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ジカウイルス感染症(ジカ熱)について

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このページを印刷する最終更新日:2016年7月15日

 中南米を中心に感染が確認されているジカウイルス感染症に関しては、これまでに流行地域で得られた研究結果から、WHOや米国CDCにより、妊婦のジカウイルス感染が小頭症の原因となること、また、WHOにより、ジカウイルス感染がギラン・バレー症候群の原因となることについて科学的同意が得られたと結論づけられました。

 ジカウイルス感染症はデング熱やチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。

 現在までに、国内で感染した症例はありません。海外の流行地で感染し、発症した症例は、10例(うち、中南米の流行後は7例)確認されています。

 妊婦の方および妊娠の可能性がある方については、流行地への渡航を控えた方が良いとされています。また、流行地へ渡航される方は、ジカウイルス感染症の情報収集および防蚊対策を徹底しましょう。

 海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎等の症状がみられた場合は、医療機関を受診してください。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)とは

どんな病気?

 フラビウイルス科フラビウイルス属に属するジカウイルスが感染することによりおこる感染症です。

 ジカウイルスを保有する蚊に刺されることで感染します。基本的に感染したヒトから他のヒトへに直接感染するような病気ではありませんが、輸血や性行為によって感染する場合もあります。また、妊娠中の女性が感染すると、胎児に感染する可能性があります。

 すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたというだけで過分に心配する必要はありません。

 デング熱やチクングニア熱の媒介蚊であるネッタイシマカ(日本には常在していません)やヒトスジシマカが、ジカウイルスを媒介することが確認されています。

症状は?

 潜伏期間は2日から12日で、主として軽度の発熱(38度5分未満)、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などを呈します。これらの症状は軽く、 2日から7日続いて治まります。血小板減少などが認められることもありますが、他の蚊媒介感染症であるデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。

流行地域は?

 アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で発生があります。特に、近年は中南米及びその周辺地域で流行しています。

※流行地域(平成28年7月4日時点):

  • 中南米・カリブ海地域:アンギラ、アルゼンチン、アルバ、バルバドス、ベリーズ、ボリビア、ボネール、ブラジル、コロンビア、プエルトリコ、コスタリカ、キューバ、キュラソー島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、仏領ギアナ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、マルティニーク、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、サン・バルテルミー島、セントルシア、セント・マーティン島(仏領サン・マルタン及び蘭領シント・マールテン)、セントビンセント及びグレナディーン諸島、スリナム、トリニダード・トバゴ、米領バージン諸島、ベネズエラ
  • オセアニア太平洋諸島:米領サモア、フィジー、ミクロネシア連邦コスラエ州、マーシャル諸島、ニューカレドニア、パプアニューギニア、サモア、トンガ
  • アフリカ:カーボベルデ
  • アジア地域:タイ、フィリピン、ベトナム

治療法は?

 現在、ジカウイルスに対する特効薬はありませんので、症状に応じた対症療法が主体となります。

予防法は?

 有効なワクチンはありません。蚊に刺されないように注意することが重要です。

 海外の流行地にでかける際は、長袖、長ズボンの着用し、肌の露出をなるべく避けましょう。

 虫除け剤の使用等により、蚊に刺されないように注意しましょう。

妊婦の方、妊娠の可能性がある方、そのパートナーの方へ

 妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。このため、妊婦の方や妊娠の可能性がある方については、流行地への渡航を控えた方が良いとされています。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。

 また、母体から胎児へのリスクを考慮し、流行地域から帰国した女性は、帰国後少なくとも8週間は、妊娠を控えることが推奨されています。

 その他に、性行為感染のリスクを考慮し、以下のことが推奨されています。

  • 流行地域に滞在中は、症状の有無にかかわらず、より安全な性行動をとるか、性行為を控えること
  • 流行地域から帰国した男性は、症状の有無にかかわらず、帰国後少なくとも8週間、パートナーが妊婦であれば妊娠期間中は、より安全な性行動をとるか、性行為を控えること

 

医療機関の方々へ

ジカウイルス感染症を疑う患者

ジカウイルス感染症を疑う患者(「蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)」より抜粋。):

次の(1)及び(2)を満たすもの。ただし、蚊媒介による国内発生を疑う場合は、(1)を起こしうる他の疾患を除外した上で、(2)の条件は必須ではない。

(1)症候:下記のa.及びb.を満たす                                                                            a.「発疹」又は「発熱」を認める                                                              b.「関節痛」、「関節炎」又は「結膜炎(非滲出性、充血性)」のうち、少なくとも1つ以上の症状を認める

(2)曝露歴:下記のa.又はb.を満たす                                                            a.流行地域(※)の国から出国後、概ね12日以内に上記(1)の症状を呈している                                 b.発症前、概ね2日から12日以内に、上記(1)及び(2)a.を満たす男性との性交渉歴がある

 

※流行地域(平成28年7月4日時点):

  • 中南米・カリブ海地域:アンギラ、アルゼンチン、アルバ、バルバドス、ベリーズ、ボリビア、ボネール、ブラジル、コロンビア、プエルトリコ、コスタリカ、キューバ、キュラソー島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、仏領ギアナ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、マルティニーク、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、サン・バルテルミー島、セントルシア、セント・マーティン島(仏領サン・マルタン及び蘭領シント・マールテン)、セントビンセント及びグレナディーン諸島、スリナム、トリニダード・トバゴ、米領バージン諸島、ベネズエラ
  • オセアニア太平洋諸島:米領サモア、フィジー、ミクロネシア連邦コスラエ州、マーシャル諸島、ニューカレドニア、パプアニューギニア、サモア、トンガ
  • アフリカ:カーボベルデ
  • アジア地域:タイ、フィリピン、ベトナム

診療ガイドラインが改訂されました(第3版)

ジカウイルス感染症に関する新たな知見を踏まえて、国立感染症研究所により、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)」として、改訂されました。

【事務連絡】蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)について

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協力依頼について

医療機関において、渡航歴や臨床症状等からジカウイルス感染症が考えられる患者を診察した場合には、最寄りの保健所に情報提供をお願いします。

【事務連絡】ジカ熱に関する情報提供及び協力依頼について

ジカウイルス感染症が四類感染症に指定されました

 平成28年2月5日より、ジカウイルス感染症は感染症法の四類感染症に指定され、同年2月15日より施行されました。

 これにより、平成28年2月15日以降に、ジカウイルス感染症患者を診断した医師は、直ちに最寄りの保健所へ届出を行うことが義務づけられました。

【発生届・届出基準】ジカウイルス感染症

関連リンク

このページの作成担当

健康福祉局健康部保健医療課感染症係

電話番号

:052‐972‐2631

ファックス番号

:052‐972‐4154

電子メールアドレス

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