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平成27年12月14日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2016年3月2日

ページID:75094

報告事項

  • 子宮頸がん予防接種調査結果(速報)と本市の対応について
  • 住居の不良堆積物対策に係る条例制定に向けたプロジェクトチームの設置について
  • 名古屋城天守閣の整備について

会見動画

報告内容

◎子宮頸がん予防接種調査結果(速報)と本市の対応について

 はい。それでは、12月14日(月曜日)の定例会見を始めたいと思います。

 

 まず1つは、報告事項ということで、子宮頸がん予防接種調査の結果について速報がまとまりましたので、ご報告いたします。

 

 今日も幹部会で言っておきましたように、これは、皆さんにお願いしたいわけで、全国ニュースですね。明らかに。なぜかというと、私も国会におりまして、薬害の問題というのは、本当に日本の歴史上、大変な課題を抱えておりまして。

 

 私の認識では、一番最初はサリドマイドでしたかね。それから、僕らが国会におったころは、何といってもエイズの非加熱製剤の問題があって、ああいうのもみんな対応が遅れていって、それをどこかの自治体がこれだけの大量に調査をして、そこから一定の結論というか、因果関係の大きな重要な要素を引き出していくというのは、初めてではないですか。初めてだと思いますよ。

 

 だから、そういうことを名古屋がやったということが、何で全国ニュースにならんのか、よく分からんですわ。地域主権の時代だと言っておいてですね。ということを、まず申し上げておきます。そういう点では、健康福祉局も、よう頑張りゃあたということだと思います。

 

 子宮頸がん予防接種を受けていない方も含め、3万人を超える方にご協力をいただき、大変感謝しております。前置きばかりで申し訳ないけれど、ワクチン、予防接種については、誰がどう確認していただいてもいいですけれど、名古屋が日本を引っ張っとるということは間違いないので。断トツトップですから。名古屋の予防接種に関する政策は。

 

 これも、しっかり、ぜひお願いしたいと思います。お金も当然ものすごく掛けとりますし、それから、水ぼうそうとか、ロタウイルスなんかは、撲滅したと言ってはいかんと言っていましたけれど、撲滅に近い状況まで持っていっておりまして。

 

 ロタウイルスだって、数年前はお子さんが亡くなっとるんですよ。子どもの下痢で。そういうところから、いち早く予防ワクチンをやっておりまして、ものすごく子どもさんの福祉のために貢献させていただいておると。今、インフルエンザのことはちょっと考えておりますけれど。検討中ですけれどね。

 

 だからこそ、この子宮頸がんの問題も、反対に問題が生じたときに、それはそれで。子宮頸がんは、ワクチンをやる前から一定の意見はありました。ありましたけれど、ワクチンを応援する、国も追随したわけですけれど、そのときには、いち早くちゃんと調査をすると。進んどるが故にね。

 

 普通は、進んどったりいろいろ、いったんやると、失敗が怖いから調査しないんですよ。みんな。エイズだって、そうですわ。非加熱製剤のときだって。そういうのが多いんです。そういう中で名古屋は、勇気を持ってちゃんとやっているということの一番根本を、ちょっと理解しておいてもらわないといかん。当たり前じゃないということです。

 

 ということでして、「体の痛み」や「頭痛」「すぐ疲れる」など24種類の症状について、接種を受けた方と受けていない方の間にどのような差があるかといったことを中心に分析した結果、今回の調査では、明確な差は確認できなかったという結果に至りました。

 

 しかしながら、接種者と非接種者を比較した大規模な調査は、国内では初めてとなります。この調査結果は必ず今後の原因究明に役立つものと考えておりまして、早速、国へも調査結果を報告したところです。

 

 また、国に対しては、議会からもお力添えをいただき、全国的な調査を実施するよう要望してまいりましたが、国もようやく疫学調査に乗り出すと聞いております。名古屋のこうした積極的な取り組みや、患者会の皆さんの粘り強い要望行動が、国の重い腰を上げさせたのだというふうに考えております。

 

 名古屋市としては、来年1月から、相談窓口の設置や、名古屋市総合リハビリテーションセンターでの支援を始めます。今後とも、どんな支援ができるか、引き続き検討していきたいと考えております。

 

 後で、これが終わってから、若干医学的なことですので、当局の方からレクというか、説明があると思いますので、そっちを聞いていただきたいんだけれど、そちらも重要ですが、あまり繰り返すとくどいか分からんけれど、こういう疫学というものは、国のどえらい大きな課題だった、ではない、なんです。サリドマイドから、エイズ非加熱製剤を含めてね。

 

 そういう中で、名古屋が断トツの、いわゆる予防接種の支援に取り組んでおりまして、ようけの方から感謝されとるところです。そういう中で、何か問題があったときに、これこそ地方自治ですよ。地方分権と。これこそ。ということをやってきたということで、私もいささかびっくりしましたけれど。この結果につきましては。驚いたところです。

 

 後で説明があると思いますけれども、まず、裸の数字では、ワクチンを接種された方に一定の特徴が出たということですけれど、その後、年齢によって、女性の場合はいろいろ、いろんな意味で、痛みを感じるとか、いろんな数字が増えていく傾向がありまして、それで数字を補正すると、ここにありますように、子宮頸がん予防接種を受けた方と受けなかった方との明確な差は確認できなかったという結果に至ったということです。

 

 あと、個別の、それぞれ、いろいろ問題のある方についての因果関係はどうやってやっていくんだとか、これでしまいなのかとか、いろんなまだ論点はあるところでして、この辺はまた後で聞いていただきたいんだけれど、取りあえずこういう結果が出たということです。

 

◎住居の不良堆積物対策に係る条例制定に向けたプロジェクトチームの設置について

 それから、次に、住居の不良堆積物対策に係る条例制定に向けたプロジェクトチームの設置についてお知らせします。長いことが書いてありますけれど、ごみ屋敷に係る条例制定についてのプロジェクトチームということです。

 

 家屋やその敷地内にごみ等をため込む、いわゆる「ごみ屋敷」問題については、周辺住民に及ぼす影響が多岐にわたるとともに、本人の収集癖や、地域からの孤立、認知症など、さまざまな事情によることが考えられます。また、豊田市では火災が発生し隣家が全焼するなど、周辺の生活環境に深刻な影響を及ぼす事態も発生しております。

 

 このような状況を踏まえまして、名古屋市としましては、平成28年度中の条例施行を目標に、関係する局区の部長級職員によるプロジェクトチームを設置し、条例の内容を検討していくことといたしました。市民の皆さまの不安を少しでも解消できるよう、関係局には、迅速かつ着実な取り組みを指示したところです。

 

 皆さん、分かっておられますように、一応、個人の財産権はこれを侵してはならないというふうに憲法に規定がありますので。ただ、これはプログラム規定だと。プログラム規定ではないな。法律によってということになっとりますので、一定の仕組みがなく、勝手に人の財産権を侵すことはできないということですので、ひとつのちゃんとした仕組みが要るということですが。

 

 既につくられた自治体がありますので、そういうところを参考にしながら、いいところを取り入れて、個人の財産権の、また公共の福祉の、そこの調和のところですね。そこを導いて、条例化していきたいと。早くやっていきたいと思っております。

 

◎名古屋城天守閣の整備について

 私からは以上ですけれど、ずっと、いわゆるタウンミーティングが続いておりまして、それについて。今日、幹部会でも言いましたけれど、ここからは、1つの、今の状況の、自分の思うところをお話をしたいと思います。

 

 大変、まず、ようけの方に来ていただきまして、サンキュー・ベリーマッチということで。今晩は、北区であります。ずっと続きますので、ぜひ市民の皆さん、また、市民でなくても結構ですから。もともと尾張名古屋のお城ですから。別に尾張藩でなくてもええんですけれど。日本の問題ですから。これは、日本国の、文化政策の問題ですから、どうぞ来ていただいて、いろんなご意見を言っていただきたいと。

 

 その中で、私も、こうと。僕の意見は言いますけれど。当然ですね。選挙のときにも言ってきましたけれど、だけど、基本的な、要するに56年たって、このままほかっておくわけには、コンクリートの耐久・耐震性なんかについて、いかんようになったと。耐震調査の結果が非常に悪いと。2(ローマ数字の2)の2というやつで。

 

 3種類ありまして、1はまあまあ、今の耐震基準ではいかんと。2(ローマ数字の2)の1は、それでもまだええ方と。2(ローマ数字の2)の2は、震度6強だったら建物が倒壊又は崩壊する可能性があるということの、2(ローマ数字の2)の2の方に入っているので、市民の皆さんと、今のままほかっておくわけにはいかんよと。だから、耐震改修をやるかと。

 

 そうすると、29億円で、ほぼ40年ぐらいでしょうと。一般的に言えばね。コンクリートの延命化という議論もありますけれど。で、経済的、入場者数の増えるのはゼロでしょうと。

 

 それか、それだけ金を使うなら、この際、非常に詳細な図面がありますので、お金で言うと270億円から400億円ぐらいが、参考値ですけれどね。プロポーザルを使って。その代わり、こっちは法隆寺だと1300年、名古屋城だと400年、というか、330年で空襲で燃えたんですけれど、をつくっていくかと。

 

 こっちだと、経済効果は、私は毎年100億円は絶対来ると思いますけれど。江戸城なんかは大体、初年度で1000億円、経済効果があると言っていますけれど、どっちを選択するかは来年の4月ですね。3月中にはプロポーザルの結果がまとまってくると思いますので、市民の皆さんが、いよいよどうするか、判断することになりますよと。すなわち、それは議会が判断することになっていきますよということを申し上げまして。

 

 大体の話で、いろいろありまして、来ていただいてありがとうということですけれど、1つは、やっぱり、投資であるということをもっとはっきり言えという人たちが、終わってからなんかはようありますね。

 

 税金を使うというのを前提にしているような。まあ、今までが公務員がやっていましたので。現に、税金を約25億円(26年度決算額)でしたかね。公務員が34人おりますけれど、使っていましたので、何かそういうふうに思っていますけれど、これは投資なんだと。はっきり言えというのが多いです。

 

 面白いのは、ナガシマリゾートってあって、560万人も来とるんだね。あそこ。ナガシマリゾート。それで、これで150万人観客が増える。合わせると300万人になるんですけれど、前の150万人も、民営化しますと、これは納税者になりますので、単純に足さないといかんかどうかは、若干計算をもうちょっとしないといかん。実際はですね。来ないですかね。

 

 東京スカイツリーは630万人来とるんですけれど。江戸城が500万人来ると言っていますけれど。多いように見えますけれど、東京スカイツリーよりも少ないんですかね。江戸城。もし造ったら。図面がないで難しいと思いますけれど。向こうは。という話ですわ。

 

 熱田神宮、660万人。熱田神宮は、ただ、初詣で大体220~230万人、3分の1来ていますけれどね。熱田神宮さんは、草薙(くさなぎ)の剣を持っとる大変重要なところですけれど、名古屋城もすごいですよ。木造で復元したら。来ないですかね。と思いますよ、私。十分勝負できると思いますね。

 

 ある学者は、500万人、江戸城で、わし、「どう」「うーん」と言っとったら、「名古屋でも同じぐらい来るんじゃないですか」といって。やっぱり地の利があるし、文化的価値は断トツだと。世界で、寸分たがわぬ復興ができる昔のお城って、名古屋城しかないですからね。ということが1つ。投資だということ。

 

 それから、材木の話がよく出ていますけれど、これは、本当は昨日なんか、その業界の偉いさまで本当の当事者が来とったでしゃべってもらうとよかったんだけれど、ちょっとあれでしたけれど、この方がおっしゃっとるのは、この逆だと。

 

 江戸城がすぐやるとは思いませんけれど。なかなか課題がありますから。大阪城も、図面がありませんので。場所も違いますけれども、いろいろあるんですけれど。

 

 それから、コンクリートのお城って、日本中にたくさんあるんですよ。広島城、岡山城、熊本城も、天守閣はコンクリートです。あれがみんな、材木で、木でやろうとしたら、大変なことですよ。彼が言っていましたけれど。そのときには、もうないんです。木は。なくなります。200~300年、待たないといかんのですよ。育たないといかんですから。だから、やるなら今すぐやらないといかん。ということで、その分の材木はあります。

 

 一本一本、大体、小天守も入れて1000本ぐらいですけれど、全部リストがありまして。実は。大体6割ぐらいがヒノキですね。それによりますと。写真なんかから判定しとるんですけれどね。それから、2割がケヤキですね。確か。次がケヤキ、マツ、スギぐらいで、一番でかいので、あれ。あれと混同せんようにね。

 

 姫路城は、真ん中に大きい心柱がある。名古屋城は、組み立てていっとるんです。1層ずつ別だという説もあります。そうすると、相当短くなりますので。大体このくらいになりますので、それだともっと早く集まりますけれど。2層までは通し柱だという説もあるんですけれど。

 

 そういうような話で、一番でかい柱で、大体直径1メートルのマツの木。梁はマツがええらしいんですわ。で、大体10メートルぐらいと。これが何本か要るというのが、一番でかいやつです。この辺はなかなか、青森なんかはありまして、青森にちょっと電話したら、「ありがたいことです」といって喜んでいましたけれどね。

 

 というお話で、材木については、名古屋城だけだと皆さん思ってみえることで、ちょっと誤解がありますので。早く造った方が有利です。当然のことながら。大阪城がすぐやると、江戸城がすぐやるとは思いませんけれども、他にもたくさんコンクリートの城がありますから。そこに先にやられてしまったら、名古屋はもう200~300年できません。ということです。

 

 そういう話があったということと、なかなか個別的な話で印象が深かったのは、やっぱり若い人たちにもっと説明して、意見を聞いたらどうだと言われましたので、今日、教育委員会は独立行政委員会というおどろおどろしいものになっておりますので、個別のあれは指示できんことになっておりますけれど、何べんも言っておりますけれど、それはアメリカのやった制度であって。

 

 アメリカは、その代わり、独立行政委員会ですけれど、選挙しておりますからね。教育委員は。だから、必ず民主主義が行き渡っておって、どこかで責任を取る組織しか独立しないんです。当たり前ですけれど。そんなのは。そんな理屈はええですけれど、今日、言っておきました。中学生なり、高校生なり、小学生でもいいですけれど、いい社会科の勉強になりますよといって。

 

 名古屋とはどういうまちだ、家康さんはなぜこんなでかい城を造ったとか、日本の内乱は、応仁の乱から続いとったけれど、関ケ原で終わったのか、大坂夏の陣で終わったのかとかね。なぜ空襲というものがあったんだと。名古屋は本当に地獄を見たか、涙のまちだったんだろうかと。

 

 そこからよく、今、東京が威張っとるけれど、よう名古屋は、愛知県ですけれど、日本一の、工業品出荷額が44兆円もある。第2位が神奈川で17兆円と。こんなまちに、よう育てたなと。どういう努力があったんだろうかとか、そういうことを考えるには、非常にいいテーマですね。

 

 だから、皆さんで考えてもらうと。結論は、別に自分らで考えてもらう。その材料を皆さんに提供して。僕は、社会科でこんなええテーマはないと思いますよ。どうか授業で、いっぺんみんなで考えようやと。結論を押し付けるんじゃなしにね。ということをやっていただいたらどうだということと。

 

 もう1人、はっきり言われたのは、何であれは役人がやっているんだと。名古屋城を。民間で経営してもらえばいいじゃないかと、はっきり言われた方がいましたよ。これは港区でありました。

 

 これはわが意を得たりで、本当に。納税者に変わりますね、当然。名古屋城を経営されたらどうですか、皆さん。ええですよ。ようけ人が来ますよ。世界中から。木造に変わりますと。今だと、いかんけれど。今は160万人しか来ません。ようけ来ますよ。納税者になりますよ。そういうお金で、日本一の福祉がどんどん展開できますよ。

 

 ということがちょっとありましたということで、しかし、ようけの人が来ていただいて、いろんな議論ができて、大変よかったと。来ていただいた方には、サンキュー・ベリーマッチと申し上げたいと思います。

 

 ということで、以上です。一応。

質疑応答

◎2016年度政府予算案・与党税制改正大綱について

 (記者)

 来年度政府予算案、および、先日ほぼ決着がつきました与党税制大綱等について、何かご意見があればお願いします。

 

(市長)

 別に、相変わらず同じことをやっておりまして、公務員の給料だけ、ぼんぼこ、ぼんぼこ上げて、それで財源がないとかですね。何なんだと思いますね。相変わらず増税政策しか展開できないと。

 

 だけど、若干、リチャード・クーさんなんかは、麻生さんと仲良くしておられますので、あまり借金漬けだということは言わんようになりましたけれどね。だから、増税一辺倒で、民主党がそれでつぶれたんですわ。その経済学が分かっとらんもんだで。国の国債が本当の借金だと思って、ギリシャと区別がつかなんだという話ですわ。ということで。

 

 だから、その点は違いますけれど、ピンとはあまり来ませんけれど。何べんも言っとるけれど、皆さん、政府のことを聞くのは結構ですけれど、お金って2種類あって、税金と税金類似のものね、公共料金みたいなもののお金と、もう1つ税金でないお金と、2つあるんですよ。

 

 税金でないお金の方が実は圧倒的に大きくて、税金でないお金がどれだけお金をもうけるかと。海外から。その一部が税金として来るわけで、財政だけ切り離して世の中があるわけじゃないです。

 

 今、名古屋市役所でこうやって、しようがないもんで、わしも偉そうな顔をして出てきておりますけれど、これは、株式会社で言うと、名古屋市株式会社で、総務部なんです。私は総務部長にしかすぎないんです。大事なことは、民間の、ラーメン屋のおやじがどれだけもうけとるか、ラーメン屋の数が増えとるのかと。

 

 若干トヨタさんもありますが。ここはでかいです。こういうところでも、世界の競争力のある、本当の民間のお金が伸びていっとる。こっちが大きいのであって、こっちの話は全然あらへんですから。というところを思いまして。

 

 あとは、毎日、軽減税率の話がされておりますけれど、これはこれで、いろいろお悩みをいただいてと。私の権限の及ぶところではありませんけれど、別に公務員の給料を上げんとけば、消費税なんか上げんでも、全くそういうのは減税できますよ。それで、そのお金で、今言った総務部は、なるべく謙虚にならないといかん。総務部は。

 

 会社でも総務部が威張っとる、皆さんのマスコミでも総務部がおるでしょう、ろくでもないのが。社長室か何か。そういうのが威張っとるところは伸びんですよ。言っておきますけれど。独占だで、それでももうかっとるんだがね。はっきり言うと。民間の会社で総務部が威張っとったら、つぶれます。

 

 営業部がもうけないといかん。ということで、常に納税者である、商売の方ね。納税者に目を向けた政治をやらないといかんということですよ。

 

 と言っても、むなしく響いて、全然、誰も褒めてくれへんでやけくそだと。日本で一番給料の安い市長が、減税名古屋だけしとるの、納税者のために尽くすというね。これが広がらんで、やけくそで、酒を飲まないとやっとれんといって、やっとるじゃないですか。いつから公務員の給料は高すぎるという主張がマスコミにあまり登場せんようになったんですかね。何かよう分からんな。

 

 子どもの貧困の方は、よう言われますけれどね。お母ちゃんの、特に母子家庭の所得は、テレビで、某何とかテレビがしょっちゅうやっていますけれど、本当に深刻ですよ。お母ちゃんたちの苦悩。年収200万円台ですか。それで、子どもが苦労して、お母ちゃんが夜、帰ってこないもんだで、飯が食えんで、コンビニに行って、いろんな付き合いの中で、いろんな不幸が起こると。これ、繰り返しとるわな。ということですわ。

 

 総務部は総務部で大事だけれど、総務部は謙虚にと。総務部でない方の、本来の営業部の方を盛り上げないといかんということですよ。

 

(記者)

 ありがとうございました。

 

◎子宮頸がん予防接種調査結果について

(記者)

 子宮頸がんワクチンの結果について、市長の見解をお伺いしたいのですが、今回、非常に大規模な調査で、全国でもなかったということで。

 

(市長)

 初めてですよ。これだけの調べたのは。

 

(記者)

 一方で、今回、調査自体が、サンプリングバイアスがあるのではないかというような指摘もあって、その結果をどういうふうに受け止めればいいかというのは難しいところがあると思うのですが、今回の結果を受けて、市長のご見解としては、子宮頸がんワクチンはもう安全であると言ってしまっていいと考えていいのか、それとも、今回のものはあくまでも統計上の参考の1つであると。そういうふうに市長としてご見解を持たれているのかというところを、お願いします。

 

(市長)

 私の素直な感覚を言いますと、役人が言ったやつじゃないですよ。びっくりしましたよ。本当に。まず驚きましたね。この結果はね。こういう格好で、いわゆる子宮頸がんワクチンを打ったか打たないかで、今の数字で言うと、影響がないというふうに見られる数字が出たというのは。

 

 何でかというと、エイズやサリドマイドで、そちら側の話を今までずっと国会の中でやってきましたので。薬害という方でね。だから、非常に驚きました。

 

 だから、今、あんたが言われたように、本当の、そのバイアスがかかっとるという説はあるんですか。ほう、なるほど。そういう指摘なんかも、皆さんマスコミがどんどんして、今回の調査に対して、いろんな公正な批判をどんどんしていただくというのは、大変ええと思います。僕は。そんな話は、初めて聞いたもんだで。

 

 だけど、個別の因果関係もまた1つ、別個にありますのでね。1つの傾向というか、統計学的に示したということなもんで、個別の患者さんで苦しんでおられる方がみえるんで、ここはまた大変難しい問題で、僕からはちょっとええかげんなことは言えませんので。

 

 しかし、非常に大きな、医学上も、1つの数字が出たということは確かなんで、厚労省もぜひ参考にしていただいたり。しかし、今言われたようにバイアスがかかっておるということになると、これは大変なことですから、それはそれで指摘していただいて。

 

 わしは別に役人を守る立場にありませんので。市民を守るために出てきたのであって、もしそういうことがあったら、直接聞かせていただいたりして、もう1回ちゃんと調べ直します。そうだったら。

 

(記者)

 子宮頸がんワクチンの件で、窓口設置などのお話がありましたが、今後の市としての対策の方向性みたいなものがあれば、お聞かせいただきたいのですが。

 

(市長)

 今、お話がありましたように、もう1回この調査について、どこまでベースが正しいものかどうかというのは、きちっともう1回、僕なりに検証させていただきます。

 

 それと、個別の因果関係は、ちょっと別なんでですね。ここはやっぱり、厚労省ですか。厚労省ですわね、これは。非加熱製剤のときも、当然、国の大問題でしたけれど。エイズのときもね。だで、そちらに資料を提供しながら、やっぱり厚労省がどう考えていくかというのは、でかいでしょう。

 

 インフルエンザは1つ残っておりますけれど、いろんな意味で、ワクチンが大変多くの人命を救うと。ノーベル賞もそうじゃないですか。ということは、これは事実でですね。こちらの方の応援は、働くお母ちゃんのためにも大きいんですよ。子どもが重病になったりすると。名古屋はフロントランナーを歩み続けたいと思っていますけれど。だから、今の相談窓口とか、そういうきめ細かい対応はずっと続けていくつもりです。

 

◎いわゆる「ごみ屋敷」対策条例について

(記者)

 ごみ屋敷の方で伺いたいのですが、その条例案の中には、罰則とか名前の公表とかも含めていくかというのは。

 

(市長)

 これからやるということですわね。罰則というのは、あまり本当は好ましくないですけれど。なるべく人間は罰というのがない方がええですけれどね。一ぺんちょっと。

 

 他の条例は、ないのとあるのとあるんじゃなかったですか。他の決められたところは。

全部、ちょっと忘れちゃったけれど、だいぶありますでね。ないのとあるのと。

 

(記者)

 罰金とかも含めていくのですか。

 

(市長)

 あるところとないところと、あるんじゃなかったですか。確か。罰金はなかったのか。代執行か。どっちだったな。しかし、何らかの意味で、私有財産と思われるものに対して、一定の手続きでそれを排除できるようにするわけでしょう。まずご本人にそう言って、やらん場合はこちら側がやりますけれど、そのお金はいただきますよと。こういうやり方でしょう。普通は。

 

 それで解決すれば、普通はそれで終わりですわね。普通は。それ以上、個人の方が、あんたがいかんでこうだというのは。普通はですけれどね。その議論を、これからされると思いますけれど。

 

◎子宮頸がん予防接種調査結果について

(記者)

 子宮頸がんで1点確認したい点があるのですが、今回、統計的なところでの調査、今回第一報で、1月にまた取りまとめるということですが、その後の、個別の原因についてはというところを先ほどおっしゃいましたが、それに関して、統計とは別に、市としてあらためてまた個別ケースを調べたり、原因の部分、統計でない調べ方をしていくと。そういうお考えですか。

 

(市長)

 対応はさせていただきますし、それはそれで、こちら側も、名古屋大学の医学部やら、名市大の医学部やら、優秀な人がみえますのでね。僕は、それは逃げることはなく、こちらで一定の医学的所見を持つように努力すべきだと思いますけれどね。

 

 ただ、日本中のことだもんで、やっぱりそれは、厚労省といいますか、そこが責任を持ってやらないといかんですね。

 

(記者)

 では、国の方は、当然これまでもずっとやってきているわけですが、それとは別で市がやるというようなこともあるということですか。

 

(市長)

 やる部分があればやりたいと思いますけれどね。これは医学的で、ちょっと私も、そこら辺までは知見が及びませんので、すみませんけれど、やることはやりたいと。僕からすれば、本当にショックだったんです。実は。普通は薬害になるので、大体。だから、僕なりに驚きましたけれど。正直に言いますと。「本当か」という感じですね。

 

 だけど、「そんな気持ちなら、なぜワクチンをやった」と言われれば、これもまた困っちゃうんだけれど。そういう議論はありましたけれどね。前から。子宮頸がんについては。だけど、やっぱり、それで救われた命も大変ありますということの流れの中で、1つの選択をしていったわけですけれど。

 

 やっぱり突き詰めてやるというのは、重要じゃないですか。それだけ進んだということだな。サリドマイドの時代から比べれば。大変進んだんじゃないですか。こういうことを正直に、ちゃんとこれだけ調査をやって、それも自治体がやったというところから、いったんやったことでも、やっぱりレビューしていくという強さが出てきたということじゃないですか。自治体の中に。

 

 医学的にも、やりたいことは、一ぺん、僕、医者にちょっと相談してみるわ。本物のこういうことの専門家に。どう思やあすといって。

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