平成27年　人口動態統計の概況　名古屋市の確定数

出生数は19,606人で、平成26年より290人増加しました。母の年齢（5歳階級）別にみると、20歳代以下の年齢で減少し、30歳代以上の年代で増加しています。出生率(人口千対)は8.5で、平成26年と変わりませんでした。

死亡数は20,968人で、平成26年より581人増加しました。死亡率(人口千対)は9.1で、平成26年より0.1増加しました。

　死因別死亡数を死因順位別にみると、第1位が「悪性新生物」で、6,319人(死亡率(人口十万対)275.3)、第2位「心疾患」で2,768人(120.6)、第3位「肺炎」で　1,736人(75.6)となっています。全死亡者に占める割合はそれぞれ、約30％、約13％、約8％となっています。

  「悪性新生物」は、昭和53年以来、死因順位第1位を続けています。死亡率(人口千対）は年により増減はあるものの、昭和40年以降、増加傾向にあります。平成27年は26年に比べ0.07上回りました。なお、「悪性新生物」を部位別の死亡数でみると、男女とも「肺」が1位となっています。

 「心疾患」は昭和59年に「脳血管疾患」を上回って以来、死因順位第2位となっています。死亡率は平成26年に比べ、0.02下回っています。

「肺炎」は、平成26年と同様に、死因順位第3位となっています。死亡率は平成26年に比べ0.01下回っています。

乳児死亡数は36人で、平成26年より10人減少しました。乳児死亡率(出生千対)は、1.8で、平成26年より0.6減少しました。

 新生児死亡数は17人で、平成26年と変わりませんでした。新生児死亡率(出生千対)は0.9で、平成26年と変わりませんでした。

自然増減数はマイナス1,362人で、平成26年より291人減少しました。自然増減率(人口千対)は、マイナス0.6で、平成26年に比べ、0.1下回りました。
　なお、出生数が死亡数を上回った区は、中区、守山区、緑区、名東区、天白区の5区です。

死産数は406胎で、平成26年より42胎減少しました。死産率(出産千対)は20.3で、平成26年に比べ、2.4減少しました。

婚姻件数は13,731組で、平成26年より72組減少しました。また婚姻率(人口千対)は6.0で、平成26年に比べて0.1減少しました。

離婚件数は4,279組で、平成26年より85組減少しました。離婚率(人口千対)は1.86で、平成26年に比べて0.06減少しました。