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平成27年11月16日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年12月2日

ページID:75093

報告事項

  • 平成27年度世界エイズデー関連事業について
  • 金シャチ横丁 第一期整備事業提案の募集について
  • 桶狭間の再現事業の実施について
  • 旭化成建材(株)の基礎杭工事問題における名古屋市の取り組みについて

会見動画

報告事項

◎平成27年度世界エイズデー関連事業について

 はい。それでは、11月16日(月曜日)の会見を始めたいと思います。皆さん、こんにちは。

 12月1日(火曜日)は、国連合同エイズ計画が提唱する「世界エイズデー」です。その関連事業について、ご報告をいたします。ということで、バックボードのデザインが、エイズに対する理解と支援の象徴でございます「レッドリボン」に変わっております。

 皆さま、エイズが減っていないということをご存じでしょうか。国のエイズ動向委員会によりますと、昨年1年間で、患者・感染者を合わせた新規報告数は、全国で1546名。1546名となっておりまして、初めてエイズ患者が見つかった昭和60年以降、3番目に多い報告数となり、感染は確実に広がっています。

 昨年1年間で、名古屋市でも82名。82名の報告がありました。その中でも、ほぼ3人に1人は、エイズを発症するまでの約10年間、感染していること自体に気付いていなかったと報告されておりまして、検査の重要性が高まっております。

 そこで今年は、12月1日の「世界エイズデー」にちなみ、2つのイベントを開催いたします。11月23日(月曜日・祝日)の正午から、アスナル金山におきまして「レッドリボンライブ2015」を開催し、ラジオのDJらも出演するトークショーを企画しております。楽しみながらエイズについて学んでいただけると思います。

 また、12月5日(土曜日)の午後1時から、金山南ビル1階イベントスペースにおきまして、愛知県と共催で「エイズキャンペーン2015」を開催いたします。いずれのイベントも無料です。

 皆さまのエイズの知識は、古いままになっておりませんでしょうか。更新していただくよい機会ですので、エイズに対する偏見をなくし、知識や理解を深めていただきたいと思います。ぜひ、イベントにお出掛けください。

◎金シャチ横丁第一期整備事業提案の募集について

 次に、金シャチ横丁第一期整備事業提案の募集について、ご報告いたします。職員が入室してまいります。

 名古屋のシンボルであります名古屋城およびその周辺の魅力向上とともに、にぎわいの創出、国内外からの来訪者へのおもてなしと、名古屋の魅力発信を目的として、平成24年度に基本構想を策定しました「金シャチ横丁構想」がいよいよスタートします。

 今回は段階的整備の第一段階と。段階的整備の第一段階ということでご理解をいただきたいんだけれど、飲食と物販を中心とした営業施設を整備するものです。この営業施設を、斬新なアイデアと優れた経営ノウハウにより、整備から管理運営まで行っていただく民間事業者を、明日11月17日(火曜日)から募集をいたします。

 名古屋城、そしてこの名古屋の魅力がさらに向上するような提案が多く寄せられることを期待しております。

 開業は、平成30年春ごろを予定しております。この年は、本丸御殿の全体公開となる年でもありますので、これまで以上にたくさんの方々に名古屋城にお越しいただきたいと思っております。ということで、どうぞ説明してちょう。

(当局:いよいよ金シャチ横丁、第一期ですが、整備がスタートいたします。名古屋城とその周辺を私どもと一緒に盛り上げていただける民間事業者様にたくさん応募していただければ、ありがたいなと思っています。素晴らしい提案をお待ちしていますので、よろしくお願いいたします。)

 ということでして、ぜひご提案を。後で質問が出るかしれませんけれど、僕からすると、あそこの東海農政局と水資源開発公団もありまして、全部で、確か7000坪あったはずですね。それも入れると。それを含めた。観光スポットもあるけれど、名古屋の人が現に遊びに行きたくなるようなところをつくろまいかということで。

 それと、そこまで行きますと、やっぱり名古屋城の天守閣と同時にやらんと。そう簡単じゃないですからね。はっきり言いまして。商売を盛り上げるということは。わしも零細企業をやってきた人間といたしまして、そう思っておりまして、例えば芝居小屋をつくったり、いろいろ言ってきましたけれど、一応、第一期工事ということで、取りあえずはご理解をいただきたいということです。

 ちなみに、あそこにはどえらい古い木がありまして、皆さんも行かれるとええですが、あれはイチョウの木だったかな。何だったね。イチョウの木だわ。イチョウの木が、樹齢500年を超えとるんでないかという説があり。

 何が言いたいかというと、ちょうど信長さんが、織田信長が中学生のころ。今で言うほうが分かりやすいです。それから、徳川家康が小学生のころに、あそこに織田信長が、旧那古野城ですね。昔の那古野城です。に城主としておりまして、家康がそこに人質として来とるんです。そのころに一緒に植えたか、その周りで、その木で遊んだんでないかというのが、ほぼ推測的には堅いところでして。

 それは、天王社と、それから何だったな。天王社と、何だったな。何かの記録で、そういうようなものがうかがわれるようなことがあるんです。

 戦国時代の命運を決していったのは、信長・家康連合軍です。要は。この同盟が家康の天下につながっていったんですけれど、その基礎は、あの名古屋城の、今の、金シャチ横丁、第一期工事ですけれど、あくまで。そこにあります、どえらい古臭いというか、でかいイチョウの木。ここの周りで信長と家康が楽しく遊んだ青春時代の思い出が、もう一回仲良うしよまいと。

 桶狭間のときには、家康と信長は、直接交戦はしておりませんけれど、戦った、軍隊におりますわね。家康は今川の方に付いておりまして、あそこの大高城に入っておりますけれど。

 だけど、そういうことがあったんですが、結局最後は仲良うなりまして、この青春の思い出が、小学校の子どもと中学校のお兄ちゃんが仲良う遊んだと。その本物の木があると。それを見ていた木があるということで、ぜひひとつ。そういう楽しみで行こまいというふうに言っとるんですけれどね。そういう大変重要な場所であります。

 その木、1本じゃなしに、ようけありますよ。あそこは。木は。何本か、古いやつが。よう残ったなと言っとるんですけれど、あそこは重要なスポットですよ。

 それもありましてでもないですけれど、そこから東に来たところの門が1個ありまして、今の体育館へ入っていくところの門の横の松の木が、こないだうち枯れそうでどうのこうので切るという話がありましたけれど、これは、珍しく、名古屋市緑政土木局もたまにはええことをやりまして、この松の木を切らずにそのまま残したということで、立派な木がありますので、そういう一環ですので、ぜひご覧いただくとええかなという意味です。

◎桶狭間の戦い再現事業の実施について

 それから、報告は以上ですけれど、11月9日(月曜日)に記者クラブ提供いたしました、「桶狭間の戦い再現事業」の実施について、ご報告します。

 本市に残る多くの戦国武将にまつわるルーツ・史跡の中でも、日本史上名高い「桶狭間の戦い」について、市民の皆さまに再認識いただき、深い愛着を持っていただくとともに、愛知県主催の「東海合戦ワールド2015」と連携しまして、観光資源としてのPRを行う「桶狭間の戦い再現事業」を11月29日(日曜日)に実施いたします。

 桶狭間の戦いに関係の深い清洲城や熱田神宮のほか、大高緑地公園で「桶狭間の戦い再現劇」を実施いたします。なお、清洲城では、織田信長の家臣であった太田牛一(おおたぎゅういち)が著しました『信長公記(しんちょうこうき)』に基づきます、清洲城で初めて馬6頭による出陣シーンを再現いたします。

 清洲城における開始時間は、より本物に近づけるため、早朝6時20分からの開始と大変早くなっておりますが、私も甲冑姿で参加して会場を盛り上げます。また、清須市さんのご厚意によりまして、清洲城周辺の駐車場を早朝5時ごろから開場しておりますので、皆さまもぜひお越しいただいて、直接ご覧いただきたいと思います。

 そのほか、地下鉄徳重駅をスタートし、桶狭間の戦いの舞台となりました中島砦址(なかじまとりであと)などを経由しまして、東海合戦ワールドが行われている大高緑地を目指す、「桶狭間の戦い魅力発見ウォーキング」を実施いたします。参加無料ですので、こちらも奮ってご参加ください。

 これも第一歩ですけれどね。今、盛んに私が申し上げとるのは。これは、朝6時20分ですけれど、出陣してきたのは、明確に記されておりまして、旧暦5月19日ですか、の午前4時と。清洲城をですね、有名な「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」という「敦盛」を一発踊りまして、自分も入れて6頭の馬で出陣してきたということでして。

 皆さんもぜひ、ジャーナリズムの方も、お好きな方は、今、調査中ですので。清洲城からどの道を通って熱田神宮へ行ったのかということを、わしも、楽しみもあって、清洲の郷土史家も一緒になって今、考えておりますが、若干ヒントを申し上げますと、どうも3つありますね。今のところ。

 清洲から真っすぐ南へ下りてきたと。萱津橋。どこで庄内川を渡ったかという問題ですけれど、旧鎌倉街道です。旧鎌倉街道を南に下りてきて、萱津橋。そこから中村区へ入って、東宿ってありますけれど、そこから中川区の露橋を通って熱田神宮へ来たという説が、清洲の人に言わせると、実はこれが一番近いんだということで、大変有力だなと、わしも思っております。

 それから、もう1個は、今の美濃街道ね。新川の、お祭りの山車が出る道。あの道から枇杷島橋の辺を通って、ずっと、名古屋城のすぐ横まで来たと。そこから縦に。ここから、どこの道を通ったか、なかなか悩ましいんですけれど、熱田神宮へ行ったと。

 それから、もう1個は、もうちょっと意外と北の方を通って、小田井の辺を通って庄内川を渡ったんでないかという説があるということですけれど、ぜひそういう気持ちで名古屋のまちを見ていただくと、随分楽しいと。

 これを、「人生大逆転街道」というふうに命名するのがええのではないかと。女の人に振られた人やら、男の人に振られた人やら、これが大逆転の必要があるかどうか分かりませんけれど、商売をやってちょっとつまずいた方やら、人生いろいろありますけれど。

 特に織田信長は27歳ですから、青春の夢というころで、人生にちょっとつまずいたときには、ぜひこの街道を歩いていただくと、人生大逆転しますよと。本物ですよということを、名古屋でもう一回ちゃんとつくりまして、整備しまして、1000年ぐらい、毎年5月。旧暦5月19日でいくか、新暦でいくか分かりませんけれど、ずっと語り継いでいきたいと。

 ちなみに、桶狭間の戦いというのは、世界史上まれに見る大逆転劇でして、暗殺とかそういうのは、あまりええことはないですけれど、ありましたけれど、一応、正規軍が戦って、兵力は大体10分の1とか20分の1とか、いやそうでない、5分の1ぐらいだったと、いろんな説がありますけれど、これで敵の大将の首を取ったというのは、ちょっとわしもあまり聞いたことがないです。世界史上まれに見る大逆転劇。人生大逆転街道、名古屋にありということで、大いに。

 これは、四国八十八カ所と、あと、もう1つ、青春の中で何かチャレンジしていくときには、ここへ世界中の人に来て歩いていただこうと。こういうようなものの第一幕でして、これは。これは、そういうことで、まだまだ本物性とは、ちょっと。若干近づけたのが、朝、6時20分ということですが、実際は4時ということです。

 ちなみに言っておきますと、清洲が4時ね。熱田神宮が8時。4時間であそこを。4時間もかかっておると言った方がいいと。馬ですから。あと、大体桶狭間の辺に着いたのが午後1時と。で、大雨が降ってまいりまして、大雨がパッと晴れてからですけれど、今川さんの首を取ったのが午後2時ごろということで、『信長公記』によりますと、直ちに来た道を引き返したと書いてあります。

 こうなるといろいろ話が尽きませんが、鎌倉街道説だと、今川さんの首を置いておいたところが分かっとるんです。それが、いわゆる美濃街道じゃない、鎌倉街道の方で、『信長公記』の中で、同じ道を帰ったと書いてありますので、従って、その道が桶狭間に出陣していくときの道ではないかということもありますけれど。

 美濃街道に、ここの神社へ寄ったという記述のある神社もありまして、こういうのは大好きですから、酒を飲みながらいろいろ、ぶらぶらしながらも、わしの夢は大したことはないですけれど、庶民革命を何とか実現できんかということを考えながら。名古屋も本物がありますよということです。

 それから、桶狭間の方の皆さんは、もう大変盛り上がっておりまして。緑区の。ここは郷土史家もたくさんみえて、例の地域委員会ではじめにやったところですね。郷土史家が。ただ、あそこも三説ありますけれどね。

 笠寺に今川もおったものだから、あそこを通れんもので、もうちょっと北の野並の方を通って、ずっと回り込んで行ったという説とか、その真ん中とか、南の説とか、いろいろありますけれど、ぜひ。身近にこういう本物の宝というのがすごいですよということです。

◎旭化成建材(株)の基礎杭工事問題における名古屋市の取り組みについて

 それから、また、旭化成建材(株)の基礎杭工事問題における名古屋市の取り組みについてお話をさせていただきます。

 13日(金曜日)、旭化成建材(株)が発表しました3040件のうち、杭工事におけるデータの流用の有無についての新たな発表がありましたが、名古屋市内で施工データ流用等があった物件は、新たにはありませんでした。

 一方で、旭化成建材(株)に対し、国土交通省への報告期限である13日を過ぎたにもかかわらず、まだ名古屋市内においても調査が完了していない物件が9件も残っているということでありまして、大変遺憾であります。

 これは一応、名古屋市は、建築関係は、特定行政庁と言うらしいんですけれど、何で名古屋には直接言ってもらえんのかですね。こちらも、建物の安全を守る仕事がありますので、これはいかんなと思っております。県からしか話がないということはね。

 市民の皆さまの不安を払拭するために、元請け業者および旭化成建材(株)に早急に全ての調査結果を報告するように要望いたします。

 名古屋市の市有施設に関しましては、旭化成建材(株)に関する基礎杭工事問題の発生を受け、市有施設に対して独自調査を実施し、旭化成建材(株)の施工はないことを確認していましたが、週末の報道によりますと、ジャパンパイル(株)が国土交通省にデータ流用について報告し、旭化成建材(株)以外の会社のデータ流用が初めて明らかとなりました。

 そこで、市民の皆さまに安心していただきますよう、市有施設の横浜で問題となった杭工事について、建物の傾きや杭の施工データの確認など、独自調査を行うよう指示をいたしました。

 市有施設の調査対象件数は、239件。239件でして、できる限り早く完了したいと考えております。調査結果につきましては、12月上旬を目途に中間報告いたします。

 あのときも言っておきましたけれど、こういう事件が起きますと、旭化成建材だけでないと考えるのが当たり前でして、そういうような報道もされまして、名古屋とすると、皆さんの不安を払拭させていただくのが仕事ですので、この239件について調査をするということです。

 それから、あまりこういうところで言ってはいかん、わしの知っとる人が言っとったけれど、横浜でもそうだけれど、杭を1、2本打たなかったといって、本当に建物が傾くかねと。まず。ということを言っとった人がいます。わしの仲間で。何かほかに要因があらせんかと考えるのが、1つの、普通だよといって。

 一番端の杭が打っていないと、あり得ますけれど。真ん中の場合ね。なるほどなということですが、そんなことで、取り組ませていただきます。

◎パリ同時多発テロ事件について

 それから、今日も幹部会で言いましたけれど、パリの悲劇につきましては、本当に、亡くなられた方には深い哀悼の気持ちを表させていただきますし、また、おけがをされた方には、一刻も早く治られるようにね。

 だけど、やっぱり、ヨーロッパ社会の持っておる、移民を受け入れる強さですか。強さと、こういう不安といいますか、苦悩ですか。そういう中でテロと戦っていく、またこの強さには、やっぱり大したものだなと思いますね。大変な苦労ですけれど。

 名古屋でも、今日幹部会で言いましたように、日本の話もないわけではありませんので、市民の皆さんの安全のためには、各部署において、全力を傾注して注意してくださいよというふうに指示させていただいたところです。ということです。

質疑応答

◎名古屋駅周辺まちづくり構想の進ちょく状況について

(記者)
 2つ質問がございます。まず第1の質問ですが、5月28日に名鉄の名駅再開発調整会議の初会合が行われまして、6月の定例会で、リニア中央新幹線の周辺のまちづくり構想について、市としての方針を年内にまとめるというようなことを市としてお答えされていますが、3月ごろに1回、市として会合を行っているかと思うのですが、2回目の会合はいつごろ行うのが適切か、お聞かせいただけますでしょうか。

 

(市長)
 これも、私も大変深い関心がありまして、名古屋のまちづくりに、どえらい大きいことですので、もうちょっといろいろコミットするなり、やっぱり市民の皆さんの意見の。

 特に駅西の方は、僕も直接聞いておりますけれど、やっていかないといかんですけれど、今のところは、昨年の9月に名古屋駅周辺まちづくり構想を策定しまして、分かりやすい乗り換え空間の形成とか、駅前広場周辺の再整備といった主要プロジェクトについて、プロジェクト調整会議を立ち上げまして、協議・調整を進めているところということです。

 このプロジェクト調整会議の協議・調整が一定の段階に達したところで、今言われました、名古屋駅周辺まちづくり推進懇談会の第2回会合を開催したいと考えておりまして、時期としましては年度内の開催を目標にしまして、協議・調整を加速していきたいということですが、わしもいろんな言いたいことがぎょうさんありますね。やっぱり、なかなかでかい話ですのでね。

 やっぱり名古屋駅自体、あの辺をよっぽど面白くしないといかんなと。そういう視点で、僕からすればね、やってくれとるかということで、いっぺんまた、ちょっと、私も意見を言いたいと。わしも400年ここで住んでおりますで。面白くしよまいと。単なる乗り換え口じゃなしに。名古屋って何といったら、乗り換え至便と。ザ・シティ・オブ・トランスファーというのでは、何ですかということになってしまうので。

 今でも大変にぎわっておりますけれど。昔の大名古屋ビルヂングの裏の辺は。名古屋城の天守閣の木造化とセットになりますので、あの辺からどうやって皆さん行ってもらえるかというのを、大いに、いっぺんコミットしたいと考えております。市民の皆さんの気持ちを受けましてね。

◎コンサートホールや劇場の2016年問題について

(記者)
 ありがとうございます。引き続いて質問なのですが、東京五輪が2020年に開かれるという前の段階で、東京都内を中心に中型のホールの改装が相次ぎまして、いわゆる2016年問題という、中規模ホールが不足するのではないかという問題。それによって、音楽の、歌手ですとか、そういった方々が活動する場所がなくなるのではないかという懸念があるのですが。

 芸どころと言われている名古屋で、こういった需要といいますか、コンサートの開催需要を取り込む戦略などについて、お聞かせいただければと思います。

 

(市長)
 それは大事な問題で、指摘を受けて初めて知ったんですけれどね。この2016年問題というのを。うといかも分かりませんけれど。正直に言いますと。何か、そうらしいですね。だいぶたくさんのホールがね。

 現に名古屋も、だいぶなくなりましたものね。わしも、池下の厚生年金会館の話はコロッとだまされてまって。代替のようなものを造ると言っとったんですけれど、全然あらへんですしね。

 だで、精いっぱいやりますけれど、コンサートとか、各種こういう文化イベントについては、何とかならんかね。名古屋でやってもらえるように、ちゃんと、みんな。要は、お客さんが来んということでしょう。

 役所がやる場合はどうか知りませんけれど、民間がやる場合は、もうからんからやらんということですから、これを機会にといいますか、これを機会でなくても、本当に、楽しいいろんなショーやね。クラシックにかかわらず、森進一ショーや、八代亜紀ショーや、ああいうのもしょっちゅうやってもらうと。ジャズ喫茶もありますし、みんな健闘しとらっせるけれど、どうやってやったらいいですかね。

 わしはその中の、ない知恵を絞って言っとるのは、名古屋だと、残念ながら、やっぱり選択と集中をせざるを得ないと。東京と比べた場合。文化面では、こんなところで言うのも何ですけれど、寂しい話だけれど、東京都名古屋区化が進んでいると言っても、しようがないと思いますよ。

 御園座も今度やってくれるけれど、やっぱり名フィル、クラシックとかね。どこかメーンストリームでずぬけたナンバーワンをつくらないといかんと。日本一。そうなると、絵画とかいろんなパフォーマンスもありますけれど、やっぱり文化的なもので一番でかいのは、一応、音楽ですから。裾野が広いのは。絵画とか、いろいろありますけれど。

 その中で、一番、一応、裾野が広いのは、わしは森進一のファンクラブの会員ですけれども、エルヴィス・プレスリーの会員でもございましたけれど、それも大きいですけれど、やっぱりクラシックが一応ね、裾野は広いですわ。

 せっかく名古屋フィルがあるので、世界三大オーケストラといったらベルリン、ウイーン、名古屋といって。東京のコンコースに、いつも言っとるんだわ、役員の皆さんに。自分でポスターを貼って、名フィルを聴きに行こうと。というふうに、自信を持って貼れるようにしよまいと。

 というのを1つ、つくらないと、なかなか名古屋全体として、この名古屋でこういうホールをいろいろに使ってですね。芸どころ名古屋と、昔、言いましたけれど、あまり言うといかんけれど、みんな頑張ってござるけれどね。これは宗春さんのときの1つの大きなトレンドだったんですけれど、あのときに、吉宗一党からうまいことアウトを食らって、尾張藩がなかなか苦しい道になっていったんだけれど、それからはそういうものでもないですよ。

 その中で、芸どころ関係、文化関係の人は、どえらい苦労しておりますわ。名古屋では。だで、これをどうやって盛り上げようかというのが、最大の課題の1つです。

 ちょっと話が長くなりましたけれど、ジャズや、演歌や、それから歌がないがね。本当に。名古屋の歌。東京といえば「銀座の恋の物語」「東京音頭」とか、パッと聞くとイメージが出るものがあるでしょう。大阪は「月の法善寺横丁」「浪花恋しぐれ」と。「大阪ベイブルース」とか、あるでしょう。これはどうしたもんだと。なぜないのか。

 これは、都会のイメージがつながらないからですわ。「東京音頭」や「銀座の恋の物語」は、やっぱり聞くと銀座が浮かぶじゃないですか。「月の法善寺横丁」も浮かぶでしょう。「浪速恋しぐれ」、それから「通天閣に俺の闘志がまた燃える」といって、あれは「王将」だったかな。阪田三吉。端歩も突いたといって、やっとるでしょう。やっぱりそれは、浮かぶじゃないですか。庶民のまち大阪が。名古屋はどうだというのがあってですね。

 「白い街 名古屋」ってありましたけれど、石原裕次郎さんのね。お亡くなりになったけれど。「白い街 名古屋」。最近、そう思ってみると、やっぱり白いね、名古屋の街は。確かにね、割と、色も白が多いです。

 一応、へ理屈だと思いますけれど、白は何もないキャンバスから街をつくるんだということで、白い街だと言っていますけれど、これは、わしはへ理屈だと見ておりますけれど。「ああ、固定資産税」とかね。名古屋で言えば。

 君のうちはもう今はないと。みんな道路になっちゃったということで、路線価があって、「ああ、固定資産税」というようなこと、ないしね。うそを言ってもしようがありませんよ。ぜひ、もし出してくれる人があればありがたいんだけれど、やっぱりそういう人間くさい、生活くさいイメージが名古屋のまちに出てくるようにしないといかんという。

 このホール問題は、大変大きい問題ですわ。もう、今度リニアができると、夜、11時に東京から帰ってくればいいんでしょう。はっきり言うと。今、10時だけれど。11時に最終ができるんじゃないですか。品川発。もっと遅いのができるか分からんですよ。

 そうすると、東京で歌舞伎なり、それからジャズ喫茶なり、演歌なり、そういうやつね。クラシックなり。みんな聞いて、一杯飲んで、最後にこれはええがやと。名古屋は寝て帰るところでええわというふうになりかねない雰囲気ですから。

 そういうのについては、わしは、もともとこういうのが大好きですから。こういう音楽関係というか。だで、本当に深刻に考えとる。

◎市立中学校男子生徒の自死を受けての聞き取り調査について

(記者)
 今日夕方4時半から、市長は、中1男子の自殺を受けて、中学校の方に聞き取りということで行かれるようですが、どういった立場の先生方に聞かれるのかということと、今日1回だけで市長の聞き取りを終えるのか、今後も続けていかれるのか、そのあたりを教えてください。

 

(市長)
 本当に、子どもさんが亡くなられたことについては痛恨の極みでして、本当に申し訳ない。子どもさんを助けることができなんだと。ごめんねという気持ちでいっぱいです。

 何を聞くかといって、ズバリ聞くのは、20人か、まあ、今度記者会見をすると言っていましたけれどね。教育がどういう。一応、教育は教育で生徒さんのヒアリングをしましたから。そこで、いろいろ見とったというのは20名とか、本人から聞いたのが3名でしたか。そういう話が出てきますけれど、あんた、本当に知らなんだのかねといって。まず。気が付かなんだのかねと。なぜ気が付かなかったのと。それは本当かねということが中心ですね。

 

(記者)
 どういった先生に聞かれるのでしょうか。

 

(市長)
 それは、担任の先生やら、部活の人やら、学年主任。もう1つ、何とか言ったですね。学年主任の上にもう1つあって、その上に教務主任があり、教頭があり、校長ですね。スクールカウンセラーにも聞きます。非常勤の方ですけれど。いわゆる子ども応援委員会で、常勤型の、4人いると。相談する気は起きなかったのかと。

 知らなかったら、別ですわね。全く。けれど、そういうことってあり得るのかね。普通はあり得ませんよ。普通は。それだけの、二十人もの方が、子どもさんが、何らかのいろんなことを見とる。ほかにも、いじめ事案なんかの、彼じゃない部分があったように聞いておりますけれど。だで、そういう注意すべきことは分かっとったはずなんでですね。その辺です。ストレートに。ということです。

 わしは、最近思っとるのは、これは生徒に聞いてもあまりしようがないけれど、何で私学でこういう問題って出てこないの。私立で。何ででしょうか。私学もたくさんありますよ。名古屋に。1回あったことはあったんですけれど、これはまたいろいろありますけれどもですね。

 ですけれど、こんな、2年たったらまた中学生が亡くなるというようなこととかですね。私学には子ども応援委員会はありませんので。だから、何かやっぱり、ちょっとおかしいんじゃないですかね。と思うんですよ。何ででしょうか。その辺もいっぺん聞いてみたいというのとかね、これはちゃんと聞いてきます。本当に知らなかったのか、感じなかったのか、何もなかったのかという話ですわ。

 それから、新聞にも出ていましたけれど、例の、テストで危険な兆候が出ておったということは、もう既に報告されていますけれど、それを受けてあなたは何をしていたんだということですね。何をしていましたかということでして。

 こうなりますと、いろいろ先生はしっかりやっていたからあまり批判しないでというお手紙とか、そういうのもやってまいります。そのほかに、全く逆の、ものすごく厳しい、先生に対しての意見もやってまいります。とにかく、いっぺんストレートに聞いて。

 今日も朝、言いましたように、例え話はあまり適切じゃないですけれど、工場の中なんかで、私も零細企業をやってきましたけれど、やっぱり事故って怖いんですよ。本当に。繰り返したりなんかしますと、今は労働基準監督署と言わんのかな。何だったかな。厳しいですよ。最悪の場合は、業務上過失致死でつかまりますよ。ええかげんなことをやっとると。そうでしょう。

 だから、そういう責任感、問題意識ってあるのかなと。私は少なくとも、本当の零細企業だでいかんですけれど、トラックなんかがあったり、いろんな機械があると、本当にね。夜なんか、ちょっと何かあって電話がかかってくるとビクッとしたりですね。そういうものですよ。

 なぜかって、私は転勤がないですからね。今はこうやっていますけれど。普通の場合は、転勤ってないんです。企業をやっている人たちは。ずっとそこにいないといかん。そうするとやっぱり、安全に、従業員なりお客さんが、やってもらえるかどうか。これは労働省の一番重要なテーマですけれど、これはもう絶対重要なことですから。

 そういうつもりでおったので、どうなっとるんだと。その辺。意識。その辺ですかね。お聞きするところは。非常に具体的なのは、今の、テストでそれだけの状況、子どもさんが、フォローする必要があるということがはっきり出ておるのに、なぜあなたは常勤のスクールカウンセラーに相談しようとしなかったのかと。これを。ストレートでしょう。

 それは個人の問題なのか、教育委員会そのものがそれだけの緊迫感がなかったのか。ということなんかを、6名ほどになると思いますけれど、今日ね。

 

(記者)
 6名。

 

(市長)
 うん。確か。何名だったかな。6名だったかな。

(当局:10名です。)

(市長)
 10名になりますか。10名になりますけれど。別に、今回で終わるわけじゃありませんよ。犯人捜しという意味じゃないんだけれど、よく言いますけれど、こういう行政のいろんな失敗なんかは、よく、真相解明して、謝罪して、再発防止はこうすると口では言いますけれど、大変に難しい。民主党の国会Gメンをやってきた立場からすると。隠蔽されます。まずは。

 たまたまわしは市長をやっとるんで、こうやって直接聞けますけれど、国会議員なんかだと、参考人で呼び出すといって、民主党で言うと自民党がペケにしたので、呼び出せへんですわ。ということがあるんだけれど、ちゃんと聞きまして。生徒さんにも、この後、聞きたいと思っております。これは、親御さんの了解も得ながら、丁寧にやらないといかんものでね。

 

(記者)
 関連して。あらためてになるのですが、今、市教委が調査をしているのとは別に市長が直接聞くということの意味合いと、実際、市長が聞かれた内容は、どういうふうに再発防止に。今、市教委は多分、検証委員会をつくってやっていくと思うのですが、市長が聞き取った内容はそこに入っていくのか、それともまた市教委とは別の視点で検証して何か出されるのか。今日の聞き取りが、どう今後出てくるのか。

 

(市長)
 誠に申し訳ないですけれど、内部者がどれだけ調査をやっても、かばうでしょう。普通は。かばうじゃないですか。組織ってそういうものです。悲しいことに。人間は。だから、僕は、行ったって、内部者かもしれませんよ。わしも。だけど、やっぱり直接聞かんと分からんでしょう。それでも分からんと思います。なかなか。

 それでも分からんけれど、やっぱり何か発見できるのではないかということは、要するに人任せにはできない。当事者任せにはできないということです。こんな2年の間に再発しちゃって。ということですわ。

 あと、どうなるのかは、今日終えてからまた。ちゃんと提言はします。しますけれど、今日の内容がどうなるか、まだちょっと分かりませんので。とにかく、今言った内容で、真摯にちゃんと、人任せにせず、聞いてくるという話ですね。本当のことを言ってちょうといって。ということですわ。

◎伊勢志摩サミットに向けたテロ対策について

(記者)
 少し話が出ていたのですが、パリでの同時テロについて、この地域は、半年後に三重県でサミットを控えている中で、具体的にどんな対策に対して全力を傾注していくことができると、名古屋市としてはお考えですか。

 

(市長)
 これは、警察さんも相当熱心にやられると思いますが、チームみたいなのがまた新たにできるでしょう。多分。それは呼び掛けないといかんですわね。警察が中心になると思いますけれど。そういう中で、協力できることはしていくということですわね。

 

(記者)
 特に名古屋市としては、何を、今後、強化していくのですか。

 

(市長)
 名古屋市とするとというと、空港が2つ近いですから、そこでのいろんなチェックというのは、常に、日本は結構やっていますけれど、しっかりやらないといかん。といって、新幹線のことを言うと、またややこしくなるけれどね。まあ、やめておこうか。

 だけど、新幹線は。まあ、あまり言うと、かえってあれですけれど、これは大変ですよ。本当は。ノーチェックですからね。新幹線でもようけおみえになると思いますのでね。首脳は飛行機だと思いますけれど。ご本人は。そういう話も出さないといかんですわね。

 

(記者)
 警察は基本的に県の方かなと思うのですが、市もそこに参加しながら。

 

(市長)
 それはそうですよ。こういうのでよく分かるのは、マイナンバーなんかを付けてカードを持っとったって、何のためにもなりませんよ。言っておきますけれども。テロの防止には、ほとんど無関係。かえって危ないと言われていますね。そういうのを信じちゃうから。要するに。もう、偽造されとる。当然、テロリストが自分のマイカードを持ってうろうろしているということは、普通、考えられんじゃないですか。

 これは、昔、ブッシュ大統領が、だいぶ前ですけれど、そういうことを言っていましたね。

◎市立中学校男子生徒の自死を受けての聞き取り調査について

(記者)
 またいじめの問題で恐縮なのですが、今日の聞き取りは、大体、市長個人で、教育委員会とかを交えないで、1人でお聞きになるという形でしょうか。

 

(市長)
 僕だけだといけませんので、僕と、特別秘書と、それからもう1人。それも、いわゆる教員でない人です。3人で聞こうと。

 

(記者)
 教育委員会の方は交えないで。

 

(市長)
 交えないで。

 

(記者)
 時間で言うと、2時間とか、どれぐらいを。

 

(市長)
 だいぶ長くなったと思いますよ。時間が。

(当局:2時間程度です。)

(市長)
 2時間程度ですか。

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