なごや子ども条例の改正の考え方 子ども用 P.1 なごや子ども条例とは? 皆さんの住んでいる名古屋市では、子どもたちがいつも笑顔で幸せに暮らせるように、平成20年4月に約束ごとがつくられました。それを「なごや子ども条例」といいます。 「なごや子ども条例」では、皆さんが「安全に安心して生きること」「一人一人が尊重されること」「豊かに育つこと」「自分たちにかかわることに主体的に参加すること」が権利として約束されています。 改正に向けた基本的な考え方 なごや子ども条例は、子どもたちがいつも笑顔で幸せに暮らせるようにつくった大切な約束ごとなので、最初にこの条例をつくったときの基本的な考え方は引き続き尊重します。 そのうえでなごや子ども条例の改正に向けた考え方を次のようにまとめました。 子どもは権利の主体であるということを強調します。 子どもの権利は生まれながらにして保障されるものです。 今のなごや子ども条例には「子どもの責任」ということばが使ってありますが、「責任を果たさないと権利が保障されない」と誤解されるかもしれませんので、ことばの使い方を見直します。 それ以外にも、子どもの権利を制限していると誤解されるような表現は見直し、子どもの権利について、子どもや大人に正しく理解されるよう努力します。 P2 条例の改正に向けた考え方とその理由 どうして改正しようと考えたのかその内容と理由を簡単にまとめました。 内容 条例の名前に「権利」を付け加えることを考えています。 理由 なごや子ども条例が一番大事にしているものが「子どもの権利」であることを分かりやすく示そうと考えています。 内容 「年齢や発達に応じて」を見直すことを考えています。 理由 今のなごや子ども条例では、子どもの権利のことについて、「年齢や発達に応じて」保障されると表現されています。子どもの権利は年齢や学年ではなく、一人一人の発達に応じて保障されるものであるため、「年齢や発達に応じて」と表現している部分を見直すことを考えています。 内容 子どもの権利を制限していると誤解されるかもしれない表現を見直すことを考えています。 理由 子どもの権利は生まれながらにして当然に保障されるものですが、「子どもの責任」ということばが使ってあると、「責任を果たさないと権利が保障されない」と誤解されるかもしれないので、そのような表現は見直すことを考えています。 内容 子どもの権利を一つ一つ分かりやすく、はっきりと条文に書くことを考えています。 理由 今の条例には、「学び、遊び、及び休息することにより、のびのびと育つこと」が権利として規定されていますが、「学ぶこと」「遊ぶこと」「休息すること」などは、一つ一つが大切な権利です。また、安全に安心して過ごせる居場所があることや、いじめ、虐待などで権利の侵害を受けてしまっても、すぐにそのような状態から回復できるように助けや保護が受けられることも、大事な権利の一つとして、条文に分かりやすく書くことを考えています。 P4 パブリックコメントってなに? 名古屋市が大事なことを決めるときに、みなさんにとって、もっと良い内容にするため、決めてしまう前にみなさんからの意見を聞く制度です。 いろいろな人のいろいろな意見を聞きたいので、ぜひ、ご意見をください。 意見の提出方法 左のハガキをミシン目にそって切り離して、氏名、住所、ご意見を記入して、ポストに入れてください。(切手をはる必要はありません) 音声版のみ補足 ご意見はハガキのほか、任意の用紙を使って郵便やファックスを送っていただく、電子メールで送っていただくこともできます。その場合は必ず意見のほかに、氏名、住所と「なごや子ども条例の改正の考え方への意見」と件名を書いてください。 なごや子ども条例の全文を見ることができる場所 市民情報センター(市役所西庁舎1階) 各区役所の情報コーナー・支所 名古屋市公式ウェブサイトから見ることができます。 音声データについて 目が見えない方用の音声データは名古屋市公式ウェブサイトからダウンロードできます。 P3 このパンフレットを作ったところ 名古屋市子ども青少年局企画経理課 郵便番号460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話 052-972-3081 ファックス 052-972-4437 電子メール a3081@kodomoseishonen.city.nagoya.lg.jp