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平成25年10月15日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2022年6月24日

ページID:51792

報告事項

  • 名古屋市都市計画情報提供サービスにおける過去の地形図と航空写真の公開
  • 阿久比町長による「山車まつり」と「みんなの菊花展」PR
  • 政務調査費(政務活動費)について

 

会見動画

報告内容

名古屋市都市計画情報提供サービスにおける過去の地形図と航空写真の公開

 おはようございます。

 

 まず初めに、「名古屋市都市計画情報提供サービスにおける過去の地形図と航空写真の公開」について、ご報告をいたします。

 

 今日からですが、10月15日(火曜日)から、昔の地図情報の公開としまして、昭和30年度から現在までの地形図と昭和の時代に撮影した航空写真を、新たにインターネット上でご覧いただけるようになりました。

 

 地形図については、これまで、昭和30年度からおおむね5年ごとに作成しておりますので、それぞれ必要な年代の地形図を見ていただくことができます。また、一度に2画面で並べて表示することもできますので、現在と過去の地形がどのように変わったかも、簡単に比較して確認ができるようになります。

 

 ということで、防災のために非常に有効ですので、この考え方はですね。自分で住んでみえたところが、昔、池があったとか、小川があったんだとか、ここは実は山だった、山崩れになったんじゃないかとか、非常に重要なんです、何べんも言っておりますけれど。

 

 東北の震災で、わしも陸前高田市の部長さんと話したことをまだよう覚えていますけれど、「昔の震災の、地形の歴史ですね。これを本当にやっておかないといかなんだ」ということをしみじみ言われておりましたので、名古屋市民の皆さんにおかれましても、これを機会に。

 

 航空写真まで出るのは初めてなようですので、ぜひネットを使っていただきまして。ちょっとネットを使えんというじいさまやばあさまも、孫に聞いていただいて、「ああ、そうか」と。

 

 昭和30年ごろからと言っていましたけれどね。「ああ、ここは昔こうだったんだ」ということを、ぜひ、自分の身を守るためにもね。郷土史を勉強して、いろんな楽しい話題にもなりますけれど、やっていただきたいと思います。

 

 航空写真については、この地形図を作成するために撮影した昭和の時代の写真と最新の平成22年度の写真をご覧いただけます。平成以降の航空写真については、順次追加をしていく予定です。

 

 ちなみに、昭和の時代に撮影した航空写真をインターネット上で公開するのは、政令指定都市で初めての取り組みになるということです。

 

 市民の皆さまには、現在住んでみえる地域が過去どうなっていたのかをご自宅のパソコンなどでご覧いただきまして、まちの歴史に興味を持っていただくとともに、防災のまちづくりなどを考える上で役立てていただければと思います。

 

 なお、インターネットで検索する場合は、キーワードを「名古屋市都市計画情報提供」と。「名古屋市都市計画情報提供」として、これは検索サイトなんかに入れればいいんでしょう。検索サイトのところにね。

 

(当局:市のトップページから。)

 

 市のトップページからもご覧いただけますけれど、繰り返しますが、キーワードは「名古屋市都市計画情報提供」というふうにして検索いただきますと、ご利用いただけることになっております。

 

(当局:おはようございます。よろしくお願いいたします。市長からもご説明がありましたように、都市計画の情報提供サービスに、新たに過去の地形図と航空写真を追加して公開するということになりました。

 

 昭和30年から平成22年まで11セットございます。そちらの方をクリックしていただくと、必要な年代が見られると。さらに、異なる年代の地形図を並べて表示することができまして、並べた状態でぐりぐりと動かすことができますので、必要なところをまた見ていただくとか、縮尺を変えて見ていただくということが可能になります。

 

 あと、基本図を作るときに撮影しました航空写真を、最新の航空写真をベースとしまして、その上に当時の撮影した中心点、撮影ポイントと言いますけど、そちらを表示してありますので、そちらをクリックしていただくと、リストが出ます。リストをまたクリックしていただくと、こういった形で、当時の航空写真が表示されます。

 

 解像度としましては、家が1つずつ分かる程度ということになっております。またご活用のほど、よろしくお願いいたします。)

 

 まず、じいさん、ばあさんも分かるように、昔のお兄さん、お姉さんも分かるように言っておくと、孫にまず聞いて、スマホでもどっちでもええけれど、検索サイトなら検索サイトのところで(「名古屋市都市計画情報提供」というキーワードを入力し、「名古屋市都市計画情報提供サービス」のページで)「都市計画基本図情報」というのをやると。

 

 そうすると、まず年代を出すわけかね。初め。

 

(当局:そうですね。一番最初に、従来の用途地域のものと、地形図のものと、航空写真と選べるトップの画面が出てきまして。それをクリックしていただくと、名古屋市の全体の地図が出てきます。そこからお調べになりたいところをクリックしていただくと、(パネルを指して)こういう画面が出てきます。そこから、この左側のリストが出てきますので。お孫さんとかそういう方に聞いていただいて、必要なところをクリックしていただくと、その年代の地図が出ます。

 

 ちょうど昭和30年なので、市長が小学校に入られたぐらいのものからございますので、いろいろとお孫さんと見ていただいてもいいかと思います。)

 

 まず地形の方を出すわけね、自分の(住所等の)。古出来町なら古出来町といって出すと、そこから出てくるわけだね。あと、何年度というふうに出すと、(パネルを指して)こういうふうに出てくるということです。今日からかね。

 

(当局:そうですね。)

 

 スマホでもええきゃあも?

 

(当局:PC(パソコン)のインターネットのみの公開になっています。)

 

 そうかね。えらい寂しいな。

 

(当局:すみません。スマートフォンには対応しておりませんので。申し訳ございません。)

 

 PCは扱えんけれど、スマホは扱える人が多いぞ。これはいかんか。

 

(当局:そうですね。今後の検討にさせていただきたいと思います。)

 

 いえいえ、ありがとうございます。ということで、よろしいですか。はい、ありがとうございました。

 

(当局:ありがとうございました。)

 

 ご苦労さまです。どうもすみません。

 

阿久比町長による「山車まつり」と「みんなの菊花展」PR

 次は、来月11月3日(日曜日・祝日)に阿久比町で開催されます「山車まつり」と「みんなの菊花(きっか)展」についてお話をいたします。

 

 この「山車まつり」と「みんなの菊花展」は、今年で町制施行60周年の節目を迎えられた阿久比町さんが、その記念行事として町を盛り上げるために、住民の方などと協働して企画・実施されるものと聞いております。

 

 10年ぶりだと、今。10年ぶりですので。「山車まつり」は、名古屋は、ここらのは大体毎年やっておりますけれど、(阿久比町では)10年ぶりです。

 

 本日は、自治体が協力し合い、イベントを共に盛り上げていくことで、この地域全体の一体感につなげていこうという私の考えにご賛同、私の考えというわけじゃありませんけれど、当たり前のことですけれどね。たまたまいろんな、阿久比町とか、半田とか、東海市とか、名前が付いておりますけれど、昔は尾張藩ということで同じところでしたので。もう1回、そういう市境を取っ払って、面白いことをいろいろやろまいかと。こういうことですね。

 

 そういう考えにご賛同いただいた竹内(阿久比)町長さんからご提案がありましたので、この場を設けさせていただきました。

 

 それでは、特別ゲストといたしまして、竹内町長さんにお越しいただいておりますので、「山車まつり」と「みんなの菊花展」のPRをお願いしたいと思います。それでは、町長さん、どうぞ。いらっしゃいませ。ありがとうございました。

 

(竹内町長:こんにちは。いつもお世話になっております。阿久比町です。ありがとうございます。)

 

 ようおいでいただきまして、ありがとうございます。そうしたら、どうぞPRの方を。

 

(竹内町長:阿久比町の町長の竹内です。今日は阿久比町の山車まつりと菊花展をPRに来ました。町制施行60周年を迎えた阿久比町では、10年ぶりに、実は阿久比町の文化財にもなっておる「山車まつり」を行います。この11月3日に行われる山車まつりは、いつもと、ちょっと趣向を凝らしました。

 

 というのは、江戸時代から続くこの山車5台と、それから、平成の大工さんが作り上げた山車1台を並べまして、昔の宮大工さんの技と、そして平成の大工さんの山車を見比べることができるという、少し趣向を凝らした山車まつりです。

 

 そして、その会場が、3000鉢の菊を集めました菊花展。これはもう数十年続いている阿久比町の行事でありまして、これは一時、国の方から、日本一の町民全員で行う菊花展ということで紹介もされております。今でも、一番の賞は内閣総理大臣賞をはじめとして、6大臣の賞を頂いている、続く菊花展ですが、その会場の中で、町制施行の式典と、そしてこの山車まつりと、菊花展という形で、一大イベントを催したいと思っております。

 

 名古屋から阿久比駅まで25分です。そこから5分のところに会場がございますので、30分あればお立ち寄りいただけるということで、お願いしたいと思います。

 

 それからもう1点、今現在、(あいち)トリエンナーレを阿久比で行っております。それは、名古屋市在住の栗本百合子さんというアーティストの方の作品をお願いしているわけですが、町民全体で1館丸ごと、1つの館丸ごとを芸術作品にした阿久比町のトリエンナーレという形で行っておりますので。そちらの方もぜひお時間をつくっていただいて、名古屋市民の多くの方においでいただけたら幸いかと思っております。

 

 米どころの阿久比町ですが、どうぞよろしくお願いいたします。紹介、どうもありがとうございます。)

 

 25分といったら、名鉄かね。

 

(竹内町長:そうです。名鉄の河和線で、特急で25分で阿久比駅へ来られます。)

 

 河和線で、特急で。特急というと、名古屋駅か金山ぐらいのところで乗っていただくと。

 

(竹内町長:そうです。)

 

 1時間に何本ぐらい出とるの。

 

(竹内町長:1時間に特急が2本、急行が2本、それから普通も入れますと、時間で6本、7本というものは出ておりますので、地下鉄並みに来られますので。おととしは、阿久比町は、東海三県で人口増加率もトップになりましたので。)

 

 えらいもんだね。

 

(竹内町長:ありがとうございます。そういう形で人口が増えておりますので、とにかく名古屋圏としての発展を目指しておりますので、今後とも。)

 

 阿久比というと。

 

(竹内町長:知多半島のど真ん中です。)

 

 ど真ん中です。半田よりは?

 

(竹内町長:北になります。)

 

 北になるわけね。

 

(竹内町長:唯一海に面していない、半島の中では、阿久比町ということですので。しかし、歴史がお好きな市長さんですが、藤原宮の中に阿久比という名前が、知多郡阿久比庄(ちたのごおりあぐいのしょう)が出てきてから1300年、ずっとこの阿久比という行政区が残っとるということでありますので。それも1つの自慢としてありますので。)

 

 地名はどういうあれか。この「阿久比(あぐい)」という語源ですね。

 

(竹内町長:「阿久比(あぐい)」という語源は、ちょっと地名の由来というのは分かりませんが、とにかく読みにくい。「あくび」と読んでしまう方が多いんですが、非常にそういう面では古いということと、もう1つ、伝承で伝わっているのは、菅原道真のお孫さんがこちらへ流されてきて地頭を務めたということも、お話を聞いておりますので。)

 

 なるほど。頭も良うなると。道真様の孫のご家系のご遺徳を感じられるということで。

 

(竹内町長:はい、ということで。それから、今日来ております、これがヘイケボタルの「アグピー」ですが、うちらはヘイケボタルを非常に大切にしているというまちで。とにかく大都会から30分圏内でそういうホタルも見られるというまちですので、またよろしくお願いしたいと思います。マスコットのアグピーですので。ゆるキャラも出ておりますので、よろしくお願いしたいと思います。)

 

 この山車まつりは、一昨日(10月13日(日曜))、鳴海の山車まつりも行ってまいりまして。あれも戦前、江戸時代のがたくさん残っとってどえらい立派なんだけれど、阿久比町さんのやつ(山車)も、どっちかというと、鳴海もそうなんだけれど、名古屋型というのは、輪っぱが外へ出とるんですけれど、これは中にありますわね。

 

(竹内町長:中ですね、ええ。)

 

 (山車の)前がああいうふうに、ちょっと舞台みたいになっておりまして。

 

(竹内町長:そうですね。「三番叟(さんばそう)」等をやっていただいたりという。)

 

 やるということで。知多半島の半田なんかと割と似ていますね。

 

(竹内町長:同じですね。知多半島はこういうタイプが多いですね。)

 

 そうみたいですね。

 

(竹内町長:ぜひ当日は市長さんにもお越しいただいて、山車の上へ上っていただいて、65歳の誕生日を阿久比町で迎えていただきたいと、そのように思っておりますので、よろしくお願いします。)

 

 酒を飲ませてもらえますと、うれしいと思いますが。

 

(竹内町長:焼酎を用意しておきます。)

 

 あまり焼酎と言うんで、この間、日本酒メーカーに怒られましてね。

 

(竹内町長:日本酒も、阿久比は名産がございますので、よろしくお願いしたいと思います。)

 

 菊も大変有名だということで。

 

(竹内町長:ええ、菊もぜひご覧いただきたいと、そのように思っております。皆さんのお越しをお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。)

 

 なかなか町長はええ男で、あれですな。なかなかスマートな。

 

(竹内町長:いやいや、とんでもないですが。よろしく、また今後ともご指導をお願いしたいと。どうもありがとうございました。ご無礼いたします。)

 

 ここでご質問、町長にありますか。ありませんか。いいですか。では、結構です。

 

(竹内町長:はい、分かりました。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。ご無礼いたします。すみません。)

 

 どうもありがとうございました。ようおいでいただきました。

 

 名古屋が誇る有松絞り。私がこれを着とりまして。これが一番昔から着とるやつで、どうも聞くところによりますと、「河村さんがいつも着とるあれ、ないか」といって、よう聞かれるそうですけれど。

 

 これは、江戸時代に阿久比庄(あぐいのしょう)から移住された方の手によって誕生しておりまして、阿久比町さんと名古屋市とは、浅からぬ歴史的なご縁があります。山車の格好が鳴海町さんと非常に似とるということで、思いますね。

 

 当日は私も歴史的ご縁の地を訪問し、満喫したいと思いますので、市民の皆さまにも。10年にいっぺんらしいで、これは。10年に。オリンピックよりすごいでね。10年にいっぺんというのは。

 

 ぜひ市民の皆さんにもこの機会に、名鉄電車に乗りまして、1時間に何本も出とるそうですので、この阿久比町まで足を運んでいただいて、阿久比町の皆さまとともに、勇壮な山車の競い合いと菊のあでやかな姿を楽しんでいただきたいと思います。

 

 10年に1回というと、ようソフト面を継承できるなというふうに、僕ら古出来町でやっておりますので、つくづく思いますけれどね。結構、楫方(かじかた)とか切師(きりし)とか言いますけれど、山車を肩に担いで持ち上げるやつなんか、あれは微妙に技術が要るんで。危ないんですわ、結構。腰を痛めますので。

 

 道なんかで、ちょこっとした段差のところでぽんと足をひねったりしますと、それで大変なことになりますので、そういう技術を。毎年ぐらいやっとると、ずっと続けられますけれど、その点、今回のは相当努力されたんでないかなという感じがいたします

 

 ぜひ皆さんも、阿久比町までおいでをいただきたいということです。

 

政務調査費(政務活動費)について

 それから、1つご報告ですが、政務調査費につきまして、大変に指摘が多いところでして。名古屋もそうですけれど、愛知県もございまして。

 

 名古屋の方も、私どももいろんなことがありまして、申し訳ないことだということで。情けない限りですけれど、おわびをしながら、そういうことが起こらんようにきちっとやっていきたいと思っておりますけれど、そればかりじゃなしに、いろんなところで、さらにいろんなお話が聞こえてまいります。

 

 そういうことで、法律、地方自治法によりますと、今、政務活動費と言いますけれど、政務活動費は議長さんにおいてこれを調査すると、透明性を図るという規定になっておりまして。それを受けて名古屋市の条例でほぼ同じような規定になっているということで。まず議長さんの方にぜひいっぺん。電話はかけましたけれど、電話というのも何ですけれど、ご予定を取っていただいて。

 

 支出する責任者は市長になるんですよね。各地区でいろいろ政務調査費の返還の問題が起きておりますけれど、市長が返還請求するということになるんです。ですから、まず。

 

 しかし、地方自治法と条例の規定によりまして、議長さんにおかれましては、ぜひその透明性の確保が十分にされとるのかどうかですね。「『さらに十分ご検討いただきたい』ということを申し入れに行きたい」ということで、アポイントメントを。文書を持っていきますので、「アポイントメントを取るように」ということで、今指示してありますので。近いうちにお願いというか、お願いではないですけれど。

 

 私は、何べんも言いますけれど、市民の皆さんの税金が公正に使われとるかどうかということをチェックするというかね。それが私の仕事のほぼ中核ですので、私の仕事として申し入れに行きたいと思っております。アポを取るように指示してありますので、これを、ご報告をまず申し上げたいということです。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

政務調査費(政務活動費)について(その1)

 (記者)

 政務調査費についてですが、「議長さんにアポを取る」というのは、大体いつ頃をめどにされていますか。

 

(市長)

 直ちに。私はもう電話したんですけれど、今、役所ではそういうふうに指示してありますので、会見が終わったらすぐ電話すると思います。

 

(記者)

 今日中に。

 

(市長)

 電話するなり、役所のことですからどういうルールか知りませんけれど、伺ってお話ししてくるのがええんですかね。私がちょろちょろしますと、またそれでどうのこうのとなりますので。早いところですね、直ちにです。議長さんのご都合のええときにお伺いいたしますので、なるべく早く、一つお願いしたいと思います。

 

 ちょっと市民の皆さんに説明しておかないといかんけれど、政治資金というのは税金じゃないですよ。税制上の優遇措置はありますけれど。非課税になっていますからね、ありますけれど、政務活動費というのは、あれは税金でして。議会そのものの活動ということですので。地方自治法も条例も、その透明性については、議長さんがまずおやりになることというふうに規定しております。

 

 しかし、これは総務省に確認してありますけれど、当たり前のことですけれど、市長が必要なお願いをしてみたり、その他、例えば条例を作ったりとかですね。まず議会にやってもらわないといかんのですけれど、(市長が必要なお願いをしてみたり、その他、例えば条例を作ったり)というのは、当然、権利もあると言いますけれど、私の、これは義務ですわね。市長としての責任というか、義務そのものだというふうに考えております。

 

 だから、政治資金のやつと。(記者の)皆さんは知っておられるけれども、市民の皆さんからすると、そこの区別が。しっかりしてもらわないといかんということでして、蛇足ながら申し上げました。

 

(記者)

 「議長に透明性の確保をお願いする」というのは、具体的にどのようなことを想定されているのでしょうか。

 

(市長)

 それはこれからですけれど、例えば、議長のところで、閲覧というふうな制度になっていますわね。閲覧制度を持って、なおかつ領収書を添付するという仕組みになっているのは、名古屋市の予算、総予算でいきますと2兆5000億円ほどありますけれど、他にないんじゃないかと思いますけれど。2兆5000億円の支出の中で。

 

 だからそれが、現実に1つの問題でいきますと、マスキングされておりまして、見ても分からせんわけですわ。私も本当にうっかりしとったの。1円から公開になったと。1円からとは書いていませんけれど、前、「1万円から」と書いてあるのが削除されましたので、具体的な条文は、正確じゃないですけれど、領収書を添付して、閲覧に供するという規定になっていますわね。

 

 閲覧というのは何のためにあるかといいますと、どうも、検索サイトでいろいろこの週末に見てみましたら、一般的に。情報公開請求でやるのもありますけれどね。例えば公共工事があった場合、あそこはどうなっとったというのがありますけれど、まず一般的に、市民の目に触れる、市民のチェックを受けるという制度のようです。

 

 閲覧そのものは、固定資産税の課税台帳とか、一番有名なところでは住民基本台帳とか。それから、建築確認があったときに、それも閲覧になっていますけれど、領収書添付の閲覧というのは、多分ないと思います。他に。まだ調べないといかんですけれどね。

 

 そうだったら、領収書を名古屋市民の皆さんが見たときに、「ああ、これはこういう人に支払われとるのか」とか。それが分からんのですわ、今、全然。議員さんの名前も分かりません。会派名だけ書いてありまして、議員さんの名前も分かりません。

 

 だから、これでは本当のその制度の趣旨が全うされとるのか。市民のための制度になっとるのかと、市民の皆さんのための。というふうに思わざるを得ないし、私自身も分からんのですわ。正直言いまして。

 

 私自身も分からんというのは、「これはどうなっちゃうんだ」ということがありまして。市民の皆さんの税金の使い道について、特別な聖域を設けるということはできませんわね。

 

 そういう辺のところの精神から、今の制度をさらに改善していただくなり、例えば私に、それじゃあ全部見せていただくなりですね。例えばですね。いったん。マスキングのないやつですよ。マスキングのあるのを見ても、どうにも調査のしようがないですよ。私自身が。

 

 というところを、もろもろ。まず「議長さんが」というふうに書いてありますので、法律にも、条例にも。で、議長さんに丁寧にご説明に行きたいと。こういうことです。

 

中京独立戦略本部会議について(その1)

(記者)

 来週、中京独立戦略本部会議がありますが、前回2月に行われまして、ちょっと。

 

(市長)

 間が空きましたよね。

 

(記者)

 空いてからの会議になりますが、市長としてはどういったお話をされるお考えですか。

 

(市長)

 その前に、前提としまして、大村(愛知県知事)さんとの「It's time to say good bye」という時代がロサンゼルスでありましたけれど、それを越えまして。一緒に1つの地域主権というか、本当の名古屋・愛知の独立を目指してやってきたわけだから、ということで「やっていこうや」ということになって。これはええことなんですけれど。

 

 前回は、私の尾張名古屋共和国なり、それから名古屋愛知共和国でもいいんですよ。別にそれは。三河の方が「ええ」と言われれば、それはそれで。ということも提案させていただいて。考え方を。

 

 だけど、非常に注意してもらわないといかんのは、名古屋の分割は、わしはマニフェストにもはっきり書いてありますけれど、これはできないですよ。反対です、そもそも。名古屋はいったん300万人なり400万人なりの、横浜を超えるような、尾張地区から三河も含んでもいいんですけれど、大都市ができるというのが基本ですけれど。

 

 今度は、大村(愛知県知事)さんの考え方もまたお伺いするということで、その席で一定の提案があるということで。私は内々聞いておりますけれど、ここで言っては身もふたもありませんので、ここではちょっと申し上げられませんけれど、大村(愛知県知事)さんの案も聞きながら。

 

 しょっちゅう言っていますけれど、これはぜひ皆さん、間違えんようにね。名古屋でも73億円、交付税をもらっとると言いますけれど、毎年1兆5000億円、国税だけで上納しておりますので。名古屋だけでですよ。愛知県もすごいですよ。愛知県は3兆円ぐらいだと言っていましたよ、確か。

 

 そういうところですので、本当に独立してやっていくと、今と同じ税金を頂くだけで、大体3倍の公共事業ができると。公共事業と言うと感じが悪いですけれど、公共サービスができるというのが、この辺の地域の。日本断トツです。

 

 そういうことをやると、「何や」と。「沖縄や北海道や、どうなるんだ」とすぐ言いますけれど、商売だってそうで、独立採算制ってそういうことなんですね。どこか1つのところが、頑張るところがまず頑張るんですね。それで全体を引っ張っていくと。

 

 「初めから平等にしよまい」というのは、レーニンさんやスターリンさんが言ったことで、社会主義の思想ということになって、私はそれを支持しておりませんので。

 

  ぜひ、名古屋・愛知が日本の、文字どおり牽引車になるようにしないと。お金をここで使えるようにしないといかんと。

 

 市役所は総務部ですけれど、皆さん民間の方がせっかく努力されたお金が、音を立てて東京へ流れ込んでいっとると。毎日毎日ね。流れ込んどるというよりも、財政に言わせると、「トルネードのように、竜巻のように吸い上げられていっとるんだ」という現状ですので。

 

 何とか、ええ名古屋・愛知の姿が新たにできんかと。できれば、名古屋・愛知独立国ぐらいにならんかと。

 

 そうすると、ええですよ。一番最初にやるのは、よう言っとるけれど、かなり岐阜と長野の応援をすることになります、水源地を。そういう精神が広がっていくんです。実は、日本中に。

 

   東京に全部上納して、訳が分からん人間が、鉛筆一本で「お前、これだ、これだ」と言っとる方がよっぽど悪い。税金の無駄遣いばかり言っとるじゃないですか。

 

 という社会をつくっていこうという、大村(愛知県知事)さんの提案もありますので、それをお伺いしてということになります。

 

(記者)

 大村(愛知県)知事の提案と市長のお考えと、多分100%一致ということはないと思うのですが、そのあたりのすり合わせも含めて、具体的な実現のめどというか、そのあたりのイメージは。今のところ、大体いつまでにとか、そういったイメージはありますか。

 

(市長)

 何か仕組み的に考えていく問題を1つつくるより、しようがないわね。名古屋と愛知が一緒になって国をつくるということになると、法律改正が要るでしょう。国といって、準国家でもいいんですけれど。

 

 だから、そういう大きな1つの課題と、目の前で何をやっているか。今の阿久比町長さんもそうですけれど、こういうのなんかは、本当に一緒にやっていくとええんですよ。だから、何が一緒にできるかということは、ぎょうさんあると思うんですわ。

 

 皆さんにおかれましても、ぜひ、しょっちゅう東京の話題ばかりやらんように。テレビを見たら、何か東京の話ばかり出てくるということでは寂しいでね。せっかく、これだけ優秀なジャーナリズムがそろっとりますので、名古屋・愛知国の話題がどんどん日本中を席巻するようなね。そういうふうにしていきたいなということです。

 

(記者)

 堺市長選などを見ていますと、大阪都構想も実現まではまだ時間がだいぶかかるのかなという気もしますが、そういった大阪とか、もちろん大村(愛知県)知事との連携について、具体的にもうちょっと何か、もしめどというかイメージがございましたら。

 

(市長)

 何か一応、まず組織せよというのがありますからね。その話し合いがこの中京都で始まったんですけれど、何か1つのそういうのを考えていく、ものをつくっていくということも大事だと思いますけれどね。

 

 大村(愛知県知事)さんだからできる、ということもありますよ。名古屋と愛知をどうしていこうかと。将来、独立国になるにはどうしたらええかと。こういうことですわね。そういうことを話し合っていくと。

 

政務調査費(政務活動費)について(その2)

(記者)

 政(務)調(査)費のことをまたお伺いしてよろしいでしょうか。政(務)調(査)費の関係で、市長が、「支出の責任者が市長である」というふうに先ほど明言されましたが、黒川市議の方の領収書の偽装ですね。あれは公文書の偽造になるとは思うのですが、それについては、市長としてはどういうふうにお考えになり、どういうふうに責任を取られるとお思いになっているのでしょうか。

 

(市長)

 領収書ですか。家賃の。

 

(記者)

 ええ、家賃の領収書を偽造されましたよね。

 

(市長)

 あまりそこを、あれですけれどね。私は、本人、大家さんにも連絡しまして、「お金には間違いない」と言っておられました。

 

(記者)

 刑事事件に触れるようなことですが、領収書偽造の、公文書偽造についてはどういうふうに市長としてはお考えですか。

 

(市長)

 まず公文書かどうかですが、公文書には、定義上ならんと思いますけれど。私文書でも、権利義務に関する証書は、私文書偽造の対象にはなりますね。だから、なると思いますけれど、そこのところはいっぺん、本当に法律的にということになれば、(大家さん)本人に、私。ご本人、大家さんに聞いていただいてもいいですけれど。電話ですけれど。

 

(記者)

 大家さんは関係ないことだと思うのですが、領収書の偽造については、私文書偽造の罪に当たると思われるということですか。

 

(市長)

 どうですかね。そこはまた別個に。刑事手法の問題になりますので、別個に考えないといかんと思いますけれど。

 

 変な話ですけれど、何年か前までは、政治資金報告書の領収書というのは、ただ書き写しですけれど。あれはあれでね。勝手に書くわけじゃないけれど、領収書を書き写すことは認められておりましたね。今は駄目ですけれど。今は領収書のコピーになっていますけれどね。昔は、そんな時代があったことはありました。そういう時代がね。

 

 そこのところは、ちょっと。私もいろいろ、あまり司法試験の話はしたくないですけれど、若干はよう知っとりますけれど、しかし、そこら辺からは本当のプロに聞かれた方がええと思いますけれど。

 

 内容を偽って書くと、間違いなくいかんですわね。私文書偽造です。家賃を間違えて、うそのことを書きますとね。だけど、それは、「お金についてはそのとおりです」というふうに言っておられました、大家さんは。それがどういう刑事的評価を受けるにつきましては、ちょっと専門家の方にお聞きいただきたいということです。

 

(記者)

 市長はそうおっしゃいますが、人のはんこをわざわざ買って押すまでしているというのは、もしそれを認めたら、今回はたまたま架空ではなかったとしても、全く架空の請求も成立し得ると思うのですが。そのぐらい悪質なことではないのでしょうか。

 

(市長)

 それは、どうですかねえ。そんなことはせん方がええですね。少なくとも、それは。何でそんなことをせんならんか、ということですね。銀行通帳でいったら、銀行通帳の写しではいかんのかね。振り込んだののね。例えば。そういうものを添付すればよかったと思いますけれどね。

 

(記者)

 偽造という点では、市長が懲戒免職にされた、口利きというか、テストの答案偽造ですね。それも同じように公文書偽造の、同じ罪状だと思うのですが、それぐらい重いものだと思うのですが。

 

(市長)

 そこら辺は、刑事評価を聞いていただいて。名古屋市の事例においては、点数を明らかに書き換えておりますので。33点を40点に書き換えておりますので。それから、面接においてもそうです。書き換えておりますので、これは中身を偽っておりますので、間違いなく成立すると思います。

 

 今回の場合、どうなのかということは、もう1回、しかるべく、聞いていただかないといかんですね。捜査当局、ないし。もしそういうことならね。

 

(記者)

 市長として何かアクションを取られるということは。

 

(市長)

 電話しましたのでね。私、大家さんに。内容については、「そのとおりに、お金は頂いております」ということを言っておりましたが。

 

(記者)

 大家さんのことではなくて、領収書偽造についてなのですが、収入印紙も貼って、他人の印鑑を買った上で判を押していると。完璧に偽造に当たると思うのですが。

 

(市長)

 そこら辺はどうでしょうかねえ。中身が。

 

(記者)

 「金額が一緒であれば、領収書を偽造するのは問題がない」というような認識ということですか。

 

(市長)

 私は別に裁判官じゃありませんので。先方、名古屋市の例を言われましたけれど、中身を完全に偽ってやる場合と、若干は違うのではないかと。

 

(記者)

 でも、はんこは偽って押しているわけですよね。

 

(市長)

 それが刑事的にどういう評価を受けるにつきましては、本当に専門家の人に聞いてもらわないといかんですわ。

 

(記者)

 税金が当てられているので。

 

(市長)

 税金が当てられとるけれど、金額は同じですので。金額はね。

 

(記者)

 いやいや。では市長、領収書を、金額が合っていれば、偽造して、いわゆる請求をしても、問題はないということでいいのですか。

 

(市長)

 そんなことは言えません。そんなことは、私は裁判官でもありませんし。私ならしませんけれど。少なくともですね。問題については、ご専門家から聞いていただかないと。

 

(記者)

 でも、市長が支出の責任者だと思いますが。その点からいくと。

 

(市長)

 だから、お金についてもし違っとったら、これはえらいことなもんで。

 

(記者)

 請求の仕方が、これはひどくまずいものだと思うのですが。

 

(市長)

 どうですかね。それじゃあ、対応がどうだということになりますけれどね。適切でないことは間違いないですわね。だけど、皆さんが言われるように、刑事的な構成要件に該当性があるかどうかの、可罰的違法性があるかどうかということになりますけれど、それはプロにぜひ聞いていただきたいと思います。

 

(記者)

 「聞いていただきたい」で、「聞く」のではないのですか。市長が支出の責任者として。

 

(市長)

 まあええよ、じゃあ、聞いてもいいです。どなたに聞くか分かりませんけれど。弁護士さんはいくらでもおりますし、弁護士さんは裁判官とは違いますのでね。それから、捜査当局もいろんな人がいますので、そういうことですけれど。

 

(記者)

 もし罰に値するとしたら、市長としては告発なり告訴なりされるおつもりですか。

 

(市長)

 そういう、if(もし)という話は、特に刑事の問題ですから、簡単にそれは言えんですよ。そんなことは。

 

(記者)

 今お伺いしたのは、「支出の責任者が市長だ」と市長自らがおっしゃったので、こういうふうにお伺いしているのですが。

 

(市長)

 ええ、だから、支出の責任者として大家さんには直接聞いて、「中身のお金はどうだった」と。「そのとおりでしたか」と言ったら、「そのとおりでした」と言っていましたのでね。私は、そこは確認してあります。自分の、少なくとも税金におきましては、税金におきましては確認したということです。

 

(記者)

 ということは、「税金の支出としては問題がなかった」という判断をされたということですか。

 

(市長)

 いやいや、それはあんたらの、それはどつぼにはまるで簡単に答えませんが。対応についても含んどるのかどうかについては、「お金の結論さえ、帳尻が合っとればいいのかどうか」ということが言いたいんだろうと思いますけれど、そういうことについては、ちょっとまあ。

 

  実際、第一義的には、少なくともお金を偽っていないかということは、まず考えますわな。それは本人(黒川市議)にも言ったけれど、「こういうことを書くと、中身、違う領収金額じゃないかと疑われるぞ」と言いましたんで、そこは私、確認しました。市長として、まずね。

 

  あとは、なかなかこれはちょっと、その。また違う次元の話ですのでね、はい。難しいですね。

 

(記者)

 今後、調査されていくということですか。支出責任者として。

 

(市長)

 今のところ、第一義的にお金の真正は確認しましたので、取りあえずはね。「ああ、それはなかったなあ、それはきちっとしとるなと、お金は。よかったな」と思いましたけれど。

 

(記者)

 領収書の偽造については、不問ということですか。

 

(市長)

 不問とはならんけれど。どうですかねえ。はい。まあ。

 

(記者)

 たまたまお金が合っていたとしても、この方法を許すということは、架空の請求ができる余地を残すということではないですか。

 

(市長)

 いや、許すとは申し上げておりませんけれど。「そういうのはやめてちょう」は言いますよ、もし何だったらね。

 

  僕じゃない、議長ですよ。議長が言わないといかん、私より。今のルールでいきますと、それは。議長に報告書を提示することになっていますので、地方自治法でも。議長が透明性を図るということになっていますので。まずは。

 

(記者)

 では、議長が刑事告訴なりを考えるべきということですか。

 

(市長)

 それは全体で、俺の責任もありますので。支出権者で、会計を監督するという条文がありますので、ちゃんと。ありますけれど、一応、第一義的にはお金をやっぱり、まずきちっと確認するということで。

 

(記者)

 それはされたと市長自身は思われていて。

 

(市長)

 はい、それはしました。

 

(記者)

  では「領収書の偽造はどうですか」ということを、今お伺いしているのですが。

 

(市長)

 まあ、それは、私はちょっと。なかなか私に言われましても大変苦しいですね。これは。大変に。

 

(記者)

 つまり、行動は保留ということですか。

 

(市長)

 ん?

 

(記者)

 「特に行動を起こさない」ということで、理解してよろしいですか。

 

(市長)

 まあ、ちょっと考えさせてちょう、そんなら。それはそれでね。大変難しいことだし。うーん、どうなるんですかねえ。

 

(記者)

 それは減税日本の党員だからですか。黒川市議が。

 

(市長)

 いやいや、お金は。普通、文書の場合、内容の真正がきちっと一応分かればですね。内容の。まず、一応そこで、第一義的には一段階を迎えますわね。なかなかなことになりますでね。それじゃあ。

 

 事後的に、オーケーと思いますかという聞き方はしなかったけれど、それじゃあ誰かの文書を、一応、内容真正で書いたとしますね。誰かが、サインを。その瞬間で犯罪になるかどうかというのは、僕では何とも言えんですね。形式的にはどうか。あまり言うとややこしくなるけれど。どうなんですかねえ。

 

(記者)

 黒川(市議)さんが大家さんに家賃を払った証明というのは、あるのですか。

 

(市長)

 「それはもらってきた」と(黒川市議が)言っていますけれどね。

 

(記者)

 それがないから、領収書を作ったんですよね。

 

(市長)

 本人(黒川市議)は、「振り込みの記録をなくしたから」と言っていますね。

 

(記者)

 振り込みは、現金ですよね。

 

(市長)

 そこから詳しくは、ちょっと聞いておりませんけれど、普通は銀行で通帳に振り込みますわね。どこどこ、といって。自分の通帳から。

 

(記者)

 黒川(市議)さんの通帳から、そういう支出の証明というのはあるのですか。

 

(市長)

 黒川(市議)さんの通帳から。それはまだ見ておりません。

 

(記者)

 つまり、払ったという証明は、大家さんが言っているだけということですか。

 

(市長)

 大家さんが言っとったことは事実です。

 

(記者)

 大家さんと黒川(市議)さんは、どういうご関係なのですか。

 

(市長)

 それは知らん。

 

(記者)

 普通、領収書を偽造されて、いきなり来られて、「数カ月分の領収書を書いてくれた」とおっしゃっていましたが。

 

(市長)

 ん?

 

(記者)

 こういう問題が発覚したときに、「請求に行ったら書いてくれた」と。「大家さんが」とおっしゃっていましたが。

 

(市長)

 請求・・・。

 

(記者)

   どういうつながりの方なのですか。そもそも払った証明はあるのですか。大家さんの証言以外に。

 

(市長)

 うーん、(黒川市議)本人は「もらってきた」と言っていますけれど、私は(黒川市議)本人から、あの・・・。

 

(記者)

 それをまず確認すべきではないですか。

 

(市長)

 大家さん本人から、「ちゃんとその内容どおり頂きました」ということは聞きましたので、それで一応、(大家さん)本人ですから。「それならええかな」と思いましたけれど。僕は。

 

(記者)

 例えば身内の方とか、そういうことはないですよね。古くからの友人とか。

 

(市長)

 黒川(市議)さんの?

 

(記者)

 ええ。その大家さんが。

 

(市長)

 それは全く知らんです。

 

(記者)

 そこは大事なところではないですか。だって、大家さんの証言だけでしょう。払ったことの証明というのは。

 

(市長)

 そう言われますと、えらい、捜査みたいになってきますけれど。

 

(記者)

 でも、支出権者だったら、そうではないですか。

 

(市長)

 まあ、一般的に言いますと、領収書を書かれたという人(大家さん)に、「このとおりですか」と。

 

(記者)

 だったら、関係ぐらいは調べてもいいのではないですか。どういう関係か。突然数カ月分の領収書を書いてくれるというのは。しかも自分の印鑑まで偽造されていて。よく不問に付しますよね。

 

(市長)

 まあ、ねえ・・・。そう言われればそうかもしれませんけれど、一応、(大家さん)ご本人の明確な、証言ではないですけれど、証言、電話ですけれど、いただきましたので。

 

(記者)

 もうちょっと調べようというおつもりはないですか。

 

(市長)

 そういうご指摘があるなら、いっぺん、もう1回調べてみます。じゃあ、それはね。聞いてみます。

 

中京独立戦略本部会議について(その2)

(記者)

 中京都構想についてですが、今回が第4回目の会合ということで、前回から半年以上間が空いていて、その前も確か、かなり間が空いていたと思うのですが。非常に議論が間延びしているというか、ちょっと停滞している印象を私は持つのですが、そういう中で7年後に東京五輪があって、その7年後にさらにリニアが来ますよね。

 

 中京都構想について、法律改正とか、いろいろやるとしたら、今のうちから、議論の出口というか、必要ではないかと思うのですが。これまでの議論を聞いていると、あまりまとまっていく感じがしない印象を持つのですが、市長としてはどういうふうに結論を考えていらっしゃるのでしょうか。

 

(市長)

 これはねえ、大阪・・・。大阪のやり方と違いますよ、ただしね。私は、分割は反対ですので、名古屋市のですね。どうしても苦しむわけで、新たな自治体をつくっていくというのは大変ですね。うーん。それは国の力が強すぎるんですわ。ということは、お金が集中しとるからなんだけれど、僕に言わせれば。

 

 そういう中で、どうやって名古屋・愛知国、尾張名古屋共和国でもええですけれど、そういうのをつくっていくかというのは、議会が承認しないといかんしね、まず。国会もそうですけれど、地方議会も。大変ですね、これは。ええ。だけど、挑戦しようとしたわけですけれど、それを分かっとって挑戦しようとしたわけで。

 

大阪も挑戦しようとしたわけですね。大阪流で。国会まで、あそこまで行ったんだけれど、なかなか。さらにハードルがあるということですね。難しいですね。

 

名古屋なんかが交付税73億円であれですから、とにかくどえらい、いったん上納主義ですから。国のお金、それは税金でなくても、国債でも同じようなものなんですよ。いったん自分のところに入ってくるお金にまつわる権限というのは、すごいですから。しかし、何とかしたいわな。うーん。

 

市道弥富相生山線の工事について

(記者)

 先週の(9月)議会中に、委員会で相生山線の関係の質問が出ていたと思うのですが、住民の意見を聞く方法について、必ずしも住民投票に限らないというような話もあったのですが、市長としては今、どのようにお考えですか。

 

(市長)

 これは指示してありますので。名前は、住民投票か、市民投票か、全住民アンケートなのかですね。アンケートという名前はあまり使いたくないんですけれど、きちっとした学区ごとに説明会なんかをやって、やる方法を取りたいので、僕とすると。それでやると。それも4学区でですね。高坂、相生、野並、山根、この4学区の皆さんでやると。ちゃんと説明会を開いてですよ。

 

 その前提とすると、あそこの、いわゆる通過交通で非常に困ってみえる方がいるわけですよ。わしも2回ほど行きまして、ずっと皆さんに話を聞いてきたけれど、あそこを交通規制によっても、あの渋滞、通り抜け交通の渋滞を緩和する方法を示して。示さないと、そのためだけに道路を通すという議論になっちゃうんですよ。それを示して、皆さんで。ここは指示してありますから。

 

  何でこうなったかというと、今まで長い議論を経て、相生山の道路につきましてはやってきたところが、COP10が1つでかいと。皆さん、終わってしまえば記者も変わっちゃいますけれど、私からすると、(インドの)ハイデラバードまで行って、名古屋はCOP10のホストシティだと。COP10のあのときのパンフレットを見ていただきたいんですよ。

 

 日本国の第一公約というか、宣言というか、里山イニシアチブと。あのCOP10の。ものすごい金を使って、日本が世界に宣明したわけですね。私がそれをしゃべっていますから。国際会議で。里山イニシアチブといって、英語ですけれど、「里山を一番、まず大事にしよう」という宣言をね。

 

 だから、そういうことがあったということだから、ストップ・アンド・シンクすべきだし、それから、審議会というか、委員会が開かれまして、その結論は、政治・行政、それから地域住民のより高度な判断に委ねられると。これが結論ですので。

 

 だから、そういうのを受ければ、いったん立ち止まって、今までの努力は努力として、また皆さんで、本当に自分たちの、地域の人たちで、いっぺん。住民自治ですわ、それこそ。恨みっこなしでやろうよと。もう指示してあるんですよ。

 

(記者)

 住民投票というと、条例とかを作ってというのを思い浮かべますが、そういったものではなくて、事実上の住民投票のような形式という。

 

(市長)

 僕はそれでいいと思います。きちっと手続きをやれば。なぜかというと、議会にかける場合、4学区だけだとあり得るかどうかね。例えば東区の古出来町の人たちに、「相生山道路の開通がいいですか」といって聞いたって、みんな、「何を言っとるんだ」といって、困ると思いますよ。

 

 だから、そういう格好で。もし4学区だけの住民投票というのがあれば、それはそれですけれど、問題は内容だから。名前は別に住民投票でなくてもいいけれど、市民投票なり、新しい名前を付けてもいいですけれど、精神は同じです。

 

(記者)

 いつぐらいにやられるのですか。

 

(市長)

 早くやってくれと。

 

(記者)

 年度内ですか。

 

(市長)

 年度内で。ええ、それは次の予算のときに間に合うようにね。

 

(記者)

 では、もう年内ぐらいですか。

 

(市長)

 僕は早い方がいいから。この間、明確に指示をさせていただきましたよ。前も指示しとるんですけれど。

 

(記者)

 具体的にその日にちを決めるのは。日にちとか、アンケートとか。それはいつまでにやるのですか。

 

(市長)

 それも書いておけばよかったな。メモをちゃんと作りましたけれどね。僕はやっぱり、予算が現実的に大体決まるのが1月いっぱいでしょう。大体。だから、それまでに決めてほしいですよね。

 

(記者)

 それまでに投票をもう終えて、結果もはっきりさせるという。

 

(市長)

 きちっと出して。

 

(記者)

 1月までに? 1月末までに?

 

(市長)

 まあ、そこまでですね。出して。東京で行われましたけれど、住民投票が。投票箱を開けんという事態が生じまして、ああいうふうにはならんように。

 

(記者)

 「指示する」というのは、どこに。担当部局に指示したということですか。

 

(市長)

 副市長と、それから担当局長と、両方おるところで言いました。もう2回目ですけれど。

 

(記者)

 では、まず説明会を開催して、住民に周知を図った上で、意思を問うということですか。

 

(市長)

 ええ、問うと。方法からすれば、本当に投票箱を置いてやるのも1つありますし、それから、地域委員会がやりましたわね、封書を送って、封書で返ってくるという。あれなんかも、割とやりやすいんじゃないのかと。

 

(記者)

 「検討を指示した」というのは、やり方の検討を指示したのか、どんな指示をされたのですか。

 

(市長)

 だから、「4学区の住民の住民投票ないし市民投票で決すること」と。「それについては、住民の皆さんがより参加できるような方法を考えてくれ」ということです。

 

(記者)

 市長としては、その結果に従うと。

 

(市長)

 はい、従います。

 

(記者)

 やるか、やめるかという。

 

(市長)

 はい。明確にね。従います。

 

(記者)

 では、1月末までに、やるか、やめるかという結論は出ると。

 

(市長)

 うん。そういうふうで、結論は出ると。遅らさないようにしないといかんですわ。地元の委員長さんは、「やる」と言っていますから。

 

(記者)

 例えば期間とか具体的な。例えば、選挙というか、投票というか、アンケートというか。よく分かりませんが、具体的な期間とかあるいは何かルールですね。そういうものについては、どういうふうに考えられていますか。

 

(市長)

 「それを考えてくれ」ということで、書いてありますけれど。それは、皆さんが民主的にですね。「賛否両論を明らかにして、民主的にやってください」と。そういうふうに書いてあります。

 

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