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貯水槽の衛生管理

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このページを印刷する最終更新日:2024年4月18日

ページID:10983

マンション・ビル等の所有者・管理者の方へ

貯水槽は年に一回定期的な清掃を!!

 貯水槽を通った水の安全管理は建物の所有者、または管理者自身が行わなければなりません。飲料水の安全を守るため、給水設備の維持管理に気をつけましょう。

名古屋市では、「給排水設備の構造と維持管理に関する基準及び指導要綱」及び「建築物給水設備衛生指導要綱」に基づき、貯水槽の構造及び維持管理について指導を行っています。マンション・ビル等の所有者・管理者の方は、次の5つのポイントを参考にビル・マンション等の貯水槽管理状況をチェックしましょう。

貯水槽のイメージ写真

1 貯水槽の清掃をしましょう。

 貯水槽は知らない間に鉄さびや水あかがたまって汚れてきています。少なくとも年に1回、専門業者による定期的な清掃が必要です。清掃時に槽内面の破損・劣化などを点検し、必要があれば補修してください。

年に一度は貯水槽の清掃を
貯水槽

鉄さびや水あかが沈殿した貯水槽と清掃してキレイになった貯水槽

名古屋市では、

  1. 建築物飲料水貯水槽清掃業の愛知県知事登録業者である
  2. 清掃終了後に貯水槽に清掃済証を貼付する
  3. 小規模貯水槽の清掃実施報告制度に協力する

上記3点を満たし、名古屋市の貯水槽衛生対策事業に協力を頂いている貯水槽清掃業者を名古屋市小規模貯水槽衛生対策事業協力業者としています。

また、平成20年4月から有効容量が10立方メートル以下の小規模貯水槽清掃実施報告制度を開始し、貯水槽の維持管理の強化に取り組んでいます。

小規模貯水槽の清掃実施報告制度についてはこちら

2 給水設備の点検をしましょう。

 飲料水が衛生的に安全に供給されるためには、貯水槽・自動制御装置・給水ポンプなどの定期的な保守点検が必要です。貯水槽の天井や壁面に穴・すき間・亀裂はないか、貯水槽内部に異物や汚れはないかなど定期的に点検をしましょう。

貯水槽の定期点検
  1. 通気管は、ほこり・雨水等が入らない構造で、防虫網がついていますか。
  2. マンホールは防水密閉型で、施錠されていますか。
  3. 間接排水で十分な空間が空いていますか。また、オーバーフロー管の先端に防虫網がついていますか。
  4. 亀裂や漏水はありませんか
  5. 周囲に点検スペースがありますか。周囲は整理・整頓されていますか。
  6. 貯水槽の内部に異物や汚れはありませんか。

3 水質検査を実施しましょう。

  1. 週1回の眼視などによる検査
     蛇口からしばらく水を流した後に、透明なガラスコップに水を入れてください。透かしてみて、色や濁りがないか、飲んでみて味や臭いに異常がないかを調べてください。また、残留塩素濃度の測定も併せて行うことが必要です。
  2. 年2回の水質検査
     年に2回以上、専門の水質検査機関で鉄・亜鉛・一般細菌・大腸菌・水素イオン濃度(pH値)の5項目について検査を受けましょう。
貯水槽を清掃しないと水が濁ったり臭ったりすることも

4 管理責任者を決めましょう。

 管理責任者を中心とした、貯水槽の掃除、水質検査、給水設備の点検管理が行われるようにすることが大切です。

5 図面を保管しましょう

 給水設備などの図面や管理実施記録は大切に保管しておきましょう。

貯水槽の点検・清掃・水質検査を怠ると。。。

 貯水槽の維持管理が不十分であるために、貯水槽内に藻や虫が発生したり、鉄さびなどにより蛇口から赤水が出たりすることがあります。貯水槽は建物の所有者、または管理者自身の責任において管理する必要があります。適正な管理に務めましょう。

ユスリカ

貯水槽内に発生したユスリカの幼虫

関連リンク

相談窓口

 貯水槽の衛生管理の相談は、施設がある区を担当する保健センター環境薬務課が承ります。窓口案内は、こちらからご確認ください。

名古屋市保健所 各保健センター環境薬務課

 なお、中高層建物については直結給水をお勧めしています。直結給水のご相談は、上下水道局営業部給排水設備課または最寄の上下水道局営業センター・営業所へ。

名古屋市上下水道局のページ(外部リンク)別ウィンドウで開く

このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部環境薬務課環境衛生担当

電話番号

:052-972-2644

ファックス番号

:052-972-4153

電子メールアドレス

a2644@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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