資料1 令和6年7月4日 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会 会長 杉野みどり様 名古屋市会経済水道委員会 委員長 豊田かおる 副委員長 北野よしはる 副委員長 さかい大輔 貴職はじめ委員の皆様におかれましては、「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案について、昨年来、精緻な検証作業を行われ、現在、最終報告に向け、ご尽力されているところと存じます。 私ども経済水道委員会は、観光文化交流局(以下、「当局」という。)を所管する常任委員会として、今年度、2度にわたり、名古屋城木造復元市民向け説明会の総点検に係る調査を行いました。その際、当局が提出した資料は、職員からのヒアリング内容を克明に記載した異例なものとなっており、過去のやりとり等が赤裸々に掲載されております。 その顕著な部分として、平成30年度開催の市民向け説明会前の「賛成派を呼べないか」との市長発言に対し、「減税に言ったらどうですか」と職員が返答する様子、本年3月の予算委員会における答弁を巡り、市長が職員を市長執務室に呼び、執務室に入った瞬間から「俺はそんなこと言っとらん」と持論を繰り返す様子などが挙げられます。 これらを含め、経済水道委員会に提出された資料は、名古屋城木造復元事業につき過去の経緯を知り得る貴重な資料と評価でき、折しも先日、貴委員会が提出された中間報告に記載のある、差別事象に直接的に関わる事項に限定した検証を超えた最終報告に向け、過去の経緯も含めた疑問点に関する検証に大いに参考になると考えます。 つきましては、貴委員会に経済水道委員会の資料及び議事録並びに本事案を取り上げた6月26日の本会議の議事録を送付いたしますので、検証の参考にしていただければと存じます。なお、各議事録につきましては、完成し次第,送付する予定ですが、当日の会議の様子は市会ホームページの録画中継でも確認できますので、適宜ご参照いただければ幸いです。