第1回「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会 議事概要 ○日時 令和5年8月30日(水) 午前10時00分から午後0時35分 ○会場 名古屋市公館 3階 特別会議室 ○出席者 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会構成員7名 ○議事概要 (1)開会 事務局から、「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会設置要綱第3条に基づき、会長を杉野副市長が務めることを説明した。 (2)会長(副市長)から本検証委員会の趣旨等を説明 6月3日に本市主催で開催した「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」で、参加者の一部市民から障害のある方への差別発言があったにも関わらず、本市職員が制止や注意喚起などの適切な対応を行わなかったことについて、改めて深く謝罪をした。また、本検証委員会はこの差別事案を人権尊重の観点から問題点や疑問点を洗い出し、検証、分析をした上で原因を探求し、再発防止を図ることを目的として設置したこと、人権担当、障害福祉担当の所管副市長として、この差別事案を深く強く反省し、市が引き起こしたことを自ら反省をするため職員3人も委員としているが、検証は学識経験者の3人の委員が中心となって、鋭く追及していただきたい。 (3)会議の公開・非公開について 事務局から、会議の公開・非公開の取り扱いについて説明した。 杉野会長から、本日の会議は一部非公開とする議事があることを説明した。 (4)委員自己紹介 各委員から、以下の自己紹介があった。 (小林委員) 検証委員会は非常に重いものと理解しており、特に人権の観点から追及、探求の上、再発防止を図り、市民の信頼回復につなげるよう、誠心誠意、務めたい。 (田中委員) 弁護士でもあり、視覚障害当事者でもある。今回の差別発言には大変衝撃を受けた。 検証委員会は非常に重い責任を背負っていると認識しており、市が人権尊重の観点からより良くなり、共生社会を目指した社会づくりができるよう、精一杯、務めたい。 (浅田委員) この差別事案の検証は世間から非常に注目されており、一市民として関心を持って見ていたが、今回委員として就任した以上、長年、教育に携わってきた教育者の一人として尽力していきたい。 その他、行政関係委員である、鳥羽委員、平松委員、杉浦委員からも自己紹介をした。 (5)検証委員長の指名 会長から、設置要綱第3条第4項に基づき、田中委員を検証委員長に指名した。 (6)議題 ア 事案の概要等について(公開) 事務局から、資料に基づき説明をした。 イ 検証について(非公開) 検証に係る議事等は検証委員長が行うため、会長から田中検証委員長に交代し、議事進行を行った。 委員からは、今すぐにでも改善に着手できることはしておくべき、まずは6月3日に発生した差別発言のことから課題を整理すべき、事前調査で職員に対して行ったヒアリングの範囲をさらに広げるべきなどの意見があり、次回の検証委員会では、検証の際に6月3日以前まで遡る可能性があることを念頭に置きつつ、まずは6月3日に発生したことについて検証を行うこと、ヒアリング対象者や項目などを確認することとした。 (7)閉会