(資料1-1) 1ページ 天守閣整備事業の検討経緯 《1枠目始まり》 〇市長が本会議で、天守の木造復元を進めたい旨を言及(H21.6) ↓ 調査開始(H22〜)《以下、実施年度、調査名、内容について表形式で記載》 22年度 調査 名古屋城整備課題調査 内容 木造復元にかかる法令上、技術上の課題や概算経費等の算出 24年度 調査 天守閣木造復元概算経費・工期算出調査 内容 木造復元方法の検討、概算経費及び工期の算出や木材調達期間の算出 25年度 調査 名古屋城整備課題調査 内容 木造復元を行った場合の博物館機能や、工事期間中の来場者への影響等の調査 26年度 調査 名古屋城整備検討調査 内容 耐震改修と木造復元における文化財、展示物等移転方針や石垣保存方針の検討及び課題整理、比較 《1枠目終わり》 ↓ 《2枠目始まり》 〇山田議員(減税)が本会議で、「再建する場合は木造に限られる」旨発言(H26.6) 「名古屋城の再建をするに当たって、文化庁は、史実と異なる鉄筋鉄骨コンクリートでは建てかえができないと見解を示している。」 ↓ 天守閣の整備にかかるネットモニターアンケート(H25年度)で、文化庁へ照会せず「鉄筋鉄骨コンクリートで再建」の選択肢を含めたことを局長陳謝 〇所管事務調査「名古屋城天守閣の整備に関する調査について」実施(H27.6.17) 所管事務調査の資料に、平成26年度調査の前提として「再建する場合は木造に限られる(文化庁の見解)」と記載 ↓ 文化庁の見解に対する市の認識の正確性について疑義が呈されたため、文化庁へ照会 <文化庁の見解>(H27.6.22) ・天守の再建については、整備主体である地元の自治体がどのような内容の整備を行うか考えることが第一 ・その上で、天守を復元する場合は、原則として材料等は同時代のものを踏襲する必要があるが、それ以外の可能性を排除するものではない ・名古屋城天守閣については、往事の資料が十分そろっていることを踏まえると、いわゆる復元検討委員会において木造によるできうる限り史実に忠実な復元をすべきとの意見が出される可能性が極めて高いと考えられる ↓ 再度開催された所管事務調査において、「整備に関する文化庁の見解」として改めて資料に示し、正確性を欠く資料及び説明をしたことについて局長から謝罪(H27.7.1) 《2枠目終わり》 ↓ 《3枠目始まり》 〇市長から市民経済局長へ指示書(H27.8) ・天守の木造復元を進めるに際し、技術提案交渉方式を採用 ・技術提案交渉方式に必要な予算を9月議会に提出 ・指示の全責任を市長が取る ↓ 《下線始まり》技術提案交渉方式による木造天守復元へ《下線終わり》 《3枠目終わり》 2ページ 《1枠目始まり》 天守閣整備事業にかかる公募型プロポーザルにより技術提案を募集(H27.12) 要求水準書(参考資料1) ・史実に忠実な復元に配慮した上で、防災・避難、構造、バリアフリーなどに対応した計画とすることを記載 ・史実に忠実な復元のため、工法やバリアフリー対応を含めた整備の方針について、有識者会議での検討を踏まえて決定していく旨を記載 《1枠目終わり》 ↓ 《2枠目始まり》 優秀交渉権者(優秀提案)を選定(H28.3)(参考資料2) 竹中工務店から、防災避難計画、構造計画、バリアフリー化を含めた技術提案が出され、審査の結果、優秀交渉権者(優秀提案)に選定 《2枠目終わり》 ↓ 《3枠目始まり》 復元計画の検討(H29〜) 《以下、3枠目の中の別枠に記載》 有識者会議で審議 【天守閣部会、全体整備検討会議】 復元原案の検討 学術的な調査・研究に基づき、復元建物が当時どのような姿(規模、材料、内部・外部の意匠・構造)であったかを分析・検証 ↓ 復元計画の検討 《下線始まり》付加設備等の改変事項を含めた実際に整備する復元計画《下線終わり》について、文化庁の復元の基準に基づき、天守の構造、形式等の高い蓋然性(=史実に忠実な復元)を損なわない範囲で、かつ特別史跡の理解促進に寄与するよう、《下線始まり》文化財である他城郭での整備事例を参考としつつ、有識者の指導・助言を頂きながら詳細を整理・検討《下線終わり》 《別枠終わり》 バリアフリー 市長説明の上、エレベーターを設置せず、代替案によるバリアフリー対策案を天守閣部会に提示(H29.11) ↓《点線の矢印》 「木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針」公表(H30.5) 可能な限り上層階まで昇ることを目指すため、新たな技術の提案を広く募る方針 ↓ 「名古屋城木造天守閣の昇降技術に関する公募」実施(R4.4) ↓ 《「有識者会議で審議」から始まる別枠内の「復元計画の検討」に繋がる》 文化庁の見解(R5.12) 「現代的な工法等を、壁内など表面上現れない箇所に用いることや、規模や構造等を変更せず、当時の姿に戻すことができる形で、付加的、仮設的に設置する場合は「復元」とすることが可能」 《別枠内「復元計画の検討」から矢印》 ↓ 基本計画案(R5.3)(参考資料3) 3ページ 有識者会議での検討状況 〇全体整備検討会議《以下、開催時期、第N回、内容について表形式で記載》 平成29(2017)年10月 第24回 天守閣部会の検討状況について 平成30(2018)年3月 第26回 天守閣部会の検討状況について 平成30(2018)年12月 第27回 天守閣部会の検討状況について 平成31(2019)年3月 第28回 天守閣部会の検討状況について 令和4(2022)年12月 第53回 「特別史跡名古屋城跡木造天守整備基本計画(案)」の中間報告 令和5(2023)年3月 第55回 木造天守整備基本計画 令和5(2023)年6月 第56回 木造天守整備基本計画 〇天守閣部会《以下、次期、第N回、内容について表形式で記載》 平成29(2017)年5月 第1回 今後の想定スケジュール 天守閣復元に係る基本計画書(案) 石垣調査 平成29(2017)年6月 第2回 天守閣復元に係る基本計画書(案) 平成29(2017)年7月 第3回 現天守閣の価値 木材の樹種や数量に関する検討状況 構造計画方針(上部構造の補強方法) 平成29(2017)年8月 第4回 構造計画 通し柱の検討 木材数量検証資料 平成29(2017)年8月 第5回 構造計画 平成29(2017)年11月 第6回 基本構想 壁の分析 バリアフリーの検討(案) 平成29(2017)年12月 第7回 主架構用木材 大天守の屋根仕上げ 平成30(2018)年2月 第8回 継手、仕口 平成30(2018)年3月 第9回 木造復元天守の昇降等に関する検討 基本計画の策定 特別史跡名古屋城跡保存活用計画(案) 平成30(2018)年5月 第10回 現天守閣ケーソン健全性調査 木造復元天守の昇降等に関する検討 名古屋城天守閣整備事業工程案 平成30(2018)年6月 第11回 大天守の屋根形状の検討 屋根雨水流れ解析 4ページ 《3ページに続き表形式で記載》 平成30(2018)年7月 第12回 天守閣復元に係る基本計画書(案) 平成30(2018)年11月 第13回 復元天守の寸法の分析 平成30(2018)年12月 第14回 木材調達の進捗状況 屋根の仕様 昭和実測図にない要素 平成31(2019)年1月 第15回 金鯱 左官 平成31(2019)年2月 第16回 現天守閣の解体 構造実験 橋台の剣塀 平成31(2019)年3月 第17回 現天守閣の解体 壁板・床板 小天守地階・大天守地階の床、橋台の路面の仕上げ 平成31(2019)年4月 第18回 天守台石垣保存方針 照明計画 外壁建具及び水抜き 令和1(2019)年7月 第19回 木材の仕上げ 飾金物 令和1(2019)年8月 第20回 現天守閣の記録・記憶の継承 防災設備計画 瓦の文様 令和1(2019)年12月 第21回 防災設備計画 建具 令和2(2020)年6月 第22回 天守閣整備事業にかかる「新たな工程」の案 令和3(2021)年3月 第23回 現天守閣解体申請に対する指摘事項への対応 (石垣等遺構への影響・本丸及び天守整備基本構想) 令和4(2022)年7月 第24回 特別史跡名古屋城跡木造天守整備基本計画(案)第1章〜第5章 令和4(2022)年11月 第25回 特別史跡名古屋城跡整備基本計画(案) 前回指摘の修正及び第6章〜第7章 令和5(2023)年1月 第26回 特別史跡名古屋城跡整備基本計画(案) 前回指摘の修正及び第6章 令和5(2023)年2月 第27回 特別史跡名古屋城跡整備基本計画(案) 第8章及び図面 令和5(2023)年3月 第28回 特別史跡名古屋城跡整備基本計画(案) 第8章及び図面