出すというのは。

(市長)
 別にそう、今回だって業者さんが嫌だいうのだったら言いませんよ、私は。IRでも。5者に聞いて、皆さん一様にいいですよと、名古屋でやられるのは。だで具体的な場所についてはかくかくしかじかの条件があるんで、考えられて、一遍お示しくださいと、そう言っとるんだもんだで。それはお示しせないかんでしょう。

(記者)
 それは例えば庁内の会議で、内部でもんでですね、できるようになってから発表するのが普通じゃないでしょうか。できないかもしれないことを打ち上げてたら…

(市長)
 いやいや、庁内のそこそこの皆さんでは検討をちゃんとしようということはみんなで了解してますよ。

(記者)
 結果的にできませんでしたということが、過去に。市長は言いませんですけれども。

(市長)
 そりゃ国が外したらできませんわね、まず。それから業者もこれではできませんと言ったら、できません。それは。

(記者)
 できなかったら発表しなくていいんじゃないでしょうか。

(市長)
 いやいや、検討するいうことは言ってかないかんでしょう。アンケートも国から求められとるんだで。そのときにやっぱり、今のところ未定という返事を、わしが言ったんじゃにゃあけど、勝手に出したんだけど。やっぱり検討中ですと、適地を、ということは言わないかんでしょう。それが責任ある態度でしょう、それは。

 検討もせずに、やるかやらんか言うことのほうがはるかに無責任じゃない、それ。

(記者)
 わかりました。


◎名古屋城天守閣整備事業について

(記者)
 少年、お城のことが好きな少年に今の復元案について疑問がないか聞いたところ、市長に一点だけ聞きたいことがあるということで。一つだけ聞かせてください。

 市長はどうして、バリアフリーのことは一生懸命やるのに、石垣のことは気にしないんですかという少年の声がありまして、それについて一言だけ。

(市長)
 石垣も気にしてますよ。石垣だって竹中工務店の505億円の中に45億円入っていますから。石垣のtake careするの。そんなの日本で初めてのはずですよ、こんなすごい金額を使って石垣のメンテナンスをやるのも。


このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

ページの先頭へ