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平成30年6月18日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年7月11日

ページID:106008

報告事項

  • 大阪府北部を震源とする地震について
  • 全国田んぼアートサミットについて

 

会見動画

報告内容

◎大阪府北部を震源とする地震について

(市長)
 それでは、6月18日(月曜日)ですけど、会見を始めたいと思います。

 まず、おはようございますということですが、地震が関西でございまして、被害も発生しているようでございますので、お見舞いを申し上げたいと思います。当然ではありますけど、救助要請があれば直ちに名古屋も応援いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。

 今日も幹部会でも言いましたけど、これ地震のことですので、いつ起こるかわからんという状況でございますけど、僕が思うのは、今ちょっと気象台に(電話を)かけようと思って、時間がなかったであかんけど、震度4、5、6とかいうことで、あれ規模がどえらい違うんですよね、4と5とか、5と6とか。名古屋市内でも16区あるけど、大分(震度が)違っとったようですわ。

 これはなかなかね、「やめてくれ」いう人が出るかもわからない、実は。自分のところは地震の揺れが大きい地盤だということについては慎重に配慮してくれ、という人が出るかもわからんけど、僕は昔、浸水のハザードマップをつくるときにそういう議論があったんですよ。国会だったと思いますけどね、覚えてますからこれ。

 浸水がしやすい場所ということになると、やっぱり地価が下がるのでいかんとかね。そういうような話もあって、若干ためらった部分もあるんです。しかし、結局全部公開しましたね。名古屋だけでなく日本中、完全に、台風なら台風があったときにどこまで浸水しやすいのかと、また伊勢湾台風のときにどうだったということについては、今はもう完全に公開されておりまして、そういう精神によれば、市内16区ということでいっしょくたにせずにですね。

 本当は区ごとでも、区(内)でも全然違いますから場所が。今、何区と言うと感じ悪いですけど、ある区はちょっと震度が強かったようですけど、そこでも地盤の高いところとそうでないところと、埋め立てたところとは大分違うわけですよ。そういうことは、やっぱりお知らせして、正直なことをわかってもらうというほうが僕はいいと思いますけど。そんなことを指示しているところでございます。

 それからやっぱり、名古屋城の、あとで話が出てくるで、天守がとにかく耐震強度が弱くて、震度6強の地震で倒壊する危険性が高いという建物なんです、あれは。6強ですけど、きょうの(地震)は報告によりますと6弱ですけどね。となりますと、これが、あれですわ、まあ地震ですからいつ起こるともしれないと。

 今、お堀の下でようけの人が石垣の調査なんかしておりますわ。一番名古屋城の天守が、要するに今名古屋のあらゆる公共建築物の中で最低ですから、耐震強度は。Is値0.14と。

 木材のやつはちょっと知りませんけど、そういう状況ですので、これ大分前ですけど、ある学者、研究者が言っとったけど、(天守閣が)ばたっと横倒しになることはまずないけど、Is値0.14というのは、今コンクリートでいうと7階部分ですけど、一番上が一番弱いということでございますので、あそこが崩れたりしますと、当然、瓦だとか、コンクリートの破片だとかが落ちてきますんでね、この下の工事をやっとる人たち、(天守閣への)入場は今禁止しておりますのでまだいいですけど、最悪の事態が起こることは十分あり得ますから。

 その場合、国家賠償法の規定によって確実に自治体は負けますから、これは。それどころではないとある人が言ってたけど、そこまでIs値で耐震強度まではっきりわかっとる建物を延々と残しといたということになると、建築の安全性に対する、また別個の罰則つきの法律もあるんですよ、これ。当然のことですけど、危ない建築工事をしてはいけないんですよ、これは。

 ということになりますので、これは刑事のほうになります。そういうこともあり得ますよと、十分河村さん気をつけないかんですよと、言われてましたからそれは。Is値0.14の建物を漫然として、まあ入場禁止はしましたけどね、工事はやってますから、真下で。という状況だということでございます。

 そんなことで、まだ応援依頼は来とらんと思いますけど、もし何かあれば、ぜひ大阪の方も近くでございますので、名古屋に声をかけていただくというか、要請いただければ直ちに駆けつけてゃあと思っとります。


◎全国田んぼアートサミットについて

 次は、「全国田んぼアートサミット」の開催と、サミットと同時開催する「農(のう)・会(あ)うフェスタ2018」について、お知らせいたします。「農・会う」の、「農」というのは「農業」の「農」です。

 田んぼアートとは、田んぼを大きなキャンバスに見立てまして、葉の色の異なる稲を数種類使って絵を描く取り組みでございます。

 名古屋市では、名古屋の米づくりの中心地である港区南陽地区で平成23年度から取り組んでおりまして、今年で8回目となります。今年は名古屋港をイメージした絵柄を見ることができます。ということで、港区南陽地区は田んぼが300ヘクタールありまして、都市部での農地としては日本最大でございます。

 ということで、この田んぼアートに取り組む団体が全国各地から集まる「全国田んぼアートサミット」を、7月5日(木曜日)に港区のイオンモール名古屋茶屋で開催いたします。サミット開催は全国で7回目、政令指定都市では初めての開催となります。

 サミットでは、全国各地で取り組む団体の事例発表や、女優のいとうまい子さんによるトークセッションなどを予定しております。

 また、このサミットの開催に合わせまして、「農(のう)・会(あ)うフェスタ2018  ―体感!田んぼアート―」を7月5日(木曜日)から8日(日曜日)の4日間にかけまして、同じくイオンモール名古屋茶屋で開催をいたします。

 名古屋の農家さんがつくった、採れたての甘いトウモロコシなど、夏が旬のおいしい採れたての地場野菜を購入できます朝市や、親子で楽しめるワークショップ、採れたてトウモロコシご飯の試食などおいしく楽しめるイベントが盛りだくさんでございます。見て、食べて、農業の楽しさを感じるイベントに、ぜひお越しくださいませ、ということで、職員から説明をさせていただきます。

(当局)
 お手元のチラシのありますように「農(のう)・会(あ)うフェスタ2018」では、名古屋市でつくられた野菜の販売を行います。ほかにも楽しいイベントが盛りだくさんですので、ぜひイベント会場までお越しください。

(市長)
 じゃあ向こうの方。

(当局)
 ちょうどこの「全国田んぼアートサミット」と「農(のう)・会(あ)うフェスタ」が開催される7月の上旬が田んぼアートが一番きれいに見れる時期となっています。ぜひ、現地のほうにもお越しいただいて、壮大な芸術作品をお楽しみください。

(市長)
 ということでございまして、わしもこの間行って、食ってきましたけれども、今、南陽地区ではこの朝採りのトウモロコシ、皆さんも食いに行かれるといいですよ。何か朝採ると味が違う言うとるな、あれ。何でだといってても、ちょっと理由はようわかりませんけど、朝採りのトウモロコシ、生でも食えますけど、やっぱり若干たまりというか、しょうゆで焼きますと、これなかなかうみゃあですよ、甘いです。うみゃあですな、これ。これも大量にお召し上がりいただけるということでええんだな。

(当局)
 はい。

(市長)
 そういうことでございますので、ぜひ。日ごろは勝手に行っても食えるわけじゃないわけだ。

(当局)
 そうですね。

(市長)
 一応農作物ですからね。ぜひ、お越しいただいて、何日だった、7月5日(木曜日)か。

(当局)
 7月5日(木曜日)が「全国田んぼアートサミット」です。

(市長)
 7月5日(木曜日)がサミットで。

(当局)
 7月5日(木曜日)から8日(日曜日)が「農(のう)・会(あ)うフェスタ2018」です。

(市長)
 それで、朝採りのトウモロコシを食えるのはいつですか。

(当局)
 (トウモロコシは)ご飯にまぜるんですね。

(市長)
 ああ、ご飯にまぜてかね。

(当局)
 (トウモロコシご飯の試食は)7月7日、8日の土日になります。

(市長)
 7月7日、8日の土日にご飯のまぜご飯を食えると。珍しいな、それ。

(当局)
 そうですね。

(市長)
 無料かね、これは。

(当局)
 試食になりますので、どなたでもお召し上がりいただけます。

(市長)
 無料ということですね、はっきり言いますと。

(当局)
 そうですね、はい。

(市長)
 無料のうみゃあ飯はうみゃあですよ。ということで、まぜご飯もうみゃあかもわからんけど、やっぱり焼いて食ってもシンプルなやつはうまいですね、やっぱり。そういうのも出ますので、ぜひ南陽町までお越しをいただきたいと。場所は何ですか、イオンモール。

(当局)
 イオンモール名古屋茶屋です。

(市長)
 イオンモール名古屋茶屋ということでございます。ぜひ、皆さんのお越しをお待ちしております。

質疑応答

◎大阪府北部を震源とする地震について

(記者)
 今朝の地震を受けまして、大阪府高槻市内とかで水道管が破裂して、あふれたりしている映像が流れていましたけど、何か市内で緊急の点検などの指示とかはされたでしょうか。

(市長)
 名古屋ですか。今のところ指示しておりませんけど、被害はないという報告はありました、先ほど。阪神大震災のときにも朝だったですけど、あの時は国会におった時ですけど、もうちょっと強かったと思うけど、まあ非常に印象的で、朝だったので、同じような気持ちがしましたね。一遍チェックはもう一回ちゃんとしてみますけど。

(記者)
 関連してその地震のことなんですけれども、例えば上下水道局とか消防局とか、そういったところにまだ応援要請は来てないということなんですか。

(市長)
 まだ来てないと聞いとりますが、そういう「待ち受け画面」ではいかんもんで、自分のところから一遍言うようにね、言ったってちょ。水道、それから消防ですね。こちら側から「何か手伝うことにゃあですか」と言わないかんね。

(記者)
 そういう応援協定を結んでいるところはあるんですか。

(市長)
 政令指定都市はいろいろやってますよ、政令指定都市どうしで。きちっとした防災網も一応できておりまして、まあ、それもまだだとは思いますけど、待っとってはいかんで。言ったってちょ、ほんだで。聞いてみやぁ言って、御用聞きしてみやぁ言って、メイ・アイ・ヘルプ・ユー言って。というふうに指示しときましたけれど。

 まあ、もし地震の、ちょっと時間がなかったで気象台に聞けませんでしたけど、震度4、5、6というのはその区分だけかどうかちょっとわかりませんけど、基礎データが何らかがあると思いますよ。マグニチュードは細かく出しますけど、震度でも何らかのものが、例えば4.3とか4.5とかいうふうに、きちんとした公式なものはにゃあかもしれんけど、そういうのがあると、ぜひ今回ので一遍、名古屋市内16区ですね、それぞれ区ごとではなくて、もっと地域ごとぐらいで。

 本当はこういうとこで、大変いいのが旧町内なんです。やっぱり何遍も言ってますけど。旧町内というのは昔の地形を同じにしている場合が非常に多いですから、当然。生活がつけた町名ですので、役所が勝手に地図を引いて、小学校区ごとにやったやつじゃありませんので。

 災害も起こる可能性が非常に共有していると、旧町内は。まあよう言いますけど、ここの北側ですね、いわゆる国立病院の北、もうちょっと東のほうに行くと、舟附町てありますね、旧町名で。何じゃ言ったら、あそこまで海だったということですよ、昔は。船が着いたというのがあります。清水口からおりていったすぐのところ。そういうところの単位でやったほうが非常にええと思いますよ、私は防災の面で。

(記者)
 最近千葉ですとか、今回も京都、大阪ですとか、いろんなところで太平洋ベルトあたりで地震が多く発生しているように感じるんですけれども、南海トラフに向けて名古屋市として展開するとか、ちょっと啓発するとか何かこれを受けて強化することって考えられてますか。

(市長)
 それは非常に重要であるんじゃないですか。あんまりこれオオカミ少年じゃありませんので、かと言って一番でかいのは明治24年ですからね、濃尾大地震。あれは直下型で国内最大級とつけてもいいですけど、言われております。何年前になる、明治24年だと。100年ぐらいになるんか。明治元年が150年前だと言ってますから125年前ですか。

ものすごい地震だったようですよ、記録はあまりにゃあけど。名古屋も(建物が)ようけ倒れてますわね。その後が三河の大地震で、終戦のときの。あれ記録が終戦のときなのでごちゃごちゃになってますけど、あれも相当ひどかったと言われてますので、戦後70年、まあこれ本当に危ないんじゃないですか。

 ほんだで、今僕が言った話ですね、各旧町内ぐらいまでに割って、今回できんかもしれんで、これ。かすになって終わるといかんで、実は。だけど地域ごとに相当細かい、(震度)4とか3とか2とかでもええけど、細かく出すというのは必要だと思います。

(副市長)
 南海トラフ巨大地震を(想定して)メッシュで、町内よりはちょっと大きいかもしれませんけど、そういう感じでやっております。震度の予測とか。

(市長)
 予測な。あれでいいのかどうか知りませんけど、今回のやつで一遍、どれだけ震度計を持っているのか知りませんけど、なるべく細かい範囲で皆さんのお住まいのところで(震度予測を)出すことが重要だと思いますけど。まずね。知っていただくと、自分のところを。と思います。

 とにかく学区別ではちょっと広過ぎるんだわ、前から言っとるけど。もう地形もいろいろあるもん、学区だ言うと。区は特に広過ぎますわなこれ。高台のところと昔埋めたてたところが同じ区になっとるところが幾らでもあります、そういうところが。

 名古屋市民230万人の皆さんに、世帯で言ったほうがいいね、100万世帯の皆さんに、あなたが現にお住まいのところは実はこういうことですよ、ということをね。地盤の強さをお知らせするのが一番ええかと思いますけど。それをやると初めてになってきますね、日本で。と思います。

(記者)
 短い目で見てやることは今のところ考えてないということですね。例えば、点検とか。

(市長)
 短いのは名古屋城の天守を早く木造にすることですわ。本当に危にゃあで、これ。何か変なバイアスがかかってますけど、本当に危ないですよ、あの建物は。名古屋はあれより危なかった名古屋市の中公設市場はもう取り壊しましたから、中公設。現に下で工事をやってますから、今。入場者はいないけど、天守はね。


◎名古屋城天守閣整備事業について

(記者)
 名古屋城についてなんですけれども、今朝の幹部会で木造復元に関して、石垣部会について文化庁から言及があったとご発言があったと思うんですけど、具体的にどんなことがあったんですか。

(市長)
 石垣部会の皆さんとはよう話をして、早くという言葉はなかったと思いますけど、結論を出してくださいと。

(記者)
 結論とはどういう結論を出すということでしょうか。

(市長)
 いや、どういうか、相談せんと僕が勝手に言うと怒られますので、ということです。

(記者)
 相談せんと、というのは、内容はちょっと理解できないんですけれども、何の結論を出してくれということですか。

(市長)
 だから、こちらからすれば、もう工事のスケジュールは出しておりますし、早く上のコンクリート部分を壊さないと、もう工事の人たちに対して非常に危険なことをやってますもんで、ということですよ。上のコンクリート天守を壊すためには文化庁の許可がいりますからね、今の話です。

(記者)
 それに対して、文化庁はどういうことを言ってたんですか。市の今の考えはわかったんですけれども、文化庁から何か言われたんですよね、石垣部会に対しては。

(市長)
 いや、よく相談して結論を出してくださいと。

(記者)
 もっと相談しろということでしたでしょうか。

(市長)
 もっとは言いませんでしたけど、相談して結論を出してくださいと。

(記者)
 それは文化庁としては何を懸念されて、相談してという話なんですか。

(市長)
 まあ、ようわかりませんけど、そんだで僕が直接やりますわ、と言って、もう既に学芸員さんなんかにも言って、とにかく早く、なんですか、石垣(部会の)委員の皆さんとわしが直接電話するわ、言って、会いに行ってもええし。これは市民の皆さんの期待と、それが本当に地震で危にゃあと。それから入場をストップしていますので、その間、まあ本丸御殿がありましたから、割と入場者数は回復していますけど、やっぱり一般的にいうと、天守に入れないと減りますから。その分、やっぱり収入が減るんですよ、名古屋市は。そのまま放置するわけにいきませんので、これは。

 それと、普通から言いますと、上のコンクリートを取ったほうが石垣の調査はきちっとできますよ、当然のことながら、これは。そんならそれで丁寧にやりましょうと。そうでしょう。一体今、どういうふうに何をどう調査して、どういうふうにさせてもらったらいいのかということを、(石垣)部会の皆さんのお話を聞かないかん、まず直接。もう人任せにはできませんので、私が、まずこちら側のほうは直接この間聞きました。

 石垣部会の方にちゃんと連絡しまして、お伺いしてもいいし、大学なのかご自宅でもいいですけど、ちゃんと話をしてくると。話をしてくるいうか、お伺いしてくるいうことだね、そういうことです。

(記者)
 つまり市の認識としては、この石垣部会が木造復元に際して、ちょっとストッパーになってしまっているという認識ということですか、今。

(市長)
 それがどうかわからないけども、ストッパーかどうかは。ただ、時間が延びとることは確かでしょう。いかんのですわ、これ。端的に言うと、地震で危ないのはいかんですよ、本当にこれ。そういう面で止めたんですから、入場を。

(記者)
 理解不足で申しわけないですけど、何に対する結論を出すんですか。

(市長)
 ほりゃこの予定は、名古屋市ではこういう予定を立てて進めているじゃないですか、ずっとスケジュールも。そういうふうにやりたいので、そこら辺のところはどうさせていただいたらいいですかと。

(記者)
 それ(スケジュール)に合わせるためにはということですか。

(市長)
 こっちはこっちで希望というか、言わないかんじゃないですか正直に、ちゃんと。市民の期待もあるし、震災もありますから、本当にこれ。それを言って、お話をまず伺ってくるということが大事でしょう。私は文化庁から言われましたので。この間文化庁にも電話して、今そういうふうに、自分でやりかけましたから言って。とりあえず今んとこは、この名古屋市内の学芸員さんですけど、とりあえずね。ということです。

(記者)
 先ほどの幹部会で「命じられた」とおっしゃってましたよね。

(市長)
 はい。

(記者)
 要するに、そういうその、文化庁から強く言われているということですか。

(市長)
 命令ではないですよ。「命じられた」というのはちょっとそれは厳しく言っただけで、話し合いのね、ひとつまとめましょうということの中で、まず一つは石垣部会の今の話ですですわ。石垣部会とよう相談して、結論を得てくださいと。

(記者)
 そこをクリアしないと難しいでしょう、ということですね。

(市長)
 それはまあ当然そうでしょう、文化庁も。まず地元のほうがまとまらんとやりにくいでしょう、そういうことです。


◎大阪府北部を震源とする地震について

(記者)
 地震の話でもう一つだけ伺いたいんですけども、先月、住宅都市局の審議会(都市再生緊急整備協議会)で、名駅周辺の帰宅困難者数の想定を増やす方向で議論を進めたいというような方向性も打ち出されていますが、その席で防災物資等の備蓄なども議論の俎上に上ってますけれども、これまで原則、帰宅困難者向けの備蓄は行わないという方針を示されていたかと思うんですけれども、今回の事態だけではないんですけども、将来的には物資ですとか、防災備品の備蓄なども予算化していく方向でしょうか。

(市長)
 えらいこと言われましたけど、ちょっと申しわけないけどわからんもんで、それは。またちょっとちゃんと責任あるお答えを、改めて示させていただいて。まあ、大きいのは、本当はあの、名古屋駅近辺とか、ああいうとこはデパートとかいろんな店がありますんで、そういうところに(帰宅困難者が)入れるようになると、それは「簡単に言わないでくれ」と言われているんだけど、物資はたくさんありますからね、とりあえずは。それは結構大きい問題なんですけど、一応、物資を備蓄するところもあるがね、則武のほうのを見に行きましたけど。だけど、もっとものすごいいるならいるで、まあちょっとチェックさせてちょうだい。無責任なことはちょっと言えんもんで。


◎名古屋城天守閣整備事業について

(市長)
 それから文化庁の人は、あれだ言ってましたよ、新技術につきましてはどういうふうに言われたかというと、確かに姫路城やら松本城に上がるということはええことだと。ほんだで、まあ、見守ってますわと。そういうことで。裏取られても結構ですから。

(記者)
 (バリアフリーに関する)協議会はどういう状況ですか、協議会の開催に向けては。

(市長)
 協議会のことは余り言わなんだね、僕は。その時には。

(記者)
 中旬までにやりたいと、おっしゃってましたけど。

(市長)
 ちょっと待ってくれという人がおるもんで、(障がい者)団体の中で。もうちょっと19日過ぎか何かにしてちょうだいと言われとるもんで、「ああ、そうですか」言って、それならそれでこっちも丁寧にやってますんで、そちらに合わせているということです。

(記者)
 それは要するに今月中にはできるということ?

(市長)
 それはできます。早くやらないと。

(記者)
 メンバーは改めて、どういうメンバーになりそうでしょうか。

(市長)
 まず福祉関係の皆さんね。それとまあ僕は老人会の皆さんやら、そういう方も入っていただいてええと思いますよ。それから鯱城会なんかもいいじゃないですか、あそこもよう勉強しとるし。やっぱり年くった人、子どもさん、妊婦さん、そういう方もですわね。

 それから技術関係の人。技術関係も12社か13社かありまして、それとまあ役所、落ちとると申しわけないけど、ぱっと言われるとそんな感じで、技術関係の中には全員じゃないですけど、やっぱりこの間もいい方法を考えたと、だけどそっちのほうでも何て言うんですかね、なかなかすごいマーケットがあるんですよ、これ実は。

 世界の文化財もありますけど、世界の文化財で階段でしか上がれないところが幾らでもありますから、これは。そういうところも上がれるようになるということと、ある方が僕に言っとったのは、普通の家でも2階へ上がっていくための歩行支援機器というのができると、ものすごいためになりますよ、と言って。これを機会に、普通の家で。年くってちょっと足が悪いともう2階へ上がれえせんのに、2階に孫がおるというようなときにね。だから、なかなかこれマーケットでかいんですよ、実は。

 車いすメーカーの方も、何遍もこれ言っているけど、地下街の階段なんかですね、これを上がれるようにぜひこの機会に本当はつくらないかんのです言って。何でかというと、地下街でもし火災やそういうことが起きたときにエレベーターとまっちゃうんで、その場合は歩行支援というよりも車いすそのものでロボット化して上がっていくようなものですね、これ。今、よく似たのがありますけど、下に入れてずっと上がっていくというようなのがありますけど、あれがなかなかわしが勉強したところでは、ちょっと汎用性がまだ低いと、ちょっと聞いてますけど。

 そういう話もあり、そういう方も来ていただいて、国際コンペと両方でやると。やっぱり名古屋城につくりますから模型を。実物大のこれを、天井のほうも含めて。ここで実験なりをやらせていただくときは当然、皆さん全部、ある会社が絶対に秘密にしてくれと言われますと、ちょっとその場合は考えますけど、新技術で。その場合は皆さん、招待しますのでぜひ見ていただきまして、まあ夢物語の話と、いや本当に目の前だな、もうこれは言って。

(記者)
 石垣部会の話なんですが、東京に行かれた時、主に五つの課題が出たという話があったと思うんですが、その中にはその話は入ってなかったと思うんですけれども。

(市長)
 いや、石垣部会の話入ってます。

(記者)
 石垣調査の中に入っているという認識でよかったですか。一番最初に石垣調査のことについての言及があったと思うんですが。「石垣部会とよう相談して結論を出してください」というのは、わかりません、知識不足というか記憶不足で申し訳ありません。

(市長)
 それが一番初めで、もしよかったら、そのときの僕のメモがあるけど、まあええか。

(記者)
 これは市長の中では、記者に対しては伝えていたという認識でいいってことですか。

(市長)
 これはそうですよ、一番最初に言った。よう相談してというのか、よう話し合ってというのか、結論を出してくださいと。

(記者)
 石垣部会と、ということですね。

(市長)
 そうです。

(記者)
 バリアフリーの話に戻るんですけれども、明日、障がい者団体の方々が大規模な集会をされるということは把握されていると思うんですけれども、それがあるということを前提にした上で、名古屋市としては、やっぱり粛々と進めていくということなんでしょうか。

(市長)
 いや、これは繰り返しますけど、任務なんですよ、これ。皆さん、何か自由に選択ができるような言い方をしていますけど、建築基準法の3条の例外規定の逐条解説、この間配ったでしょう。あそこの中にこういう歴史的な文化財をですね、引き継いで、国民または世界の文化に寄与することは任務だと書いてありますから。任務ですから、これ。これは任務なんです。

(記者)
 バリアフリーの話でして。

(市長)
 いや、任務だからまずそれをやらな。で文化庁は団体の皆さんに答えられた書類もですね、そこの部分がこの間来たとこで外してありましたけど、一番上は、文化庁はそういう歴史的、文化財を引き継いでいくことは不可欠であると書いてあります。

 で、その次に書いてあるのが、バリアフリーという言葉は使ってないけど、そういう配慮というのは重要であるというのが2番目。三つは両立を目指してほしいというのか、それが文化庁の返事です。それはいいんじゃないですか、文化庁が言ったときに、そういうことでしょうと。そういうことですよ。

 不可欠だもんで、これ。お願いしますよ、これ。不可欠なんですよ。私は時代を生きる人間として、これだけの資料がそろってですね、それからこの間NHKで某大学教授が言ってましたけど、法隆寺以来続くね、日本木造建築の一つの到達点であり、究極の木造建築物であると。図面が完全に残っている、写真まで残っているというやつを、それを復元すべきは任務じゃないですか、これ。私どもの世代の、次の世代に引き継ぐべき、日本木造建築。

(記者)
 方針が変わるか、変わらないかということだけ伺えると。方針を変えるつもりはないんだったら、そういう考えを。

(市長)
 いや、それは僕、何遍も言ってますから。自分で変えられないですから、任務ですから、これは。任務ですから。そんなもんじゃない。俺も頭の中でよう構成しますが、これは俺、社会的な務めとしてやっとるんだわと。次の時代に引き継ぐと、本物を。そういうことですよ。

 バリアフリーに関しては、今も言ってましたけど、まあ非常に、大変具体的ですよ、もう。歩行支援なんていうのは。目の前ですよ、これ。2会社ぐらい自分で装着してやりましたが。あ、三つか、三つやりましたね、それぞれ。もうあの、手と腰はもうできてますから。一般的なのは介護施設で、車いすで来た人を抱え上げて、ベッドへ上げると。腰ですね、あれは。

 それから、工場内作業でうつむく人たちとか、農家の作業で、そういう人たちはみんな腰を痛めるもんで、その腰の補強の装置ですね、これ。あとひざだ言うと、若干いろいろ、もうちょっといろいろ要ると言ってました。それについて、空気、エアでやるのとバネでやるのと、モーターでやるのと三つありました。今のところです。まだたくさんありますよ、そういうメーカーは。

(記者)
 文化庁の石垣部会の話なんですけど、文化庁の前でお話し聞いたときは、石垣の調査を進めて結果を出すようにという言い方をされてたかと思うんですけど、その文化庁が言われた、「石垣部会とよく相談して結論を出してください」というのは、結論というのは調査結果なのか、天守閣木造化のスケジュールを含めた結論なのか、どういう意味での結論ですか。

(市長)
 それは文化庁は何も言われませんでした。結論を出してくださいということで、それを一遍、これから直接回ってでもええで、石垣部会の方と相談してきますわ。

(記者)
 市長としては、その結論というのはどういう意味の結論だと受け取られているんですか。

(市長)
 それはあの、しかるべきことだと思いますよ。そういうこと言うと、感じ悪いのでやめておきますけど。こちらはもう任務だしこれ。放っておきますと、あれですよ、これ(天守閣は)危ないでコンクリートで補修せえということになりますよ、これ。本当に。工事をやめるということになる。

(記者)
 文化庁の意図がわかってないと、結論をまとめられないですよね。文化庁はどういう意味の結論を出せと言ったのかということを聞いているんですけど。

(市長)
 それは話し合って、きちんとこうこうしてくださいということを持ってきてくれと。

(記者)
 その「こうこう」というのは何をする?

(市長)
 それはこれから話し合う。

(記者)
 木造復元についての結論を出してくださいということなのか、それとも石垣調査についての結論を出してくださいなのか。

(市長)
 それは石垣調査。

(記者)
 お会いになるということですよね、石垣部会の先生方とお話の場を設けて。

(市長)
 まあ一遍、電話になるかもわかりませんけど、とにかく私は文化庁から命ぜられたと言われましたので、「命ぜられた」はちょっと厳しい表現だったから文化庁もちょっと訂正してくれというかわからんで、そうしてくださいと言ったのを象徴的にそう言っただけのことであって、文化庁から言われましたので、私が直接。だからそれは実現せないかんがな。必ず実現しますからと言って、また返事もしてきました、電話で。

(記者)
 それは今月中と考えていいですか。

(市長)
 まあ今月中か、来月早くにもやるということでしょう。

(記者)
 繰り返しになるんですけど、それについては石垣調査のことだと先ほどおっしゃったんですが、でもその2022年末までに木造復元をするという市のスケジュールを説明するっておっしゃいませんでしたっけ。

(市長)
 それはそのスケジュールでやりますからとはっきり話してきました、文化庁と。

(記者)
 なので、結論というのは、2022年末までの木造復元に合わせて、石垣調査をそれに間に合わせるようにするということを、理解を得るということですか。

(市長)
 そういうことを言うと、変なふうに書くといかんので(結論)ありきのことはできないと。

(記者)
 それがわからないと何を聞くんですか。

(市長)
 それは誠実に話をするよりしょうがないじゃないですか。

(記者)
 石垣部会の先生に何を聞くんですか、じゃあ。

(市長)
 いや、どうさせていただいたらいいですかと言うて。

(記者)
 何をですか。

(市長)
 いや、これ。延々と延びてもらっちゃ困りますんでね、これ。それはそうでしょう。危ないじゃないですか、本当に。じゃあどうするんですか、下で工事をやっている人たち、ようけいますけど、今。石垣の下で。

(記者)
 それは今詳細調査が止まっているから、それをやってくださいとか、そういうことではないんですか。何を聞くんですか。

(市長)
 まず、どうしたらいいですかと言うて。それは聞くことじゃないですか。結論ありきみたいな話はね、乗りませんよこの話は。

(記者)
 文化庁の方が市長に、石垣部会の先生に直接会うようにという話をしたんですか。

(市長)
 そんなことはしません。

(記者)
 じゃあ市長がそう解釈してるということですね。

(市長)
 いや、やらないかんと思っとるから、ええ。やらないかんと思っとるから、はい。これも任務です。(市長給与)800万もらっている以上、任務じゃないですか、これ。そうでしょ。

 結論ありきではないですけど、2022年の完成については、あれですよ、はっきり文化庁さんにも言ってきましたと、これは。やらないかんですから。


◎AKB48世界選抜総選挙について

(記者)
 AKBの世界選抜総選挙が終わりまして、SKEのお二人が1位、2位ということでしたけど、市長としてはどう受けとめられていますか。
 
(市長)
 それはなかなかどえりゃあうれしかったわね。名古屋のねえ、松井珠理奈ちゃんと須田亜香里ちゃんですか、ありがたいことで。一番感動したのはやっぱり皆さん、ああやって女の子がようけ出てきて、「夢はいつかかなう」言ってみんなの前で言うことですよ。

 みんな内申点や、いろんな日本の社会の苦しみの中で、3回も国連から警告を受けとる日本の教育の中でね、大変なんだよみんな、これ。その中で女の子たちが、自分たちの夢をかなえていくと。すごいですよね、珠理奈ちゃんでもトップになるということは、考えてみると。

 それと名古屋のことを盛んに、「名古屋の皆さんのおかげで」て、言いますよね。あれはありがたいんじゃないですか。名古屋の街もこうやってエンターテイメントといいますか、こういうものにですね、やっぱり熱を入れてやるんだなと、そういう面もあるんだなということを、某テレビ局、全国放送を通じてですね、日本中の人に見ていただくということはうれしいことだわね、これ。そう思いますよ。

 それでそのときに公約したように、須田亜香里ちゃんか、「もし1、2フィニッシュした場合はどうですか」というような話があったとき、「パレードやらないかんわな」言って。パレード、今日も指示してきましたけど、名古屋城をスタートして、どこということもコースはまた警察のこともありますからあれだけど、SKEの本部があそこにありますんでね、大津通、錦通の角に観覧車があるところ。ちょうどいいじゃないですか、名古屋城をスタートすりゃあ。僕のイメージだとフィニッシュは、やっぱりあのSKEのみんなを育ててきたホームグラウンドへ戻っていくとね、いいかと思いますけど。

(記者)
 二人には何て声をかけたいですか。

(市長)
 そりゃまあ、ベリー・グッドというか、グッド・ラックというか、サンキュー・ベリー・マッチですか、この三つぐらいですか。ファンタスティック、アメージング、ユーアー・グレイトというようなことで。まあグッド・ラックですね。やっぱりこれからまた頑張ってもらわないかんので。

(記者)
 パレードってSKEみんなでやるんですか。その二人がやるんですか。

(市長)
 それを今考えとるの。昨日ちょっと飲みながら考えとったの。どうするだと。みんなやってもいいわね。楽しいわね、みんなが来ると。そう長い距離じゃないで、仮に名古屋城からSKE本部だとしますとね、そんな長い距離じゃないし。

(記者)
 先ほど「指示された」っておっしゃいましたけど、パレードをやるんだったらどこの局が管轄するんですか。

(市長)
 どこかね、これ。そりゃ市長室がやりゃあいいがね、こんなもん。どうのこうのなるんだったら、そんなもん、何言っとるか言って。普通は観光(文化交流局)とかそういうふうになるんですけど、まあねぇ、それはそれでいいですけど、こういう楽しいときは、30億だったとか言っとるがね、お金のことでいうと経済効果が一応。30億でしょう。もっとあったかわからんですよ、テレビのいろんな、何ですか、フジテレビ系列での全国へのネットの力を入れると。あれだけ報道で金かけてやったらどんだけコマーシャル料を取られるか知りませんけれど、えらいどえりゃあことですよ。若干、お金を使わせていただいても、それよりものすごい効果があると。

 それと松井珠理奈ちゃんでもどえりゃあ努力して、わしもこれを機会にライブ見ました。わしも松井珠理奈氏に1票入れといたで、CD買って。もう一個、須田亜香里さんにも入れようと思ったけど、だけど3時か何かに締め切りだったもんで、入れれなんだで、約束したけど。そういう面で入れれなんだで、時間切れで。1票入れましたけど。

AKBグループも初めものすごいよかって、それからちょっと落ち込んだときもあって。SKEもそうですけどそれを牽引してきたのは松井珠理奈ちゃんらしいですよ、これ。あれはなかなか立派な女性ですよ、彼女。まあそんだけ立派な女性が日本一になってくれたのでいいじゃないですか。「夢はいつかかなう」いって言っとったがね、何人かが。いいことですよ。


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