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令和元年度被災地支援リポート -陸前高田市・気仙沼市- 5月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2019年6月5日

ページID:117866

令和元年度被災地支援リポート-陸前高田市・気仙沼市-

令和元年5月20日(月曜日)

 みなさんこんにちは。この4月から陸前高田市防災局防災課に配属された職員です。

 陸前高田市では、4月上旬には雪が舞う日もありましたが、5月に入り徐々に心地よい気候となりつつあり、先日には地元の氷上山の山開きがとり行われ、市内外からの登山客の受け入れが始まったところです。

氷上山頂からの陸前高田市の眺望

 

 私の所属する防災局防災課では、津波や土砂災害を始めとした各種災害に対する地域防災力の強化を推進するほか、震災から8年が過ぎた東日本大震災での教訓を風化させることなく、次世代へと引き継いでいくことを目的に業務を行っています。

  • 防災課がある消防防災センターの外観
  • 災害対策本部が設置される部屋の様子

 その中で、私は、市地域防災計画を始めとした「防災に関する計画・マニュアルの管理」や「市内における防災啓発事業」、「市民・職員を対象とした防災訓練等の企画」を担当しています。

 業務の関係上、市内の町内会等へ説明に伺うことも少なくないのですが、どこに伺っても地元の方々からは派遣職員への感謝の声をよく耳にします。

 これは、名古屋市が行っている支援が大変意義のあるものだということを実感する出来事でした。私も、先代の方々が取り組まれてきた復興支援のバトンを引き継ぎ、少しでも陸前高田市の復興とこれからの発展のために貢献できるよう頑張りたいと思います。


 さて、私個人の業務としては、将来の大規模災害の発生に備え、防災に関する知識や技術を習得し、地域における防災リーダーとして活躍できる人材を養成することを目的とした、市民向けの「陸前高田市防災マイスター養成講座」が5月よりスタートします。

 本講座は毎月第4日曜日に行われ、計8日間の講義を一定数以上受講された方を対象に「陸前高田市防災マイスター」として認定し、町内会等の様々な場面で防災啓発の講師を引き受けていただいており、既に多くの方が実際にご活躍いただいております。

防災マイスター養成講座の様子

 また、陸前高田グローバルキャンパスにて、市職員を対象とした災害対応職員研修の開催も予定しています。

 グローバルキャンパスとは、陸前高田市の協力のもと、地元の岩手大学と東京の立教大学により「防災・減災をどこよりも深く学べるまち」を創出するために開設され、交流活動拠点となる施設であり、今回は全国からの派遣職員を中心とした市職員30名程度に対する研修を予定しているところです。

陸前高田グローバルキャンパス内の様子

 先の3月には、内閣府が「避難勧告等に関するガイドライン」を改定し、「警戒レベル」を用いて避難勧告等を発令する運用が新たに始まるほか、5月に入り、沖縄県の与那国町や鹿児島の屋久島では既に甚大な被害をもたらすような風水害も発生しています。いつ起こるとも分からない災害に備え、日々の業務に取り組んでまいりたいと思います。

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局危機対策室)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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