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平成25年9月20日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月27日

ページID:51776

報告事項

  • 「なごやめし博覧会2013」の開催
  • 「あきない入門セミナー」の開催

会見動画

報告内容

◎「なごやめし博覧会2013」の開催

 こんにちは。9月20日(金曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 本日は、「なごやめし博覧会2013」についてご報告をいたします。

 

 味噌かつ、味噌煮込み、ひつまぶしなど、全国的に人気の「なごやめし」を市内の飲食店舗を回遊して食べ歩くイベント、「なごやめし博覧会2013」が、来週9月27日(金曜日)から11月11日(月曜日)まで開催されます。

 

 3回目となる今年は、昨年に比べ100店舗以上、参加店舗が増えまして、計273の店舗が参加していただくことになりました。

 

 そのうち40店舗では、既存のなごやめしにとらわれない、新しいなごやめしを考案いただきまして、Web(ウェブ)投票でグランプリを決定する「新なごやめしコンテスト」も実施いたします。

 

 初日のオープニングイベントには、私も出席する予定です。また、博覧会のスペシャルサポーターでございます「名古屋おもてなし武将隊」や「はち丸」「チームしゃちほこ」、また今年サポーターとなりました「BOYS AND MEN(ボーイズ アンド メン)」も駆け付け、イベントを盛り上げてくれるということです。

 

 参加店舗など詳細は、「なごやめし博覧会2013」のホームページをご覧ください。食欲の秋、観光客の皆さまにも、地元の皆さまにも、この機会にぜひ「なごやめし」を満喫していただきたいと思います。

 

 この間から話しておりましたけれど、例えば天むすなんかは三重県の津が生誕地ということらしいので、勝手に名前を使うなという話もないわけではないということでして。

 

 いっぺん津の市長のところに仁義を切りに行かないといかんなということは申し上げておりますが、かえって本場の津の天むすびの方が、また流行るようになるかも分かりませんのでね。

 

 それから、名古屋コーチンは小牧ということですけれど、尾張藩ということですね。同じ地域ですけれど、あそこら辺にも仁義を切りながら、盛り上げていきたいと思っております。

 

◎「あきない入門セミナー」の開催

 次に、商売人の後継者問題への取り組みの1つでございます「あきない入門セミナー」の開催について、ご報告をいたします。

 

 中小の商売人には厳しい時代ですが、商売の知恵や技術を磨き、先代の思いを継ぎながら、さらなる発展を目指して頑張っている店主の方たちも大勢います。

 

 ということですが、これは私が強く言っとるところで、商店街にも補助金を出させていただいたり、設備投資減税をやったりして応援しておりますけれど、商売の厳しさというのは群を抜いておりましてね。大変なんですわ。

 

 何が大変かというと、結局、後継ぎがおらんというのが決定的に苦しい。だから、親も親だし、息子か娘、主に息子ですけれど、息子に、「商売が大変だで、おとっつぁんのを見とると。商売をやめてまって、名古屋市役所でも受けようか」と、そう思わずにですね。

 

 名古屋市役所も難しいでな。結構。不正採用なんかもありますけれども。

 

 経済の一番根本は、まず国民総生産というのがあるんですよ。商売をやっとる人が、仕入れより、もうからんけれど、若干付加価値を付けて、ちいとでもええものを売って、お客さんに食べてもらうと。それで、もうからんけれども、残った金でというか、売上総利益(粗利益)といいますけれど、粗利益の中から給料を払って、その給料が国民総所得になるわけです。

 

 その人たちが、何ぞ「なごやめし」でも食って、それが国民総支出になるわけです。だから、一番原点は、商売が元気にならないと、どうしようもならんですよ。国家というのは。

 

 わし、しょっちゅう言っていますけれど、士農工商というのは大変にあかんですけれど、地位は。何か、政治をやっとる者だけがテレビに出てきて偉そうなことを言っていますけれど、どんだけ政治をやっとるところが力もうが、商売が盛んにならんことには、経済は動きません。

 

 その一番苦しい、その後継ぎのところを応援しよまいということで、商業高校なんかに行って回ってりゃあといったら、なかなか今はおらんらしいですわ。意外と。商業高校にも。商売屋の娘、息子さんが。それならいっぺん商店街を回って。

 

 みんな困っとるんですわ。要は、やめようかしらんと思っとるの、みんな。金を借りないといかん、大変だと。

 

 だで、俺、役所に入ってね。楽なんだから。役所がスタートする場合、イニシャルコストはただなんですよ。土地もただだし、下手すると建物もただの場合もあるんですよ。

 

 商売は何が一番大変かというと、初めの借金が要るんですわ。土地を買ったり、建物を(買ったり)。そういうところが、みんな苦労して、「ほんならやめようか」になってまうんで、ぜひ名古屋は一番肝のところをちょっと応援してみよまいということで。

 

 ここにありますけれど、今回のセミナーは、後継ぎとなり得る若い人たちに、後を継いで頑張っとらっせる八百屋や魚屋の店主の方たちの姿や思いを直接見て、話を聞いて、感じてもらう内容になっております。

 

 私も、直接若い人たちと話をする時間を持ちますので、将来、後を継いで商売をやっていきたいというモチベーションが上がるように応援したいと思います。

 

 また、OS☆U(オー エス ユー)の2人もと。2人だけかね。2人なんだな。高橋と、誰だったな、もう1人。高橋萌というのが眼鏡を掛けとるやつで、わしはなかなかファンなんですわ。

 

(当局:判。)

 

 ああ、判ちゃん。2人も応援隊として参加します。商売人の子はもちろんのこと、親がサラリーマンの方や将来商売人になりたい方でも、ぜひご応募ください。

 

 募集期間は、本日から10月25日(金曜日)までの約1カ月です。詳しくは、名古屋市公式ウェブサイトをご覧ください。

 

 大勢の若い人が家業を継ぎ、商いを広げていくことで、まちが元気になり、そして、思いの継承によって名古屋の商売の厚みが増すことに繋がる、そんなきっかけにしたいと考えています。

 

 ということで当局が書いておりますけれど、そうきれいなもんじゃないですけれど、実際は。大変なんですわ。嫁さんとかが来ると、またね。しゅうと、しゅうとめという問題も登場しましてね。そうなりますと。一緒に住まんならんとかいうことになるわけですよ。

 

 大変なんだけれど、一つ、ぜひ、まんざらでもないぞというより、商売の喜び、悲しみの中のね。やっぱり国を支えとるのは、士農工商の士じゃないんだと。商で、商人が支えとるんだというところを、十分皆さんに話をしがてら。

 

 一番僕なんかが思っとるのは、魚屋、肉屋でも、ラーメン屋でも。ラーメン屋は今、ぎょうさんあれですけれど、そういう同業者の、東京なんかでヒットしとるところね。東京でなくてもいいけれど、そういうところへいっぺん連れていってあげると。そこで、若干ノウハウがあるんですわ。いろいろ。

 

 そういうことを若い人たちが学んでいってもらって、「ようし、一発やろうか。おとっつぁんの後を」と。そういうふうに思ってもらうと、近所の昔のお嬢さんたちも、生活保護でなくて、そこで仕事ができますのでね。

 

 大きいんですよ。こういう展開になってきますと。その根源的な挑戦をいっぺんやってみようかという企画です。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎県民税の減税について

(記者)

 大村知事が一律1000円減税の方針を正式表明したのですが、そもそも衆議院選のときの市長との共通公約として減税を掲げていたわけですが、1000円という額については、どういうふうに市長は見ていらっしゃいますか。

 

(市長)

 それはもうベリー・グッドですね。ベリー・グッド・アンド・ベリー・ウェルカムですわ。何でかというと、何べんも言いますけれど、皆さん分かっていただいとるように、議会が全権を握っとるわけです。二元代表制なんていいまして。

 

 ちなみに、二元代表制というのは、私が今まで調べたところでは和製英語ですから。和製の言葉であって。今のところ、私が調べたところではですよ。

 

 英語は、いわゆる議院内閣制みたいなですね。まず議員だけを市民は選んで、議員から総理を選ぶと。それから、もう1つがpresidential system(大統領制)と。前はparliamentary system(議員内閣制)と言っていますけれど、presidential system(大統領制)で、アメリカ、それから日本の地方自治体、両方選ぶ。市長、知事もということになっていまして。

 

 そもそも権力は全く二元で、どっちもイーブンに、市長は賛成、議会は反対ということが、何の制限もなくやり続けられるというのは、おかしいでしょう。

 

 だから、こうやって両方選ぶ場合は、主に、僕が勉強した範囲ではですよ。市長というのは全市の、大体、どうしようかと言っとると。議員さんというのは地域の代表であると。一種の区長みたいなもんですね。

 

 そういうことで、両方が相談し合って、両方の民意をと。民意のその上にあって、市長は全体をまずやっていく。それから、市会議員さんは地域の民意。その両方が協力し合ってやる。

 

 そういうことを言う学者もマスコミも一切ありませんので。議会が全部決められるということになって。形式的にはその権限を持っていますので。解散権もないですから、市長は。

 

 それで、減税反対だと言われたらね。県の場合でも。どうすりゃいいんですか。名古屋市でも、皆さんにお聞きしたいんだけれど、どうすりゃいいんです。一体。

 

 わしは何でも思ったやつをやれと言っていませんよ。市長選なら市長選、大村さんなら大村さんで、県知事選で、河村さんと一緒になって県市民税10%減税と言って、公約、選挙という公的仕組みの中でちゃんと訴えて、それで、そんなことをやらないという人に、例えば圧倒的に勝ったような場合ね。一丁目一番地が。これは、実現されんとおかしいんじゃないの。

 

 私はどうなってもいいんですよ。私も、大村さんも、そう言うと思います。だけど、それを選択した市民の選択、それも選挙という公的なもので。どうなるんですか、一体。

 

 そういう状況の中で、議会が「ノー」と言うわけでしょう。言っているんでしょう。減税をやると言ったら駄目だと言って。10%も、5%も。話によればですよ。となれば、その中で、大村さんは、やっぱり議会が全権を握っていますので、議会で決めないことにはできんわけですよ。

 

 その1つの苦しい中で、1000円定額部分を減税して、これで通せればと言ったということは、それはやむを得ないというか、ことだと思うし、日本中増税の大地獄の中で。これもほとんどええかげんな話じゃないですか。何べんも言っとるけれど。

 

 東京オリンピックが決まる一番大きな理由は、某テレビも言っていましたけれど、日本の財政は健全であると。一番目に書いてありましたよ。安倍さんも確かそう言っとったと思いますよ。演説で。ちょっと、ふっと横を見とったで聞かなんだけれど。

 

 日本の財政は、財政危機で大変じゃないんですか。1000兆円の借金を抱えて。だから、増税するんじゃないですか。こういう流れの中で、なぜマスコミは批判しないんですか、それを。おかしいじゃないかと。言っとることが。ということでしょう。

 

 そんなむちゃくちゃな状況の中で、とにかく議会が議決する以上は、減税をやっていくということは大変なんですよ。その中で、一歩で、それは10%なり、5%なり、恒久になるのが一番ええけれども、1000円という格好で県と市が一緒にやれるということは、魅力のある、非常にアピール力のある名古屋市、愛知県がつくれると思いますよ。私は。

 

 それともう1つ、大村さんとは、いろいろありましたけれど。It's time to say good byeとかいう時代もありましたけれどね。人間はいろいろありますが、そういうのを乗り越えて、もう何年になりますかね。2年ぐらいになるのかな。一緒に選挙をやったのは。

 

 あのときにやった、減税を実現していこうということを最後まで貫かれるのは、わしは立派だと思いますよ。

 

 これで、評価してくれないといかんわ。全然あらせんもの、そういう話が。そうでしょう。名古屋市でもどうなるか分かりませんけれど、議会と首長の在り方というのは、もう一回問い直さないと。

 

 何でも勝手にやれという意味じゃないですよ。しかし、公的な選挙というもので民意を得たと。客観的に。見えるものね。については、議会も協力して実現させると。市長は市長で、僕なんか、ほとんど市会議員さんの地域の要求をみんな聞いて、やっているじゃないですか。

 

 そういうことにして、2つの民意というか、それを調和的に実現していく知恵のある仕組みが、この両方選ばれとるやつでね。知事、首長と、市会議員さんと、両方選ぶ、というのだと思いますよ。その1つの表れとして、本当に何とか、1000円でも、一つ通ればね。

 

 やっぱり名古屋と愛知で、いろいろ苦しいことがあったけれど、日本で、織田信長が生まれたところで、さすが立派だなといって。楽市楽座の、450年たってよみがえったがやといって。魅力的な地域に、僕はなると思いますよ。

 

 税金を安くするというのは、基本的な政治の務めですよ。自分たちをパブリックサーバントにして、質素にやってね。経済的実感というのも、経済的な効果というのも大きいけれど、それより基本的心構えの上で、どえらい大きいですわ。

 

 さっきと同じですよ。商売をやる人を大事にすると。税金を払う人を大事にすると。税金で食っとる人は質素にやるというね。口だけじゃないんですよ。何べん聞いたの、「市民目線」という言葉を。政治から、ジャーナリズムから、なぜできないんですか。

 

 税金を下げるという主張でも、全然支持しないもの。そうでしょう。そういうことじゃない? 市民目線というのは。わし、思うんだけれど。

 

 ここで力んどってもしようがない。名古屋市役所で力んどっても、何ともならんですけれど、つくづく、65年ですか、もうすぐ。生きとって、ずっと商売をやってきましたよ。三十何年間。古紙屋、紙くず屋と言う人もおりますけれどね。

 

 やっぱり商売人の位置をもっと上げないといかんです。力を付けなきゃ。社会的発言の。それはやっぱり税金を下げろということですよ。それで政治をやるものは質素にやってくれと。

 

 パブリックサーバント、公僕という言葉があったじゃないですか。あれはどこへ行ったんですか。公僕といって。広辞苑から消えとらへんか。下手したら。思いますね、本当に。あまり力んで、演説はやめますけれど。

 

◎議員報酬について

(記者)

 今日、総務環境委員会で、市議報酬800万円のことについて審議が行われて、継続ではなくて議決という運びになりますが、それについてあらためて思われることはありますか。

 

(市長)

 私もインターネットで見ておりましたけれどね。お客さんもみえるで、ちょっと見られなんだときもありますけれど。1つは、何べんも繰り返しますけれど、市民の皆さんが選択された民意であると。

 

 民意というのは、もうちょっと丁寧に言うと、公的な仕組みによって市民の選択が示されたものと。僕はそういうふうに受け取っていますわね。2回言っていますし。それと、皆さんジャーナリズムが特に言ってもいいんじゃないですか。

 

 あの選挙の前なんかは、800万円についてどうかということを、皆さんがよう報道してくれたじゃないですか。テレビ、新聞。各候補はどう言っているかということで、だんだん変わってきたりしとったじゃないですか。私は一貫して変わりませんでしたけれど。そこで、私は、市民並み給与でですね。政治は。市民並み給与というものの第一歩を。

 

 何で800万円かというのは、審議で出ておりましたけれど、これはもう3年、4年になるわね。4年前に、厚生労働省で、「賃金センサス」というんじゃないですかね。あれで、60歳の、大学なら大学を出とって、792万だと言っとったけれど、まあ、誤差の範囲ですけれど。それで800万円と。

 

 あとはそれに、やっぱり分かりやすいことが必要ですから。政治というのは。ころころ変わると、分からへんでしょう。だから、まず800万円で頑張るというのを提言しまして。対立候補はそういうことを言わずに、最後は言いましたね。確か。と思います。断言できませんけれど。

 

 そうなって、ダブルスコア以上での市民の皆さんの選択を得たとすれば、この市民の選択は実現されなきゃならないんじゃないの? 名古屋市民の皆さまは、そういう選択をしちゃいけないんですか。それとも。

 

 別に、議会が言っていましたけれど、議会の中のいろんな制度調査会でやるのもいいですよ。それは別に、それは1つの考えだけれど。

 

 市長選というところで、その市長候補がそれぞれちゃんとそれを一丁目一番地みたいに出して、ジャーナリズムの皆さんがそれを認めてというか。別に判を押したわけじゃないけれど、皆さんが報道してやった場合は、実現されなければ、どうなるんですか。私なんか、そうでない人の方が当選したことになっちゃうじゃないですか。

 

(記者)

 継続ではなくて、議決になることについては、何か思われることはありますか。

 

(市長)

 それはいいことですよ。それはそれで。これはぜひ。議会も、そういう民意というものを重視してほしいと。今の話ね。両方、協力するものなんですよ。議会と市長というのは。

 

 だけど、市長がええかげんにぱーかーぱーかー言ったことを、全部通すという意味じゃないですよ。選挙という1つの公的な仕組みを通して言ったことというのは、実現してやっていくものじゃないの?

 

(記者)

 はっきりさせることはいいということですね。

 

(市長)

 はい。

 

(記者)

 今日の委員会の様子でもあったのですが、市民の選択という面もあるのですが、委員会の様子を見ていると、どちらかというと、減税日本の議員の手際の悪さみたいなところがかなり目に付くような瞬間もありましたが、そちらについてはいかがですか。

 

(市長)

 結構見ておりましたけれどね。だけど、あれを見とって、河村さんを呼ぶのを否決したでしょう、初めに。河村さんを呼ぶのを。委員会に。

 

 それで、市役所の職員の皆さんの答弁を見とると、これは河村さんの強い政治的な理念だと言っとったじゃないですか。そうなると、それ以上審議するときには、河村さんが行かないといかんのじゃないの。わしは思いましたけれどね。あれを見とって。どうなるんですか。

 

(記者)

 なぜその動きが減税(日本の)議員から出てこなかったのですか。

 

(市長)

 提案はしたでしょう。初めに。一番冒頭に。それで、そこを見ておりましたけれど、市長は出てこんでもええというふうに議決されましたので。僕がおったら違いますけれどね。

 

(記者)

 それはやはり、手際が悪いということでよろしいですか。

 

(市長)

 手際かどうかは知りませんけれど、そういう提案をしたということじゃないですか。私らが国会におって質問しとるなら、ちょっと待てと。それを言いますけれどね。その辺はなかなか、経験も要るわけですよ。

 

(記者)

 党内部の調整がしっかりとできていなかったというふうにも見えますが。

 

(市長)

 何ができていないんですか。どういう根拠ですか。何を言っとるんですか。

 

(記者)

 要は、委員会の進行について、市長政党でもありますから、減税日本議員と市長との基本的な意思疎通がまず最初に、委員会以前のところでできていなかったのではないかと。

 

(市長)

 そんなことはないですよ。ちゃんと要求すればええがやと。僕はぜひ、何かあったら。僕は、年だけじゃないけれど、長年勉強していますので。議員の報酬とか市長の報酬はどうあるべきかはね。

 

 だで、そういういろんな根拠については、市長を呼んで、言ってくればええがやと。当初に言ったわけでしょう。冒頭に。で、議会が否決しちゃっとるわね。どうなんですかね。本人もええと言っとるようなときに。

 

(記者)

 それは議会のせいなのですか。

 

(市長)

 どうですかね。変なことを言うと、どつぼにはまるで言いませんけれど。この際は。そうじゃないですか。

 

 役所の方だって、そういう答弁だったじゃないですか。市長の政治的な理念に基づいとると。といった場合は、僕を呼ばんと分からんじゃないですか。この先、議論ができへんがね。これでは。そうでしょう。

 

 僕は、1年とは言いませんよ。もう当選して2年かになるので、もうちょっといろんなことができてもええということがあるか分からんけれど。しかし、それは自分の感覚の中で市民並み給与がええと思って、またそうやって選ばれてきたわけでしょう。

 

 そこからいろんな難しい。やけくそと言っとるけれど、どうだとか言っていましたけれど、そんなら何で僕を呼ばんのですか。という話ですよ、本当に。

 

 私は行くと言っとるんですから。行くというより、頼むで呼んでちょうと言っとるわけですよ。

 

(記者)

 では、市長としては、今回、総務環境委員会で減税日本の議員はベストを尽くしたかどうか。

 

(市長)

 ベストを尽くしたって、人間というのは常に誰でもがベストを尽くしていますよ。

 

(記者)

 市長は今、ご自身の方からもありましたが、「やけくそ」という発言について、今日、委員会の中で、当の議員の方も含め、適切ではない場合もあるというような指摘があったと。これについては、どう受け止めていらっしゃいますか。

 

(市長)

 「やけくそ」というのは、わし、昔から使っとります。口癖ですけれど。もう1つは、金額じゃないですよ。一番大きいのは、市民の選択が実現できないということです。ちゃんと僕が選挙で訴えて、あまりジャーナリズムのことを言っちゃいかんけれど、そういうことを言うジャーナリズムはあまりないですわ。それは、やけくそになりますよ。

 

 だけど、「やけくそ」の意味は、若干品がないか分かりませんけれど、ギブアップしていないということですよ。言いたいのは。ギブアップの前ですから。前って、ギブアップするわけじゃないけれど。「やけくそだ」と言っとるわけですわ。

 

 最近のお金の、800万円のことでやけくそだと言っとるんじゃないです。そういう意味ですよ。

 

 市長になってね。それは僕も長いことやっとるから、いろんな苦しいことが分かってやったんだけれど、選挙という仕組みの中で、ちゃんと表舞台で市民に訴えて挑戦してきたんだ、わし。800万円も自分でやり抜いたんだ。それでやけくそじゃないんです。

 

 最近、さらに言っとるのは、月給17万円になったのは、若干やけくそだわなといって。これは自分の意思じゃないですから。市役所の職員、何をやってくれたという話ですよ。

 

 それから、あと、議員さんの関係もですね。なぜ百条委員会でちゃんとやってくれないんだと。他にもないのかと。交通局の問題もあり、市役所の中にものすごい底辺的にそういうような構造的腐敗があるじゃないですか。何もできないと。実際。これをやけくそと言ってはいかんのですか。

 

 本当に、何もできないって、国会ならあり得ませんよ、こんなの。絶対に。これはあまり議員に、申し訳ないから、事実だで言っておくけれど、弁護士会の報告書の中に書いてあるじゃないですか。弁護士会じゃない、6人の(専門調査委員)。

 

 仲間をかばって真相が解明できない今の名古屋市議会は信頼できないと、はっきり書いてあるじゃないですか。

 

 あんなの見たことがないですよ。言っておきますけれど。衆議院は仲間をかばって、一切衆議院は信頼できないなんて書かれたら、えらいことですよ。そうでなかったら、大抗議が起こりますよ。抗議しないといかんですわ。もしそうでなかったら。しかし、何もないじゃないですか。

 

 それで、僕も給料17万円でやっとりゃあね。7月、8月、9月ですから、9月までですけれど。

 

(記者)

 その委員会の中で、減税(日本)の議員が、個人の考え方と前置きはしているのですが、800万円ができるか判断しかねると。あるいは、議員の職業化されることについて言われたときに。

 

(市長)

 ん?

 

(記者)

 議員が職業化されていると言われたときに、代表がおっしゃっていることが全てではないと。半分聞いて、半分受け流しているみたいなことをおっしゃったりとか、取りようによっては、若干今回の800万円について、最終的には別に反対とかは言っていないのですが、この条例案について、少し批判的な討議の発言をされているのですが。

 

(市長)

 その後、ちょっと聞こえたもんで、何かわさわさしとるでどういうのと言ったら、800万円よりもっと下げてもええということもあり得るんだということは言っていましたよ。ああ、ほうかといって。

 

 それはそうだけれど、今の民意だとか、そういうことはよう言ってきましたけれど。あなたたちが選ばれてきた重要な根拠だよといって。

 

(記者)

 職業化についても。今回、要するに一番の提案理由として職業化。

 

(市長)

 家業化ね。

 

(記者)

 家業化。そういうようなことをしていきたいという趣旨で提案されていると思うのですが、そこについても、代表が言われていることが全てではないというようなことをおっしゃっている発言があったのですが。

 

(市長)

 誰が言いました?

 

(記者)

 黒川さん。

 

(市長)

 そうですかね。それはよく分からないんじゃないの。勉強の過程の中で。2つの意見がありますから。それぞれの意見がありますよ。

 

 ほんだけど、少なくとも今の時点においては、家業化が圧倒的に進みましてですね。日本では。家業になった人間でも、ええ人はおるんですよ。何べんも言っていますけれど。少なくともそうですよ、世界的に見れば。日本の家業化率というのは、ものすごいですよ。特に国会の上の方なんか、ほとんどじゃないですか、今。

 

 そういう時代においては、また長い流れの中ではどういうふうに変わっていくか分からんけれど、今はそういうふうにならないような方策をとる時代だと、僕は思いますよ。

 

(記者)

 例えば減税日本所属の議員が、次のある意思決定の前にこういった発言をするというのは、結構、議決を含め影響してくるかと思うのですが、そのあたりはどうですか。

 

(市長)

 よう分かりませんけれど、市長の提案ですからね。それはよう勉強してやらないといかんけれど、議員がどれだけ報酬を取るべきかと。これというのは、政治はいかにあるべきかという、世界中が悩んどることなんですよ。非常に深い問題なんだ。

 

 だから、市民の皆さんの選択を実現させるべきであるということを、ジャーナリズムが言うべきだと思いますよ。そうでないと、進みませんよ。何べんやっても、何ともならない。力がないんだもの、私らは。実現させる力がない。解散できないから。

 

(記者)

 でも、所属会派の市議を使って、少なくとも議会の中では発言することはできるかと思うのですが。

 

(市長)

 それは言っていますよ。だけど、彼らがそれだけで言うこともあるのかどうか知りませんけれど、ええかどうか知らんけれど、それが何でそんな金科玉条のようになるんですか。

 

(記者)

 でも、今日の発言の中で、市長の言っていることは、半分聞いて、半分聞き流すと。これは。

 

(市長)

 そんなことを言いましたか。

 

(記者)

 言いました。これは、職業化、家業化ということに関して、自分が2年半やってきた中だと、しっかりやっている方もいるので、市長が言っていることが全てではないと。

 

(市長)

 そんなことは当たり前じゃないですか。

 

(記者)

 それによって、半分聞き流すというようなことを言っていたのですが。

 

(市長)

 それはどう言ったか知りませんけれど、そんなことをここで言葉尻をつかまえて、ああだ、こうだと言う気持ちはありませんよ。

 

(記者)

 審議には影響しないと。

 

(市長)

 影響するか、しないかも知りませんけれども、要するに、民意に対して協力すべきだというふうになるかどうかでしょう。要するに。そういうことだと。本質的な問題ですよ、それはもっと。もっと深い。と思いますよ。

 

(記者)

 そういうことだと、減税(日本の)市議自体も、民意に対してもっと協力すべきだということを議会の中で発言できていないように思うのですが、そのあたりは。

 

(市長)

 それは、もっとあるかしらんと思って。先がた言いましたけれどね。二元代表制というのをよく理解していないと、分からんのですよ。実は。よう言っとったでしょう、二元代表、二元代表といって。あれでみんな。前、言いましたけれど、違うよと言って。

 

 日本中で言いますけれど、二元代表制と言いかけたのは議会じゃないですから。もともと美濃部さんのころの。首長側から言いかけたんですよ。そもそも。議会が決めるということは、俺たちも選ばれたじゃないかと。俺たちの民意はどうなるのかということから、日本で始まってきた言葉なんですね。

 

 この辺は、わしも勉強するのにだいぶ時間がかかっとるんですよ。だから、なかなか、こう言ったから、ああ言ったからというものを言われてね。それは議員だから重要ですけれど、その本質論をやっていかないとあかんと思いますよ。こんな重要な問題は。

 

 日本で1個だけでしょう、議論しているのは。名古屋だけ。ねえ。提案者がおらんとどうなっちゃうんですかね。それも、提案したけれど拒まれたと。それに対して、ジャーナリズムは何も言わんのでしょう。多分。これはどうなるんですかね。

 

 いや、市役所の職員がぼんぼんぼんぼん答弁してくれるならいいですよ。だけど、彼らもできないでしょう、こういう政治的な。政治的なというより、市民の選択であるということは。

 

 それだったら、やっぱり。本当は役所の方からも「市長を呼んでくれ」と言わないといかんですね。それは言っておいたけれどね。提案者がおれへんわけですよ。

 

(記者)

 議論の中で、市長の給与はまだしも、議員の報酬については議員自らで決めるのが適切ではないかという意見があるのですが、それについて市長はどういうふうにお考えですか。

 

(市長)

 議員自ら決めるんじゃないですか。市議会以外は決められないですよ、そもそも。だけど、そこへ行くプロセスの中で、議会の中で報酬何とか委員会を作ってみんなで議論するのも1つですよ。第三者委員会を作って、そこから提案をもらうのも1つですよ。無作為抽出でやって、それに従うのも1つ。

 

 それから、もう1つは、市長なら市長が、こういう社会をつくるべきだということを市長選で主張して、ジャーナリズムもそれを取り上げて、客観的に見て、それで論議になったというところをベースにして提案するというのも1つですよ。そうでしょう。市民の選択の在り方ですよ。

 

 そちらの方が分かりやすいんじゃないですか。どっちかというと。多分、市民の皆さんからすると、市会議員さんの給料を自分たちで決めるというのは、大変困難だと。自分のことだから、と思っとる方が多いと思いますよ。現実に、延々と長引いていったりするのが多いじゃないですか。

 

 だから、これは1つの在り方だけれど、最後、議会が決めるじゃないですか。何も揺らいでいないですよ。提案もいかんというわけ? 提案も。

 

(記者)

 今回は、市長の方から減税日本ナゴヤの方に、「提案してね」というふうな話はあったのでしょうか。なかったのでしょうか。

 

(市長)

 それはなかったですね。

 

(記者)

 それはどういう。やはり市長が。

 

(市長)

 僕がきちっと、自分の、ほぼ20年になりますけれど、現職としてのね。落選も入れると30年になりますけれど、やってきた。それと、商売も30年やっていますから。その感覚の中から、自分の政治的理念として、それもちゃんと選挙に訴えて。

 

 突然言っとるんじゃないですよ。選挙に訴えて、これは皆さんのおかげだけれど、それが論点になってね。ジャーナリズムに。こういう流れの中で、社会を市民並み給与に変えていく一歩が踏み出せないかと。それを名古屋発で日本に広げていけないかと。それで政治不信が解消。

 

 全部は解消できませんよ。だけど、僕の生き方で言えば、士農工商を打ち破るような1つのきっかけにならんかというのを思っていたから。自分の責任の上においてやりますということですね。

 

 これぐらいしゃべれるようにならないといかんのだけれど、それはやっぱり自分でないといかんのじゃないの。私はしゃべれんのだもの。委員会で、全然。本会議だって、ほとんど質問なしでしょう。共産党だけですから。

 

◎敬老パスについて

(記者)

 最後に1点。ちょっと話が変わるのですが、昨日、敬老パスの要望書が手渡されたと思うのですが、その中で、市長は、3割の人がもらっていないというふうに不公平感を出していましたが、いつごろまでに見直しだとかというのは。

 

(市長)

 10月でしょう、一応あれ(最終報告書)が出てくるのが。10月ですけれどね。昨日の話の中で、わしがちょっと驚いたのは、市民の皆さんが、これは交通局を助けとるんだというような言い方をしたじゃないですか。助けとるという言い方じゃなかったけれど。交通局、どう言ったかな。

 

 はっきり2人ぐらいの方が言われましたよね。そのお金を出して、交通局を支えとるんだというような言い方で。語尾を捉えられると困りますけれど。

 

 そういうことまではっきり言われとるというのは、何となくね。交通施策なのかと思っちゃうね。交通施策は交通施策で別個に議論しないといかんわね。本当は。福祉施策は福祉施策で。まあ、ミックスできんことはないけれど。なるほどなと思いましたね。

 

 タクシー業界は応援せんのかなと、それなら。こんなことですよね、結局。タクシーだと、4万円もらったって、そうしょっちゅう乗れんと。その場合は、そういうチケットの場合、タクシー業界も半額にするとか、3分の1にするとか、するかもしれませんわね。いろいろ選択はあり得るんだけれど、あれはびっくりしましたね。

 

(記者)

 市長としては、いわゆる福祉施策として、受け取っている人と受け取っていない人がいるというのは是正しないといけないと。

 

(市長)

 そうでしょう。やっぱり利用しとる方も違いますでね。だで、いっぺんその公平さというものについては考えてみないといかん。

 

 ただ、あれで、栄に。栄でなくてもいいけれど、よう出てきてもらって、買い物したり、楽しく過ごしてもらうというのは、それはええ施策だと思いますよ。だけど、それが交通局だけ応援すると、どういうものかなと。というのを、ちょっと今日も考えとったんです。なるほどなといって。

 

 年を食ったというか、私もそのメンバーで、65歳ですけれど。もうすぐ。福祉の対象じゃなくて、もっと世の中のためになりながら、みんなで朗らかに生きていくという時代を名古屋から切り開いていかないといかんということは事実ですわ。だで、介護特区とか、いろいろやりかけとるわけよ。

 

 僕なんかはもっと、要介護認定とかああいうのを全部取っちまって、お金の仕組みはお金の仕組みで、1500億円使っていますから。名古屋だけで。介護保険の、事業費だけで。そういうのをもっと皆さんの自由形に任せてやっていった方が、現場のヘルパーさんにもっとようけ金が出るようになりますよ。きっと。

 

 ということも考えとるんですけれど。そういうのの一環として、敬老パスがと言うんだけれど、市の交通局をみんなで支えとるんだということを言われると、何となく、「うっ」と思いますね。

 

(記者)

 市長ご本人のご認識としては、敬老パスというのは、交通局を支えるものだと思われますか。

 

(市長)

 そういうものなんですかね。別に、タクシー会社も支えてもいいんじゃない? そういう言い方だったら。

 

(記者)

 タクシーは今支えていないので、違うということですか。

 

(市長)

 前も言いましたけれど、どこかしらのテレビを見とったら、地方の方ですけれど、バスをやめちまって、タクシーに切り替えたと。それがどえらい人気だと。そのタクシーは、買い物に行くと待っとるんだね。昔のお嬢さんたちが買い物して、乗せてまた行くわけですわ。そういうことも言っていましたでね。

 

 だから、名古屋だって、福祉タクシーまで行けば、それはまたちょっと別の話になりますが。その前の段階で、1時間に1本しか来んバスを、延々と寒い中に出てですね。ちょっと体の悪い人なんかでも。それ(交通局の市バス・地下鉄)だけに、この(福祉)施策を、となりますわな。今の敬老パスだけだと。どないなものかなとは思いますけれど。若干その辺の。

 

 地下鉄のすぐ近所の人はええか分からんけれど。まあ、いっぺんよう考えてみないといかんなと思いましたけれどね。

 

(記者)

 それは、福祉を目的とするのであれば、交通局のバス・地下鉄だけではなくて、タクシーも入れなければいけないという意味でしょうか。

 

(市長)

 というふうに思わん? 若干。

 

(記者)

 と思われますか。

 

(市長)

 だで、そういうふうに思っとるかどうかで。あまり言うとややこしくなるけれど、そう思いますわな。現にタクシーを使いたい人は、ようけおると思いますよ。地下鉄やバス乗り場からちょっと遠い人たちで。ちょっと体の不自由な方なんかで。

 

 タクシーばかり話をしていますけれど、そればかりじゃないんだけれどね。だけど、交通局が嫌なんでしょう。そうなると。と思いますけれど。

 

 それだったら、交通バウチャーみたいな格好で、何にでも使えるようなものを渡して、それぞれ選択でね。一番自分の便利な方法を使ってくださいということで、ようけの人が使われたらどうかなと思いますけれどね。

 

 139億円という、一応リミットは設定してあるものでね。それだけは、市民の皆さんのおかげだけれど、財源は確保したと言うと怒られますけれど、将来またいろんな難点はあるんだけれど、やってきとるわけでしょう。今のところ。

 

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