秋の火災予防運動(11月9日から15日まで)に先立ち、11月8日に名古屋の代表的繁華街である「錦三」地区で、ママさん消防隊と消防訓練を実施しました。
この訓練には、「錦三丁目地区の都市景観をよくする会」や「錦三レジャービル協会」に加入している多くの飲食店の方々も参加していただきました。本年はコロナ禍で、多くの方々が大変なご苦労をなさっておられますが、「錦三」の飲食店の皆様と中消防署は、「三密」を避けた、「感染予防対策」を徹底し、街の防火安全向上に取り組んでいます。
当日のママさん消防隊の訓練実施状況等の動画はこちら(外部リンク)です。ぜひご覧ください。

訓練前の記念撮影
この訓練の内容は以下のとおりでした。
天ぷら油の消火実験
最初に、中消防署の職員を中心とした天ぷら油火災の消火実験を行いました。
名古屋市内では、天ぷら油を火にかけたまま目を離してしまい、火災に至るケースが多発しています。また、誤って水で消火を試み、負傷するというケースもあります。
そこで、飲食店を営むママさんたちに、天ぷら油の危険性を知っていただくために、水による消火(水蒸気爆発)を実施しました。
その後、職員による強化液消火器での消火を行い、ママさんには消火スプレーによる消火を体験していただきました。
消火スプレー(エアゾール式簡易消火具)の使い方等についてはこちらをご覧ください。

ママさん消防隊の消火訓練
飲食店に来られる方々や街の安心・安全を守るため、ママさん消防隊の皆様は、立ち上がる炎や的に向かって「消火器」や「屋内消火栓設備」を使用して消火を行いました。
火災が発生した際、消火器等で迅速に初期消火を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
今一度、ご自身の建物で、「消火器」や「屋内消火栓設備」などの消防用設備等の設置場所や使用方法の確認をお願いします。

はしご車による救助訓練
火災の発生により建物8階に逃げ遅れた方がいるという想定で、はしご車による救助訓練を実施しました。
発煙筒による煙が漂う中、各隊が連携し、要救助者に見立てたママさんを2名、はしご車で地上へ救出しました。中区は高層建築物が立ち並ぶ地域特性から市内でも最も長い50メートル級のはしご車が配置されています。
火災が発生した際は、大きな声で周りに火災が発生したことを伝え、出火場所や煙の発生している場所を避けて、迅速に避難することで、逃げ遅れを防ぐことができます。

錦三訓練での感染予防対策
今年の錦三訓練では、原則、見学を控えていただき、
歩道にソーシャルディスタンスを促すマークを設置するなど「三密」を避けています。
訓練に参加される方は、フェイスシールドやゴム手袋の装着、体温測定や手指消毒を行うなどの「感染予防対策」を十分に徹底した上で訓練を実施しました。
中消防署からのお願い
これから冬を迎え、空気が乾燥し、火災が発生しやすくなります。
コンロや暖房器具などを使用する際は十分ご注意ください。
また、飲食店などの関係者の方は、もしもの際の火災による被害を抑えるため、「消火」「通報」「避難」などの定期的な消防訓練の実施をお願いします。
このページの作成担当
消防局 中消防署 予防課
電話番号: 052-231-0119
ファックス番号: 052-222-0119
名古屋市役所 所在地、地図
開庁時間 月曜日から金曜日 午前8時45分から午後5時15分まで(休日・祝日・年末年始を除く)
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