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平成25年6月27日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月27日

ページID:48089

報告事項

  • 名古屋市役所本庁舎竣工80周年記念事業
  • 被災地支援をきっかけとした岩手県宮古市の埋蔵文化財の博物館展示
  • 交通局助役選考試験について

 

会見動画

報告内容

◎名古屋市役所本庁舎竣工80周年記念事業

 それでは、6月27日(木曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 本日は初めに、名古屋市役所本庁舎竣工80周年記念「祝!80歳誕生会」の開催についてご報告します。

 

 国の登録有形文化財である市役所本庁舎が今年の9月6日に竣工80周年を迎えます。これを記念して、竣工日と同じ9月6日(金曜日)に「祝!80歳誕生会」を開催いたします。

 

 誕生会には、本庁舎と同じ昭和8年生まれの方8名を市役所にお招きし、一緒にお祝いをしたいと考えております。

 

 お招きをした皆さんには、名古屋フィルハーモニー交響楽団員によるお祝いの弦楽四重奏をお楽しみいただくほか、市役所や名古屋の昔話について、お話を伺いたいと思っております。また、庁舎内をご案内し、80歳になった本庁舎の魅力に触れていただきたいと考えております。

 

 詳しい応募方法につきましては、広報なごや7月号、もしくは名古屋市公式ウェブサイトをご覧いただき、どしどしご応募ください。なお、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

 

 80周年という節目を迎えた本庁舎ですが、より一層市民の皆さまにも楽しんでいただけますよう、今後もこういった機会を提供してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

 (本庁舎の)屋上から名古屋城を見ると、どえらいきれいですからね。いっぺん行ったってちょうだい。

 

 名古屋城の天守閣の前に、何であんなに緑が。この屋上から見ると、どえらけにゃあきれいですよ、本当に。いろんな建造物もありますけれど。

 

◎被災地支援をきっかけとした岩手県宮古市の埋蔵文化財の博物館展示

 次に、このたびの被災地支援をきっかけとしまして、岩手県宮古市の埋蔵文化財を名古屋市博物館で展示することとなりましたので、ご報告をいたします。

 

 名古屋市では、さまざまな部署から、陸前高田市をはじめとして東日本大震災の被災地へ職員を派遣しておりますが、7月からは新たに岩手県宮古市に教育委員会の職員を派遣いたします。

 

 こちらの職員は、宮古市におきまして、津波で被害を受けた地域の高台移転を行う際に必要となる発掘調査を担当するものです。被災地で活躍してくれる職員がいることは、大変頼もしく、ぜひ宮古市で成果を上げてきてほしいと思っております。

 

 さて、この職員を派遣いたします宮古市には、縄文時代の遺跡が極めて多く残っておりまして、豊富な縄文土器・石器に加え、海に面した地域では漁労に用いた骨角器なども見られます。

 

 今回の職員派遣がきっかけとなりまして、宮古市教育委員会のご協力により、宮古市の貴重な埋蔵文化財をお借りし、市民の皆さまにご覧いただけることになりました。宮古市長さん、宮古市教育長さんはじめ、関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。

 

 埋蔵文化財は、夏休みを中心としまして7月24日(水曜日)から9月16日(月曜日・祝日)まで、名古屋市博物館の2階のロビーに展示する予定です。

 

 名古屋市では、弥生時代・古墳時代の遺跡を多く見ることができますが、縄文文化の中心地であった東北地方の土器や骨角器をまとまって名古屋で見られる機会は、ほとんどありません。

 

 日本の中でも特徴の異なった文化を知ることができる、どえりゃあ貴重な機会となりますので、ぜひ多くの市民の皆さんにお越しいただけたらと存じます。

 

(当局:このたび、宮古市に派遣されることになりました。宮古市の方では、埋蔵文化財の発掘調査を担当しまして、被災地の支援ということで、被災地の方のお力になれればと思います。精いっぱいやってまいります。

 

 それ(今回の被災地支援)につきましては、宮古市の優れた文化財を名古屋の市民の方にも見ていただく機会をつくりたいと思いまして、博物館の方で展示を行うことになりました。そちらの方もぜひ見ていただいて、被災地の宮古の方のことを心に掛けていただければ、幸いなことかと思います。よろしくお願いいたします。)

 

 (パネルを指しながら)これは。

 

(当局:こういった種類のものを展示いたします。)

 

 博物館の学芸員さんというと、考古学の専門でやっとるわけ? いろいろ時代があるの?

 

(当局:はい。私は考古学の専門です。)

 

 という方でして、固いのも当たり前です。ありがとうございます。

 

(当局:よろしくお願いいたします。)

 

◎交通局助役選考試験について

 交通局の助役選考試験や兼任指導運転士制度について、お話をしたいと思います。

 

 本件につきましては、先般のマスコミ報道を通じまして、市民の皆さまに疑惑を抱かせるような事態となりまして、大変に遺憾に思っております。試験の結果について報告を受けていますが、私としてはやはり疑念を抱かれても仕方のない内容ではないかと考えております。

 

 試験の透明性を高め、試験、選考方法が不公平・不透明であると疑念を抱かれることのない制度を考える必要がありますが、そのためにも、まずは徹底的な真相究明が必要であると考えております。

 

 このことにつきましては、嘱託職員の不正採用問題を調べている弁護士チームに資料を提供し、調査を依頼したところです。

 

 皆さん、お手元に、この間、議会でもありまして、点数は出ておりましたけれど、その元といいますか、時系列がちょっと分かりませんが。某テレビ局で報道がありまして、わしもこれはいかんじゃないかということで幹部に集まっていただきまして、一次試験と面接の試験のそれぞれの相関表を作って出してくれといって、出したのがこれでして。

 

 これを見ていただくと、一目瞭然でして、一次試験で全然駄目な人も、労働組合の人に限って全部面接で受かっていくという状況が明らかな資料で、それをもらったときに、何日前になりますかね。弁護士のチームの方にですね。

 

 何で言ったかといいますと、問題が、面接の偽造ですね、要するに。これは、不正採用事件につきましても、弁護士のチームで出てきました2人目の方の不正採用につきまして。1人目は答案の採点の一次試験の偽造と。2人目の方は面接の点数を偽造して、面接でBであった人をAにして、Aであった人をBにして、落としてしまったと。

 

 ただ、落ちた方の人は補欠にしておりますので、結果、受かっておりますけれど、そんなものは結果論なのであって、とんでもない話ですわ。

 

 要するに、面接試験と。一次試験も答案偽造するぐらいですので、これもいかんですけれど、どうも構造的な腐敗があるんでないかということを私は思いまして、同じように弁護士さんが不正採用の問題をやっておられますので、もう何日か前に、これをやってよということで、この資料をお渡ししたと。このグラフをですね。グラフといいますか、相関表ですか。

 

 今日も弁護士さんと電話しておりまして、正式に。そのときに頼んだんですけれど。徹底的にやると言っていまして、相当の情報が、交通局の方だろうと思いますけれど、寄せられているという、今、現状です。

 

 役所の中で、「どうするんだ、これ」と言ったら、要するに交通局の中の監察部門ってありますので、あそこへまず頼むのがルールだという話があって、確か、そのときにそれも委任したことは委任したんです。直ちにやってくれと。

 

 あと、監査事務局ってありますわね。ここもありますけれど、まず局内監察部門に頼むのが常識なんだけれど、ご承知のように、監察部門というのは、ある程度時期がたつと普通の職員に戻るわけですわ。警察も同じですけれど。

 

 また同じ人が、調べられる方になったり、調べる方になったりしておりますので、そんなもの、大体わしは信用しとらんでという話をしておりまして。

 

 それもあったから、弁護士さんの方に頼むよりしようがないということがありまして、この際、今、役所の中でまず出してくれと言っとるのが、名古屋市の職員2万5000人、全部の採用体系ね。試験は試験でこれだけ受かって入ると。それは、いわゆる人事委員会の採用です。

 

 嘱託でない人で局の採用もあるんですわ。その場合、試験は、一次試験がどうで、面接がどうで、どうなっとるんだと。それから、昇任試験の方もどうなっとる。

 

 ということを全部調べて出してくれと、今、指示がしてありまして、それは近日中にご報告できると思います。

 

 その中の、下手すると全般に。大丈夫ですかね、本当に。一次試験でもごまかしとるわけだね、点数を。二次試験は、今回の交通局の、それから不正採用事件でも、これは明らかになりましたから。

 

 内部では報告されていなかったんです、あの話というのは。弁護士さんのチームの調査で、初めて明らかになった。面接でもごまかしとって、1人受からせて、1人受かっとるやつを落としてしまっていると。結果は受かりましたけれどね。

 

 ということがありましたので、いっぺん、ここはやっぱり、それこそ百条委員会をぜひやってもらわないといかんのです。構造腐敗ですよ、これは、本当に。

 

 端的に言えば、採用でも昇進でもええけれど、誰かにお願いすれば、試験の点数が幾らでも受かるし、昇進しちゃうということでしょう。その広さがどこまでいっとるかというのは、いっぺん調べないといかんですけれど。

 

 そういう構造腐敗ですので、私は私で精いっぱいやらせていただきます。弁護士さんも、精いっぱいやると言っていました。情報も、実はようけ来とるんだわと言っていました。新聞にちょっと書いていただいたもので。

 

 今、電話しておりましたら、メールで、今回の市バスのこともやっていただけるそうで、ありがとうということですね。ぜひ、全員にいわゆるアンケート用紙を、無記名のを配ってくれと、まず。そう言って、今、来とるんだわと言っていました。

 

 そういうことですので、それもやりますし、議会におかれましても、ぜひね。こういうときこそ議会が立ち上がらないといかんです。やっぱり偽証罪がありますので。本当のことを言ってもらわないといかん。職員にも、労働組合の方にも、それから議員さんにもね。

 

 当たり前ですけれど、市民に信頼される市役所って、口先ではいかんのですわ。ということを徹底的にやりたいと思っとるところです。

 

 これは、解説はええですか。分かりやすいと思いますので。ええですかね。

 

 それぞれ、そこに書いてありますけれど、受かった方が第一次試験で点数を何点取って、その方が面接で何点取ったかというの。これは一目で分かりますので。

 

 一次試験が三角だったな。一次試験が黒三角で、二次試験が赤でして、労働組合の方は一次試験が最低の方、その前後の方も全員受かっております。

 

 ですから、この確率というのは、すごいことになりますけれどね。この何年間かにやられとったんだろうけれど、本試験が2倍から3倍ぐらいだったかな。これは確か。2倍から3倍ぐらいの試験の中で、二十何人受かる中で、10人ですか。この年は、労働組合が。

 

 特定の10人の母集団の人が全員連続で受かるという確率は、当然天文学を超えるような数字になるのでね。何らかの意図、故意があって、この特定の母集団を受からせたと。労働組合の方をですね。

 

 これは重大な疑惑があると思わざるを得ないということで、それをしゃべっていただこうと、ちゃんと。ということを弁護士さんに。調査すると言っていましたので、やります。

 

質疑応答

◎交通局助役選考試験について(その1)

(記者)

 組合とかは関係なく、受かっている人は面接の点数が85点以上で、落ちている人はみんな面接の点数が70点以下なのですが、どうしてこうなっているのですか。結局、筆記試験は関係なく、面接で受かるか落とすかを決めているという感じがすごくしてしまうのですが。

 

(市長)

 私もそういう話は聞いたことがありますよ。内部で。誰とは言いませんけれど。とにかく、一次試験は何でもええけれど、面接でとにかく全部思ったやつを受からせてしまうというのはやめさせないといかんという話は聞いたことがありますので。言われたように、こういう状況を見とる限り、そういう慣習というか、とんでもない風習があったんじゃないですか。

 

(記者)

 少なくとも自分で助役になりたいと試験を受けている、ある意味意欲のある人の中で、そんなに面接で差が出るものですか。よく分からないのですが。

 

(市長)

 一応、ぱっと聞きましたときは、「労働組合の方は非常に熱心な方が多いので、優秀なんですわ。だで、面接でみんなええんですわ」という返事は聞きましたけれど、「本当か、それ」という話でね。

 

(記者)

 先ほど、嘱託でない人にも局採用がいるというお話でしたが、これはつまり、将来的に幹部になる可能性のある職員さんでも、局採用で採用しているということですか。

 

(市長)

 そこは僕は知りませんけれど、私のところへ入ってきた内部告発状によりますと、某局において、局採用における嘱託でない本採用の人がいると。

 

(記者)

 幹部になる可能性がある職員ですか。

 

(市長)

 幹部はあまり関係ないんじゃないですか。それはまた別にあるんじゃない? 係長試験が。そうじゃないの?

 

(当局:幹部は人事委員会採用なので、局採用とは違います。)

 

(市長)

 係長試験はまた別個に、局採用になった人でも受けるの?

 

(記者)

 嘱託は、当然、そういう係長試験とかは受けられませんよね。

 

(市長)

 嘱託はないんでしょう。係長試験は。

 

(当局:技能の職員というところで、一部、局採用というのがあります。そういう人は係長試験ではない。)

 

(市長)

 それには係長試験ってあるの? その人らは。ないか。

 

(当局:一般の人事委員会採用の行政職員には、一般的に係長になる試験はありますが、局採用の職員では。)

 

(市長)

 一部ある?

 

(当局:いわゆる現業という職種になりますが、一般の区分とは別の試験で係長試験を受けて、ある程度その係長で。一番上が課長級だと思いますが、そこぐらいまで上がります。)

 

(市長)

 そうすると、皆さんが受けたいわゆる事務職の、ホワイトカラーといいますか、そこがやる係長試験とは違う係長試験があるということだな。皆さんが受けた係長試験とは違う、現業の方の係長試験があると。

 

(当局:ただ、課長級まで上がるのは本当に極めて例外的なものですので、幹部への登用ということとは、若干ルートとしてはまた違います。)

 

(市長)

 ルートが違うか。まあ、そういうのがあるらしいですわ。わしが言ったのは、採用そのもののところで、局で採用する、嘱託でない本採用の人たちもいるので、そこの疑惑についても、告発というか、情報提供がありまして、それは弁護士さんのところにお渡ししてあるということです。

 

(記者)

 さっきおっしゃっていた、全ての試験がどうなっているか調査するとのことですが、それは、今まで採用した人の答案用紙を全部もう一回見直すとか、そういうレベルの調査でしょうか。

 

(市長)

 だから、これは大変になりますわね。そうなったら。だで、まずちょっと、口で「大変だ、大変だ」と言っていてもいかんで、実際に数字を、全貌をね。2万5000人の採用と昇任のそのやつを教えてくれと言ってありまして、まずそれを見て、ちょっと考えないといかんですね。そこから。

 

(記者)

 数字というのは、点数ということですか。数字というのは、何の数字ですか。

 

(市長)

 2万5000人のうちに、ここにござるような、この方は不正はないと思いますけれど、いわゆる地方公務員の試験を受けて、どういうんですか、本庁採用というの? 何ですか。いわゆる一般採用。

 

(当局:嘱託員と正規の職員がいまして、正規の職員の中の採用で、競争試験採用と選考採用というのがあります。競争試験採用は、人事委員会がやっていますが、選考採用は局に委任されている分がありますので、そこの局が採用した正規の職員の中に、今の市長のお話ですと、そこにそういう通報があったということだと思います。)

 

(市長)

 そこですね。それはね。今のところ確認しとる中では、人事委員会採用では、そういう情報はさすがにないですけれど。

 

 だけど、こんなことを続けとると、真面目に勉強しとる人がばからしいでしょう。だで、本当にきちっとしないといかんですよ。この機会に。

 

(記者)

 市長は先ほど、今回の交通局の件を弁護士チームに調査を依頼したとおっしゃいましたが、弁護士チームの調査できる範囲というのは、市長部局ではない、今回交通局ですが、そこも対象になり得るのでしょうか。仕組みとして、その弁護士チームの。

 

(市長)

 それはなり得るでしょう。弁護士チームの専門委員の規定の中に、その他と書いてあるのかどうか知りませんけれど、関連するというような規定はあると思いますけれど。もしなかったら、もう一回委任しないといかんですけれど。

 

(記者)

 例えば教育委員会とか、そういう他の、交通局でないところでも、あったら。

 

(市長)

 そうやって、やっていかないといかんですね。だから、結局、一応仕組みはあるんですよ。市の中に。それぞれの局に監察部門ってあるんですわ。それにさらに監査事務局ってあるんです。だけど、ここまで繰り返しとったわけでしょう。悪いけれど。

 

 このバスのことなんか、どえらい大きいですよ。どの時点からか分からんけれど、いわゆる不正採用事件のことが報道された後も、漫然とやっとったというのか。だで、試験を延ばしたわけでしょう、結局。その状況のままで。

 

 だから、構造腐敗と言われてもしようがないんじゃないの? そういう構造があると。誰かから頼まれた人を特別に合格させて当たり前だというようなものがあると思われても、しようがないわね。

 

(記者)

 そうすると、弁護士チームというのは、もともと不正採用問題で始まったものですが、最終報告というのはどういうイメージですか。

 

(市長)

 今のところ、今日電話しましたけれど、7月半ばか7月中にも最終報告を出したいと言っていますけれど、今回のこれがありますと、「大丈夫ですか」と今日聞いとったんですけれど、「そこも大至急打ち合わせをしないといかんですわね」と言っていたんですけれどね。6人しかいませんから。

 

(記者)

 その最終報告というのは、一番初めの12月に分かった不正採用事件に対する最終報告が、来月ぐらいをめどにという。

 

(市長)

 最終報告というと、やっぱり再発防止策も出てきますので、それですけれどね。そこはそこで出してもらってと。だけど、これは密接に関連しとるわけですよ。面接でこうやって入れるというのはね。

 

 だで、めちゃくちゃ慌ててまってもいかんし、こういうものは。きちんとやらないといかんし。今のところはそういうふうに弁護士さんは言っておられたです。

 

(記者)

 その他の情報というのは、今回いったんは置いておいて、初めの不正採用問題の再発防止まで含めたところの最終報告という理解でよろしいですか。

 

(市長)

 そういうつもりではないでしょうか。だけど、こっちの、市バスの方が出てきたもので。似ていますのでね。また違う、修正しないといかん部分が出てくるか分かりませんわね。

 

(記者)

 全ての職員の人への無記名アンケートというのは、聞く内容としては、例えば自分の昇進とかで何か不正があったと思うかとか、どういうことを聞くのですか。

 

(市長)

 何か知っていることはありませんかと。というのをやってくれと。

 

(記者)

 というのを、無記名で、全職員に配る。

 

(市長)

 配ってくださいといって、弁護士さんのところにメールが来ましたということは言っていました。

 

(記者)

 それは実施されるのですか。

 

(市長)

 実施すると言っていましたよ。

 

(記者)

 それは弁護士チーム名で実施して。

 

(市長)

 ええ。前回も弁護士チームで、不正採用のときもそれをやりまして、安心されるかどうか知りませんけれど、やっぱりそこできちっと情報が管理されていますので、だいぶ情報が寄せられたことは事実ですので。

 

 ぜひ交通局関係の方、またそうでない方も、そういうアンケート用紙が行きましたら、弁護士さん向けですので、安心してというのは変なあれですけれど、本当のところをぜひ書いていただきたいと思います。

 

(記者)

 それはいつごろ配布するとか。

 

(市長)

 それはまだ聞いておりません。

 

◎南京市との姉妹友好都市交流事業について

(記者)

 ちょっと話題が変わりますが、今年、南京市との姉妹提携35周年ということで、5周年刻みで大きくやらなくてはいけないということで、1100万円ぐらい予算が付けてあると思うのですが、来年3月までですが、どういうふうに進められていこうと、今、お考えでしょうか。

 

(市長)

 それは、ひたすらといいますか、南京の皆さん、また中国の皆さんが、よし、じゃあ再開しようかというふうに、お気持ちになっていただくのを待っとるというか。そのように動いておられる方も民間レベルではおみえになりますので、そういうふうになるとええなと思っていますけれど。

 

(記者)

 市長が団長になって、前の松原さんのときは、訪問したりするというのが一応形ということらしいのですが。

 

(市長)

 来たらいかんと言っとらっせるでしょう。

 

(記者)

 そうですね。だから、何かいい方法はあるのかなと。

 

(市長)

 それはまあ、そうやって、お願いでもありませんけれど、誠意を尽くすということしかないんじゃないですかね。

 

◎嘱託職員不正採用問題について

(記者)

 不正採用の方ですが、今日、理事会で減税日本ナゴヤが、まだどういう形か分からないのですが、百条委員会の設置についての申し入れをしているようですが、これまでの議会の百条委員会の設置の動きについて、あらためて市長はどのように感じられていますか。

 

(市長)

 これでまた市バスのことでも出てきたわけでしょう。こういう話が。ということですから、何か組織的な不正があらせんか、あるということですので、それは私どもも精いっぱいやりますけれど、その真相解明の権利と義務というのは、実は議会に与えられているわけですよ。

 

 それが百条委員会で、何かといいますと、不出頭については罰則があります。それから、偽証については罰則があるということで、やっぱり行政と議会とか、こういうものの腐敗についてはどうしても明らかにされない場合が多いので、議会が市民代表として、あなたたち、やりなさいよと。市民の方に向いてですね。

 

 市民のための名古屋市、市民のための政治、行政というのをやりなさいよというのを、それは立法者が議会に与えたんですよ。だから、議会ってどえらい立派なんですよ。市民代表として。

 

 そこでもしやってくれなかったら、今回の、まあバスのことはもうちょっと調べてからの方がええと思いますけれど、明らかにならせんで、市民の皆さんはこれで納得しますかね。こんなことで。

 

 3人の職員は、なぜ自分たちの仕事をなげうつようなことをしたんですか。それは議会に与えられているんです。そういうことを明らかにしなさいというのが。そういうことなんですよ。

 

 私は私で精いっぱいやって、自分も処分しましたけれど、弁護士さんも言っていましたよ。弁護士さんの中でいろいろ調べとるけれど、やっぱり偽証罪がないですから。当然、任意ですから。議員さんは調査をお断りになられましたし。それ(真相解明)ができるのは議会だけなのよ。

 

 ぜひ議会の皆さんにおかれましては、市民の方を見て、議会の市民の皆さんからの信頼回復のため、当たり前の、当たり前の原点に立った行動をお願いしたいですよ。本当に。

 

◎交通局助役選考試験について(その2)

(記者)

 確認ですが、弁護士チームに依頼する調査の内容というのは、まず交通局のこの試験の問題の背景みたいなものを依頼するということですか。

 

(市長)

 要するに、あまりここまで言ってはいかんですけれど、これは偶然だったのかということですよ、まず。

 

(記者)

 まず、これの背景ですね。

 

(市長)

 真実は、なぜ労働組合の人たちだけ受かったのかと。はっきり言えば、組合の人を受からせるということが了解事項としてあったのではないかと。

 

(記者)

 ここの、要するに背景、要因というか。

 

(市長)

 はい、真相解明。

 

(記者)

 それから、市職員全体に広げた昇任・採用で不正がなかったかという。

 

(市長)

 そこへ行くんだけれど、多分、膨大な数になると思いますので、弁護士のチームだけでできるのかと。それは議会もやってもらわないといかんですよ。議会もやるんだけれど、市としてどうやって対応するかですね。

 

(記者)

 それは、弁護士チームだけに依頼するわけではないということですか。

 

(市長)

 弁護士チームさんに全部依頼してもいいですけれど、今の直感ではね、その資料を出してくれと言っとるんだけれど、2万5000人いますから。全部、職員が。その中の何人、それの対応になるか分かりませんよ。一次試験と、面接があってと。こういう採用と昇進と2つありますので。

 

(記者)

 もちろんそれは単に昨年度とかということではなくて、当然さかのぼって。

 

(市長)

 過去5年ぐらいのところは、当然、僕としては視野に置いていますけれど。私が市長になってから4年でしょう。それで、市長になってすぐに何をやったかといったら、何べんも言いますけれど、裏金がないなんてうそだと。絶対あるといって調べたら、3人ですか、逮捕されました。

 

 そんなことをやっとるときに、なおかつまだそんな不正をやっとったということは、私の責任ですし、許されんですよ。構造的なものを明らかにしないと、また犯すということですよ。

 

 この間も言いましたけれど、嘱託員さんで300万円ですけれど、今、300万円の年収を取ろうと思ったらね。60歳以上の方もおみえになります。路頭に迷って、どっちに行ったって、受け付けもないぐらいですよ、今。

 

 それなら、市の議員さんに頼んで、市の仕事を頼むと、入っちゃうわけ? 耐えられますかね、こんな話。

 

 それと、真面目にやっとる人がほとんどなわけで。市役所の職員も。当たり前ですけれど。その人らにとってもたまらんと思いますよ。みんなこう思うから。市の採用はええかげんなもんだと。みんなやっとるわと。こんなことはと。

 

 正直言って、僕がしゃべると、そう思っとる人は多いですよ。今度の処分だって、「あの人ら、何で、被害者じゃないか」と言う人がいますよ。僕に。「懲戒免職か」といって。「何でやったんだ。そちらの方はどうなるんだ」といって。そういう人がようけみえますよ。

 

(記者)

 議会としたら、まずはこの交通局の助役選任試験の関係をきちんと調べてもらって、その背景を明らかにしてもらって、さらに。

 

(市長)

 それと同時ぐらいに。いつ出てくるか知らんけれど。いつごろ出るって? 市長室殿。その全貌ですね。2万5000人の人の中の採用と昇進の試験の仕組みで、面接や何かがあって、一応、不正があらせんかと。ないのが一番ええですけれど、そういう資料ですわ。全体の。

 

(当局:採用と昇任の仕組みを整理したものですね。)

 

(市長)

 そうです。

 

(当局:今おっしゃったように、基本は競争試験採用、人事委員会の。昇任も、任用段階がありますので、5段階。昇任試験をやっているのは、係長のところだけです。そこは人事委員会の昇任選考が基本です。

 

 今こうやって問題になっているのは、いわゆる現業職員。これは交通局の話ですが、選考採用という職種が一部あって、それは各局に少しずつあるのです。交通局は運輸職というところで現業職員ですが、そういう中に採用の段階がどうなのか。

 

 それから、現業の中で、係員の中でもこうやって段階があって、係長になる前に幾つかの段階があって、いわゆるこういう選考をやっているようなところがありますので、それぞれの局の仕組みの中で、局が採用しているところがどうなのか。

 

 それから、局の中の段階の中での、係長だけに限らず、これは係員の中の段階ですので、そういうところも調べてチェックが要るということです。)

 

(市長)

 今、話がありまして、わしも言っとるだけで複雑でよう分からんのですけれども、いっぺん皆さんに一覧表にしましてお見せして、その中からどうやってあとをやっていくかというのを、私なりに相談して、弁護士さんたちとも相談して。

 

 監査事務局もやらないといかんのですよ。本当は。これはね。やることはやるんですけれど、そこら辺も動員して、どうやっていくかですよ。

 

(記者)

 交通局の方はもう調査できる状況なのですね。

 

(市長)

 交通局はもうできますよね。一応。

 

(記者)

 聞き取りもやっていくということになるのですか。

 

(市長)

 当然、試験官の人に1人ずつ来ていただいて、何でこの人が上へ上がったという話ですわね。その辺をやっていかないといかんでしょう。ああ、そうですかといって。労働組合の人だけ、立派な人ばかりなんですかという話ですわね。

 

 何か、初めから決まっていたんじゃないのと。八百長だったんじゃないのということは、やっていかないといかんです。

 

◎ボーナスの支給について

(記者)

 明日、一斉に公務員の方にボーナスが支給されるのですが、そんな中で、市長も掲げられている、800万円の恒久化を訴えられていますが、明日その倍額が支給されるのですが、ボーナスとしては。

 

(市長)

 明日のボーナスは、ここに書いてあったで。6月28日(金曜日)、私に対して条例上の支給総額は290万円。ようけもらえるだ。手取りだと176万円ということですけれど、去年と同じにトータル800万円でありますと、(手取りは)74万円ということですので、176万円から74万円を引きました102万円につきまして、涙の一滴でもないですけれど、一応、通帳の中へこれも入れるんだろう。

 

 いっぺん持ってきて見せないといかんですけれど。私は本当はプラスチックのケースの中へ現金を置いておくと言っとるんですけれど、頼むでやめてくれと言っとるもんで。

 

 自分で、もし皆さん、出しても、ちゃんと正規に報道してくれれば、その分自分で出して、自分でプラスチックケースに入れますけれど。だけど、出したとか、使ったと言われるとどうもならんもんで、今のところ一切手を付けずに、この市長室のところに、銀行の中にあると。

 

 だから、実際に受け取れるのが、手取りで176万円を74万円ですから、(差し引き)102万円について、銀行の中に置いておくということで。

 

それは将来、名古屋市民の皆さんのところに返っていくということですわ。私の涙の一滴とともに。やせ我慢ということです。

 

 いいじゃないですか。65歳になりますから。神様からもらったやつを全部神様にお返しするというのは、そういう気持ちになれば、うれしいものですよ。

 

 暮らせんと大変ですけれど、ささやかな、焼酎の水割りを飲んで幸せには暮らせますので。最低のね。ありがたいことだと思って、やらせていただいておりますけれど。

 

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
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