市会だより第141号　5月臨時会特集号

　市会の5月臨時会は、5月16日から19日までの4日間にわたって開かれ、市長提出案件についての審議、常任委員会及び特別委員会の委員選任等が行われ、市会の新しい構成が決まりました。

　16日の本会議では、「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例の制定について」等の市長提出案件3件についての審議が行われました。また、常任委員会及び特別委員会の委員選任が行われ、本会議終了後に開かれた各常任・特別委員会において、それぞれ正副委員長が選出されました。

　19日の本会議では、愛知県競馬組合、名古屋競輪組合、名古屋港管理組合、愛知県後期高齢者医療広域連合の各議会議員の選挙が行われました。また、市長から議会選出の監査委員選任等3件の人事案件について、市会の同意が求められました。

　平成26年2月定例会において継続審査の議決を行った「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例の制定について」に関して、次の附帯決議を付して全会一致で修正可決（注）しました。

（注）平成26年4月1日後に可決することに伴う施行日などに関する所要の修正

• 市民に対して大きな影響を与える制度であることから、条例の施行に当たっては、条例の目的や内容について、市民に対して十分に周知すること。
• 制度の運用に当たっては、要望する者を萎縮させるなど、その正当な権利利益を害することのないよう、適正に実施すること。また、職員は、要望等に対し、真摯に受け止め、誠実かつ公正に対応すること。
• 市長が受けた要望等に関し職員に指示をする場合には、地方公共団体の長としての責任をもって、全体の奉仕者として公共の利益のために行うものであることに十分に留意すること。
• 制度の運用に当たっては、市長と議会がともに市民の代表であるという地方自治の趣旨を損なうことがないよう、十分に留意すること。

 　「名古屋市市税条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分について」「名古屋市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分について」が提案され、所管の財政福祉委員会での審査を行った後、全会一致で承認しました。

　常任委員会及び特別委員会の委員選任、監査委員の選任、一部事務組合議会の議員の選挙等を行いました。
　5月臨時会後の市会の構成について、詳しくは市会の新しい構成決まるをご覧ください。