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ワラジムシ・ダンゴムシ類について

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このページを印刷する最終更新日:2011年12月6日

ページID:5625

ページの概要:身の回りで見られる、ワラジムシ・ダンゴムシ類について

ワラジムシ・ダンゴムシ類

[学名] Isopoda
[分類] 等脚目(ワラジムシ目)

エビやカニと同じ甲殻類で、等脚目(ワラジムシ目)に属する。

等脚目は水棲の種が多く、淡水・海水中に多くの種が生息している。一部のものが陸棲で、分類学上ワラジムシ亜目およびハマダンゴムシ亜目に属し、日本から140あまりの種が知られている。

体は、頭部・胸部・腹部・尾部からできている。頭部には2対の触角があるが、第1触角が退化して1対しか認められない場合も多い。眼は1対の複眼を備えているが、無いものも多い。胸部は大きく、外観の大部分を占める。8節から成るが、実際は7節のように見える。脚は各胸節に1対づつある。腹部は6節から構成される。尾部は1節で、1対の尾肢を生じる。

人に対する直接的な害は無い。

ホソワラジムシ

[学名] Porcellionides pruinosus (Brandt)
[分類] 等脚目(ワラジムシ目),ワラジムシ科

ホソワラジムシ

体長は成体で約13mm。シケムシと呼ばれることもある。
湿気の多い落葉中、石の下、朽木や倒木のすきま、ゴミの下、家屋の床下などに生息する。雨の降った後など、環境湿度の高いときには徘徊し、家屋内にも侵入する。

外来性の動物で、世界の温暖な地域に広がり、日本では中部以南の各地に分布している。

よく似た種にワラジムシ(Porcellio scaber)がある。この種も近世になってからの侵入種で、原産地はヨーロッパらしい。ホソワラジムシと同様に人家周辺で発生し、家屋内にも入る。

オカダンゴムシ

[学名] Armadillidium vulgare (Latreille)
[分類] 等脚目(ワラジムシ目),オカダンゴムシ科

オカダンゴムシ

成体の体長約14mm。雄は黒灰色。雌はいくぶん淡く、黄褐色のものもある。

人家の周辺に多く発生し、家屋内に侵入することもあるが、人畜に無害。雑食性。特に都市部で大発生することがある。

外来種で、日本には明治以降に入ってきたものと考えられている。

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