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平成25年8月19日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年2月5日

ページID:49733

報告事項

  • 市長の海外出張について
  • 東山動植物園新営業施設「ガーデンズテラス東山」オープン

会見動画

報告事項

◎海外出張について

 8月19日(月曜日)の会見を始めたいと思います。おはようございます。

 

 先日、税金で行ってまいりました海外出張につきまして、ご報告をいたします。

 

 まずシカゴですけれど、中部国際空港株式会社の川上社長さんと共に、ユナイテッド航空本社を訪問しまして、ロサンゼルスと名古屋を結ぶ路線の開設について要請をしてまいりました。

 

 ロサンゼルスへ行きますと、向こうではラボンジさんという議員が姉妹都市交流担当で。名古屋の姉妹都市、sister cityの中では一番古い、55年になるのかな、もうすぐ。

 

(当局:来年55年です。)

 

 来年55年になるということは、伊勢湾台風もその年でしたので。これは本当に古いお付き合いだということを、ロサンゼルスの議員さんもようしゃべっておられます。

 

 そういう名古屋とロサンゼルスの間に、ダイレクトフライトというか、直航便がないというのは、どえらけにゃあ寂しいことなもんで。これは大いに盛り上げないといかんということで、わしも英語をしゃべっていろいろ言っておりましたけれど、基本的に言うと、名古屋港の貿易黒字が、今、5兆円を超していると。日本中の貿易赤字が、5兆円を超していると。ものすごいんですよ。

 

 もう1回言いますと、日本中の貿易赤字が5兆円を超したと。これは、エネルギーの輸入も多いですけれど。それから、真逆で、名古屋港だけで貿易黒字が5兆円を超していると。

 

 そういうところですので、乗る人の潜在的な需要というのは絶対あるんだというようなことを、盛んにわしは強調しておりました。

 

 それはそうなんだけれど、ある人が言っておりましたけれど、確かに、名古屋とロサンゼルスの直行便があってもええですわ。お願いするのは重要だし、今後とも精力的にやりますけれど、僕が聞いたのは、本当かどうかは知らんよ。大型テーマパークが東京にできたので、名古屋のお客がロサンゼルスに行かんでもええようになってまったと。あれがでかいんだと。

 

 ほんだで、名古屋とロサンゼルスで話をして、名古屋というか、この東海地区というか、この辺の人にとって魅力のあるロサンゼルスはこうだと。ロサンゼルスの人にとって魅力のある名古屋はこうだというのをつくらないといかんわといって。

 

 自分のところがうまいラーメンを作らずに、お客に来てちょう、来てちょうと言ったって、あかんがねということを言っておられた方がおみえになりまして。、まさしくそのとおりだなと。両方やらないといかん。

 

 便をつくってもらうのをお願いすると同時に、お客に来てちょうと言うのと同時に、うまいラーメンを作らないといかんと。名古屋、ロサンゼルス、共に。ということを痛感してまいりました。

 

 それから、メキシコでは、去年の12月に就任されましたマンセラさん、メキシコ市長と初めてお会いをいたしまして。この方は、若い、なかなかええ男でして、検察官、検事をやっておられた方ですので、わしが「あんた、手錠を持っとらせんか」と言ったら、「それならいっぺん、河村さんに掛けましょうか」とか何とか言っていましたけれど。

 

 いろんな交流を深めていくということですけれど、初めは動物園の交流がありまして、チャプルテペック動物園というところに、現地に、去年も行きましたけれど。行きまして、東山動物園からはタヌキ、2匹。これはつがいですので、ぜひお子さんを産んでいただくように期待しとるんですけれど。それとアカカンガルー。これも2頭を贈呈いたしまして。

 

 向こうからは、テポリンゴ(メキシコウサギの現地名)という、メキシコウサギと。これは、絶滅危惧種のレッドリストに入っとるやつですが、今確認いたしましたら、本日、成田空港に6時半にテポリンゴちゃんがお着きになったそうです。

 

 公開はちょっと後になりますけれど。1カ月ぐらい先にならへんかということです。しゃべっとるときに、向こうの動物園の園長さんから、動物の交換もええけれど、飼育員を送ってもらうと、大変ありがたいという話があって。

 

 飼育は、実はできるんだけれどもと。だけど、そういう現場の人間ですね、要するに。現場の人間の交流ができるとええよということですので、直ちにメキシコから指示をさせていただいて、東山動物園へ。

 

 わしは2名だと言っとるんだけれど、役所が、「2名と言わんでくれ。1名で頼むわ」と盛んに言っとりますけれど、これは、どちらでもええということはないんだけれど、2名の方が広がりができるんでね。普通はね。

 

 その辺は動物園の現状に合わせてやっていただければええですけれど、こうやって、動物の交流と同時に現場の人たちの交流が始まると、もっと広がっていきますわね、いろいろ。と思いまして。これは約束を果たすと。向こうの動物園の園長さんとの約束を果たそうと、こういうことです。

 

 それから、何べんも言っておりますけれど、メキシコシティというのは、キャピタル、首都ですわね。名古屋は残念ながら首都ではありませんので。他の都市に行く場合は総領事さんが。ロサンゼルスだと新美さんという、Consul General、総領事さんが出てみえますけれど、メキシコシティはAmbassador、大使が、目賀田さんという方ですが、出てみえて。

 

 これはなかなかええ雰囲気ですね。何となく総理大臣になった気がしますのでね。若干でも。ほんの一瞬でもね。

 

 目賀田さんは大変熱心な方でして、名古屋にも去年おみえになって、この名古屋近郊から現状で三十数社ですか。名古屋近郊というか、愛知と言ったらええかしれません。の企業が進出したと。自動車関係が多いですけれど。

 

 それで、これからも含めてだと思うけれど、50という、フィフティーというのはよう記憶にあるんですけれど、そう言っとらせなんだか。

(当局:県内からの進出企業は33社。ちょっと50社は確認できておりません。)

 

 50から60。そういう多くの企業の進出予定があるので、ぜひ河村さんと。名古屋で進出予定の企業の方と、メキシコに実際に住んでおられる方、ないし、こちらから、例えば南山大学にスペイン語科があるようですけれど、そういう人も含めて交流をやるようにぜひしてくださいよということがありまして。

 去年からも言っとりました。いっぺんちょっと、ミニパーティーみたいなのもやりましたわね。そう堅いことを言わんと、飲んだり食ったりしながら。

 

 大変おきれいな方も多いですから、メキシコは。そんな方もようけ集まって、それから、日本人でスペイン語を勉強されとる方とか、メキシコで一旗揚げようと思っておられる方なんかも集まっていただいて、飲んだり食ったり。

 

 そういうところから交流のファーストステップができるとええもんで、これは直ちに指示をしておりまして。その予定の企業を全部回るようにと。

 

 今まで進出しとるところ、ないしこれからのを全部回って、こういうことをやるんでと。名古屋としてはそういう、まあ、お見合いですか。合コンみたいなことをやりますので。メキシコ合コンですね。それをやりますので、ぜひということを、やるようにということで指示をさせていただいております。

 

 メキシコから名古屋市への留学生も、2名だったかな。名古屋市が受け入れるのは。

 

(当局:一般枠1名、姉妹都市枠としては1名。)

 

 月10万円でしたよね、確か。月10万円、名古屋の方から出させていただきますので、姉妹都市枠1人ということで。それもちょっと宣伝してきました。

 

 何でも東京じゃないぜと言って。名古屋大学は、お前さん、3人もノーベル賞を出したがやと。そうやって言ってきまして、「おお、はあ」と言っておりましたけれど、ぜひ名古屋に留学しようというメキシコの方をお待ちしております。

 

 それから、ロサンゼルスにつきましては、はや3回目ですので、かなり向こうの人とも仲良うなりまして。今回は、エリック・ガルセッティ Mayor of Los Angelesですね。ロサンゼルス市長と一緒にパレードの車に乗りまして、走ってまいりました。

 

 これは初めてでね。1度目はジャン・ペリーという市会議員さんで、2回目は、寂しいけれど1人だったですけれど、3回目はいよいよ市長と一緒でして。

 

 河村さんがエルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling in Love(好きにならずにいられない)」という歌を歌ったり、自分で訳の分からん英語でしゃべったりばかりしとったじゃないかと、パレード中はと言われますけれど、あれはちゃんと通訳が目の前におりまして、ガルセッティが「河村さん、あんた、しゃべりゃあ。日本語でも英語でもどっちでもええで」ということで、わあわあ、わあわあしゃべっとったと。リングアナウンサー風にやっておったということでして。

 

 エルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling in Love」というのは、エルヴィス・プレスリーファンクラブの中では大体、投票しますとmost favorite songという、一番好きな、ナンバーワンの歌にずっとなっておりますけれど。アメリカ人もこれは好きですよ。歌いますと。

 

 最後、「Falling in love with LA(ロサンゼルスを好きにならずにいられない。)」とか、「Mr.Garcetti(ガルセッティさん)」とか言うと喜びますわな。というようなことをやって、盛り上げていくと。

 

 とにかく、市長とすると、名古屋が非常にフレンドリーなまちであるという印象を持っていただくということが一番大事なんでね。くそ難しい顔をして、あいさつだけして「さよなら」では、話にならんということですわ。国際親善はね。

 

 そういうつもりで、常にやらせていただいておりますと。市民の皆さんの税金を使っておりますので、そういうことです。

 

 そしてもう1つ、今回の一番大きいテーマというか、僕にすると。去年、チームの方に行っていただきましたけれど、ロサンゼルスのいじめ対策ですね。去年も行っていただいたけれど、何か日本の状況というのがしっくりせんもんがあって。これもやっぱりショックでしたね。初めて気が付いたというのか。

 

 いわゆるカウンセラー。名古屋でも、日本でもありますよ、カウンセラーというのは。という人たちがようけ出てきまして。そこでお話ししましたけれど、去年から、組織図は持っていましたけれど、先生と(カウンセラーが)同じ立場なんです。教師と。

 

 その中のマダムが、だいぶ自分で力んでいましたけれど、私たちは、数学は苦手だと。数学の授業(を教えるの)は。しかし、数学の先生は、私たちみたいに子どもの成長とか、健康とか、精神的なものも含めて、こういうことは得意じゃないんですと言って。だから、対等なんだね。

 

 手をあげてこうやって言っていましたけれど、教員とこのカウンセラー委員会というのは対等なんです、実は。「ああ、そうかね」と言って。

 

 いじめがあったときに記者会見するのも、これは元気なお母ちゃんが、「私がするんです、教師じゃないですよ」と言って。広報部があって、きちっとね。向こうの場合は、教育委員会で選挙もやっていますし、課税権もありますから。独立の政府みたいなものですよ、1つの。

 

 それもあるんですけれど、だから、いろんな人がみんな集まって。名古屋市がもしやるとすれば選挙をやらないといかんですけれど。教育委員会という名の名古屋市なんですよ。第2名古屋市みたいなものなんですよ。

 

 そういうものをつくっていこうかということで、今、カウンセラー委員会(仮称)を構成するのはどういう人たちであって、教員との関係は、もっと独立の、対等なということは聞いてきましたけれど(どうなのか)、それを今、国会の図書館ないし調査室にも聞いておりますし、当局にも調べてちょうというふうに言ってありまして。(名古屋市が)いっぺん挑戦するかと。

 

 多分、日本で初めてになると思います。それをやりますと。教員の皆さんは反対する可能性が非常に強いのではないかと思われますけれどね。分かりませんけれど。

 

 教育委員会というのは、教員のものだけではないと。そういうことを言うと、何を言っとるんだと言われるか分かりませんけれど。少なくともそういう認識を国民や市民の皆さんが持っとることは事実ですので。今のところ。

 

 という(ことで)、大変に参考になりました。これが1つ。これは直ちに採用していきたいということで、もうちょっと詳しく調査中です。予算措置が要るなら、当然していこうと。子どもさん1人の命を救えるんだったら、どんなことでも惜しいことはないというふうに思っております。

 

 それから、ロサンゼルス市議会のトム・ラボンジ議員さんとのやりとり。ラボンジさんというのは、向こうは、やっぱり役人が出てくるんじゃないんですね。議員が出てくるんです。姉妹都市委員会の委員長なんです。名古屋だけじゃないんです。

 

 姉妹都市は幾つあるんだ、ロサンゼルスは。20ぐらいあらへんか。その委員会の委員長です。彼は。

 

 ということで、ああ、そうかと。全然違うんだ。日本だと役所が出てきますわね。大抵、局長が。議会の議長が出てくる場合もありますけれど、そういうちょっとパーマネント(永久)的な、そういうようなものではないものでは。

 

 だけど、そういう場合にまず議員が出てくるというところが、なるほどなということでしたが、話し合ったことの中で、録音しておりましたので、和訳ができると思いますけれど、私は何べんも言っていますけれど、日本の市長と議会を両方(市民が)選ぶというのは、アメリカの物まねなんですわ。戦後の。

 

 ほんで、議会の方が強いんですわ。議決権を持っとるので。向こうと同じですから。これは物まねなんです。

 

 それで、無党派というのは分かる。その代わり、条件があって、ほとんど、いわゆるボランティア型か、市民並み給与型か、任期制限かということで、家業化を防いどるんですけれど、市会議員を強くしているから。

 

 だで、防いでいるんですけれど、ラボンジさんよと。これはちゃんと書いてくれないといかんで。マスコミさんも。そうしたら、無党派、向こうはノンパーティー。ニューヨークはパーティーだと言っていますけれど、それはそれでまたちょっと、詳しくは調べられなんだでいかんですけれども、一人一人が、自分は、ほとんど民主党が多いですけれど、民主党だという、それは国政、大統領選挙のことであって、市会議員においてはみんな無党派です。一人一人がインディペンデント、独立しとるんです。日本みたいに党議拘束することはあかんのですわ。

 

 その制度が(日本では)報道されとらんということは事実だけれど、それじゃ、何か条例とか予算とかのときに、(みんなで)相談はしないのですかと聞いたったんですわ。ラボンジさんに。

 

 そうしたら、またきちっと文字起こしをいたしますけれど、相談はすると。しかし、1、2、3、4とやっていましたけれど、8人ありますと、過半数を超えるような投票依頼をすることは駄目ですと。これは禁止されております。そこの過半数前のラインをfine line(紙一重の線)と言うらしいんです。fine lineというところまでしかできないということを言っていましたね。

 

 そりゃそうだよねと、俺は言って。皆さんに繰り返しお願いしておりますけれど、私を選んでくれた市民の皆さんの、そのときに約束した民意というのは、実現されなきゃ駄目なんです。しかし、議決権は市議会が持っているんです。(市長には)解散権はないんです。衆議院と違って。

 

 となれば、それは、どんな議論をしてもいいですけれども、一定それは通っていくというのか、尊重してくれる仕組みがないといかんですよ。もし政党で過半数が組んで、賛成しよう、反対しよう、それならこれで今度は市長の(議案)は否決したろまいといって。

 

 それが通るんだったら、解散権がなかったらやれないじゃないですか。全然。俺はいいんですよ。市民の皆さんの付託は実現できないですよ。と言ったら、やっぱり(ロサンゼルスでは)そういう話でしたね。

 

 そういうところを、ぜひ皆さん、お調べの上、きちっと報道していただきたい。日本中でそういうことを言っとるところはないですよ。こういう報道をされているところは。実は。

 

 採決の強要はできないと。過半数を超えて。ということを、ラボンジさんが言っておられまして。これはまた訳で(海外出張報告書として)出てきます。

 

 それから、議会の事務所も行きましたけれど、これはしょっちゅう行っておりますので、いっぺん地元の事務所へ行かせてくれといって、2カ所行ってきました。

 

 1カ所は個人的な事務所みたいになっていましたが、向こうは区役所がないみたいでね。それから、1カ所は、市民の集会所や何かと一緒の施設の中へ入っていて。そういう面では、区長とはちょっと違いますけれど、その代わり、スタッフもようけおりますわね。これは税金です、みんな。その代わり、秘書じゃなくてスタッフですね、みんな。

 

 どこが違うかというと、これも質問したんだけれど、途中で何となく他の話題になってしまいましたけれど、私が聞いとるところでは、税金が出とるスタッフが、例えば葬式の運転手をやったり、日本で言えば盆踊りの運転手をやったり、そういうことはできるのかと言ったら、もにゃもにゃと変なふうになりましたけれど。スタッフは、形式的に言うとそういうことはできない、秘書はできると。

 

 というのが、普通の理解ですけれど、そんな話でした。その他にもいろいろ聞いておりますので、また和訳(海外出張報告書で報告)いたしますので、ぜひ読んでいただければと思います。

 

 それから、四世バスケットボール協会というのがありまして、向こうの四世さんですね。日系四世さんのバスケットボールリーグがあるということで、ぜひ名古屋に受け入れたり、名古屋の人が来たりという交流ができんかという話がありまして、これはベリーグッドじゃないかということで、そのバスケットボールチームがちょうど交流(試合を)しとるところへ行きまして。

 

 島根県松江市のチームがちょうどやっていまして。そこでまたエルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling in Love」を、1曲歌いました。インターバルのときにですね。

 

 (交流を)大いにやろうということですけれど、「お金はどうなっとるの」と聞きましたら、ロサンゼルス側は寄附らしいですね。みんな寄附でやっているということなもんで、わしはそこでも言いましたけれど、すぐタックス(税金)へ行くのはいかんと。

 

 今日、幹部会におみえになった方は分かっとると思いますけれど、これでよう分かるんですわ。スポーツ交流というと、教育委員会になるの。だけど、寄附ということになると、市民経済局になるんですわ。NPOの寄附は。

 

 NPOになりますよ。当然。例えば四世バスケットボールチーム・アソシエーション・ファンデーション(四世バスケットボールチーム協会基金)とか、イン・ジャパンとか、日本の基金をつくるということになると、それはいわゆるNPOになりますわ。

 

 寄附を受け入れて、寄附金控除を受けようとしたりすると、それは、そういうNPOの仕組みをつくらないといかん。そうすると、担当は市民経済局になってまって、教育委員会に言うと、すぐ補助金になるわけです。いかんと言って、わしは、そんなのは。みんなで頑張らないといかんと言って。

 

 わしが直接電話するでええわって。あんたら、縦割りになっとるで無理だで。誰が悪いということを言ったってしようがないんだと言って。だで、わし、仲のええというか、懇意にしとるバスケットボールの偉いさまに電話しまして。2日ぐらい前に。早速始めてくれと。ベリーグッド・アイデアだということで、みんなに声を掛けますわと言って。

 

 名古屋、愛知というのは、バスケットボール王国ですよといって。みんなでやりましょうということになっていますので、今後どういうふうに発展するかにつきましては、ぜひ応援していただきたいと思うんだけれどね。

 

 寄附でやるということはどういうことかというと、税金がその分要らんということもありますけれど、もう1つ、2つ大きいのは、参加する人が多くなりますわね、当然。みんなでつくったと。

 

 それから、規制がないわけですわ。役所がどうのこうの言えません。そんなもの。何を言っとるんだと言われますよ。俺たちがやっているんだということになりますので。いわゆる自由ですね。

 

 自由というのは、間違った訳語だと言われておりますわね。libertyでも、freedomでも、解放と。役所の管理から解放された、自由な日系四世とこちらの中学生との交流が始まるということで。そういう格好の、市民の皆さんの、バスケットボール愛好者の皆さんの、寄附で成り立っていく、こういう交流ができていけば、これはええですよ。そういう道を、今、指示したところです。

 

 それから、蒸気機関車の展示も見てまいりまして。あれはハリウッドの方かな。入場料金は無料でしたけれど。静態保存ですけれどね。ぎょうさんの蒸気機関車と客車がありまして、いろんな話をしておりました。

 

 お金はどうなっとるんだというところまでは話しましたけれど、要するに、土地と建物の、倉庫の金とか、蒸気機関車そのものは市が出しとると言っていました。あと、運営は、そういう市民団体をつくって、みんなで、寄附でやっとるんですわということで。

 

 お客はどれだけ来て、収支はどうなっとるんだということを出してくれよという(話をしている)ところに、トム・ラボンジ議員が進入してまいりましたので、そこでホットドッグを食ったりなんかしとるうちに、他の話題になりましたけれど。その資料を送っていただくことになっておりますので、それを見て、またご報告ができると思います。

 

 そこで言っていましたのは、「今、名古屋駅って、1日40万人止まるんですわ。新幹線で」と言って。オール・パッセンジャー(全ての乗客)がストップしますと。40万人。ゆっくり(速度を落と)して行きますから。全部止まるというので。そのすぐ横のホームがあおなみ線のホームであって、そこに、動く蒸気機関車ね。D51(デゴイチ)なり、それからB6なり。

 

 ということを、今、考えとって、実際に動かすんだと言ったら、「ええ?」と言って。どう言ったですかね、英語で。ちょっと覚えとらんけれど、えらい吸引力だなという言葉でなかったか?何かよう分からんけれど、「どえらいことですね、それは」と言って。「すごいですよ、それは。人の吸引力は」ということを言っておられたのを、よう記憶しております。

 

 それと、ヒダさん、前のロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会委員長には大変お世話になりましてね。この席を借りまして、サンキュー・ベリー・マッチということです。また、ハシモトさんという、ちょっと昔のお嬢さんが大変骨を折っていただいて。私もよく覚えていますけれど、名古屋まつりのときなんか、ほとんど来てござったんでないか。あの人。

 

(当局:二世週クイーンたちを連れて。)

 

 クイーンを連れて来ておられましたけれど、本当に急でしたけれどお亡くなりになりまして、議員団の導きもありまして、葬儀に参列することができました。これも、焼香しながら、サンキュー・ベリー・マッチということを言ってまいりました。

 

 今度の新しい委員長さんは、照子・ワインバーグさんという方で。わしも3回行っておりますので、結構ようしゃべる。自分で「Call me Hurricane Teruko(ハリケーン・テルコと呼んで)」と言っていましたけれど。一宮の方です。「河村さん、今までも頑張ってきたけれど、もっと大いに盛り上げよまい」と。

 

 ロサンゼルスで一旗揚げようと思っとる人ね。商売やら、それから留学でもいいですわ。向こうで勉強しようという人たちに、ロサンゼルスの内実というか、こうやってやったらええよとか、ああやったらええよとか、普通ちょっと言えんような話もして。

 

 ぜひみんなに来てほしいから、そういうことをやろうねということですので、名古屋で近いうちに、それじゃあ、やろうかということになっておりますので、大いにご期待をいただきたいということです。

 

 以上が外国のご報告でした。

◎東山動植物園「ガーデンテラス東山」オープンについて

 次に、東山動植物園の新営業施設「ガーデンテラス東山」のオープンについてご報告いたします。

 

 現在、東山動植物園では「東山動植物園再生プラン新基本計画」に基づき、さまざまな整備を進めておりますが、このたび、新しい営業施設であります「ガーデンテラス東山」が植物園の洋風庭園エリアにおきまして、9月3日(火曜日)にオープンすることとなりました。

 

 この「ガーデンテラス東山」は、「自然との融合」をテーマとした多目的レストランで、本格的なコース料理を堪能していただけるだけでなく、ウエディングにも対応いたしております。

 

 東山動植物園のブランドコンセプトは、「つなぐ」です。東山動植物園が、人と自然、動物と植物など、さまざまなものをつなぐ場になることを目指す中で、この「ガーデンテラス東山」で式を挙げたお二人が、パパ、ママになり、子どもを連れて東山を訪れ、さらに、2人がおじいさん、おばあさんになり、孫を連れてまた訪れると。このように、世代を「つなぐ」役割をこのレストランは持っていると言えます。

 

 東山動植物園という自然豊かな森の中、斬新で快適な空間の中で、とびきりの料理を楽しむもよし、また、結婚という人生の大きな門出をここで迎えるもよし、市民の皆さまには、これまでにない心が豊かになるサービスを提供できると思います。

 

 新たな魅力を備えました東山動植物園に、ぜひいま一度お越しいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

 なお、来週の8月28日(水曜日)には、オープンに先立ち、レセプションおよび報道機関の皆さまを対象にしたプレスプレビューを行います。

 

 このレセプションには私も参加いたします。報道機関の皆さまにも、一度「ガーデンテラス東山」をご覧いただければと思っております。

 

 今日幹部会でも言いましたけれど、ロサンゼルスに、ハリウッド・ボウルという。ものすごい大きいですけれど、1万人以上収容する。坂を利用しまして、野外音楽堂みたい(なもの)があります。そこまで行かんでも、200から300人でもええけれどね。名フィルなり、セントラル愛知交響楽団)なり、学生とか、できればプロ級ぐらいのジャズバンド等を。それから、有名な歌手に歌っていただいたり、そういうことも大変ええではないかと。そういうのができんかということは、今日も、申し上げてきました。200から300人ぐらいのところで申し上げてきました。

 

 こうやって、ええのができるのもええんですけれど、私はもっと、世界一の回転ずしとか、それから、酒も焼酎も飲めるというような、おとっつぁんやおっかさんが行って楽しめるような庶民的な植物園の部分もオープンするとええなというふうに、つくづく思っとるというところです。

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎いじめ対策について(その1)

(記者)

 先ほども触れられていましたが、海外視察で、いじめ対策に関してかなり得られるものがおありだったようですが、帰国後、市教委など当局に指示されたことを、詳しめに教えていただければと思います。

 

(市長)

 本当にショックでして。私。カウンセラー委員会というのが、教職の教員さんと同じ、イコールの立場で活動しているということが、なぜ今まで分からなかったんだと。(ロサンゼルスと)55年間、友好都市として何をやっとったんだと。こればかりじゃないですけれどね。

 

 そういう気がしましたので、大至急取り組もまいと。まず、調べないといかんと。完全に。その分、予算措置してでも頑張ろまいということですね。それを指示したところです。

 

(記者)

 予算措置というのは、9月議会に出てくると。

 

(市長)

 9月でやれればやります。子どもさんの命が懸かっておりますし、今回の南区の子どもさんの悲劇で、亡くなられましたけれど、彼が言っとるでしょう。もし来世があるなら、見つめていますと。見ていますと。彼が書いとるわけです、遺言書で。言葉でね。それに応えないといかん、ちゃんと。

 

 これは一番大事なことですよ。そういう、自分でオブリゲーション(責務)というかを、持っているかどうかということは。わしは強くそれを感じておりまして、これは本当にショックだったですね。

 

 先がた言ったけれど、印象的なのは、カウンセラーの外人のお母ちゃんが言っとった、私たちは数学はあまり得意じゃない、数学の先生は、私たちのようなカウンセリングみたいなことは得意じゃないんですと言って。だから、イコールだと、手を出してこうやって言っていました。

 

 そういうものをつくって、今回の南区の子の天上でのウォッチ(観察)に応える。また、そこまで行かなくても、不登校なり、そういう子どもたちが、名古屋に来りゃあ伸び伸び暮らせるぜと。面白いぞと、みんな、がきんちょたちが言ってくれるようにですね。子どもさんたちが。そういうナンバーワンのまちができんかと。

 

 そのために予算を惜しんどってはいかんですよ。もし予算が要るならね。だけど、どうも今、人数を見てみますと、意外とそうではないのではないかということがありまして。人数で言うとね。

 

 となると、どこが違うかというと、やっぱり自立性でしょうね。自立性。

 

(記者)

 カウンセリングを専門とする人たちを1つの組織みたいにして、それを教育委員会から独立させると。

 

(市長)

 教育委員会から独立させるというか、どうするかですわ。向こうは教育委員会の中に入っているんですよ。だけど、向こうの教育委員会は選挙していて、別個の政府ですから。

 

(記者)

 少なくとも先生方と同じ権力というか。

 

(市長)

 同じ権力、力。力と責任を持っていただくということですね。これに挑戦すると。

 

◎平和首長会議について

(記者)

 平和首長会議というのが定期的に開かれていまして、政令市では、名古屋はまだオブザーバー参加という形になっているのですが、平和首長会議に名古屋市も加盟されるのかをお伺いしたいのですが。別に入っていないから核兵器廃絶に反対しているとか、そういうことではないと思うのですが。

 

(市長)

 ないんだけれど、前からありまして、何となく、いろんなお立場がある分野ですのでね。この分野は。だで、どうなのかちょっと確認してちょうよという辺のところで、ちょっと時間がたっとったという感じですけれど、浜松も入られて、浜松の市長とも連絡しまして、みんなで応援すればええがということなもんで、加盟するようにしたと。

 

(記者)

 加盟するように。

 

(市長)

 はい。広島の市長に伝えましたけれど。

 

(記者)

 いつ伝えられましたか。

 

(市長)

 この間の政令指定都市市長会で。

 

(記者)

 そうですか。では、近日中に入ると。

 

(市長)

 もう入っとるんじゃないですか。

 

(記者)

 いや、まだ入っていない。

 

(市長)

 入っとらん。そうですか。何でかな。

 

(記者)

 分かりました。ありがとうございました。

 

(市長)

 権威がないもんでよ。どうか知りませんけれど。本当かね。よう分からんけれど、まあ、そういったところです。

◎大津市のいじめ問題について

(記者)

 2011年に大津でいじめの事件がありましたが、その大津市の対応について市長はどのように思われているか、教えていただきたいのですが。

 

(市長)

 結局、みんなどこでも同じパターンで、大体事件が発覚するのは、マスコミに出た後ですわね。それから、大津のことは完全に覚えておりませんけれど、普通、校長とか関係者が出てきて、そういう事実を把握していなかったとか何とかと言うわけですわ。

 

 ちょっとたって、マスコミが、いやいや、こういうことで、いろんな生徒からの情報があったはずだと言うと、いやまあ、すみませんといって、今度は先生が謝って。

 

 またその後に今度は教育委員会が出てきまして。教育委員長という方がですね。教育委員会は、僕はもっと実質化しようとしていますけれど、申し訳なかったとか何とか言って。誰の責任であったのか、よう分からんのですね、結局。

 

 ということで、具体的に言うと、どうやって気付くのかと。ファーストステップは、先生ですね。まず、気付くのは。友達も、家庭もあるんだけれど、総合力なんだけれど、先生ですね、普通。教師。が、じゃあ、誰にどう相談するのかということが、よう分からんですわね。

 

 名古屋で聞きましたら、まず学年会みたいので話をすると言いましたね。そういうところで、僕も頭が止まっとったんですわ。

 

 だけど、これはさらに調べないといかんけれど、繰り返しますけれど、ロサンゼルスでは、そういうときはカウンセラー委員会がやるんですよ。広報部がまた別にあって、広報は広報で単独で記者会見をやっているんですね。

 

 だから、そこらのところですね。どうしても教師の場合は、事なかれ主義に行くところがあるじゃないですか。はっきり言いまして。先生をかばうわけでしょう、いろいろ。だから、その道の専門家でやることが必要だなということが、大津のこともですけれど。そういう提言はないですわね、今のところ。

 

(記者)

 第三者委員会という意味では、大津がひとまず先行した事例ですが、その大津の第三者委員会に対して、いい点、悪い点というのを、もし市長がお考えをお持ちだったら教えていただけますか。

 

(市長)

 大津のやつは、報告をするのは、どういうふうだったかな。ちょっと僕もしっかり(覚えていませんが)。岩城副市長が詳しいですけれど、(第三者委員会は)名古屋もやっていまして、これも期待はしております。なかなか情報が外へ出てこんでというご不満もあるようで、この辺も岩城副市長に相談をしておるんですけれど。

 

 もう1つ、教育委員会そのものは、教師だけのものではないというところが非常に重要でないかと思いますね。

 

 わしはよう言っとるけれど、教育とエデュケーション(education)は言葉が違うと。そのとおりですわ、要は。

 

 記者の方で代わった方がおみえになるで(お話ししますが)、何べんも言うなと言われたら困りますけれど、教育の「教」の右側の、「文」みたいな字は、「むち」の象形文字なんです。教育というのは、むちでたたいて育てるというのが、漢字の語源です。

 

 エデュケーションというのは、ラテン語の、「エ」というのは「外へ」というので、「デュース」というのは「引っ張る」という意味なんです。だから、むちでたたくという意味は一切ないんですよ。エデュケーションには。いろんな人の多様なものを応援して、引っ張り出してあげるという意味なんです。

 

 だで、(海外出張で)よう分かったのは、やっぱりそうなんですよ。カウンセラー委員会というのは、いろんな個性をみんなから引っ張り出す。数学の知恵を引っ張り出すのも、それは教師の役目だけれど、もっといろんな、人とどうやって付き合っていくかとか、そういうことも引っ張り出してあげるというのも。「のも」と言うより、「のが」エデュケーションの大きな本質的な意味であるというところは感じましたね。

 

 そちらへ挑戦させていただくということで、初めての挑戦になると思いますけれど、学校の先生方も反対せんようにね。これは言っておきます。反対しないように。今までの独占は崩れますから。教育委員会の中の。

 

 本当は教育委員会でやらないといかんですけれど。ご承知のように、アメリカでは教育委員は選挙していますからね。その代わり、もっと小さいね。ロサンゼルスはでかいですけれど。日本では、教育何やら何やら法で自治体に置くというふうに決めちゃったもんで、名古屋で1つということになっちゃうんですわ。

 

 だけど、アメリカは僕、国会議員のときに調べましたけれど、中学校に1個ぐらいあるんですよ。教育委員会というのは。だーっと数を平均しますと。ほんだで、選挙するときに身近なんですよ。中学校に1人ぐらいだと。やっぱり選挙する気になるね。

 

 その代わり、課税権も持っておって、1つの政府ですよ。校長も、教員なんかで、校長会が「お前だ」って、そんなことはやっていませんよ。みんなで選んだ人だから、外国の教員というか、先生や学校長って、どえらい尊敬されとるね、みんな。

 

 そういう存在に大いになってほしいし、それより、子どもさんたちが伸び伸び育つのを応援するんだという。原点を変えないといかんです。

 

 中学校のころから伸び伸びと教員と戦ってまいりました河村さんの感想は、相当コンフィデント(自信がある)というか、自信を持ちました。どっちがええか、知らんけれどね。

 

◎いじめ対策について(その2)

(記者)

 カウンセラーのことでもう少し具体的にお伺いしたいのですが、どれぐらいの規模で。例えば、全ての学校にカウンセラーを常駐させるとか、具体的にどのように実施されるのでしょうか。

 

(市長)

 重要なことは、人数だけじゃなくて、組織の自立性をつくるということでね。その代わり、責任も持ってもらわないといかんもんで、なかなか大変だと思いますよ。取り組んでいくのは。

 

 今のところ、ロサンゼルス統一学区で300人ということでしたので。ロサンゼルス統一学区といって、あれは人口400万人か。

 

(当局:480万人。)

 

(市長)

 そうか?7つか8つに割っての、その中のでかいやつが統一学区でなかったか?

 

(当局:統一学区というのは、その7つを合体したものが統一学区ですので、ほぼロサンゼルス市域に近いのですが、いわゆるロサンゼルス政府よりはちょっと大きいところをカバーしていると聞いていますので、人口も、いわゆる都市の人口よりはかなり多いです。)

 

(市長)

 そうかも分からんですけれど、わしは7つぐらいに割って、その中の大きい教育区が1区入っとるあれのことかと思ったけれど、そうじゃなしに全部か。

 

(当局:はい、全体です。)

 

(市長)

 全体かね。全体というと、人口400万人ぐらい。それも、幼稚園から高校までありますから。ビルを1個持っております。選挙して、1個の政府なんです。広報部も持っております。

 

 向こうは、すごいですよ。当然のことながら、学校をつくる権限もあるし、予算もありますし、校長を誰にするといって自分らで決めていますのでね。

 

 日本は、形式だけそこまで行ったけれど、内容は、戦後、そこまでよう伴わなんだということですわね。選挙を杉並区がやりましたけれど、大きすぎる単位で選挙をやってもね。そうすると、400万人で選んどるのか。

 

(当局:いえ、それは7つの細かい地区に分けてあります、それぞれ(の地区)から(教育委員が)1人です。1人ずつで7人、選出されています。)

 

(市長)

 そうやってやっとるようですね。なるべく小さくしないと、教育委員って、でかいところで選んだって、分からへんでね。だから、総務省なんかはと言うと怒られるか分からんけれど、そんな選挙しない教育委員会だったらやめてしまって、みんな市長部局でやったらどうだというのが、1つの考え方です。

 

 1つの考え方ですよ、それは。独立してやるんだったら。選挙しないと。誰か責任を取らないといかんですよ。とにかくそれは。私は選挙で責任を取っとる存在ですから。独立するんだったら。

 

 日本はそうなっていないということで、いろんな議論が錯綜しとるんだけれど、取りあえず、その議論をやっとるより、子どもの悲鳴にとにかく耳を傾けるというのが最大の名古屋市の政策ですので、カウンセラーの皆さんに、いっぺん自立してやってもらおうということです。

 

 だから、今言った人口400万で(カウンセラーが)300人ぐらいですわ。そうすると、今の名古屋でも既に何人かござるんですわ。カウンセラーって。この間、増やしたんですわ、ちょっと。

 

(当局:160人。)

 

(市長)

 160人おるんですよ。そうすると、数だけで言うと、実は名古屋の方が多いということになるね。なるんですわ。いっぺんここのところを、精査しないといかん。

 

 だけど、カウンセラーの中には、ご不満がたまっておられる方も多いやらに聞いておりますので。どうもね。数学の先生をやっとる人も、子どものいろんな、不登校やら、そういうこともやってもらわないといかんけれど、主体的にやるのはどうかということですよね。

 

(記者)

 カウンセラーのことで追加質問ですが、対等にするというのは、考え方は分かるのですが、ただ、具体的に、実際に現場に配置されている中で、対等にしていくといっても、外形上はほとんど、組織が変わったとしても、変わらないわけですよね。実際の現場のレベルからすると。

 

 どういうふうにして対等にするのかということと、それと関わると思うのですが、実際の権限というか、例えばどういう部分まで広げていこうと考えられているのかというのをお伺いしたいのですが。

 

(市長)

 それこそがビッグクエスチョンですね。今だと、大体週いっぺんござるだけでしょう。カウンセラーは。週いっぺん来て、いろいろ熱心にやってござるけれど、まずアメリカ型をしっかり調べて、日本型と、どういうふうにやっていくかというのを、やらないといかんわね。やらないといかんですよ。

 

 それを、問題は、教育委員会に任せきれるかという問題がある。事務局に。初めからこういうことを言っとると、正直疲れるけれどね、人生。

 

 教育委員会が本当にやってくれればいいですよ。自分のところの権益を全く度外視して。今のところ、教員さんが全部取り仕切っていますから。そうでしょう?だから、ある程度引っ張っていかないといかんですね。

 

 ぜひジャーナリズムの皆さんからもご提言をいただけるとええけれど、突然、今の状況で、あんたたちにこういうふうでこうだで権限を与えますでと言ったって、なかなかそうは、スッとはうまいこといかんと思いますけれど、それをためらっとってはいかんわね。

 

(記者)

 具体的に、例えば権限の中身というのは。それもこれから検討していく話ですか。

 

(市長)

 多分、そういう子どもさんの悩みとか、そういうようなことは、よう分からんけれど、何かあったとすると、数学の先生が気付いたとすると、そっち(カウンセラー委員会)へまず相談するんじゃないですか。分からんけれど。

 

 学校の中でも相談するか分からんけれど、カウンセラー委員会にまず出すと。全部、だーっと。そういうようなことなんじゃないですかね。そういうことと思います。

 

 責任を、校長が取るということになっていますけれど、向こう(ロサンゼルス)は。校長は、日本の校長とちょっと違いますので。あれもちょっと訳さないといかんですけれど、いろんな人が集まって校長を決めるんだと言っていました。

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