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シックハウス症候群について

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このページを印刷する最終更新日:2024年4月1日

ページID:11797

ページの概要:シックハウス症候群について紹介します。

シックハウス症候群の基礎知識

シックハウス症候群とは

 住まいの建材や内装材、家具などに使われるさまざまな化学物質により、めまい・吐き気・頭痛・目のチカチカ・のどのイガイガなどの症状を起こすことを「シックハウス症候群」とよんでいます。

症状のある人のイラスト

原因となる物質について

 ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)とよばれる化学物質が原因となっています。発生源は、合板・接着剤・塗料・防虫剤などがあります。
 これらがどのくらいの濃度で症状が現れてくるかは、個人差が非常に大きいため、「この濃度以下なら大丈夫」とは一概に言えませんが、厚生労働省が室内濃度指針値を示していますので、ひとつの目安とされるとよいでしょう。

室内濃度指針値
化学物質名発生するところ室内濃度指針値※
ホルムアルデヒド合板、接着剤、タバコの煙、石油・ガスを用いた暖房器具など100μg/m3 (0.08ppm)
トルエン塗料・接着剤を使用した家具など260μg/m3 (0.07ppm)
キシレン塗料・接着剤を使用した家具など200μg/m3 (0.05ppm)
パラジクロロベンゼン衣類の防虫剤、トイレの芳香剤など240μg/m3 (0.04ppm)
エチルベンゼン塗料・接着剤を使用した家具、燃料油など3,800μg/m3 (0.88ppm)
スチレン断熱材、畳の心材、浴室ユニットなど220μg/m3 (0.05ppm)
クロルピリホス防蟻剤(シロアリ駆除剤)1μg/m3 (0.07ppb) 但し、小児の場合は1/10
フタル酸ジ‐n‐ブチル塗料、接着剤、顔料など17μg/m3 (1.5ppb)
テトラデカン灯油、塗料など330μg/m3 (0.04ppm)
フタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル壁紙、床剤、電線被覆、各種フィルムなど100μg/m3 (6.3ppb)
ダイアジノン殺虫剤0.29μg/m3 (0.02ppb)
アセトアルデヒド接着剤、防腐剤48μg/m3 (0.03ppm)
フェノブカルブ防蟻剤33μg/m3 (3.8ppb)

 (※両単位の換算は、25℃の場合による)

シックハウス症候群の対策

換気をする

 汚れた空気をきれいにするには換気をすることが基本です。部屋の2箇所の窓を開放し、空気の流れをつくると効果的に換気できます。

窓を2箇所開けて換気をしているイラスト

身の回りの化学物質に注意する

 刺激臭の強い家具や生活用品はなるべく買わないようにしましょう。また、タバコを吸うときには換気を十分行いましょう。防臭剤や殺虫剤などの薬品は正しく使いましょう。

新築・増改築するときのポイント

 建材や内装材などは、なるべく化学物質の少ないものを選びましょう。合板やボード類はホルムアルデヒド対策として規格が設けられていますので、参考にされるとよいでしょう。

 また、家の完成から入居までの間にできるだけ窓を開けて換気をしましょう。そのときには造りつけの家具やシステムキッチンの扉、押入れなども忘れずに開放しましょう。

相談窓口

 シックハウス症候群についての相談は、千種・中村・中・南保健センター環境薬務課へ。なお、その他の保健センターにおいても、窓口に来られた方からの相談を受け付けていますが、現場調査を行う場合などは、千種・中村・中・南保健センターに引き継ぐことがあります。

名古屋市保健所 各保健センター環境薬務課

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このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部環境薬務課環境衛生担当

電話番号

:052-972-2644

ファックス番号

:052-972-4153

電子メールアドレス

a2644@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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