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飼育相談

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このページを印刷する最終更新日:2011年2月28日

ページID:10133

 動物愛護センターでは犬猫などの飼い方・病気・苦情等、直接または電話で毎日相談を受け付けています。(平成13年度は562件の相談がありました。)受け付けた相談の中から、いくつかをQ&Aで紹介しています。

Q&A

犬が「むだぼえ」をして困っています。やめさせるにはどうしたらいいでしょうか?

まず理解していただきたいことは、犬がほえるときには、必ず何か伝えたいことがあるということです。飼い主さんにとっては、「むだぼえ」に見えますが、犬にはほえている理由があるはずです。「むだぼえ」をやめさせるには、まずなぜほえているのかを考えることから始めてください。

1.何かを要求・催促してほえる場合

このような場合に、しかったりするのは逆効果です。犬は自分がしかられているとは思わず、ほえたことに飼い主さんが応じてくれたと思ってしまい、ますますほえるようになってしまいます。鳴き声が近所迷惑になると思って、要求に応じてしまいがちですが、ご近所の方にはしつけ中であることを一言ことわっておき、犬が何か要求してほえたときは、相手にせずに無視するようにしてください。そして、落ち着いてほえるのをやめたときに、十分ほめてあげましょう。

2.訪問者に対してほえる場合

警戒心が強い犬ではなわばりを主張してほえることがあります。そこで、このような場合に備えて、普段から服従訓練(アイコンタクト、スワレ、マテなど)の練習をしておき、ほえだしたら号令に従わせて、落ち着いたらほめることを繰り返してください。必要以上にどなったり、大声で制したりすると、かえって犬を興奮させることになり逆効果です。

うちの犬は体をなでようとすると、じゃれてかんできます。ひどいときはかまれて傷になるほどです。どうすればいいでしょうか?

特に子犬などは、遊んでいるうちに興奮してじゃれてかんでくることがあります。このような場合、まず遊ぶのをやめて、落ち着かせるようにします。ある程度落ち着いたら、服従訓練をして従ったらよくほめ、また遊んであげるということを繰り返してください。また、体を触られることを嫌がり、本気に近い力でかむ犬は、性格的には逆に臆病で警戒心が強い場合が多いです。オヤツなどを与えながら信頼関係を深め、少しずつ嫌がらない範囲内で、体に触る練習を続けていってください。また、それに並行して服従訓練を行うと効果があるでしょう。

ノラ猫がうちの庭に来てフンやオシッコをして困っています。猫が来ないようにするにはどうすればいいでしょうか?

猫を完全に来ないようにするのは実際には大変難しいですが、ある程度効果のある方法を紹介します。
タバコの吸殻の浸出液・食酢・柑橘系果物の皮・コーヒー粕など、猫が嫌がる臭いのものを散布する。市販の猫の忌避剤も効果的。
猫が糞尿をする場所に砂利などをまいて足場を悪くする。
猫が出入りできないようにネットなどを張る。

散歩のとき、犬が私より先に行こうとしてグイグイ引っ張り、全く言うことを聞きません。どうすればうまく散歩ができるでしょう。

犬にとって、散歩は単なる運動ではなく、外の空気に触れることによるリフレッシュや、色々な情報を収集したり、様々な体験をして社会化をはかる目的もあります。また、飼い主さんと一緒に歩くことで、お互いに心をかよわせる大切な機会でもあります。ところが、散歩の時犬だけが先に行って引っ張るような場合、犬は散歩に出たうれしさでいっぱいになり、飼い主さんが目に入っていないのかもしれません。そこで、散歩中でも飼い主さんに注目し、飼い主さんのペースに合わせて歩けるように、「リーダーウォーク」の練習をしてみましょう。

リーダーウォーク

犬がリードを引いたら、すぐに方向転換します。
犬を無視して歩きます。
無言で歩きます。
リードを張らないように歩きます。

リーダーウォークの練習中でも、犬が引っ張らずに飼い主さんに注意を払うことができていれば、よくほめてあげることも大切です。

うちの犬は、自分のしたウンチを食べることがあります。何とかしてやめさせたいのですが、どうすればよいのでしょう。

犬がウンチを食べる、いわゆる「食糞症」はしばしば見られますが、母犬が子犬の排泄物を食べる習性があるように、犬にとってはそれほど異常な行動というわけではありません。しかし、飼い主さんにとってはあまり気分のいいものではありませんし、拾い食いのクセがつく可能性もありますので、やはりやめさせたいところです。食糞症の原因は、たいていは退屈しのぎでウンチを転がしたりして遊んでいるうちに、はずみで食べてしまう場合が多いようです。又、栄養のバランスが崩れているときに、それを補うためにウンチを食べることがあります。そこでまず、食生活を見直してみましょう。エサの量や質、あげる回数等を犬の年齢や体重に正しくあわせてください。また、糞をしたらなるべくすぐに片付けたり、犬が退屈しないようによく遊んであげることも、基本的なことですが大切なことです。この食糞症は、比較的子犬の頃によくみられますが、このような対処法を行えば、普通は1才をすぎる頃には自然となくなってくるでしょう。ただし、まれにですが寄生虫がいたり、消化器系の病気の場合に食糞症がみられることがありますので、食糞症が続くようであれば、念のため動物病院で検査してもらいましょう。

うちで飼っている猫ですが、今まできちんとトイレのしつけができていたのに、最近になってトイレ以外の場所で排泄するようになってしまいました。一体どうしてしまったのでしょう。

それまでトイレの失敗のなかった猫が、突然トイレ以外の場所で粗相をしてしまうことがあります。猫がトイレ以外の場所で排泄するにはいくつかの理由が考えられます。まず、何らかの環境の変化があった場合です。特にトイレの置き場所が変わったり、トイレの砂の種類が変わったり、トイレが汚れていたりすると、いつもと同じ場所で落ち着いて用を足すことができなくなる場合があります。このようにトイレ自体に問題がある場合は、掃除したり、砂の種類を元に戻したりして、その原因を取り除いてやりましょう。また、来客など家族以外の人を家に招き入れた場合も、不安や警戒心を感じ、トイレ以外の場所に排泄して自分のニオイをつけ、不安を解消しようとすることもあります。このような場合には、猫用のケージなどに入れて落着かせてあげましょう。また、発情したメス猫の声を聞いたオス猫が、部屋中にオシッコをかけて自分のニオイをアピールする「スプレー行動」をとる場合があります。このような場合は去勢をすれば解決するでしょう。なお、まれなケースとして、猫に泌尿器系の障害があるため、粗相をしてしまう場合がありますので、猫の様子に異常がある場合は動物病院で診てもらいましょう

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