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平成25年5月20日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月27日

ページID:47685

報告事項

  • 中小企業の振興に関する取り組みについて

挑戦する中小企業を応援します!名古屋挑戦型企業塾の募集のご案内

殿村美樹氏を招いて「お金をかけずに自社の魅力をアピールする戦略」をテーマに講演会を開催します

  • 公園パートナーによる社会実験・ビヤフェスタの開催について
  • 風しん予防接種の費用助成について

会見動画

報告内容

◎中小企業の振興に関する取り組みについて

 おはようございます。5月20日(月曜日)の記者会見を始めたいと思います。

 

 まず最初に、中小企業の振興に関する取り組みということで、名古屋市では、中小企業の皆さんが誇りを持って事業活動に取り組むことができるよう、地域社会全体で中小企業の振興を図り、活力ある豊かな名古屋市の実現を目指すため、平成25年4月に「中小企業振興基本条例」を施行いたしました。

 

 この条例では、中小企業の皆さんの経営基盤の強化や新事業進出にチャレンジする意欲を高める施策などを展開することを定めております。

 

 この理念に沿って、頑張る中小企業の皆さまを応援するため、「名古屋挑戦型企業塾」を設置することとしました。

 

 企業塾では、新商品・新技術の開発や新分野進出などについてのセミナーや研究会の開催、産業関係の展示会への共同出展などの活動を行います。

 

 また、この条例の施行を記念して、6月13日(木曜日)に国際デザインセンターにおきまして、「お金をかけずにできるPR  自社の秘められた魅力を引き出しアピールする戦略と発想」と題した講演会を開催することになりました。

 

 講師には、「佐世保バーガー」や「ひこにゃん」のPRを手掛けたことで有名な、株式会社TMオフィス代表取締役の殿村美樹さんをお招きいたします。

 

 なお、企業塾および講演会へのお申し込みは、いずれも本日から6月10日(月曜日)までとなっております。

 

 こうした取り組みを通じまして、中小企業の皆さんの代替わり(事業継承)や商売繁盛につながるよう、事業展開や人材育成の支援をしてまいりますので、チャレンジ意欲のある中小企業の皆さんにぜひご参加いただきたいと思います。

 

 ということですけれど、今日、幹部会で言いましたが、この最後のところで、代替わり支援というふうになっていますけれど、中小企業というと規模をどのぐらいを言うかは別ですけれど、やっぱり息子、娘でもいいですけれど、家族が仕事を継ぐということは決定的なんですよ。

 

 今も指示しておりまして。やるのか、やらんのか、あまりよう分かりませんが、と言ってはいかんですけれど、やらないといかんですけれど。とにかく名古屋の中にあります、中堅企業ぐらいのところもかえってそうですが、本当のお店ですね。肉屋のおやじ、八百屋のおやじ、魚屋も非常に少なくなりましたけれど、居酒屋だとか焼き鳥屋のおやじ、こういうところの息子にいっぺんアクセスして、みんな、集まりゃあと。

 

 「まあ、おやじ、わし、やめて名古屋市役所を受けるわ」と。こういうのもええけれど、「まあ、そうまんざらでもないぞ」と。「おやじの後を継いで、いっぺんやったらどうだ」というような、まずモチベーションを持ってもらわないといかんです。

 

 金がもうかるとか、設備投資にどれだけ金がかかるとか、企業が金を貸してくれるとか、いろいろありますけれど、まず選択肢の中に入れてもらわないといかんのだけれど、多くの息子さんが、入っておりませんですわ。

 

 そこをやらないといかんぜということで、取り組みたいと思います。

 

 先ほど幹部会でも言いましたけれど、夜にやっとるテレビ番組をこの間、見ておりましたら、ええことをやっとったですよ。

 

 大阪ですけれど、ミックスジュースがどえらい売れておると。安いわね、今。それから、たい焼きが1個60円で売っとると。これもめちゃめちゃ売れとる。その社長が出てきまして、その社長のインタビューで、原価率を50%まで上げるんだと。反対に。方針は。

 

 原価率を上げるということは、高く買うということですけれど、それは難しいので、売値を下げるということですね、要するに。たい焼きを60円でやると。ということは強烈な話なので。うちの近所で120円のなかなかうまいのがありますけれど、これはなかなか強烈です。

 

 そうするとどうなるかというと、それだけ、60円で30円が原価なら安いということになると、ええものになるわけです。非常に。どえりゃあお値打ちだということになって、売れるようになると。そうすると、さらに原価を下げられると。ようけ買えるもんだでと。

 

 ということだけれど、この戦略については、非常に初めの問題があって、初めはもうからんわけです。これが3カ月か半年になるか、1年になるか分からんけれど、とにかく赤字でも頑張らないといかん。

 

 そこに残業代をくれと言うような従業員があったら、やれないんですよ。残業みたいなものは当たり前だと。汗水垂らかして24時間働きまくりゃあといって。ほんで下げたない頭を下げるというのは、家族でないとできんのですわ。

 

 だで、そこのところのインセンティブ(誘因)を名古屋市がサポートするということをやると面白いなということで、これは指示をさせていただいて。商店街の補助金もありますけれど、どれだけ補助したって、息子が後を継がんとやれません。

 

 娘でもええんですよ。今はそこのところを配慮しないといかんようですので。息子も娘も、どっちでもええですけれど。息子と娘でなくてもいいです。第三者の方でもええですけれど、後継ぎは。だけど、やっぱり家族でないと、一番最後の頑張りがなかなか利かんのだわ。それを応援しようということで、最後に書いてありますが。

 

 それと、中小企業で言えば、今も言っていましたけれど、自動車産業、航空宇宙産業、工作機械で、日本で、世界でトップがそろっとる、どえらい産業の地域なんだけれど、そういうところの購買部長なんかが、いっぺん中小企業を集めて。

 

 中小企業か、零細企業でもええですよ。家業でもええです。集めて、うちは、こういうようなことを考えてくれたら、言わずと知れた系列企業があってなかなか難しいですけれど、すぐ入るのは。しかし、こういうニーズはありますよと、将来。

 

 「どうでぃやあも、皆さん、お考えになられたら」ということをやると、みんな来るよと。やるかどうか知りませんけれど。というサポートをやらないといかんわなというのは、申し上げておいたところです。

 

 その辺は、零細企業をやってまいりました河村さんには、一日の長があると。誰も褒めてくれえせんけれどよ。そういうことなんですわ、結局。ということで、何とか息子・娘、後継者にいっぺんアプローチするというのを考えております。

◎公園パートナーによる社会実験・ビヤフェスタの開催について

 次ですが、「公園パートナーによる社会実験・ビヤフェスタの開催」につきまして、ご報告いたします。

 

 久屋大通公園の、「希望の広場」というんですね。あそこは。テレビ塔の南側のところです。たまに真っ黒けの服を着たロックンローラーが踊っとりますけれど。

 

 でっかい音でやっとるバンドがあるな。中日ビルに向けて。なかなかうまいけれどね。たまに酔っ払ってあそこを通りますと。ドラムスがなかなかうまいなと思って聞いておりますが。

 

 あそこのところで、公園パートナーであります「株式会社サッポロライオン」による「栄ふんすいビヤフェスタ2013 水と緑の希望の広場」を開催いたします。

 

 期間は、5月23日(木曜日)から9月23日(月曜日)までの4カ月間、雨天は。雨天中止かね。

 

(当局:はい。)

 

 そうか。誰も来んで、中止してしまった方がええということで。雨天中止と出ております。

 

 なお、久屋大通公園「希望の広場」での4カ月にわたる長期のイベント実施は、初めての試みです。

 

 これは、意外といいますか、輝かしい名古屋市史上に残る、さんぜんと輝く試みでして、実はああいうような公園で4カ月という。短期間はあるんだよね。ありますけれど、長期間にわたりましてこういうイベント実施というのは、名古屋市史上始まって以来のことということです。

 

 この社会実験は、平成24年6月に公表しました「名古屋市公園経営基本方針」に基づく事業展開の1つで、ビヤフェスタの開催を通じて、公園のにぎわいや魅力アップについて効果や課題を実践的に検証するものです。

 

 ということで、一般の企業との違いは、今言いましたように平成24年6月に公表した「名古屋市公園経営基本方針」という、おどろおどろしい、何といいますか、憲法みたいなものですね。作るのに、これで何年かかったか知りませんけれど、これがあって、それに基づいてということですが。

 

 商売なんかは、大体、勘が八分みたいなものでね。めちゃくちゃやるわけにはいきませんけれど、そういうのにどんどん世の中が変わっていくんですけれど、そんなことはええとしまして、これをやっていくと。

 

 また、株式会社サッポロライオンさんには、公園パートナーとして「希望の広場」の花壇の充実なども行っていただきます。なお、ちゃんと家賃というか、賃貸料をもらってやるということでして。ありがたいことだな、ということで。それに加えて広場の花壇の充実もやっていただくということのようです。

 

 わしはあそこを見とるんだけれど、花壇の下に、変な、草の葉っぱみたいな青いやつがあるでしょう。あれは何なんだといってな。

 

(当局:ガザニアという。)

 

 ガザニアですか。ガザニアの好きな方には申し訳ないけれど、あれがあると入れえせんし、ヘビか何かが出てきそうな雰囲気ですけれど。

 

 サッポロライオンさんにおきましては、昨日、一昨日の「学生EXPO」においても、ポッカサッポロフード&ビバレッジに大変お力をいただきまして、大変ありがたいと感謝しております。

 

 ビヤフェスタでは、ビールだけでなく、「名古屋めし」などもお楽しみいただけますので、ビールを飲む方も、そうでない方も、5月23日から久屋大通公園「希望の広場」で始まるビヤフェスタにぜひお越しください。

 

(当局:今週木曜日から始まります「栄ふんすいビヤフェスタ」は、9月23日までの長きにわたるイベントです。ぜひご利用いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。)

 

 何ぞ行事もあるの? 

 

(当局:はい、ちょっとしたステージを催します。毎日ではありませんが、週末を中心に。)

 

 学生ステージ、恵比寿麦酒祭(ヱビスビールまつり)、宗春ロマン隊、にっぽんど真ん中祭りと。それぞれね。個人で行って歌を歌うとか、そういうのはないか。

 

(当局:それは今のところないです。)

 

 今のところないか。そうですか。まあ、ええですが。ということで、生ビールは幾らだった?

 

(当局:550円です。)

 

 550円か。瓶ビールもあるの。瓶ビールはなしか。

 

(当局:瓶ビールはないです。)

 

 生ビールの方がもうかりますので、ぜひ。瓶ビールがあると、瓶ビールを飲んでまうといかんでね。ぜひお越しをいただきたいと思います。

 

 ということで、5月23日ですか。23日というと、今週だね。

 

(当局:はい、木曜日です。)

 

 私も開会式に行くことになっとるでしょう。

 

(当局:はい、プレオープン。)

 

 プレオープン。夕方ですか、夜ですか。

 

(当局:夕方です。)

 

 夕方です。生ビールを飲ませていただくということになっていますので。金は払いますけれど。よう分かりませんが。ありがとうございます。ということです。

◎風しん予防接種の費用助成について

 報告は以上ですが、風しんの予防接種の費用助成について、お話をします。

 

 現在、関東、関西を中心に風しんが流行しており、名古屋市でも予防接種の助成を希望する声が多く寄せられております。名古屋市としても、風しんの流行を防ぐため、今年度に限り、予防接種の助成を緊急的に行ってまいります。

 

 風しんに対する免疫は、免疫がないといわれます30代から40代でも、男性で約80%、女性では約95%の方が、免疫を持っており、本来、予防接種が必要な方は一部ということです。

 

 ここでいろいろ悩みがあるんですけれど、名古屋方式ということで、名古屋市では、まずは免疫があるかどうかについて、ここなんですが、自費で抗体検査を行っていただき、その結果、予防接種が必要とされた方については、予防接種の費用を全額助成する方法で取り組んでいきたいと考えております。

 

 できるだけ早く開始できるよう事務方に指示をしており、今後、対象者や実施方法などを検討した上で、なるべく6月中には開始したいと考えております。

 

 今言いましたように、まず抗体検査を行っていただいて。今、東京や大阪の場合は急激に増えておりますので、抗体検査も何もせずに、とにかく何でもええで打ってしまえということですけれど、本来は、抗体がある人は打つ必要はないので。

 

 それで体に影響があるかないかということになりますと、子宮頸(けい)がんなんかは一部そういうことを指摘されておりますけれど、風しんの場合は、抗体のある人に打ってもええといって、積極的にええのかどうなのか、僕もちょっと詳しく知りませんが、一応、悪くはないというんですかね。

 

 そういうことで打っておりますけれど、名古屋の場合は、ワクチン王国といたしましては、正確にやろうじゃないかということで、まず抗体検査を自らやっていただいて、これで10人から9人ぐらいの方が、実は抗体がある。男と女で違いますけれど。

 

(当局:ほぼ8割から9割と。)

 

 8割から9割。後でちょっと説明してもらおうか。これは大事なことだでね。ということで、必要な人に打つと。打つ場合は無料でと。

 

 問題は、抗体検査に若干お金がかかりますので、ここら辺がどうなのかということになりますけれど。今のところ、各政令市を見ましても、全額ただというのはありません。今のところないということで、どうせやるならちゃんと抗体検査をやってからの方がいいんじゃないのというのが、名古屋の考え方ということです。

 

 以上ですが、せっかくなので、ちょこっと説明だけ、当局の方で。補足というか。これは健康に関わることですので。病気に関わることで重要ですから。

 

(当局:今、市長の方からご説明させていただきましたが、まず風しんの抗体を持っているか、持っていないかというのを自費でご検査をいただきまして、おおむね、男性だと8割程度の方は抗体を持ってみえるだろうと。女性の方ですと、9割ほど、95%の方は抗体を持ってみえるだろうということで。

 

 そういった方は、検査を受けても、抗体を持っているということで、それで一安心。それ以上、予防接種をする必要はないだろうと。

 

 残りの方。男性ですと、差し引きしますと約2割の方、女性ですと5%の方。こちらの方には、風しんの予防接種を打っていただいて、抗体をつけていただこうと。こういうシステムです。)

 

 抗体検査は、大体幾らぐらいするんだ。

 

(当局:抗体検査は、検査方法にもよりますが、大体、市中の相場を聞いてみると、3000円から5000円ぐらいかなと。あくまでこれは自主料金ですので、医療機関によって料金が異なるということがあります。大体、相場としてそれぐらいはかかるのかなと。)

 

 まけてちょうということはできるのか。そうではないか。

 

(当局:ご自身の状態を知っていただくという分については、ご自身の方で検査していただいて、代わりに予防接種の方で市の方が負担しますと。こういう制度でやっていきたいなと。)

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎風しん予防接種の費用助成について

(記者)

 風しんの関係ですが、全額ということは、大体1万円かかるといわれていますが、1万円を補助して、県がこの前、半額を助成するということだったので、事実上5000円ぐらいの。

 

(当局:麻しん・風しんの予防接種のワクチンとして、大体今、愛知県も1万円相当と考えていらっしゃいますが、もし本市が全額助成しますと、愛知県の考えとして2500円が上限だというふうに、今のところ聞いていますので、その場合は2500円分は愛知県が負担されることになると思いますから、残り7500円を市が負担するという枠組みになるかなと考えております。)

 

(記者)

 今市長が言われたように、額としては政令市では一番大きいのですか。

 

(当局:予防接種の助成ということに関しましては、全額やっているというところは、今のところありませんので。)

 

(記者)

 一応確認ですが、抗体を持っていたとしても、打っても問題はないのですね。

 

(当局:問題があるというふうには、特にはいわれておりませんので。抗体があって打っていただくことについて、だからといって、必ず例えば何か反応があるとか、そういうわけではありません。)

 

(市長)

 絶対、積極的に推進するものではないわね。

 

(当局:あえて抗体がある方が打っていただいても、それでどうなるということでもありませんので。ない方については、予防接種によって抗体を付けていただくという効果、価値はありますが、ある方については、今の現状のままでも十分ですので。

 

 逆に、予防接種というのはどうしても、割合は少ないのですが、一定割合である程度リスクも伴うものですから、ある方については、そういったリスクを避けていただいた方が、かえっていいのではないかと考えております。)

 

(市長)

 じゃあ、市民の皆さんに向けて、何歳ぐらいの人でどうのこうの、俺は打たないといかんのか、どうなっとるかというのがあるで、もうちょっと実際に市民の皆さんに向けて言っていってちょうだい。どういう人が行ってちょうというのか。

 

(当局:大人の方で、過去に風しんにかかったことがない方とか、あるいは予防接種を受けたことがない方については、抗体を持っていない可能性が高いと思います。)

 

(市長)

 年齢は関係ないのか。わしらみたいな六十幾つでも、あれか。

 

(当局:今回、まだ年齢をどうするかというのは固めていませんが、一番先天性風しん症候群を防ごうと思いますと、妊娠を希望する女性の方などを特にターゲットにしようかなとは思っております。)

 

(市長)

 なるほど。だで、今から子どもをつくろうかと思っとるおやじ、あるいは女性の方。

 

(当局:そのあたりを中心にと考えております。具体的に、年齢を例えばどうするのかとか、その辺は特には。)

 

(市長)

 じいさまなんかは、ええわけだ。そういうものではないのか。

 

(当局:ちょっと、なかなか発言がしにくいので。)

 

(市長)

 そうすると、これから子どもをつくろうと思われる男性、女性。

 

(当局:を中心にということですね。)

 

(市長)

 中心にね。まずどうするんですか。医者へ、近所の診療所へ行くわけ?

 

(当局:行っていただいて、抗体の検査をしていただいて、ないと分かれば、予防接種を打っていただきたいと。)

 

(市長)

 普通の開業医さん、あるいは病院でもいいわけですね。

 

(当局:風しんの予防接種を取り扱っている医療機関であれば、というふうにしていきたいなと。)

 

(市長)

 それは何で分かるの。風しんの予防接種をやっとるかどうかというのは。全部じゃないわけか。自分の近所の。

 

(当局:全箇所やっているかどうかも、こちらもまだ十分把握しておりませんし、それにつきましては、例えばお近くの医療機関にいろいろお尋ねいただいて、取り扱っているということをご確認していただければというふうに思います。)

 

(市長)

 自分でね。自分でか。保健所が言うわけじゃないし。

 

(当局:こちら(名古屋市)の方も、もし調べられれば、対応を考えていきたいと思います。)

 

(記者)

 予算はどういう扱いになりますか。

 

(当局:今のところは、麻しんとか風しんは、小児の方に定期予防接種としてやって、一応、風しん・麻しんという枠組みは構えていますので、今のところ何とか、ある程度枠内で対応できないかなというふうには思っております。)

 

(記者)

 では、新たに補正とかをやらなくても大丈夫だと。

 

(当局:そこをせずに、何とか、取りあえず枠内でやれないかなというふうに考えています。)

 

(記者)

 何か、想定する金額とかはありますか。

 

(当局:実際のところは、対象範囲がどれぐらいになるかによって変わってきますので、まだ十分に絞りきれていないところがあります。)

 

(市長)

 なかなか慎重だな。急に慎重なのは、何かあるのか。

 

(当局:いえいえ。)

 

(市長)

 大体1万人ぐらいになるのではないかと。掛ける1万円で、ちょうど1億。その中の25%を県が補助すると、7500万円の負担というか、支援するということになるんですかね。

 

(当局:そういう試算も。)

 

(市長)

 突然言わんようになったで。ワクチンの方で何か(質問が)あったら、ちょうど担当者が来ております。

 

(記者)

 それは、6月補正を想定されているのですか。

 

(当局:ですから、補正はせずに、何とか現行予算の枠内でやれないかなということを、今、第一選択肢として。)

 

(記者)

 なぜ今のタイミングだったのでしょうか。確か河村市長は、数週間前は、他にもうちょっと優先するワクチンがあるのでというふうなお話を伺っていたので、非常に急な印象があるのですが。県が補助を発表した直後だったと思うのですが、何かそのタイミングというのがあるのでしょうか。

 

(当局:県がというのも1つはあるのですが、風しん自体、やはり流行の終息の兆しが見えないなということがありますので、いろいろと優先順位を悩んで考えてきてはいましたが、やはりこの時期にやった方がいいだろうということです。)

 

(記者)

 大阪と東京で、今、大阪の方の患者数が増えている中で、大阪と東京の間だから、次、ホットスポットになり得るというような可能性も踏まえてということなのでしょうか。

 

(当局:その辺の流行はなかなか読みづらいところがありますが、結構人口も多い地域ですので、一回広がりだして、それからでは手遅れになろうかということもあり得ますので、この時期に。まだ流行が、この地域ではそれほど、東京とかに比べて低いですので、今、やった方が。)

 

(記者)

 この時期については。河村さんにお伺いしたいのですが、これは河村さんの判断ですか。

 

(市長)

 わしはもっと早くやりゃあと。どうせやることになるんだぞということと、だけど、例えばB型肝炎ウイルス、B肝というやつ。これをやっぱりやった方がええという説もありまして、若干そこらの話をしとったことは事実ですけれど。早くやろうということで、こうなったということでしょう。

 

(記者)

 抗体検査が受けられるということを知らなかったのですが、実際、どういうふうなものなのですか。

 

(市長)

 ツベルクリンみたいなやつだろう。違うのか。

 

(当局:抗体検査というのは、血液で免疫の保有の有無が分かる検査です。血液検査です。)

 

(記者)

 要は、血液を採って何日か後に、その抗体があるかどうかが分かるみたいな感じですか。

 

(当局:そうですね。)

 

(記者)

 それは、どこか検査するところに持っていって、そこで調べてもらうということですか。

 

(当局:そうですね。自前で持っていらっしゃるところもあるかもしれませんが、大抵の、皆さんがかかられる診療所のところであれば、検査会社さんにお願いして、検査会社さんのラボのところで検査をされて戻ってくるという形になります。)

 

(記者)

 そうすると、診療所では血液を採るだけだから、基本的にはできるという。

 

(当局:そうですね。そうなります。)

 

(記者)

 検査の結果は、1週間ぐらいで出てくるのですか。

 

(当局:そうですね。1週間ぐらいで出てくるものだと思っています。もちろん、その検査会社さんが混まれる状況だとかがあれば、また変わってくるとは思うのですが。)

 

(市長)

 どうせ血液検査をやるなら、他のいろんなやつもやってもらえるんじゃないのか。その中の1つだろう。

 

(当局:そうです。)

 

(市長)

 それをもっとアピールしないといかん。それなら、せっかく。風しんの抗体だけじゃなくて、普通の血液検査の中にこの抗体分と出るわけでしょう。

 

(当局:そうです。)

 

(市長)

 それじゃあ、いいじゃないですか。なかなか。他の病気も分かるということでしょう。

 

(当局:まあ、そうですけれども。)

 

(市長)

 酒の飲み過ぎとか、いろいろできますから。

 

(記者)

 確認ですが、抗体検査をやって、免疫があるというふうな結果が出ても、やっぱり心配だといって受けたいという人がいたら、これは助成の対象にはならないのですか。

 

(当局:今回のわれわれの考えでは、なりません。免疫を持っていらっしゃらない方に対して打っていただく。それに対して、市が全額補助をするという考え方です。)

 

(記者)

 抗体があるとなった場合には、これはもう風しんにかからないということなのですか。それとも。

 

(当局:そうです。風しんの感染が防御できる抗体値というのがありますので。)

 

(記者)

 それに達しているという考え方ですか。

 

(当局:そうです。ですから、先ほどお話しさせていただきましたが、抗体が十分にあれば、打っていただいたものというのは、本来必要なかったものになりますので。

 

 先ほどもお話しさせていただきましたように、ある一定の確率で予防接種の副反応というのがありますから、大半の方は大丈夫なのだろうと思っているのですが、やはりその中で副反応が出ていくといったときに、本当に必要な方に打っていただくというのが、名古屋市の考え方というところです。)

 

(記者)

 副反応がどれぐらいの割合で発生しているかというのは、分かりますでしょうか。

 

(当局:大人の場合では、ちょっとまとまったデータとしてはないのですが、お子さんの場合でいきますと、皆さんもうご存じかもしれませんが、300万人接種のうちの1人あたりに脳炎・脳症が起こるといわれていますから。細かいものも全部入れたりすると、また話も変わってきます。

 

 打たれたことによって熱が出て、会社を休んでしまうということもないわけではないものですから。そういうとこら辺のことも全部考えて、今回。ですから、大人のデータとしてはちょっとないというところです。)

 

(記者)

 6月というのは、そのあたりの初旬、中旬など、めどが立つかなというのと、あらためて全額補助をなぜするのかという意義を教えていただきたいのですが。

 

(当局:ある程度、例えば医療機関さんへの周知期間が必要ですとか、それから、いろいろと準備するものもありますので、できるだけ早くしたいなというところまでで、具体的にまだ何月何日。ちょっとそこまで準備のめどが立っているわけではありませんので。まだ今、考え方をある程度、おおむね固めて、さあこれから進めていこうという段階ですので、まだちょっと具体的な日にちまでは、今日の段階では、申し訳ありませんが、お答えは。)

 

(記者)

 初めのころ、例えば6月の前半とか。

 

(当局:まだその辺は十分。できるだけとしか。全額につきましては、どうしても抗体検査の方でご自身の負担が生じますので、その分、ワクチンの方は名古屋市で面倒を見ましょうというスタンスです。)

 

(記者)

 ターゲットなのですが、愛知県とその辺は合わせていくということでいいのですか。

 

(当局:愛知県の考え方を参考に、詳細を詰めていきたいと思っています。)

 

(市長)

 余分に抗体検査にお金がかかる分、(予防接種の費用)はただにするということだけれど、抗体検査が血液検査という中で行われるので、そのメリットはでかいです。他のデータも分かるわけでしょう。血液検査の。

 

(当局:そうですね。他の検査も同時に。)

 

(市長)

 同時にやるのでね。

 

(当局:はい。ご自身の健康状態なんかも、つかんでいただけます。)

 

(市長)

 それは大変いいです。もしそういうことなら。それはもっと言った方がいいです。

 

(当局:十分そこまで考えていませんでしたので。)

 

(記者)

 名古屋市の方で、事前の血液検査をする1週間が待っていられないという人で、愛知県の補助だけ受けたいという人だったら、2500円は一応入ってくるということですか。

 

(当局:それはたぶん制度的に無理だと思います。愛知県はやはり、市町村がやる事業に対しての補助ですので、それを、市町村の枠組みを抜きにして、直接一般の方が愛知県からもらうという制度にはならないと思います。)

 

(記者)

 では、名古屋市在住の方は必ず受けないと、補助はないということですね。

 

(当局:そうですね。けれども、例えば妊婦健診でもう抗体検査をされておられるので、いわゆる妊娠中は無理なのですが、出産された後に、自分が妊婦健診で測った値が低いということであれば、それが活用できるようなシステムというか、仕組みにはしたいとは思っています。ですから、あらためて検査をするのではなくて、その検査を活用できないかというところを考えています。

 

 例えば第一子を妊娠されて、それで妊婦健診を受けましたと。そのときに、風しんの抗体が低いと分かったとします。

 

 その段階では、もう妊娠中はワクチン接種ができませんので、第一子の場合ですと、慎重に、不要不急な外出は控えるとか、手洗いの励行とか、そういった形で防いでいただくしか仕方がないのですが、もし第一子が生まれてしまえば、次、例えば第二子をもうけたいというときに、次の第二子に備えて風しんの予防接種を打ちたいと。

 

 そういうご希望をされれば、その第一子のときの妊婦健診をやったときの風しんの抗体の結果がありますので、それをもって、あらためて抗体検査をせずに予防接種を打っていただくということは可能な仕組みにしたいなということです。)

◎職員の給与削減について

(記者)

 先週ちょっとお話があったのですが、職員の給料について確認なのですが、いわゆる本給を下げて手当を上げるというのは、基本的には認めないというお考えでよろしいのでしょうか。

 

(市長)

 それはいかんでしょう。と思いますけれど。

 

(記者)

 認めないと。

 

(市長)

 ええ、それはいかんでしょう。

 

(記者)

 仮にそういう案が出てきた場合は、どうしたらいいですか。

 

(市長)

 「そんなもの、いかんがや」と言います。

 

(記者)

 認めないと。

 

(市長)

 そんなもの、お前さん、普通の市民の皆さんは「何だ。八百長じゃないか」と。「八百長」と言ってくれるなと言っていましたけれど、この間。そう思うんじゃないの?

 

 だけど、給料だで、皆さんデリケートになるのも当たり前ですよね。デリケートというより、生活がかかっていますので、分かるんだけれど。

 

 しかし、今のところ、平均618万円と。名古屋市職員の平均年収大都市最低と。16位だったかな。16位ということは、皆さん、頭にちょっと置いていただいて。なお一肌脱いでいただきたいというのが私の気持ちです。

 

(記者)

 他の自治体では、既に独自の給与削減を今までやってきたので、今回の国の要望には応じないと言っている自治体も結構あるのですが、名古屋市としては、そういう対応は考えてはいないのですか。

 

(市長)

 しかし、ラスパイレス指数が1位というのは、これも人聞きが悪いしね。それと、やっぱり本給のところでもちゃんとやらないといかんのじゃないですか。手当ばかりじゃなしに。

 

 それと、応じないっていうのは、国のいろんなことを言うなというのはええですけれど、民間と比べたら。

 

 そればかり言うなと。俺たちはちゃんと名古屋市の公務員として試験を受けて入ったんだと言わっせるかも分からんけれど、今また大変ですよ。給料が民間で下がって、物価が上がりますし。

 

 そういう中では、パブリックサーバントとしては、一つ、一肌脱いでいただくというのが普通の考えではないかと思います。

◎待機児童について

(記者)

 市長のご公約の1つの待機児童ゼロですが、今度、新副市長が福祉分野に来られて、どういうスケジュール感とかどういうプロセスでこれの達成を目指されるかというのは。

 

(市長)

 新副市長とは、そのことはまだ話しておりませんけれど。選挙の直前でしたけれどね、あれ。299人ですか。いっぺん精を出して直接電話しようと思っていますけれどね。その名簿(の方)に対して。

 

 僕が今のところ当たっとるところでは、本当に私の子どもが入れないというのは、自分の思ったところに入れないというのを。この間も言いましたけれど、西区で、ちょうど選挙中でしたけれど、しゃべっとったら、「私のところ、待機児童だ」というお母ちゃんがござったんですわ。

 

 どういうのか確認させてくれと。それで、確認しましたら、そのお母ちゃんはあくまで公立保育園に入りたいと。それで、区役所に行ったら私立を紹介されたので、それを断ったんだと。そういうのはいかんのだわといって。

 

 というケースとか、紹介されたところがどうしても嫌だとかが多くて。だから、未確定の数字だというふうに分かっておりますので、常に、これはうれしい悲鳴ですけれど、最大のフォローアップをしていきたいと思っておりますのでね。やると思いますよ。やってくれるというか。

 

(記者)

 どのぐらいで、来年度のゼロを目指しますか。

 

(市長)

 来年度って、今年もゼロになる予算をきちっと計上しとったことは事実なので。それも、当局に言わせると、急に申込者が増えたと言っていますけれどね。通常の予測もしていましたから。増える予測を。それを超えたと言っておるんですけれど。まあ、全力で取り組むということでしょう。保育園を増やすのもありますし、定員の関係なんかも、どうなのかね。

 

 本当に学校の校庭なんていうのは、何で使わんのですかね。つくづく思いますね。補助金の関係で、保育園の方がようけ出るんでしょう。保育園というしっかりとした仕組みの方が。ということなんですけれど。

◎保育園への企業参入について

(記者)

 厚労省の方から、株式会社の参入を進めなさいということが自治体の方にあったということなのですが、その辺について、現状と今後の考え方というのは。

 

(市長)

 僕も前から、どんどんやってちょうと言ってありますよ。やると言っとったがな。やると言っていましたけれど、知らん間に延びてしまったな。どういうことですかね。社会福祉法人ならよくて、株式会社ならいかんのですかね。

 

 いかんですね、こういうことはね。どっちにしろ、株式会社がやるといったって、ものすごい規制の中でやるわけでしょう。

 

(記者)

 ということは、その方針にのっとって、どんどん推進していくと。

 

(市長)

 のっとってというより、前から、そんなもの。

 

(記者)

 はい。よりそれを強く出していくと。

 

(市長)

 いやいや、そうですよ。株式会社だと、いっぺんに公益性に反するという思想は、誠に許し難いですよ。悪い人が株式会社にもおりますけれど、社会福祉法人にもおりますし、役人そのものにもありますよ、そんなものは。けしからんといって。

 

 僕も小さい企業をやってきましたけれども、そういう士農工商の差別的な考えというのは、とんでもないと言っとるんです。

◎6月補正予算について、名古屋城天守閣木造復元について

(記者)

 今年度予算を選挙前に組むに当たりまして、骨格予算で、ある程度市長が肝いりの政策については6月の補正予算でということをおっしゃっていたと思うのです。それで、選挙中に、今週に本丸御殿の完成式典が開かれますが、天守閣の木造復元のことをおっしゃっていたと思うのですが、6月補正予算に天守閣の木造復元の調査費などを計上されるお考えですか。

 

(市長)

 私はやってほしいけれど、いつだった?もうすぐやるんじゃないですか。6月に向けて。これからですけれど。それは。いろいろありますよ、ようけ。蒸気機関車もあるでしょう。とか、名古屋を盛り上げる予算というのは、ぜひ出していきたいと。

 

 だけど、全部がその中に、6月に入るかどうか、というわけではないですけれどね。

 

(記者)

 そこは検討中ということですか。

 

(市長)

 もうすぐ始まるんじゃないですか。今、当局がやっとるらしいけれど、出してまわないといかんぞ。

 

(記者)

 始まるというのは、何が始まるのですか。打ち合わせが始まるのですか。

 

(市長)

 わしのところへ持ってくるということです。だけど、当然マニフェストについては読んでいただいておりますので、それを実現させるべく、やっぱりやっていかないといかんですよ。6月から。やれるものを。

 

 だけど、6月に全部やるという。またこういうことを言うと(案から)落ちるでいかんのだけれど。そういうものではないですけれどね。

 

(記者)

 実際に本気で天守閣を木造で復元されるとなると、今の天守閣をどうするですとか、木をどこから集めてくるですとか、莫大な金がかかる。いろいろな問題があると思うのですが、市長としてはどれぐらい本気でやられるお覚悟ですか。

 

(市長)

 何を言っとるんですか。そんなもの、明日からでもやりたいですわ。はっきり言って。そんなの、300億円だと言っていますけれど、共産党なんかが反対しているけれど、クレムリンだってあるじゃないですか。

 

 何だということだけれど、名古屋が天守閣を木造で。これは報道する際には必ず言ってほしいんだけれど、昭和7年から20年かけたんですね。戦争後のは、また違ったやつだと思いますけれど。

 

 要するに、完全な実測図があるということが、大変にこの名古屋の本物復元については重要なことで、400年前の本物になるわけです。これが。そんなの、1500年大事にしたら、どうですか。法隆寺、1500年の。木造はもつんですよ。

 

 この間聞きましたけれど、天守閣は三角ですので、非常に強いんですね。地震に。法隆寺の五重の塔みたいに真っすぐ建っとるよりも、はるかに安全なんです。

 

 この間の話で、バリアフリーはどうするんですかといったら、僕だったら、それこそ名市大の学生でもええけれど、みんな来て、おぶって上がっていけばいいんですよ。上まで。それで、その担当した人に、ちゃんといろんな細かいことを。細かいと言っては何ですけれど、名古屋城の歴史だとか、いろんな話ができるじゃないですか。

 

 やろうと思えば、そういう方向で考えつくんです。エレベーターで上がっていくより、どれだけコミュニケーションがええか分からないですよ。車いすの方をおぶって上がっていくというのは。階段が非常に急らしいですけれど、それはそれで、ロープか何かを付けて上がっていけばいいじゃないですか。

 

 だから、わしは一日でも早く、名古屋のプライド、まちの魅力をつくっていくためには、名古屋城の天守閣というのは、僕は必須、ネセサリーだと思いますよ。

◎堀川の川干しについて

(記者)

 マニフェストにあった堀川の川干しの件なのですが、いま一度、河村市長が考える構想と予算的なものをどうするかというのを、お考えをお聞かせいただきたいのですが。

 

(市長)

 これは、某新聞によりますとじゃないですけれど、大変きつい泥仕合になる可能性があるのか、ないのかですね。

 

 僕は、とにかく商売をやっとる人を応援したいということなんですよ。文化というのも、文化単独施策もありますけれど、商売に結び付いたやつというのは、全力を挙げてやらないといかんと。

 

 どういうことかというと、納屋橋の辺からずっと四間道の間は、結構商売屋さんが出てきて、みんな盛り上げとるがね、いろいろ。それをとにかくちょこっとでも応援しようという原点から考えないといかんのです。

 

 ということがありまして、大体毎年30億円、ヘドロの除去で使っとるようですね。現在、だいぶ北の方へ上がってきていますけれど、国際会議場のとこらをやっとるんですけれど、誰も知らへんわね。誰も知らんですわ。

 

 私はいっぺん、ヘドロを食ってみやあというので食いましたけれど、だけど、誰も知らんということだから、やっぱり市民の皆さんに喜んでもらうと。

 

 皆さんのテレビなり新聞でもええけれど、書いて(もらって)、市民参加で。ヘドロでも、機械で取るのもええけれど、名古屋じゅうの中学生が集まって取ったらどうですか。バケツで。そうすると、魚の脱出作戦とかになるわけですわ。面白いじゃないですか。

 

 僕が聞いたところだと、あまり時間をかけると、ヘドロだけむき出しになると臭いで、機械でようけ取らないといかんよと言った人がいますけれど。

 

 それはそれで取るにしろ、来月号の「広報なごや」には、あそこの四間道かいわいが出ますけれど、名古屋で一番古い橋というのは、中橋(なかばし)という。近所の人は中橋(ちゅうばし)と言いますけれど、中橋というのが四間道の浅間神社の横にありますが、あそこに立って下を見ますと、やっぱりあれだけ汚くてはね。

 

 水はきれいらしいんですわ、結構。泥というか、横のところの護岸もどえらい汚れとるのでね。あれをきれいにして、文化と商売と両立しますから。あそこをやらなかったら、どうなっちゃうのと。

 

 ヘドロを取ると護岸が崩れてくるって、僕が初めに話したときはあまり言わなんだですけれど、本当なのかと。今、私の知っとる人間に、いっぺん本当にそうなのかということを検証するということを言っておりまして、それならそれで、やれるところから進んでいけばいいじゃないですか。

 

 だで、こういう姿勢だね、姿勢。問題は。

 

(記者)

 なぜその納屋橋あたりというか、一番上流ではなくて。

 

(市長)

 そうでしょう。名城公園から北をやっても、お前さん、誰も来んわけじゃないですよ。いますけれど、それなら、それが商売をやっとる人たちとか名古屋を盛り上げるというふうになるの?納税者をとにかく元気づけないといかんのですよ。商売を。まず最初。

 

 だで、問題は、組織論的に言うと、これは緑政土木局になるわけです。そうすると、やっぱり川の安全とか治水に来るわけですよ。ぱっと。だけど、それはそれなんだけれど、本当は、名古屋市の納税者を盛り上げるというのがもっと強くあってですね。

 

 コンベンションビューローとかああいうのは、何をやっとるんですか、一体。英語に変えればいいという問題じゃないんですよ。どういうつもりで言っとるのか。

 

 名古屋城の襖絵だって、本当は、コンベンションビューローとか、観光か何か知りませんけれど、そういう人たちが言わないといかんじゃないかといって。何で俺だけ、わあわあ、わあわあ言って。政治漫談でもあるまいし、そんなことばかり言って、結局、ネグレクトか何か分からんけれど。

 

 名古屋市は、つぶれえせん。全然。完全な商売をやっている人がつぶれちゃう。そうでしょう。

 

(記者)

 時期的には、夏休みですか。

 

(市長)

 早くやるといいと思いますよ。みんなで集まって、夏休みに。寒いときにやると、寒いじゃないですか。水に入るで。

 

 中学生がみんな来て、この堀川というのは、実は名古屋城を造るときに掘ったんだけれど、福島正則さんが。福島正則さんは、徳川家康に言われてやったんだけれど、秀吉さんの一番の仲間で、名古屋城というのは秀頼を滅ぼしに行くために造ったんだと。福島正則さんはどういう気持ちであの運河を掘ったのかと。ぐらいの話をして、そうやって学んでいくんですわ。

 

 だで、姿勢なんだよな。姿勢というか、組織だね。姿勢というと担当局が怒るか分からんで、組織だわ。そういうエンターテインメント力みたいなものがない。ないんです。ナッシングと言うと怒るけれど。あるらしいんだけど。コンベンションビューローとか市民経済局にもあるらしいんだけれど、何か、止まっちゃっとるもんだで。

 

 俺だってあそこをきれいにして、納屋橋から、川床料理みたいにしてまって、あそこで一杯飲めて、三味線の音楽でも聞こえてくると。あの四間道から円頓寺あたりでね。それは行きたいですよ、わしも。古出来町ばかりで酒を飲んでいてもしようがないもんだで。本当に。頼みますわということですわ。

◎副市長人事について

(記者)

 3人目の副市長の選考状況は、どんな感じなのですか。

 

(市長)

 これはもうちょっと時間をいただいて。

 

(記者)

 今の川干しの話もそうですし、天守閣の木造化もそうなのですが、財政畑の副市長が、住田さん以降いらっしゃらないということで、今後、6月補正もどういうふうに考えられているのか。

 

(市長)

 財政畑の人がいないということは、ええ方に働くのか、悪い方に働くのか、ちょっと分からんもので、悩ましいところなんですわ。実は。

 

 それと、例の答案偽造の不正採用の事件なんかがありますから、本当にええのかと。内輪だけでやっておってというのもあり、もうちょっと時間を貸してちょうだい。なかなか外部の登用も大変なんですわ、いろいろ。

◎市長給与について

(記者)

 そろそろ5月も中盤で、給料日があったのではないかと思うのですが、市長の5月分の給料というのは、結局どうなったのですか。

 

(市長)

 5月分の給料は、わしがプラスチックのケースの中に入れてここに置いておくと言っていましたら、盗まれたら責任が取れんとかいう議論の中で、今、わしの800万円が、35万円ですかね。800万円分にしますと。

 

 年収800万円。それも4年間を含めてですけれどね。退職金を廃止しますので。それの金額しか私は受け取らず、今、秘書課が持っております。

 

(記者)

 そうなのですか。

 

(市長)

 秘書課が持っとるで、いっぺん見せたってちょう。どうなっとるか。現金か、どこかへ預けてあるのか。何だった。

 

(当局:口座で管理しています。)

 

 口座で管理していると。わしは持っておりません。それで今日、それは分かりにくいで、俺がそれを引き出して、ここだといかんで、うちの前に、プラスチックケースに入れる。「古出来町に置いておくわ」と言ったら、「そうなると、いっぺん河村さんが持っていったことになりますよ」というもので。ということがあります。

 

(記者)

 これまでと同じ額だけ市長は受け取って、それ以外の分は秘書課が口座で管理していると。

 

(市長)

 そういうことです。アンタッチャブルになっています。私は、公約を破るということは絶対にありません。

 

(記者)

 今後、見通しとしてはどうされるのですか。

 

(市長)

 なるべく早く。税金が大きい方でかかってくるわけですわ、問題は。年収は、昔だと2700万円で、臨時で2200万円ぐらいに下げとるかね。2200万円ぐらいまで下げておりますので、それに対する所得税。住民税は1月1日ですけれど、かかってきますので。わし、余分に払わんならんようになると嫌だでよ。なるべく早く、1日でも早く、議会で、800万円にね。

 

 4年間にわたる800万円ですから、3200万円です。その恒久化条例。恒久化条例というのは当たり前の条例ですけれど、それを議決してもらわないといかんです。

 

 報酬審議会の話がありましたけれど、私は、報酬審議会も大事だけれど、それは一般的に元の給料がどうなるか、全体的に上がったり下がったりしたときにどうなるという議論なのであって、今回のように、選挙の主要な争点として争われて、市民の皆さんが選択をされたと。はっきり。

 

 そういうのについては、ちょっと意味が違うんでないかといって力んどるんだけれど、役所が聞いてくれえせんもんで、一応めちゃくちゃもいかんで、審議会を早う開きゃあと。臨時議会をやってでも、早くこのことにけりをつけないといかんよと。

 

 市民の明確な選択、市民並み給与でやるということについては、もう一刻も早く実現されなければ、市長選の意味がなくなっちゃいますわね。

 

(記者)

 見通しとしては、9月定例会で新たな条例を目指すと。

 

(市長)

 9月なのか、もっと早くてもいい。遅ければ遅いだけ、税金がかかってきますのでね。ということですわ。

 

(記者)

 取りあえず、通るまでは今のやり方を。

 

(市長)

 しようがないなというんですかね。それで、供託したりなんかすると、また余分なお金がかかるでしょう。市が供託するということになりますわね。僕が受け取らずに。また余分なことになるので、4年前もそうでしたけれど、一応秘書課が預かって、河村さんはアンタッチャブルにするということでやっています。早うやらないといかんということで。

 

 やっぱり市民の皆さんの選挙における明確な選択というのは、民主主義においては最優先ですからね。こんなことを言うのも恥ずかしいけれど、当たり前のことですけれど。

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