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平成25年11月7日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月27日

ページID:53462

報告事項

  • パープルリボン&オレンジリボンキャンペーン2013について
  • 海外出張報告
  • トップ・スポーツチームと名古屋市による連絡協議会の設立について

会見動画

報告内容

◎パープルリボン&オレンジリボンキャンペーン2013について

 11月7日(木曜日)の会見を始めたいと思います。皆さん、おはようございます。

 

 11月から、バックボードが「パープルリボン&オレンジリボンキャンペーン2013」に変わっております。

 

 11月は児童虐待防止推進月間ということで、児童虐待防止のシンボルマークであります「オレンジリボン」と、11月12日(火曜日)から25日(月曜日)までが「女性に対する暴力をなくす運動」期間であることから、女性に対する暴力根絶運動のシンボルマークであります「パープルリボン」を合わせたデザインにいたしました。

 

 私も今日は、「STOP DV&児童虐待」のコラボジャンパーを着ております。パープルリボンがDVの防止、児童虐待がオレンジリボン。コラボは真ん中がオレンジカラーで、周りが紫のパープルカラーということですので、DVと児童虐待の防止を率先して訴えていきたいと思います。

 

 これは、私の選挙のとき(の公約)にあった、「ぬくとい市民」というやつなんですわ。また今後、いろいろその向きの政策を発表したいと思いますけれど。

 

 同情するという精神は、結構皆さん、あるんですけれどね。かわいそうだなと。児童虐待でも、DVの女の人なんかも、あるんですけれど。被害者の方に対するね。だけど、一歩行動するというのは結構大変でして。

 

 何となく、児童虐待なんかでも、複雑なご家庭の場合も多いもんで、そんなところへ入っていっていろいろやって、返り血を浴びたら困るぞと。自分のところの息子は優等生で、きちっと育てていけばええんだわというふうにお思いの場合が多いですけれど、それにとどまらんような、一歩踏み込む、返り血を。

 

 返り血というのは感じが悪いから、何かな。自分が損になる。一般的に言うと「損になる」という言い方ですけれど、そういうことじゃなくて、こういう皆さんに対して、耳を澄ますというのかね。子どもの悲鳴と、それからお母ちゃんたちの悲鳴に耳を澄ますというふうに、名古屋がなっていけんかなというふうに思っとるわけです。

 

 11月12日(火曜日)には、女性に対する暴力をなくす運動「パープルリボンキャンペーン2013」のスタートセレモニーを開催します。

 

 名古屋テレビ塔とオアシス21の水の宇宙船をパープルにライトアップし、ドメスティック・バイオレンスやストーカーなど、女性に対する暴力の問題を広く市民の皆さんに理解していただき、防止するための呼び掛けを行ってまいります。

 

 翌日の11月13日(水曜日)には、「パープルリボンキャンペーン2013 in アスナル金山」といたしまして、主に若年層へ向けてのパープルリボン運動の呼び掛けや、啓発グッズの配布などを行います。

 

 また、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを呼び掛ける「ピンクリボン」を加えて、「パープル」「オレンジ」「ピンク」の3色のリボンがコラボした「女性と子どもを守るリボンムーブメント」といたしまして、それぞれのリボンが持つ意味や取り組みを知っていただくための一体的な啓発活動を実施していくということで、「人を育み、人権が尊重されているまち」の実現を目指してまいります。

◎海外出張報告

 本日は、まず初めに、先日行ってまいりました海外出張について、ご報告いたします。

 

 トリノ市では、トリノ市役所を訪問いたしまして、ファッシーノ市長とフェラリス市議会議長にもお会いいたしました。また、ピエモンテ州政府も訪問しまして、フラティン副知事にお会いいたしました。11月に名古屋へファッシーノ市長をはじめとするトリノからの派遣団をお迎えしまして名古屋市内で開催します、「トリノ・ナゴヤ次世代産業交流フォーラム」でのトリノ市長の登壇をお願いし、ご快諾をいただいております。

 

 トリノ商工会議所ではバルベリス会頭とお会いし、「トリノ・ナゴヤ次世代産業交流フォーラム」への協力をお願いいたしましたところ、トリノ商工会議所加盟企業6社を名古屋へ派遣するとのお約束をいただきました。

 

 11月27日(水曜日)に、6社と名古屋商工会議所加盟企業とのビジネスミーティングが予定されております。この機会を通じまして、名古屋とトリノの企業の間に新たな展開が生まれることを期待しております。

 

 また、トリノ市立東洋美術館におきまして、きしめん屋を舞台としました、名古屋の魅力をPRする映画上映会を行いました。映画にちなんできしめんを提供しまして、トリノ市長をはじめ、地元マスコミ関係者や市民の皆さまなど、150名の来場者に味わっていただきました。きしめんを通じまして、名古屋の魅力のPRを図ることができました。

 

 言っておられたのは、英語でしたけれど、非常に「It tastes delicate」ということで、なかなかデリケートな味だなということでして。デリケートというのは「繊細」という意味もあるようですけれど、「複雑でよう分からん」という意味合いもあるんですけれど。

 

 わしが若干心配しとったのは、かつお節とかきしめんは、どっちかというと魚の味なもんで。何となく、向こうのイタ飯屋さんなんかの場合は、甘辛いはっきりした味で皆さん食われるもんで、どうかと思いましたけれど、非常にその点では雰囲気は良かった。確かにうまかったわ。存外、当地のきしめんが。なかなかこれはうまいなと言っていましたけれど。

 

 ただ、箸じゃなしにフォークみたいなもので食いましたので、若干の雰囲気が何でしたけれど。名古屋のきしめんがイタリアのパスタを席巻する日も近いのではないかというふうに思っておりますけれど。そう簡単ではないと言う人もたくさんおみえになりましたが、そんな感じがしてまいりました。

 

 大体皆さん、うまい、うまいと言ってみえましたですよ。名古屋の言葉ではないですけれど。デリケートだと。「It tastes good」ということを言っておられました。

 

 この他、IAAD(イアード)、日本語で言うと「芸術・応用デザイン大学院」を訪問いたしました。この大学院では、卒業制作プロジェクトを民間企業と協働して行ってやっております。

 

 学生が企業の技術者やデザイナーと一緒にプロジェクトに取り組むことで実践的なスキルを身に付け、即戦力となる人材を育成するプログラムになっていることに、感銘を受けました。何となく、人間を育てるという自由な雰囲気はありますわね。向こうの。そんな感じでした。

 

 ミラノ市では、ジェトロミラノを訪問いたしまして、イタリアの経済事情の調査、および名古屋からイタリアへ進出している企業の現地駐在員の皆さんとの意見交換などを行いました。

 

 今回の出張では、「トリノ・ナゴヤ次世代産業交流フォーラム」の成功に向けて、名古屋とトリノがお互いに協力し合うことを確認いたしました。また、名古屋の魅力PR映画やきしめんを通じまして、トリノの皆さんに名古屋に対してより親しみを感じていただくことができ、非常に有意義な出張となりました。

 

 引き続き、姉妹友好都市との継続的な交流を通じて、より一層の相互発展を図ってまいりたいと考えております。

 

 自費で行ってまいりましたけれども、ミラノのスカラ座も行くことができましてですね。死ぬまでにいろんなところへ行かないといかんのですけれど、万里の長城も行ってまいりましたので、ミラノのスカラ座もいっぺん行かないといかんということで。

 

 何べんも言いますけれど、自分の金で行っておりますけれどね。真ん中の座るところでなしに、横の、こうあるでしょう。テレビや何かで出てくる、横の個室みたいなところで見まして、全体、オーケストラピットやら全部見えますので、あれはなかなかですね。さすが本場の、本物はええなという感じの。

 

 それと、向こうの人の率直さというか。舞台の左側のところがなかなか見にくいんですわ。左側のこっち(横の席)なもんで。それと、前から2列目だったからええ場所でしたけれど、繰り返しますが自分の金ですけれど。

 

 わしの前の若い女の子が、前に肘をつくようなところがあるんですが、あそこに肘をついて見るもんで。わしも見えせんで、肘をついて見とったら、その隣の席の、4人か5人の席の中で、昔のお嬢さんでない、イタリアの飛び切りの美女が「Excuse me」と。

 

 何を言うかしらんと思ったら、「あんた、肘を出しとるで見えんがね。引っ込めやあ」と言うもんですから、「ああ、すみません」ということで引っ込めましたが、外人はやっぱりすごいですね。あの辺のところはね。言うことは言いますね。若い、飛び切りのべっぴんでしたけれど。余分ですけれど、そういうことがありまして。

 

 名古屋もああいう、名フィルも日本一になっていただくとええし、そういう芸術的な。やっぱり音楽はええですわね。一番親しみやすいということで。本物というのはええなという感じが強くしたところです。

◎トップ・スポーツチームと名古屋市による連絡協議会の設立

 次に、トップ・スポーツチームと名古屋市による連絡協議会の設立につきまして、ご報告をいたします。

 

 名古屋市では、中日ドラゴンズや名古屋グランパスをはじめといたしました地元スポーツチームの皆さまに、イベントへの協力や子どもたちへの指導など、さまざまな事業にご協力をいただいているところです。

 

 このたび、チームの皆さまとの連携を深め、スポーツの素晴らしさを広めていくと同時に、共に名古屋のまちを盛り上げていくことを目的としまして、地元のトップ・スポーツチームの皆さまと名古屋市で連絡協議会を設立することとなりました。

 

 トップ・スポーツチームって何だと聞きましたら、何だと言ったな。みんな、分からんでしょう。この聞いたことがない言葉は何だと。「トップ・スポーツチームの皆さまと」って、トップ・スポーツチームって何ですかということです。

 

(当局:トップ・スポーツチームですが、プロ野球とJリーグがまずありまして、それ以外のリーグについては、日本トップリーグ連携機構という組織をつくっていまして、そこのリーグに所属しているチームの皆さんということになります。バスケットですとか、ハンドボールですとか、ホッケー、アメリカンフットボールなどです。)

 

 トップ・スポーツチームって何かと言っとるのに、日本トップリーグ連絡機構というものに加盟しているチームのことを言うということではよ、よう分からんけれど。勝手に言っとるわけか。トップは。強そうだというやつが。どういうことですか。

 

(当局:それぞれの競技の中で一番上のリーグということで、それぞれの競技団体で決まっています。)

 

 それで、自分らでトップ・リーグということを名乗ってやっておると。

 

(当局:そうですね。)

 

 例えば野球、それからサッカー、それから、まだぎょうさんあるだろう?確か。

 

(当局:そうですね。野球、サッカー、フットサル、ホッケー、バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、アメリカンフットボールが、名古屋にチームがあります。)

 

 それが日本でリーグをつくっておって、自分らで。(リーグが)2つなくても、1個でも、トップリーグだと言えれば自分で(日本トップリーグ連絡機構に)加盟しとると、こういうわけだね。

 

(当局:はい、そうですね。)

 というものがトップ・スポーツチームと言うらしいです。その皆さんと名古屋市で連絡協議会を設立することになりました。協議会には、中日ドラゴンズなど12チームが参加を予定しておりまして、行政と地元スポーツチームが連携する組織としては、全国で最大規模となるということです。

 

 11月12日(火曜日)には、名古屋市公館におきまして、ユニフォーム姿の選手にも出席をしていただき、協議会の設立発表会見を行います。これは全部、12チーム全員、12人来るわけかね。

 

(当局:そうです。選手11人と、中日ドラゴンズさんはドアラです。)

 

 ぜひスポーツファンの皆さんは。これは非公開ですか。マスコミさんはござるけれど、市民の皆さんは自由に入ってええのか、いかんのか。

 

(当局:整理はさせていただくかもしれませんが、入っていけないところではないです。)

 

 ないということですので。スポーツ選手が見たいという人が結構ござるでね。今、突然言いましたので、どうも本心は断りたそうなような顔をしておりましたけれど、ええと言いましたので、市民の皆さん、来ていただけると。有名な選手に会えるということやね。

 

 名古屋グランパスは、ゴールキーパーの楢崎さんがおみえになります。それから、名古屋オーシャンズは吉川さんがおみえになると。有名なところでいきますとね。

 

 女性の選手も結構ござるということですので、本心かどうか知りませんけれど、市民の皆さんが来てもええということになっておりますので、どうぞいっぺん有名選手に会いたい方は来たってちょうだい。

 

 11月12日(火曜日)ですね。名古屋市公館におきまして、ユニフォーム姿の選手に出席をいただき、設立発表は何時からですか。

 

(当局:1時からになります。)

 

 午後1時からです。私も協議会の名誉会長ということで、チームの皆さんの応援団長として会見に出席いたしますので、当日はマスコミの皆さんも、名古屋市公館にぜひお集まりをいただきたいと思います。

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎政務調査(活動)費について(その1)

(記者)

 政務調査費の不正受給問題を受けて、市長は、支出先を全面開示するよう市議会に求める考えを明らかにされていますが、政務活動費の条例案の提出状況について、現状を教えてください。

 

(市長)

 どういうふうにしていくかということで、まだ条文の作業には、ちょっと入っておりませんけれど、やらないといかんでしょうと。その問題意識は、これから言いますけれどもね。

 

 一般的に言うと、議員さんの名前が分からんわね、まず。それから、次に分からんのが、誰がもらったか。書いてあるのもありますけれど、分からないと。

 

 もう1つ大問題がありまして、実は、何カ月前かな。市民の皆さんから指摘がありまして、僕もびっくりしたんですけれど。まずルールで言いますと、政務調査費は、いわゆる領収書を添付して請求しないといかんということになっておって、中に按分というやり方があるんですわ。

 

 それはあれに書いてありますけれど、とりあえずあなたの質問はそこにしておくけれど、その中の一部でもありますけれど、要するに金額が。

 

 要するに、領収書を皆さんが見ると、何を見るかといったら、誰に払ったかということです。まず1つね。これが。議員の名前が書いていないので。何々党市議団と、こういうふうになっとるわけです。もう1つは受取人ですね。もらった人の名前。これもマスキングで何も分かりません。

 

 もう1つ、お金を見ますわね。このお金が、これは驚くべきことですけれど、例えば10万円、あるお母ちゃんに。10万円だとちょっと少ないか。いろんなパターンがあるんですけれど、10万円でもええですけれど、10万円、お母ちゃんに払っとる場合、按分という制度があって。

 

 それは条例上というか、あれは要綱だったか、に書いてあるんですけれど、政務調査でなくて、後援会活動なんかもやっとる場合があると。それは混然一体としとるので、その場合は、ほぼその中の、按分率7割ということになると、10万円だと7万円は政務調査費として税金で支出してもいいよという仕組みがあるんです。

 

 その場合は、「政務活動費の使途に関する基本指針」というのがありまして、平成25年2月22日、議長決裁。この中に、そういう按分をした場合、その場合は、「なお、領収書に按分の比率に基づく支出額を付記するものとします」と、こう書いてあるんです。

 

 10万円払っとる場合は、按分率70%だったら、7万円を付記すると。7万円。だから、7万円税金でくださいよということになっとるんです。

 

 私は今まで、当然のことながら、その領収書というのは10万円の領収書でないといかんと。「付記する」と書いてありますから。

 

 それと、市長というのは、ご承知のように、皆さんの税金を執行する立場にありまして、その権利というか、義務ですね。適正に行われとる、その責任者なのでですね。

 

 だから、いわゆる人件費ばかりじゃないんですけれど、人件費が特に中心として、按分制度がある場合は、この方が10万円なら10万円もらっていると。そこにその名前が書いてあると、その人がね。10万円もらわれたんだなと。となると、それが一応証明されて、だからその按分7割は税金でどうぞお支払いくださいと。こういうふうになるものなんです。

 

 ところが、何と。ちょっと名誉のために言っておかないといかんですけれど、公明さんと共産党と、それから減税日本の方は、かつての方も含めまして、全額、いわゆる10万円の領収書になっています。一応、ちょっと違うといけませんので、訂正するといかんので、一応今調べたところではということです。

 

 だけど、その他の党の方の半数になるかな。名前が書いていないから分からんのですよ。領収書に。議員さんの名前が。分からんですけれど、半数まではいかないと思いますけれど、それぐらいの膨大な数の領収書が、何と7万円の領収書なんです。今(の例)で言えば。按分後の金額だということが、この間分かりまして、私も、これは大変だなと。

 

 はっきり言いますと、その何々という方が本当に10万円もらっていたかどうか。10万円もらっていたということを証明してもらわないといかんわけです。その場合、7万円お支払いするということについて、残念ながら疑義が生じたということをね。

 

 私は、だから、議員さんですから、全員ちゃんとそこに付記してあるように総額を払っていただいとるということを信じますけれど、しかし、それは10万円の領収書が書いてあるから信じられるのであって、あとの分は分からないんです。このままでは。

 

 ですから、私は、市民の皆さんを代表しまして、ぜひ議会には説明責任を果たしていただきたいと。その分についてですね。按分後で領収書を書かれとる方については、その按分後の、その前の総額との間の部分ですね。7割だったら3割分について、それはこういうふうにちゃんと支払っとりますということを、ぜひ議会は説明責任を果たしていただきたいと、市民の皆さんに成り代わって要望したいと思います。

 

 私も、その分、調査させていただきたい。市長にも当然調査権がありますので、調査をさせていただきたいということです。

 

 分からんというのはね、その3つある。3つは領収書を見ても、これが分からんのですよ。閲覧システムというのは、この間言ったように、閲覧というのは、建築基準法の閲覧だとか、住民票の台帳やらいろいろありますけれど、領収書を添付して、閲覧するというのは、多分これしかないですよね。

 

 それは、市民の皆さんがそれを見て、きちっと誰が受け取っとって、議員さんは誰なんであって、その金額は全額、10万円なら10万円、全額もらっとるなということが分かるということが、分からないと、制度の趣旨がいかんでしょう。

 

 だから、このみんなについて、これはもうはっきりさせてもらう条例を提出しないと、どうしようもない。議会がやってもらうのがまず前提ですよ。一応、「議長が」と書いてありますから。

 

(記者)

 そういった問題点も明らかになった上で、11月議会には、議員の名前とか支出先とかを公開するような条例案は、今のところまだ準備ができていないということでよろしかったですか。

 

(市長)

 今のところはできておりませんが、その中の全部出すパターンもあるし、順番に、いろいろありますわね。

 

(記者)

 まだ思考中ということですか。

 

(市長)

 思考中ですけれど、やらないといかんでしょう。少なくとも、議員の名前が分からんというのはいかんのじゃないですか。まず、いくら何でも。

 

(記者)

 市長は、今、議員の他の会派のものを見たとおっしゃいましたが、期間としていつの分を、どのようにして調べたということになるのですか。

 

(市長)

 23年と24年の分のね。まだ継続しておりますけれど、なかなか人手が足りんもんで。うちの事務所があそこへ行きましてですね。(市会)事務局かな。閲覧できる場所へ行きまして、ちゃんと一般市民としての手続きにのっとって閲覧してきて、なおかつコピーも持っております。情報公開請求で見られますから。その分の。

 

 だけど、ものすごい数ですから。だから、一応23年、24年を見ました。けれど、時効が何年になるのか知りませんけれど、私は。この問題ですね。私は全部きちっとされておると思いますけれど、よもや過大請求はないでしょうねということはね。

 

 私は、悪いけれど、疑っとるわけじゃないけれど、これが仕事なもんだで。こういうことをチェックするのが、市長の最大の仕事の1つでしょう。ということで、自分で見てきたということです。うちのスタッフですけれど。

 

(記者)

 議会事務局に行って、普通の市民が一般で調べられる方法として、情報公開請求を23年度と24年度分と。

 

(市長)

 全部じゃないですよ。

 

(記者)

 全部ではない。

 

(市長)

 うん、3月、4月。4月、5月だったかな。4月、3月だったかな。その情報提供があった方のやつがまず正しいかどうか、見ないといかんものですから。僕に情報提供してくれた人がね。

 

 その人が、23年、24年の3月、4月だったと思いますけれど、その分だけでも、いわゆる領収書が、驚くべきことに総額で。本当に受け取ったというか、総額ではなくて按分後であるということを。その分について、聞くだけじゃいけないから、チェックしてきたということで。

 

 だから、皆さんもぜひ。記者の皆さんも、今日でも直ちに見られますから。まず、少なくとも。

 

(記者)

 市長が調べたのは2カ月分ということですか。

 

(市長)

 2カ月分ですけれども、それだけじゃないです。事務費だとか、他の費用もありますので。人件費を中心にしてですけれど。

 

(記者)

 基本的には、2カ月分を中心に見たと。

 

(市長)

 2カ月分ですね。とりあえず、見たのは。あと、ずっと同じ傾向で出ておりますので。いったん全部見ないといかんですけれど。どうやってやるのかということですわ。

 

(記者)

 河村市長の、河村事務所のスタッフが行って調べたということですか。

 

(市長)

 はい、そうです。その市民の方からの情報が正しいということを確認いたしました。ちょっと時間がかかったのは、非常に重要なことで、重たい問題ですので、ちゃんと調べないといかんということで、ちょっと時間がかかったけれども。本当に驚きました。私は。

 

(記者)

 一応、全会派分、調べられたということですか。

 

(市長)

 ええ、減税日本の方は聞きながらで分かりますので、一応ね。

 

(記者)

 他の会派は、全て。

 

(市長)

 他の会派は、今言いました公明党さんと共産党さんは、全部まだ見ていませんけれど、今知る限りにおいては、領収書は全額領収書。当たり前ですけれど。私はこれだけもらいました、10万円もらいましたという領収書です。

 

 そのうち7割なら7割は税金でお願いしますということですけれど、あとの会派の半数…ちょっと名前が書いていないからですよ。ええかげんなこと。分からへんわけですよ、誰がどのあれかというのが。

 

(記者)

 他の会派というのは、自民と、民主。

 

(市長)

 と、あなたが言われたので。言うのはためらっとったけれど、そういうことです。

 

(記者)

 新政会は?

 

(市長)

 先がた言ったでしょう。旧日本新党で、日本新党じゃないわ、減税日本。減税日本でおられた方は、今のところですね。すごい手間ですよ、本当に。…は総額領収書。当たり前ですけれど。

 

(記者)

 市長がおっしゃったのは、自民と民主。

 

(市長)

 全員じゃないですよ。名前が書いていないから分からんけれど、半数以下だと思いますけれど、それに近く、按分後領収書になっていると。だから、分かる?その意味。

 

(記者)

 分かりました。

 

(市長)

 私は10万円なら10万円もらったということを証明してもらわないと。名前が書いてあって。

 

(記者)

 ただ、その領収書を見ているだけでは分からなくて、支出先の人に取材しない限り、7割の按分かどうかということは証明できないと思うのですが、領収書だけをめくった段階で、7割按分の領収書を切っているというのは、どうやって証明できるのですか。

 

(市長)

 いや、それは領収書を。お見せしてもええけれど、情報公開請求で取ったやつですから、いろいろ言われるといかんので、ぜひ今からちょっと行ってきてください。(市会)事務局に。領収書がありますから。

 

(記者)

 確実にその7割分の領収書しか発行していないということは…。

 

(市長)

 何で分かるかというの?それは、領収書を見ますと、A4の紙に添付してあるわけですよ。領収書が。その下に備考欄があって、そこに7万5000円と。まず○○党市議団殿と。それで、金額7万5000円と書いてある。ああ、7万円と書いてある。7万円。それで、ただし書きのところに、総額10万円を支給を、70%按分して7万円と書いてある。

 

 分かる?言っとること。要するに、10万円を、この人が。

 

(記者)

 領収書の額面が10万円だったらいいけれども、額面も7万円で書いてあるから、もしかしたら3万円払われていないのではないかという疑義を抱いていると。

 

(記者)

 まだ嫌疑の段階ですよね。

 

(市長)

 いや、疑議というか、僕にすると非常に深刻な問題で、市会事務局もこんなのを受け取っていいのかと。そうじゃない?

 

 私の仕事というのは、何べんも言いますけれど、10万円、この人がというのもマスキングされていますけれど、この人が受け取ったという、そこに領収書があることによって、じゃあ7割按分だったら7万円、税金でお支払いしましょうかということなのであって、そこに7万円の領収書が付いとると、下手しますと、その7割しか払えんということになる可能性もありますよ。その7割しか。

 

 4万9000円になっちゃう可能性があるということですよ。受け取った人が、10万円もらった、もっと金額の多い人だと20万円なら20万円もらったと。だから、その7割の14万円となるのであって、その領収書金額というのは、総額領収書を添付してくれないと、意味ないわけです。

 

(記者)

 市長は今、人件費を例におっしゃっていますが、按分の代表的なものに、他に家賃などがあると思うのですが、家賃についてもそのようなものが発見されているのですか。

 

(市長)

 発見されています。だけど、名前が書いてあるところもあるんですわ。受取者の。不動産会社さんとか。そういうのもあるので、それならそれで、僕はそういうところはしっかりやっていただいとると思うけれど、そうすると、2枚領収を切っているのかということになるわけです。

 

 それならそれで、ぜひ議会においては説明責任を果たしてほしいということです。全員についてですよ。全領収書について。

 

 これをやってもらわないと、本当に、不動産屋さんもそうだけれど、この人たちが、この皆さんが、その全額についてもらったかどうか分からせんですから。推定でしか。総額これだけと書いてあるだけですから。分かった?本当に分かっとる?僕もびっくりしたでね。

 

 私は今でも、議会は全部、あと、じゃあ領収書を2枚持っているのか、源泉徴収票を示していただくのか。人件費ならね。この人が総額幾らもらったということを示してもらわないと、按分額も税金でお支払いすることはできないですよ。仕事だもの。僕は、そういうのをチェックするのが。

 

(記者)

 人件費、家賃以外に、何かあるのですか。

 

(市長)

 人件費、家賃、駐車場とか、車のリース代もあります。

 

(記者)

 それは一般的な按分の代表例ではなくて、市長がおっしゃったように、按分後の額の領収書が切ってあった例ということですか。

 

(市長)

 ええ。もあります。全員じゃないですよ。名前が書いてあるのもあるんですわ。だで、しっかりしとってくれとると思いますけれど、人件費は名前が全部マスキングされていますので、全然分からんです。何が何やら。

 

 という現状ですので、ぜひ現物は、行かれるとすぐ見られると思いますので、いっぺん見られますと。

 

(記者)

 先ほどもまた繰り返し言われていらっしゃいましたが、税金を執行する立場で、その責任者であるというふうにおっしゃっているので、黒川さんの件は結局どうなったのでしょうか。もう問題終結という認識でよろしいのでしょうか。

 

(市長)

 いやいや、聞いておりますよ。さらに、いろいろ。

 

(記者)

 どのようなことが分かって、どうされるのでしょうか。

 

(市長)

 どのようなことといって、中間発表は差し控えたいですけれどね。中間発表みたいな形式はね。ですから、それはもういっぺん。

 

(記者)

 では、新たな事実があったということですか。

 

(市長)

 事実といいますかどうか知りませんけれど、それはちょっと待っとってちょうだい。お金ははっきりさせると言っていましたけれどね。少なくともね。市議団に聞いたら。まずお金、政務調査費の分はしっかりさせると。

 

(記者)

 市長は、可罰性がないと。大家さんが大丈夫だと言っているという点でもっては、別段…。

 

(市長)

 それは調査しました。弁護士2人ですけれど、やっぱり2人の方に言わせると。いいことじゃないよ。いいことと言っとるわけじゃないですよ。当然。(領収書を)勝手に書いてはいかんですよ。判を押したりしては。

 

 だけど、その方が言っとったのは、一応、事後であっても、本人がその金の授受はあったと。円満解決であると言っとる場合は、いわゆる偽装の問題が発生するとは言えないのではないかというふうに。

 

 刑法理論的には、可罰的違法性がないとかいろいろ言うんですけれど、とか、違法性そのものが阻却されるとか言うんですけれど、そこはちょっと分かりませんとしても、そういうことを、あんたか誰だったかな、言われたもんで聞いてみましたけれど、と言っていました。2人に聞きましたけれど。

 

(記者)

 つまり、告発するに値しないということですか。

 

(市長)

 偽造ということではね。だけど、ガソリン代がええと入っていませんよ。7枚でしたか。人のガソリン代で請求してはいかんですわね。だけど、それはそれですけれど、こういう問題が。ぜひ見に行っていただいて。1枚や2枚でもいかんですけれど、ものすごい数、今のはありますから。按分後領収書というのは。

◎敬老パスについて

(記者)

 敬老パスの負担金引き上げはやむを得ないという、先日、答申が出ましたが、市長は考えるというふうにおっしゃいましたが、その後、どうでしょうか。

 

(市長)

 まず、私のことをどうするかというのは、65歳になりまして、大変悩みましたけれど。選挙のときは、「もらおうかな」なんて言っていましたけれど、もらう方の論理は、もらう人と同じ気持ちになるということですけれど、今のところ、わしは800万円給料をもらっていますのでね。税金としてですね。

 

 だから、800万円も給料がある人がもらうのはいかがなものかという気持ちに若干なりまして、今のところは、敬老パスを私はもらっておりませんし、基本的にもらわんつもりです。収入があるうちは。ちゃんとした。市民の平均より多いうちはね。

 

 だけど、あれは福祉政策よりも、もう1つ、交通政策みたいなことがあってね。実際は、公共交通政策みたいなものがあるんですわ。だで微妙なんだけれど。負担金も、これは上げん方がええことは間違いないですわね。経営努力によって。間違いないですわ。

 

 だから、交通局は交通局で精いっぱいやっておられると思いますけれど、できれば上げたくないことは事実ですけれどね。だけど、現実問題として、一般会計から117億円ですか。その負担の在り方をめぐって、経営改善する余地がないと、そればっかりどんどん増えていくこともいかんでしょう。とは思いますけれどね。

 

 もう一歩、いろんな勉強をしてみますと、先がたちょっと言ったように、高齢者に対する福祉政策という面もあるけれど、公共交通をどうやって維持していくかという面からも考えないといかんというのはありますね。

 

 要するに、空気を走らせるよりはいいじゃないかということですわ。そういうことで、ちょっと考えさせてちょうだい。

 

(記者)

 まだ引き続き考えていくと。

 

(市長)

 ええ、そういうことですね。

◎トリノでのきしめん試食会について

(記者)

 イタリアにきしめんをトップセールスしに行ったと思うのですが、初めて食べたイタリア人の様子や感想というのはいかがだったかという点と、あと、名古屋のきしめんがヨーロッパを席巻する日が来るかどうかという、その2点を。すみません。まず、感想について。

 

(市長)

 感想については、何となく食べとる瞬間は、デリケートなテイストだと言っていました。若干不思議そうな顔をしていましたね。ちょろっと。

 

(記者)

 おいしそうという。

 

(市長)

 うみゃあと。その後は、名古屋言葉の「うみゃあ」じゃないですけれど、「It tastes good」と言ったと思います。

 

(記者)

 そのきしめんが、イタリアも含め、ヨーロッパを席巻する日は。

 

(市長)

 来るでしょう。

 

(記者)

 来ますか。

 

(市長)

 ええ、こういう自然でシンプルな味というのは、ほかならずね、健康志向の国で受け入れられると思いますよ。そうしたら、誰かやってもらわないといかんわ。店をつくってもらえんか。いっぺん、イタリア。トリノか、ミラノか、ローマでええですけれど。名古屋きしめんということで。

 

 魚の感じについては、先ほど言ったように、あまり抵抗なかったみたいですね。魚系のスープですから。とにかく、デリケートだと言ったのはよう覚えとる。2人か3人、デリケートだと言いましたよ。ペッパーソースの味とまた違うということでしょう。

◎市長給与、議員報酬について

(記者)

 800万円の制度値化ですが、9月議会は実現が難しかったですが、11月議会ではどう対応されますか。

 

(市長)

 これは、闘い続けないといかんと思っていますが、どうするかについては、これからちょっと考えたいで、今のところ、こうだということはありませんけれど。これは市民の皆さんの民意なもんでね。やっぱり制度としてやっていかないと。

 

 ようけの人が、広報だとか新聞のアンケートに答えとるわけでしょう。800万円といって。あの趣旨は、市民の皆さんから見れば、臨時にそうするということじゃないと思いますよ。制度として広げていくということだと思いますけれどね。僕は。

 

(記者)

 今のところ、11月議会で再提出というのは考えていますか。

 

(市長)

 ちょこっと、今、考えておりますので。もうちょっと時間をちょうだいということですわ。

◎政務調査(活動)費について(その2)

(記者)

 先ほどの政務調査費の話ですが、市長としては、先ほどの他会派の話ですが、支払い証明のお話になってくると思うのですが、黒川さんの領収書偽造よりも支払い証明の方が市長としては大問題だというふうに捉えていると考えていいですか。

 

(市長)

 どっちも大問題ですよ、それは。

 

(記者)

 では、黒川さんの方は、どういうふうに今後、動きを。

 

(市長)

 今、さらに調べておりますけれど、一応、市議団でやるというのがありますので。

 

(記者)

 結構、ここ最近、他の会派で、黒川さんの地元でチラシも配られはじめているのですが、そこはレッドカードだと。市長にも対応を求めるというようなことが出てきているのですが、そこら辺はどういうふうに受け止めていますでしょうか。

 

(市長)

 それはしっかりやらないといかんですよ。だから、わしもまた聞きではいかんで、大家さんにも直接、2回か、電話しましたし、またもう1人ある方がみえて、その方にも、この間、電話しまして、実態はどうなっとったのかということをね。人任せにせず、自分でやる部分もちゃんとやっとります。

 

 だけど、一応市議団というのがあるもんで、これはこれでやっていかないといかん部分もあるでしょう。

 

(記者)

 では、減税日本も含めて、11月議会では、議会のより透明化、正常化みたいなところを申し入れていくというようなスタンスで。

 

(市長)

 それはもうやらないといかんでしょう。これは、本当にあれですよ。もうはや2、3カ月になるかな。市民の方から、今言った按分後領収書の問題。本当ですから。裏を取っていただいても。聞いて、具体的にずっとつくってあったから、図にして、「本当かね、これは」と言って。

 

(記者)

 実際、按分のことに関しては、中村議員も結構按分の部分でもめていると思うのですが、制度そのものに対して、何かしら市長がご提案されることはありますか。

 

(市長)

 これから、もうちょっと真相が明らかにならないといかんけれど、少なくとも按分制度も、つくった以上は、総額領収書がなかったら按分制度にならんですね。全然。按分といって何なんですかといって。7割と書いてあって。それは幾らもらったという全額があるから、その7割、根拠が出てくるのでね。

 

 そんなのがものすごい数、今まで気付かれずにそのまま過ごされてきたと。これは、私、とてももたんですわ。

 

 議会は、法律だったか、条例だったか忘れましたけれど、透明化を図るというのが、ちゃんと明文で書いてありますので。これは先ほど言いましたけれど、ぜひ議会においては説明責任を果たしていただきたいと。過去の分についてですよ。今後の制度化というのもありますけれど。

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