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ゾウムシ類、クリシギゾウムシについて

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このページを印刷する最終更新日:2007年4月1日

ページID:6131

ページの概要:ゾウの鼻のように長い口吻を有している、ゾウムシ類について

ゾウムシ類

[学名] Curculionidae
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゾウムシ科

ゾウムシは『象鼻虫』の意で、ゾウの鼻のように長い口吻を有していることから名付けられた。種類は大変多く、日本から約850種が記録されている。大きさは数mmから数cmのものまである。

幼虫時、立木や枯死木に穿孔して育つ種が多く、林業・木材害虫が多い。農作物を加害するヤサイゾウムシや、クリの実を食害するクリシギゾウムシなどもある。

クリシギゾウムシ

[学名] Curculio sikkimensis (Heller)
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゾウムシ科

クリシギゾウムシ成虫

成虫は細長い吻を有する独特な形態を持つ。

クリシギゾウムシ幼虫

クリの実の害虫。

夏、産み付けられた卵はクリの実の中で育つ。老熟した幼虫はクリが地上に落ちた後、小穴を開けて這い出し、土中に入り越冬し、翌夏蛹化して成虫となる。

買い置いたクリから脱出した幼虫が, 室内で見つかることがよくある。

食害を受けたクリ(断面)

アベマキやクヌギなどのドングリには、本種によく似たコナラシギゾウムシ、クヌギシギゾウムシが寄生する。クリシギゾウムシの場合と同様に、拾ってきたドングリから脱出した幼虫が見つかることがあるが、幼虫での両種の区別は難しい。

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