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O157などによる食中毒

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このページを印刷する最終更新日:2012年5月2日

ページID:10563

ページの概要:O157などによる食中毒について

腸管出血性大腸菌感染症などによる食中毒

「腸管出血性大腸菌感染症」はO157(正式名称は Escherichia coli O157 : H7)など、ベロ毒素産生性の大腸菌によって起こる感染症で、死に至ることもある怖い病気です。

 日本では1996年の岡山、堺市で大規模な集団発生がありました。また、2011年には、富山県や石川県の焼き肉店において、焼き肉やユッケなどを食べた人が腸管出血性大腸菌O111による食中毒症状を発症し、その中には死亡した人もいます。

 名古屋市の患者報告数(無症状病原体保有者を含む)は、2007年が37件、2008年が62件、2009年が54件、2010年が69件、2011年が43件と推移しています。

 O157などの食中毒菌は熱に弱く、75度で1分間加熱すれば死滅します。しかし、低温や酸性条件には強く、家庭の冷凍庫でも、胃酸中においても生存します。2001年に輸入牛肉を材料とした牛タタキが原因で、200名を超える大規模感染がありました。

 この菌の感染の仕方は飲食物を介した経口感染です。O157に汚染された飲食物を摂取するか、あるいは患者の糞便で汚染されたものを口にすること(二次感染)が原因となります。

 予防対策として、原因菌による汚染食品からの感染が主体であることに留意して、食品を十分加熱したり、調理後の食品はその都度食べきる等の注意が必要です。

 また、子どもや高齢者においては、O157などの腸管出血性大腸菌が付着した食肉などを食べると、溶血性尿毒症症候群等の重篤な症状を引き起こし、最悪の場合死に至る恐れがありますので、特に注意しましょう。

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