資料6-1 タイトル 名古屋城バリアフリーに関するアンケートへのご協力のお願い 表面 名古屋市 名古屋城バリアフリーに関するアンケートへのご協力のお願い 調査票にご記入の上、5月8日(月)【消印有効】までにご投函ください。 日ごろは、市政にご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございます。 本アンケートは、無作為に選ばれた市民の方に送付させていただいております。 名古屋市では現在、名古屋城天守閣の木造復元事業を推進しています。今から約400年前に徳川家康の命により築城された名古屋城天守は、城郭建築として旧国宝第1号に指定されていましたが、1945年5月14日に惜しくも空襲で焼失してしまいました。 その後、市民の皆さまのご支援のもと1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで外観復元されましたが、本丸御殿、現存する石垣、隅櫓などとともに江戸期の本丸を再現し、特別史跡名古屋城跡の本質的価値の理解促進と文化観光面の魅力向上を図るため、可能な限り史実に忠実に木造で建替えてまいります。 名古屋城は、先人たちの努力により、江戸時代の文書「金城温古録(きんじょうおんころく)」をはじめ、戦前に記録された「ガラス乾板写真(かんぱんしゃしん)」、「昭和実測図(しょうわじっそくず)」など豊富な史資料が残されており、焼失前の天守を忠実に復元することが可能な全国唯一の大規模城郭建築です。 建築基準法の解説(※)によると、「国宝などの文化財は先人が我々に伝えた貴重な財産であり、これを保存し、後世に伝え、あるいはその活用を図って、国民ひいては世界の文化に寄与することは我々の任務である」と記されており、調査研究に基づく「史実に忠実な復元」に最大限配慮しながら、バリアフリーに対応するため、昨年度に「名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募」を実施し、最優秀者を決定したところです。 今回のアンケートは、復元する木造天守への昇降技術の設置について、市民のみなさまのご意見を頂戴し、名古屋市の方針を決めてまいりたいと考えております。また、希望者のみなさまを対象に市民討論会を行い、ご意見を直接お伺いしたいと考えております。 何卒、ご協力くださいますようお願いいたします。 ※ 逐条解説建築基準法編集委員会「逐条解説 建築基準法」(平成24年12月10日初版発行、株式会社ぎょうせい) (裏面あり) 裏面 ▼アンケートについてご不明な点がありましたら、下記までお問い合わせください。 名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所  担当:加治屋、坂田 電  話:(052)231-2488  / FAX:(052)201-3646 問合せ時間:月曜日から金曜日の午前8時45分から午後5時30分まで(祝日を除く) ※FAXは常時受け付けておりますが、お電話でのお問い合わせにつきましては上記時間内とさせていただきますので、ご了承ください。 タイトル アンケート調査票 1ページ 実際の調査票には漢字全てに振り仮名が振られていますが、読み上げのノイズとなるため省略しています 名古屋市 アンケート調査票 〜ご記入にあたってのお願い〜  ◆アンケート調査票は必ず封筒の宛名のご本人がご回答ください。 (ご本人が記入できない時は、身近な方がご本人から聞き取り、ご記入ください) ◆本アンケートは無作為に選ばれた市民の方に送付させていただいております。 ◆同封(どうふう)されている「名古屋城バリアフリーに関する説明資料」をご覧いただき、ご記入ください。 ◆本調査票及(およ)び返信用封筒には、ご住所やお名前を書いていただく必要はありません。また、切手を貼る必要もございません。 ◆回答結果は、統計的な数値として集計する以外には使用しませんので、ご自身の率直なお考えやご意見をご記入ください。 ◆ご記入いただきましたアンケート調査票を同封の返信用封筒に入れ、5月8日(月) 【消印有効】までに、郵便ポストにご投函ください。 問1 過去に、何回名古屋城を訪れましたか?(1つに○) 1 1回 2 2回 3 3回以上(年  回程度) 4 訪れていない 問2 天守についてお聞きします。名古屋市が天守の木造復元を進めていることをご存じですか?(1つに○) 1 内容もよく知っている   2 進めていることは知っている 3 知らなかった 4 興味がない 問3 今まで、名古屋市が主催した名古屋城天守閣整備に関するタウンミーティングや市民説明会にご参加いただいたことがありますか?(1つに○) 1 毎年参加している 2 1回以上参加したことがある 3 参加したことがない 2ページ 以下の問4〜6は、説明資料を読んでいただいたうえでご回答ください 問4 公募により選定された最優秀者の昇降技術の設置について、あなたの考え方は以下のうちどれですか。(1つに○) 1 設置しない(豊富な史資料を基に名古屋城天守を往時の姿に忠実に復元する) 2 1階まで(名古屋城天守の史実に忠実な復元に配慮しながら、1階からの眺望を楽しめるようにする(公募した昇降技術の最低要求水準)) 3 最上階(5階)まで(高齢者、障害者、小さな子ども連れの方等のため、最上階まで設置) 4 わからない 5 その他(  )    問5 問4のご回答にかかわらず、最上階(5階)までのバリアフリーとして、他にどのような方法を望まれますか。(自由回答) (回答欄) 問6 現在の園路等を含む名古屋城全体のバリアフリーについて、ご意見をお聞かせください。(自由回答) (回答欄) 3ページ あなたご自身について 問7 あなたの年代をお答えください。(1つに○) 1 10代  2 20代  3 30代   4 40代   5 50代    6 60代   7 70代以上   8 答えたくない 問8 差し支えなければ、障害等の有無についてお答えください。(複数回答可) 1 特にない     2 肢体不自由(車いすを使用)  3 肢体不自由(歩行困難・杖使用など) 4 視覚障害     5 聴覚障害       6 言語障害  7 内部障害  8 知的障害         9 精神障害   10 発達障害    11 高次脳機能障害     12 難病  13 その他(    )    14 答えたくない 問9 ご家族に就学前のお子様はいらっしゃいますか。(1つに○) 1 いる    2 いない    3 答えたくない 【名古屋城について、ご意見等ご自由にお書きください】 (回答欄) ありがとうございました。 ご記入いただきました本調査票を同封の返信用封筒に入れて、切手を貼らずに投函してください。 また、市民討論会への参加を希望される方は、参加申込書も返信用封筒に入れてください。 タイトル 市民討論会に参加を希望される方へ 市民討論会に参加を希望される方へ 名古屋城バリアフリーに関する市民討論会 日時:令和5年6月3日(土) 14:00〜16:00(予定) 場所:中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1番8号 地下2階) 内容:名古屋城バリアフリーに関する資料および市民アンケートの説明をした上で討論会を実施 定員:100名程度 上記のように市民討論会を開催します。参加ご希望の方は、下の「参加申込書」に必要事項をご記入の上、アンケート調査票と一緒に同封の返信用封筒にて、5月8日(月)【消印有効】までにご投函ください。 参加申込書を返信いただいた方の数が定員を超過した場合は、抽選させていただきます。抽選の結果は参加申込書をいただいた方全員にご連絡いたします。当日参加いただける方には、プログラムや会場案内などの資料も同封させていただきます。ぜひ、ご参加ください。 なお、ご記入いただいた個人情報につきましては、当選結果及び資料の発送に使用し、その他の目的には使用いたしません。 参加申込書 おなまえ(ふりがな) ご住所 (郵便物が届くよう番地、建物名・号室など全てご記入ください) 〒   −     名古屋市 区 参加動機 (回答欄) これまでに市民参加型の会議に参加されたことがありますか。 1 名古屋城に関連した会議に参加したことがある 参加した時のテーマ(  ) 2 名古屋城関連以外の会議に参加したことがある 参加した時のテーマ(  ) 3 今回がはじめて 4 わからない 参加にあたり、主催者に配慮してほしいことがございましたら、ご記入ください。(任意) (回答欄) タイトル 「名古屋城バリアフリーに関する説明資料」 1ページ 「名古屋城バリアフリーに関する説明資料」 【アンケート調査用】 【将来の名古屋城本丸の姿】を示す想像図 2ページ 目次 1.趣旨 2.名古屋城天守木造復元の概要 ・ガラス乾板写真の往時の姿と完成予想図 ・残された豊富な史資料 ・名古屋城天守の歩み ・現在の天守閣と復元する天守の違い ・復元する天守の階段 3.昇降技術の概要 ・昇降技術に関する公募の概要 ・導入する昇降技術の紹介 4.復元する木造天守への昇降技術設置イメージ ・大天守地階 ・大天守1階 3ページ 1.趣旨 名古屋城天守は、1612 年(慶長17年)に完成し1930 年(昭和5年)に城郭建築として旧国宝第1号に指定されましたが、1945 年(昭和20 年)に戦災により焼失しました。その後、1959 年(昭和34年)に現在の鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されましたが、半世紀以上が経過し、コンクリートの劣化や設備の老朽化、耐震性の確保等様々な問題が顕在化しています。 天守を木造により復元する名古屋城天守閣整備事業は、このような現天守閣の課題を解決するだけでなく、先人が残してくれた他の城郭には無い豊富な史資料を基に往時の姿に復元できることから、再度「国宝」になることを目指し、名古屋市民の誇りと言える名古屋城天守を実現していきたいと考えております。 4ページ その一方で、バリアフリーへの対応をどのように行っていくかは大きな課題であることから、 2018年(平成30年)に本市が公表した「木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針」に基づき検討を進めてまいりました。昨年度(令和4年度)「名古屋城木造天守の昇降技術に関する公募」を実施し、木造の柱・梁に影響を与えない、かつ、取り外し可能な技術を国際的に募集し最優秀者を決定したところです。 今回のアンケートは選定された最優秀者の昇降技術の詳細と木造天守に設置された場合にどのようになるのか等の情報をお知らせし、みなさまのご意見をお伺いするものです。 趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。 5ページ 2.名古屋城天守木造復元の概要 ・ガラス乾板写真の往時の姿と完成予想図 300年以上存続し旧国宝第1号に指定された名古屋城天守の姿(ガラス乾板写真) 豊富な史資料と最新の技術により史実に忠実な木造復元(竹中工務店作成完成予想図) 6ページ ・残された豊富な史資料 昭和実測図(外観図及び内部構造、階段等を示す図) ガラス乾板写真(名古屋城を写したガラス乾板写真が収められた木箱及び天守内部を写したガラス乾板写真の写真) 金城温古録(しゃちほこについて記載されたページが開かれた1冊及び数冊が平らに並べられ、残りの数十冊が平積み及び立てて並べられた写真) 7ページ ・名古屋城天守の歩み 時期(和暦・西暦)、内容 慶長15年 1610年 徳川家康の命により築城に着手 慶長17年 1612年 天守が完成 明治5年 1872年 陸軍省の所管となる 明治26年 1893年 宮内省に移管され名古屋離宮となる 昭和5年 1930年 宮内省から名古屋市に名古屋城を下賜 天守等が城郭として国宝第1号に指定(旧国宝) 昭和7年 1932年 名古屋城の実測調査開始(昭和27年(1952年)に「昭和実測図」が完成) 昭和20年 1945年 第二次大戦中の空襲(5月14日)により焼失 昭和34年 1959年 鉄骨鉄筋コンクリート造天守閣再建 平成21年 2009年 本丸御殿復元に着手 平成30年 2018年 本丸御殿が完成 8ページ ・現在の天守閣と復元する天守の違い 現在の天守閣(鉄骨鉄筋コンクリート造) ・内部は博物館 ・眺望は1階北側、東側と7階から ・地階から5階までエレベーター設置 現天守閣が地階から8階まであり、地階から5階までエレベーターが設置されていること、1階から5階までが博物館となっており、眺望は1階と7階からであることを示す図 復元する天守(木造) ・往時の姿を復元した内部空間 ・1〜5階のすべての階から眺望 復元天守が地階から5階まであり、高さは現天守閣とほぼ同じであること、1階から5階まで各階から眺望できることを示す図 9ページ ・復元する天守の階段 地階から5階(最上階)まで階段の段数126段 「名古屋城木造天守閣階段体験館」に設置されている実物大模型の階段(木造天守の1階から2階の階段)(写真) 焼失した大天守の最上階の階段(ガラス乾板写真) 10ページ 3.昇降技術の概要 ・昇降技術に関する公募の概要 想定される技術(公募資料より抜粋) 技術例: 地階から5階 ・大天守の内部を垂直に昇降する技術 ・大天守の階段を直接昇降する技術 ・外部から直接大天守1階以上に入城できる技術等幅広く技術を募集 地上から大天守地階までのバリアフリーは景観に配慮したスロープにて対応 要求水準の主な内容 ・少なくとも大天守1階に昇降ができること ・柱や梁などの主架構を変更しないこと ・取り外すことにより、史実に忠実な状態に戻すことができる設置手法とすること 11ページ ・導入する昇降技術の紹介 最優秀者 株式会社MHIエアロスペースプロダクション ・地階から1階、1階から2階といったように、1階ずつ乗り換えて昇降する技術 ・定員4名または車いす利用者1名と介助者1名が搭乗可能 ・木造の柱・梁を取り除かずに設置できるよう小型化 ・取り外すことで、史実に忠実な状態に戻すことが可能 昇降技術の搭乗イメージ 車いす利用者1名と介助者1名、また直立した人4名がかご内に乗っているイメージ図 船舶への導入実績 船舶内に昇降技術を設置した写真 12ページ 4.復元する木造天守への昇降技術設置イメージ ・大天守地階 【小天守 地階平面図】 地上からスロープで小天守に入り、小天守から橋台にて大天守に入場すること及び1階との昇降について、一般(階段)利用及び昇降設備利用の場合の動線を示す平面図 動線上から見ることができる遺構等の写真も表示 13ページ ・大天守1階 より上層階へのバリアフリー対応が可能か、今後の昇降技術開発の動向等を踏まえて、しっかりと検討してまいります。 【大天守 1階平面図】 階段及び昇降技術により、地階から1階に上り、1階内部を観覧し2階に上る動線を示す平面図 動線上から見ることができる眺望や内装の写真・イメージ図も表示 14ページ 特別史跡名古屋城 NAGOYA CASTLE