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平成25年12月27日 市長年末記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2016年2月2日

ページID:54048

報告事項

  • 1年の振り返り

会見動画

報告内容

◎1年の振り返り

 それでは、1年の振り返りということで、ずっと4、5枚、きちっとしゃべらせてもらうというのが慣例だそうですので、順繰りに振り返らせていただきます。

 

 おはようございます。本日が今年最後の記者会見となります。1年間、市政記者クラブの大変優秀なジャーナリストの皆さまには、市民の皆さんに的確な情報をお知らせいただきまして、誠にありがとうございます。

 

 今年4月の名古屋市長選挙では、「世界のナゴヤ 本物ナゴヤ ぬくとい市民」ということで掲げまして、皆さまからまたご信託をいただいて、もう1回しっかりやれということで市政を担わせていただくこととなりました。

 

 今年1年いろいろ苦労がありましたが、皆さまの幸せを1グラムでも増やせるよう、誠心誠意、自らを無にしながら、自分でやったことですけれど、安い月給で骨を折らせていただきました。1年を振り返りながら、私の思いをお話をいたします。

 

 1つ目は「どえらけにゃあ おもしろいまちナゴヤ」ということでして、これは、一応まちづくりのコンセプトとしては、名古屋には、僕は本当に一番大事だと思います。

 

 「どえらけにゃあ おもしろい」という言い方をするもんで、品が悪いとか言う人がいますけれど、ちょっとお高い方はそう言われますが、無味乾燥な言葉で言えば「文化・芸術」ということですけれど、「文化・芸術のまち ナゴヤ」と言ったって何も面白くないですから。こういうところで工夫ができんような人は、大体できんのですよ、これは。

 

 ということで、繰り返しておりますけれど、とにかく名古屋の空襲というのは、空襲の回数が五十何回って、ものすごいですよ。何もなしになったまちなんですね。名古屋というのは。名古屋城も失い、熱田神宮も草薙(くさなぎ)の剣が、1日違いで下手すると空襲されるところだった。

 

 そういうまちから、今や5兆円の貿易黒字を名古屋港から出す。半分が自動車ですけれどね。日本を牽引すると。間違いないですから、これは。上納額も圧倒的トップと。税金の。民間のお金に関しても、輸出は9兆5000億円、貿易黒字で言って5兆円のお金を稼ぎ出すですね。

 

 これは名古屋市役所ではないんですけれど。民間の産業のおかげなんですけれど、そういう日本を牽引する大都市になったということなので。

 

 ぱっと振り返ってみると、やっぱり邁進してきたんですね。本当に、焼け野原になったから。100メートル道路を2本造って、お墓も移転してもらって。

 

 やっぱり、面白いというところは置き忘れてきた、と言うとこの辺の人が怒るか分からんけれど。今までの人が。置き忘れてきたわけではないか分からんけれど、その余裕がなかったというのか。

 

 とにかく生きていくために精いっぱい努力してきたこの名古屋のまちで、今重要なことは、おもしれえと。住んどって楽しいなと。東京の人が「1泊、名古屋に遊びに行こうか。それじゃあ」というふうになるまちができるかどうかが、決定的にでかいと思います。

 

 それで、リニアが、ルートが示されてと。あと、名古屋高速道路は今月号(12月号)。それから、このところでも言っておきますけれど、「広報なごや」の表紙につきましては、私が本当に書いておりますので。音は、ホームページをクリックしますと出てまいりますので、ぜひ読んでいただきたいということですが。

 

 そこに書いておきましたけれど、今月号(12月号)は名古屋高速道路のことを書かせていただきましたけれど、あれは本当に、NEXCOの社長さんが、もう1年前ですけれど、「使いやすさでは、全線開通すると、日本一じゃないの」というふうに言っておられまして。

 

 30分も走れば、本当に郊外に行くことができるという、圧倒的なそういうインフラがいいまちだというふうに言えると思います。

 

 それプラス、日本のど真ん中にあって、東京・大阪のど真ん中にあって、新幹線は全部止まって、1日40万人の人がいったん名古屋駅で、降りるんじゃないですけれど、停車するという圧倒的な利便性のあるまちなので。

 

 ストロー現象でビクビクしとらんと、逆ストロー現象で、名古屋へみんな東京・大阪の人を吸い寄せるという気持ちになってやれば、それが可能なまちなんですね。今言いましたように、ど真ん中にありますんで。という気持ちでやってまいります。

 

 名古屋城につきまして、これが書いてあるとまた言わないといかんで、いかんのですけれど、名古屋城は「尾張名古屋は城でもつ」ということで、これは一応重要ですが、まず一番最初に重要なことは、一刻も早く天守閣の本物復元をやらないといかんと。

 

 繰り返しておきますが、テレビで映っておりますので。何で名古屋城をそれほど言うかというと、20年間かかりまして、昭和7年から、戦前に実測図を先人が描いとってくれたということで、ほぼこれだけの実測図がそろっとるところは、他にもちょこっとあったように聞いておりますけれど、江戸城なんかとは全く違います。

 

 ですから、本物の復元ができるということですので。確かにあのときは寄附をしてコンクリートで造ったんですけれど、いっぺん集まってもらわないといかんけれど、寄附された方も、本来のものを造るんだということで、僕は絶対納得してくれると思いますよ。

 

 私は、古いものは壊すなという、どっちかというとそれの中心人物に近いんですけれど。この場合は、壊すんじゃなくて本物に戻すという意識で、僕はええと思いますけれどね。

 

 いわゆる本丸御殿の障壁画も、本物を、近いうちにまた。近いうち、近いうちと言っておりますけれど、400年前の本物を年間1、2週間(展示する)。これは、市民の皆さん、誤解されませんように。それができるのは何でかというと、模写をしてきたからですから。模写の方も、気を悪うせんでもええんですわ。

 

 模写があるからこそ、年間1、2週間(本物を展示)できるということで、(襖絵が)73本ありますから、順番にこうやって回っていくと。そうすると、リピーターも来ますし、美術というよりも、歴史に裏付けされた美術ですか。建築ですけれど、この場合、襖絵というのは。建物と一体になっておりますのでね。

 

 そういうことを世界中の人に味わってほしいということです。「名古屋城まるはち博覧祭」も多くの来場者でにぎわいましたと。

 

 東山動植物園では、「ひがしやまパレット上池」「ガーデンテラス東山」がオープンしまして、9月に新アジアゾウ舎が公開されるなど、楽しんでいただける施設への再生が進んでおります。

 

 栄地区では、噴水の周りを楽しんでもらおうということで、お酒が飲める空間をつくってやらせていただいたということですが、これが非常に大きなテーマで。

 

 今、名古屋駅の話が出ておりますけれど、栄が楽しんでもらえるまちになるように、僕は酒飲み解放区で、トラやああいうのを走らせてくれと。チューブの中をですね。オオカミでもええですけれど。

 

 オオカミが定時にほえるトレーニングをするとかですね。これはなかなかダイナミックですよ。広小路を越えるところに遠ぼえ台を造って、夜の6時には必ずオオカミがほえるというようなことをやるとか。

 

 酒飲み解放区といって、この間、ある偉いさまが言ったんだけれど、酒の猥雑(わいざつ)性というか、そういうところもええんですけれど、大事なことは、世界のウイーンとかニューヨークとか大阪とか、大阪法善寺横丁、新宿ゴールデン街とかね。そこにはやっぱり音楽があって、食べ物があって、それからパフォーマンスがある。文化・芸術の殿堂にするということですよ。

 

 それを分かりやすく酒飲み解放区と言っとるだけで、その辺を誤解されませんように。世界の人が必ず、世界中の人が来ると思います。

 

 そのためには、テレビ塔の東西の1738メートルある道路を閉鎖しないといかんですね。あそこを20ヘクタールの巨大な公園にしないといかんと思っております。世界の人が集まる栄ということでして。

 

 それから、メキシコ。今日も申し上げましたけれど、皆さんに連絡が遅れて申し訳なかったんだけれど、名古屋市役所はみんな、おとなしいというか、英語で言うとholding backというか、そういうような感じですけれど、あんなええことはなかった。日本では初めてですよ、多分。五大都市では無いですね。調べたら。メキシコシティはたまたま姉妹都市ですが、向こうは首都ですので、だいぶ雰囲気がええというのか。

 

 向こうへ行きますと、メキシコ大使と狎昵(こうじつ)になりまして、目賀田さんという大使。こちらにもおいでになったけれど、メキシコ進出企業が非常に今多いので、進出企業の皆さん、そして、メキシコ人としてこちらへ留学しとる人。それから、名古屋の南山大学、名古屋大学、愛知県立大学、あとどこがあったかな、スペイン語科で勉強しとる人。それらがみんな集まって、いっぺん交流会をやったらどうと。

 

 そうすると、スペイン語を勉強しとる学生たちも、企業があるならそこへ就職して、いっぺんメキシコで生活しようかと思うかもしれんよということがありまして、この間、実行したんです。

 

 僕は、非常に良かったですね。行っとって楽しかったし。こういうことをやって、姉妹都市というのが実際にワークしとるというのかね。単なる形式的な、あいさつをして、「こんにちは」と言って税金を使っとるだけじゃにゃあぞという。学生たちにメキシコで就職するようなチャンスをつくっていくという話ですわ。

 

 企業からすると、名古屋におるうちに、メキシコの本当にネイティブの人と接触するチャンスをつくっていくと。こういう人がおるんだったら、ここへ進出しようかというふうになると、大変ええなと。

 

 首都でやっとると、それはあるんだよね。全体的な、メキシコ全体の話が結構できるんですわ。

 

 ということがありますので、今朝、先ほど幹部会におきまして、「ベサメ・ムーチョ」の2フレーズ。「ベサメ・ムーチョ、ベサメ・ムーチョ、コモイスタ」、何や知らん、「ラウルティマルベル」というのが1節ですけれど、それがもう1個あります。

 

 それを完全に、YouTubeでプラシド・ドミンゴのが出てきますので、それを見ながら覚えていっていただくように幹部に指示したところでして。

 

 何でこういうことかというと、メキシコから来たときに、幹部で「ベサメ・ムーチョ」ぐらい歌ってみんなで迎えると、どえらい喜びますよ。交流って、こういうことなんですよ。フレンドリーな名古屋ということを、本当に現実的にやっているという、こういう本当のちょこっとの工夫が、違うんですよ、人間は。というようなことをやってまいります。

 

 それはメキシコですけれど、他の姉妹都市とも。この間はトリノのファッシーノ(市長)さんもおみえになりましたし。バスはどうなったかな。今、交渉中ですか。バスのラッピングをトリノの学生に作ってもらうとか、どうなった。

 

(当局:今、順番に、交通局の方でやりつつあります。)

 

 やりつつありますか。そうやって、ただ消化ゲームみたいなふうにはしないと。実のある、市民の税金を使うんだから、実感できる姉妹都市交流をやっていくと。こういう趣旨です。

 

 それから、2月の蒸気機関車C56(による「あおなみ線」の実験走行)では、4万3000人の人が集まっていただいて、私も、単純ですけれど、意外と感動しましたけれどね。あの広場からこうやって見とっただけですけれど。

 

 あの都会のど真ん中を蒸気機関車が音と煙を立てて走っていくところは、何でか分からんですけれど、感動するものがありますね。本物の喜びというか。あれは、元気な年寄りの象徴なんですわ。蒸気機関車というのは。ということを感じまして。

 

 科学館にありますB6、110年前のドイツ製の蒸気機関車。世界で1台しかない。これについても、汽笛を鳴らしたり、イベントができたということで、これは名古屋の宝ということで、日独の交流のシンボルにしたいと。必ずや旅客運送をやれるように、名古屋の英知を結集しまして、工業高校の生徒なんかも含めて、やります。実現をするつもりです。

 

 本物性を追求したまちづくりをさらに進めていくということです。世界的な都市間競争に勝つということです。

 

 次は、「日本一の医療都市・ナゴヤ」ということで、ぜひ皆さんにお願いしたかったのは、某新聞に出ておりましたけれど、厚生労働省が先日、3日か4日前じゃないですか、水ぼうそうと高齢者の肺炎球菌について、いわゆる定期(予防)接種化すると。(水ぼうそうは)地方交付税で、9割だと思いましたけれど、(国が負担)するということをやりまして。

 

 名古屋では、既に3年前に実現をしとると。ワクチン接種の援助ですね。納税者は半額、非課税者はただということでやっておりまして、名古屋のワクチンへの取り組みが、明らかに、その前もそうでしたけれど、日本を引っ張っとるということが明らかになったことでして、ちいとは喜んでもらえんかなと。

 

 働くお母ちゃんにとっても大きいんですよ。子どもが重病になると、大変ですから。みんな。

 

 ロタウイルスなんか、まだあまり言うなと言われましたが、僕は某所から聞きましたけれど、ロタウイルスについては、名古屋はなくなるんじゃないのかと言われとるぐらいな話だということで。ワクチン接種をやっていますから。国はまだこれからどうしようというところですけれど。そんなことです。

 

 それから、中学生までの通院医療費無料化と。これも大変なことでして、大都会では、さいたま市が1市、人口100万ではありますけれど、人口200万でこんなことをやったところはありません。

 

 それから、「ワンコインがん検診」。これは6種類ありまして、500円でやっていただくということで、今、ものすごい増えていまして。受けられる方が。45万人じゃないかな、確か。

 

(当局:44万人。)

 

 44万人か。よう似とるが。45万人、44万人に受診者が達しております。どうか、500円で受けられますので。

 

 その代わり、発見されると。そうそう、だからがん患者が増えとるわけです。ということは、見つかっているということですので、ぜひ皆さん、500円、500円ばかり言いますけれど、お近くの医療機関へ行って受けていただきたいと。早う見つけると、今、治りますから。結構ね。そういうことです。

 

 それから、西部医療センターでは陽子線治療が、スポットスキャニングも始まりまして、肝臓がん、肺がんの治療も始まっとる。これは、ご承知のように、いろいろもめたところですが、その趣旨を言いますと、これは280万円、ほぼ300万円かかる治療でして、それを市民税でやってええかという悩みがあるんですわ。

 

 どういうことかというと、本当の庶民のお母ちゃんで、パートで働いとる人たちが払った市民税を、300万円の高額医療に使ってええかということがあったことが1つ。

 

 もう1つは、あまり言っちゃいけませんけれど、要するに300万円取りますので、治らん……、万病に効きませんので、これは。転移しとるやつは駄目です。それから、胃がんのように動いとるのは駄目だということがあるんです。

 

 しかし、300万円取れるから、ええわ、ええわでやってしまっているといううわさがあったということでして、そういうものに市民税を使ってええのかと。果たしてと。という大変な疑問がありまして、一時ストップいたしましたが、名古屋においてはキャンサーボードというのを。わし、見に行きましたけれど、こういうテーブルのところに医者がずっとおって、一症例ごとに、この方の症例については陽子線がん治療設備を用いてええかどうか。駄目ならやりません。ということをやっていますので、非常に厳格というか、正確と。preciselyというか、正確な治療をやっていますので、信頼度が非常に高い。

 

 それに基づく、エビデンスというらしいんですけれど、いろんなデータを集めまして、日本の医療界にも、医学にも、大いに貢献できるということをやれば、市民の皆さんの、300万円、わしは使えんという人の税金を使ったとしても、許してくれるんじゃないかなということで、運用が始まっております。

 

 大変信頼度の高い陽子線治療センターですので、ご利用いただきたいと思います。これは直接行ってもいかんで、病院からの紹介が要るということになっておりますので、市民の皆さんもお願いいたします。

 

 それから、被災地支援ということで、陸前高田市に行ってまいりまして、先日も戸羽市長さんに会いまして。

 

 やっとるうちに、名古屋市立大学の看護学部の推薦入学に陸前高田市枠を設置しまして、4月から2名の学生を受け入れまして、看護の中核的人材の育成を図ることになったということで、陸前高田市の医療を支援したいということで。

 

 この間、戸羽市長に「どうだ。女の子たち」と言ったら、「ええけれど、みんなよ、名古屋へ来たもんで、えらいあか抜けしてまってね」とか何とか言っていまして。できれば、趣旨は、陸高の方の、向こうの方の医療に貢献していただくとええということですから、大変喜んでいただいとるということです。

 

 それから、ご承知のように、420名の中学生を招待することができまして、これは2泊3日でですね。これも全額、名古屋市民の皆さんの、いわゆる大衆カンパによって成立しております。どこどこの大きい会社の、決まってどうのというのではありません。3200万円だったと思いますけれど、それで招待することができました。

 

 金額はいろいろでしたけれど、カンパしていただいた方には、大変ありがとうございます。陸前高田の中学生も大変喜んで、いいことができたなと思っております。

 

 この間も行ってきたときに、陸前高田の中学生、高校生やらと交流会がありまして、そこで、「皆さんよ、50歳、60歳、70歳になって、あと40年、50年たったら、孫ぐらいできたら、名古屋へ来て、今、名古屋城の1階のところにそのときの写真がみんな銘板になって飾ってあるで、いっぺんそれを見にきてちょう」と。それで、「ああ、これ、俺だがね」「わしだがね」「私だがね」と言ってですね。

 

 そのころ私どもはおりませんけれども、市民のカンパ、名古屋の皆さんのおかげでこうやって来られたわなといって、若干心の中で「サンキュー・ベリーマッチ」と言っていただければ、大変皆さん喜ぶよというふうに、向こうの陸前高田の子どもさんたちに申し上げてまいりました。

 

 そんなこともありまして、産業交流をしようということで、(かんまえづ)上前津の駅ですね。「かみまえづ」と言いますけれど、名古屋では「かんまえづ」と言いますが、上前津の地下街におきまして、「みちのく屋」という、いわて・陸前高田復興支援産直プラザ。

 

 陸前高田だけじゃなくて、もうちょっと広げたところもありますけれど、そこでぜひお買い物をしていただきますと、結構、魚やなんかは夕方になるともうはや売り切れてまっとるらしいですわ。ちょっと割引もありますけれど。あまり言ってくれるなということになりますけれど、定価の時間に買っていただくとありがたいんですけれど、ぜひ。

 

 上前津の駅の地下街に「みちのく屋」というのがございますので、ぜひおいでをいただきたいということです。

 

 それから、ナゴ校ということで。名古屋の学生さんというのは、東京、京都、名古屋と、日本第3位ということで、大いに応援しようということで、ナゴ校というのをつくっておりまして、「Candle Night Nagoya 2013」というのが開催されまして、久屋大通公園でね。ろうそくを点灯しまして、3000人の方にお越しをいただきましたということで。

 

 ナゴ校の皆さんには、ぜひカップルができたら、わしが仲人をやったりするぞと言っとるんですけれど、今のところ、彼氏、彼女までは行っとるらしいですけれど、それを越えた情報がございませんので、まだやっとりませんけれど。ぜひ、これを見ておられましたら、シンボルとしてご結婚していただくと大変ありがたいということです。

 

 そんなことでして、この大震災については、何で僕らが非常に熱心にやるかというと、僕個人のことを言いますと、やっぱり伊勢湾台風の記憶があるからです。自分の中で。小学校5年生のときに、うちも、水はなかったですけれど、2階建ての木造が、風で壁が全部抜けまして、半壊ということで。

 

 半壊認定したかどうか、おやじに聞かなんだで分かりませんけれど、ひどい状況であって、あのときに、何べんも申しますが、次の日、山口町の旭丘小学校へ。休校になったけれど行ったんだけれどね。どえらけない青空だったですよ。まだよく覚えています。

 

 だけど、まさかそんな青空の下で、名古屋の南部を中心として、5000人ですね。特に南区の白水小学校の。僕はまだ覚えていますけれど、材木が流れてきて子どもさんがようけ亡くなったと。ああいう大悲劇を経験していますので。

 

 ただ、あのときは報道が、何か、訳の分からん。テレビも新聞もしばらくなかったと思います。テレビはなかったんじゃないかな。分からんけれど。後になって分かりました。全然想像ができなんだ。

 

 ということを経験していますので、それもあって、とにかく陸高をしっかり応援しようというふうに思っております。

 

 それから、4つ目ですが、嘱託職員の不正採用事案、答案偽造事案でして、これは本当に、私も断腸の思いでした。いつもレクなんかを受けてしゃべっとる偉いさまがその中に1人入っておりまして、断腸の思いでして。こういう市民の信頼を著しく損なうことは、本当はもっと真相解明をきちっとやらないといかんです。

 

 それと、今後の再発防止につきましても、今、どうやってやっていくかについては、副市長とこの間集まりまして、協議が始まったところです。提言を、弁護士のチームの皆さん、それからもう1つ、答申を、あれは職員倫理審査会でしたか、両方からいただいておりますけれど、ほぼ同趣旨でして。(要望等を)全面的にメモするという、ほぼ同趣旨です。

 

 これも全力で、当然のことですが、市民の皆さんの信頼回復に向けて、口先だけじゃなしに、きちっとやります。

 

 それから、あと、「子どもの悲鳴」への対応ということで、決して忘れられないのが、中学生が亡くなった事故でして、彼の遺言書の一番最後のところでですね。「もし来世があるなら見ています」というふうに書いてあります。

 

 これは、私はええかどうか知りませんけれど、某新聞が載せましたので。遺言書をですね。そこにありますけれど、わしはその言葉を、いまだ1日も忘れたことはありません。見つめられているという気持ちで。

 

 繰り返されるいじめについての、命を落とす事案について、ずっと見とると、みんな同じじゃないですか。初め校長と担任が出てきて、知らなんだと、いや、実はそうでなかったと。教育委員会が出てきて、知らなんだ、いや、そうでなかったと。

 

 テレビのコメンテーターが出てきて、わあわあ、わあわあ言って、結局は地域全体の力で何とか子どもを守らないといかんというだけのことが、ずっと繰り返されておりまして。

 

 今、第三者委員会で調査中ですけれど、何とか私も65歳になって、大体老人会青年部ですけれど、あと、人生、次の世代の子どもさんたちにバトンタッチしていかないといかんし、みんなに立派になってもらうために全力を尽くすというのが、人生最後の務めですので。

 

 と思っとって、何べんも言っておりますけれど、ロサンゼルスへ行きましたときに、向こうの教育委員会の。外人のですね。教育委員会が向こうは選挙で、日本は違うぐらいのことは知っていましたよ。しかし、スクールカウンセラーというのは。

 

 日本のスクールカウンセラーは非常勤で、臨床心理士の方を中心として、どっちかというとメディカルな、そういう相談窓口なんだけれど。アメリカのスクールカウンセラーは、実は全く違うというのを初めて聞いて、びっくりしたんです。正直言いますけれど。知らなんだです。ほとんどの人は知らんと思う。正直に、言わないだけで。

 

 そのときに、せっかくだで言っておきますけれど、アメリカのスクールカウンセラー、外人が、名古屋の言葉ではなくて英語で、「私たちは数学の授業は苦手なんです。数学の先生は、私たちの仕事は苦手なんです」と。こうやって手を挙げて、「それは両方イーブンなんです」と言っていまして、それはびっくりしたんです。

 

 ちょっと待ってくれと。それはどういう意味なんだと。組織図を見せてくれと。ということを見ましたら、やっぱりアメリカにおいては、数学の先生と同じように、英語の先生と、社会の先生と同じように、「子ども応援団」みたいなのがあって、これは子どもの針路相談。針路、「針」の方の、どっちかというと。大きくなったら何になるのと。

 

 エリートの方もやっとるようです。非常に能力の高い子だったら、あんた、じゃあ、ノーベル賞を取るためにどこどこに行ったらどうとかですね。それから、苦しんどる子は苦しんどる子で、親が離婚してどうのこうので、「まあ、そうがっくりしやあすな。こういう道もあるよ」ということで、専門にやっとる人たちがいると。

 

 普通の先生より上なようです。教科の人より。校長にもなっているというのが、生徒250人ないし400人に1人ぐらい、ちゃんとおるんです。常駐で。これを発見したことが、今年の僕の、政治をやってきた、行政をやってきた中で、一番うれしかったです。これは知らなんだ、本当に。「ええ?」という感じ。

 

 それから必死に勉強しまして、国会図書館なんかにも、そうやってやっとる人はないかといって。今のところ2人発見しまして。日本人で、アメリカの単位を取って、アメリカの現実的にスクールカウンセラーを経験した人ね。

 

 連絡を取りまして、この間来てもらっておりますけれど、名古屋で初めてその取り組みが、来年の4月から。

 

 事業がすぐ始まるかどうかはちょっと。研修しないといかんもんで。向こうは、2年、4年、大学院みたいな格好であるんですわ。それをやっとると、2年、4年かかるもんで、それまで時間がかかる。かといって待っとれませんから、研修を相当やらないといかん。

 

 ということで、ぜひ名古屋の皆さんにおかれましては、皆さんの税金が、日本で初めて、名古屋で「子ども応援団」みたいな格好で使われていくようになると。

 

 これで、子どもさんが1人でも、ドロップアウトというか、やけくそになって人生を放棄していくというようなところがストップできれば、こんなええことはないなということが、大変僕にとっては大きかったです。

 

 そういうことで、名前は「子ども応援委員会」になるというふうに聞いておりまして、今、全力で取り組んでおるところです。近々公募が始まりますので、我こそはと思わん方は、ぜひ応募いただきたいと。

 

 委員は常駐させ、給料をちゃんと払いますから。公務員と全く同じですので、やりたいと思います。

 

 その原点は、やっぱりエデュケーションということですね。何べんも言っておりますけれど、教育の「教」の右側は「むち」の象形文字で、変えないといかんです。エデュケーション。「エ」は外へ、「デュース」というのは「引っ張る」ということです。

 

 プロデュースと言ったかね、「生産する」。あれは「先に引っ張る」という意味で、「生産」になるんですけれど、だから、名古屋においては、教育委員会じゃなしに、「応援委員会」という名前で、根本を変えていきたいと。

 

 人間、いろんな人がいますから。体の不自由な方やら、こうやって成績のいろんな方やらおるで、すべからく応援し合って人生を終えていくと。そういう名古屋にしたいと。「応援名古屋」ですか。「応援シティ名古屋」ですか。そんな格好を描いております。

 

 それで、結びですけれども、3月は減税で大変努力いただいた住田副市長が退任しまして、6月に岩城さん、12月には新開さんを迎えまして、入倉さんとともに、副市長3人体制となりました。

 

 そんなことで、皆さんで力を合わせまして、歴史に残るまち・ナゴヤというか、本当に税金を払ってよかったなと。皆さんがですね。思ってもらえるナゴヤをつくってまいりますので、こうご期待と。テレビで言えば「お楽しみに」ということを申し上げたいと思います。

 

 ということで、以上ですが、いろいろしゃべってまいりましたが、去年こういうことをしゃべった記憶があまりないんですけれど、こういう慣習だそうですので。以上です。

 

質疑応答

◎陽子線治療について

(記者)

 陽子線の治療の件でちょっと伺いたいのですが。先ほど、かなり信頼度も高くなっていって、日本の医学に貢献できるようになれば、市民も税金を投入することに理解を示してくれるのではないかというお話がありましたが、陽子線治療というのは多分先進医療だと思うのですが、そこに税金投入も、今後検討していくということなのでしょうか。

 

(市長)

 いやいや。税金は当然、全額自分のところでやっていますので、今の計算でいくと、800人ぐらい治療を受けると、大体治療費との関係で税金投入が要らんようになるということなんですけれど。私どもが調べとったところでは、200人とか、300人とか、400人とかぐらいしかできないんじゃないかと。ということになると、やっぱり税が要るわけですよ。

 

 税といったって、金持ちはええですよ。だけど、300万円の治療なんか、私、受けられんという人もおるでしょう。そういう人たちが払った税金を使うというのは、やっぱりちょっと問題があらせんかね。

 

 ということなので、非常に悩みましたが、あのとき、キャンサーボードと、それから、予防医療も努力するということ。それから、医学界にそういうエビデンス、治療に関わる証拠を残していくと。きちっとした。

 

 ということをすれば、300万円の治療は受けられんといっても、絶対そういうものじゃありませんけれども、庶民の税金を使っても許されるんじゃないかと。そういう意味なんです。

 

 民間でやるのはいいんですよ、だから。民間でこういう治療センターをやっとるところがありますけれど、そこがやられるのはどうぞ、当然ですけれど、ご自由にだけれど、名古屋市が名古屋市の税金で全部やることは、みんながそれだけの便益を受ける状況でないといかんでしょう。普通は。ということで、悩ましかったわけですね。

 

◎1年間を振り返って

(記者)

 月並みですが、1年間を振り返って、点数を付けると何点ぐらいですか。あと、その理由を簡単に教えていただきたいのですが。

 

(市長)

 去年は87点ぐらいです。今年は93点ぐらいあるんじゃないですか。やけくそで。やっぱり、精いっぱいやったということでね。あまり自分を卑下しないということです。

 

(記者)

 その7点引かれた部分というのは、どういうことですか。

 

(市長)

 そりゃあ、あんたたちが知っとるような話だがね。なかなか思うようにいけえせん。悔しいと。

 

(記者)

 93点にした一番の理由というのは、何あたりですか。

 

(市長)

 65歳の年食ったおじいとすれば、安月給で精いっぱい働いとるんじゃないですか。やけくそで。朝も定時に出てきますし、休みゼロだし、減税もしとるし、選挙による地域委員会という宝みたいなのも、これは課題もありますけれど、ありますし。市会議員さんの給料も半分になって、制度化しとらんけれども、1つの市民並み給与の窓口は開かれたと。

 

 やっぱり大きいのは、名古屋の、どえらいおもしれえ名古屋ということが、1つ、これからで、今までできとるとええんだけれど、一定のそういうことをやっていくというようなファーストステップは、大体認知されたんじゃないかと。皆さまにもね。思いますけれど。蒸気機関車も含めて、そう思います。

 

◎敬老パスについて

(記者)

 最後に、敬老パスのお話を1点だけ。(利用者の一部負担金)引き上げには反対されていますが、当局はまだ諦めていないというような発言もございますが。

 

(市長)

 本当かね。

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 本当きゃあ。誰に聞いた。内緒かね。わしは、上げるなと言っていますよ。負担金を。必要ないと。議会でも質問が出とるから。上げるとお客が減ると。趣旨に反しますよね。そうならそうで。ようけ乗ってもらうということが趣旨なもんで。市バスに。どうせ走っとる市バスだし、どうせ走っとる地下鉄ですので、ようけの人に乗ってもらうと。

 

 それで、将来、若い人が減ってきて、有料の人数が減ると言っていますけれど、それはまだ10年も先のシミュレーションをしとるのであって、そのぐらいは、1700億円だったか。交通局の全事業費が1700億円です。5000人ですよ。従業員の皆さんが。そこが経営努力できんか? 本当に。

 

 10億円ですよね、ちょうど。一部負担金が。倍に上げるというより、今の負担金が10億円です。1700億円ですよ。それこそ、やっぱりラーメン屋のおやじになった気持ちで、一肌脱がないといかん。

 

 あまりリンクするなと言われるか分からんけれど、昨日、一昨日の発表(名古屋市交通局自動車部助役選考試験に関する報告書)。弁護士さんの。労働組合の人を中心として、面接試験で、あんなことだったわけでしょう。個人面接記録表を書き換えたり。無記名のがあったわけでしょう。無記名じゃない、点数白紙の。

 

 そんな状況で、「ああ、そう」といって。ようけお金が行きますがね、「そうですか」なんて言えませんよ。何を言っとるんだという感じですよ。僕からすれば。

 

 ラーメン屋のおとっつぁんやおっかさんになったと思って、働いてちょうと。朝から晩まで。という感じですね。

 

(記者)

 引き上げはせずに、経営努力で何とかしろと。

 

(市長)

 何とかしろだし、その経営努力といって、何べんも言いますけれど、普通は何か新しいサービスが増えると、それだけのいろんなものを増やさないといかんのだけれど、市バスと地下鉄につきましては、市民の皆さんもだいぶ分かっていただいたか分からんけれど、走っていますから。もう既に。

 

 空気を乗せて走ると言うと感じが悪いで、言ってくれるなと言われていますけれど、どう言ったらええのか知らんけれど、車体は動いとるわけです。空なわけ。空のところにお年寄りが乗るのに、何で余分に金がかかるかという話ですよ。

 

 だいぶ前から気付いとったんですけれど、結局、交通局の補助金になるんじゃないかという言い方は、何となく批判的な文脈の中の言い方として使われとったところが、ちょっと国会図書館から資料を(取り)寄せて、いろいろ敬老パスについての議論を見てみましたら、これは、いわゆる福祉政策ということもあるけれども、公共交通網をどうやって維持するかということで考えないといかんと、はっきり書いてあるんですよ。論文の中に。

 

 それなら、堂々と言ってもええわと。というふうに、強く信念を固めたところです。

 

 独占産業は、電力会社で問題になったでしょう。総括原価方式といって。何で原発なんかが、どんどこ、どんどこやっていくかといったら、どれだけコストがかかっても、そのコストを乗せて全部電気料金をやれるわけですよ。高くできると。

 

 市バスも同じなんです。地下鉄も。総括原価方式です。聞いたら。そういうところは、どこかで、キャップですね。アッパーです。プライスキャップをつくらないと、できんですよ。際限なくかかってきますよ。

 

 競争があるところは、要らないんです。いわゆる、プライスキャップは。マーケットがプライスキャップになっとりまして、上げようと思ったって上げられへんですわ。そんなもの。つぶれてしまいますから。

 

(記者)

 では、今おっしゃっているのは、今だと敬老パスを使った高齢者がバスに乗るごとに交通局にお金が行っていると思うのですが、そこに上限を設けるということですか。

 

(市長)

 そういうことですよ。ようけ乗ると、ようけお金が行くということになるわけ。

 

(記者)

 いつごろ、その仕組みを変えるのでしょうか。

 

(市長)

 だで、今、力んどるがね。年が明けてから何日かしらに、もう1回議論するということになっとるけれど。じゃあ、幾らをアッパーにするかという議論がちょっと残っとるんです。幾らをね。

 

(記者)

 市長の中では、一部負担金を上げるという議論は、もう終わったということなのですか。

 

(市長)

 はい、終わっとります。

 

(記者)

 終わったという。

 

(市長)

 はい。この間、はっきり言いましたから。

 

(記者)

 それは、来年度のみならず、市長の任期の間はもう上がらないということですか。

 

(市長)

 しばらくずっと上げんでもいいんじゃないですか。しばらくって、何年か分からんけれど。と思いますけれど。別に。ようけ乗ってもらって、それでええんじゃないですか。お金も別に。

 

 答申と矛盾すると言われるか分からんけれど、答申は、このままいくと、要するに市バスと地下鉄の払う料金が際限なく増えていくので。お年寄りが増える。だから、一部負担金を上げないといかんという理論ですから。

 

 だから、その前提として、乗るごとに増えていくという仕組みをやめれば、答申とは矛盾しない。それでええんじゃないの? と思うんだけれど。いかんですかね。

 

(記者)

 上限を幾らにするかという議論で、ずっと交通局に回答を求めているとおっしゃっていますが、交通局というのは、それについて何らかの回答をしているのですか。

 

(市長)

 今、持ってきましたけれど。

 

(記者)

 その上限を幾らでならやれるというような感じですか。

 

(市長)

 この間持ってきましたけれどね。何でこれだけかかるんだといって。今で何でいかんのと。言ってみればね。今でしょうと。

 

(記者)

 その額の交渉が、今後残っているだけで。

 

(市長)

 僕の心理としてはそういうことです。

 

(記者)

 負担金の議論というのは、もう据え置きで。

 

(市長)

 ようけ乗ってもらうようにしようということです。あとは、1700億円の事業ですから、独占の。名鉄バスがあるといえば、独占じゃないと言うか分かりませんけれど、一般的に言えば独占の事業体ですので、やっぱり頑張れですわ。民間みたいに。やろうと思えばやれるんです。

 

 大体、民間の仕事ってそうですよ。これだけお客さんから「下げろ」と言われて、「こんなことはできませんわ」と言っとるけれど、「できん」と言ったら断られますから、みんな絶対合わせるんですよ、それに。

 

(記者)

 今後5年なり10年なり維持可能な改革が、それでできるということを考えていらっしゃる。

 

(市長)

 はい、もっと改革が進むと思いますね。交通局の内部の改革に行くから。今度は、プライスキャップになると。そうでしょう。減税と同じような考え方ですわ。商売で言うと、商売の価格競争と同じ考え方ですわ。

 

(記者)

 上げないというのは、もう最終決定なのですか。

 

(市長)

 最終決定かどうか知りませんけれど、最終決定だというとそれが、文句を言う人がおるわけでしょう。だで、まだ日にちが、一応年明けにやるということになっていますので、最終決定という言い方ではないですね。一応。仁義を立てて言うなら。

 

(記者)

 市長の意思としては。

 

(市長)

 私は、もう上げないと、はっきり言っていますので。

 

(記者)

 キャップを閉める、交通局へ負担を求めるというのは、交通局としての認識は、どういう状況なのですか。額についてというよりは、大前提としてそれを受け入れたのか、受け入れていないのかというのは。

 

(市長)

 それは受け入れているでしょう。受け入れてもらわないといかんじゃないですか。

 

(記者)

 受け入れてもらわないといかんというのは。

 

(市長)

 それは。だけど、独占企業体にはそうやって言わないと。誰でも嫌ですから。そもそも。ようけ乗ったらようけもらえるつもりだったのが、ようけ乗っても同じ金額かって、嫌に決まっとるでしょう。それはこうですと言わないといかん。そういうことですよ。と思いますよ。

 

◎SLについて

(記者)

 JR関西本線のSL運行、この構想は本当にあり得るのですか。

 

(市長)

 そういう聞き方をされますと、なかなか、何とも、どういうか。それはありますよ。わしも何とか実現したいということで。

 

 ここで言ってもええと思うけれど、蟹江の横江町長にいっぺん聞いたってちょうだい。横江町長は非常に熱心で、JRを、上をまたぐ駅に直すらしいんですわ。だで、盛り上げようということで、今、海部郡の皆さんと一緒に。

 

 ずっと行って、木曽川をまたいで、できれば亀山まで。亀山にターンテーブルがあるんですわ。あそこまで行って、帰ってくるということでね。

 

 名古屋の南部ね。熱田神宮も今、どえらい熱を入れていますけれど、それから緑区なんかも含めて、名古屋は名古屋城だけじゃないよと。尾張名古屋共和国の1つのシンボルとして、みんなで楽しもうまいかということで。

 

 デゴイチ(D51)という、どえらいええのがあるんですわ。827号という。どえらい。中央線の「さよなら列車」で使った本物が、すぐ近所にありますので、それを使って。客車も、ちゃんとめどは。めどというか、話はちゃんとありますので。

 

 で、皆さんに喜んでもらうと。名古屋のど真ん中から出ていくデゴイチは格好いいですよ。都会のど真ん中。単純なんだけれどね、何かええもんなんだね。

 

(記者)

 以前はあおなみ線を走らせていましたが、何で今回は関西本線の名古屋-桑名間で、また何でD51なのですか。

 

(市長)

 名古屋-桑名じゃなしに、できれば亀山の方で。三重県知事にも話してありますから。「面白いね。みんなに下ろすわ、言うわ」って言っていましたから。

 

 やっぱり、尾張名古屋共和国をやっとったというのが大きいんじゃないですか。蟹江なんかは、わしはしょっちゅう、蟹江の駅の近所のすし屋兼、古臭いところですけれど、なかなか味のある居酒屋へ行っとって、横江町長とよう酒を飲んどるんです。あそこで。

 

 それで、どっちからともなくちょろっと言いかけて、「面白いな」といって。「みんなに話をするわ」ということでなったと。

 

 デゴイチは、あまり場所は言ってくれるなということですけれど、この近所にあるんです。827号といって、ものすごい保存状況がええやつが。水と石炭を入れれば、すぐ動くだろうというのがね。

 

 このデゴイチは、先ほど言ったように、中央線の「さよなら列車」で使った記念号なんですよ。だから、本物性がダブルに高いということですので、名古屋の。それでまた、非常にええところは、名古屋のど真ん中から出てくるというところがええんですわ。

 

 しばらくあおなみ線を走って下へ下りると、高いところを走れますけれど、そのまま関西線でもいいですけれど、ご承知のように新幹線の駅に、一番近いのがあおなみ線、次が関西線ですから。毎日40万人の人が名古屋駅で止まりますので、いったんは。みんな見て、「はあ、でかいもんだな、名古屋は」といって。

 

 もうすぐ最新鋭の駅になりますので、その中の、スーパー名古屋駅ができたとき、それは1000メートルタワーもできとるといいんですけれど、そのトラックの1つはこういうレトロトラックというか、オールド・ファッションド・トラックにして、B6だとか、デゴイチだとか。

 

 それから、できたら、今、名鉄に頼んでいますけれど、12号ね。今は走れんですよ。ちょっとゆっくりしか走れんけれど、ああいうのを入れて。

 

 思い付きじゃないんですよ。蒸気機関車の日本のトップが川崎車輌、2位が日本何とか何とかほにゃららという会社、3位が日本車輌の熱田工場だと。だから、名古屋駅でやるということは、ものづくり名古屋としてはフィットするということです。

 

(記者)

 煙とか、汽笛の騒音とかは、大丈夫ですか。

 

(市長)

 そういうのはいろいろ考えるんですわ。理解を得ながら。

 

(記者)

 もともとあおなみ線の赤字解消というので、前は走らせていたのですが、今回は違うということですか。趣旨が。

 

(市長)

 あおなみ線のそういうのもありましたけれど、それはやっぱり、名古屋を面白くするという構想の中で出てきたことなんでね。あおなみ線だって、僕は、(高架部分を走行するには)重たいとか言いますけれど、本当に走れんですか。デゴイチで150トンぐらいあると思いますけれど。全部入れると。

 

 ほんだけど、わしはいつも最近高速道路の下を走っとるときに見ていますけれど、高速道路って、2本の脚で100メートル近く渡していますよ。何百トンとあるんですよ。あの構造物。

 

 あおなみ線の向こうは、両側に2本立っています。脚が。だけど、高速道路は真ん中に立って開げとるでしょう。

 

 わしはあそこの、特に思うのは、昔の名古屋大仏があったところの、角の、外堀通と伏見の。あそこでぐっとカーブして、高速道路が。よう落ちてこんなと思うね。わし、あれを見とって。あれだけのものを支えとる構造体でですね。

 

 あおなみ線の一番奥は、柱は細いですけれど、10メートルか15メートル置きぐらいに立っていますよ。2本ずつ。わしは、ちゃんとやらないといかんですけれど、走れるとは思っていますけれど、海を走るのもええですよ。本物。

 

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