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第2回名古屋市衛生研究所疫学倫理審査委員会の報告
概要
平成20年6月30日、名古屋市衛生研究所会議室で第2回名古屋市衛生研究所疫学倫理審査委員会を開催しました。
全委員(5名)の出席があり、「名古屋市衛生研究所疫学倫理審査委員会設置及び運営規程」第8条による保健所からの受託審査1件を含む2つの研究課題について審査しました。
研究課題 | 申請者 | 判定 | 条件内容等 |
---|---|---|---|
乳幼児健康診査時における食生活支援に関する研究 ―1歳6か月児健康診査、3歳児健康診査における食に関する問診項目の検討― | 中保健所 保健予防課 渡辺和代 | 条件付承認 | ・調査対象者を母親に限定するかどうか再検討すること ・分析結果を養育者に対しどのような方法で還元するのかについて、「研究の目的」「研究の方法」に明記すること ・主任研究者の役割、解析結果の公表方法、解析内容について再検討すること ・研究目的について仮説を明示するなど修正すること ・「共同研究における主任研究者の役割」の「その他」の括弧内を記入すること ・「試料・資料の分析結果の開示予定」を「原則として開示する」に修正すること ・「インフォームドコンセントの取得」に用いる資料は別添6のみとすること |
成人麻しん騒動が報道された後の保育園での麻しん予防接種の状況 | 疫学情報部 瀬川英男 | 条件付承認 | ・「研究目的」で、アンケートで何を把握したいかについて明記すること ・「研究方法」で、何を解析したいのか、解析結果をどのように還元し、どのように役立てるか等について明記すること ・「共同研究における主任研究者の役割」で、解析結果の還元について明記すること ・アンケート項目の1から6までは、前回比較に関する項目であることを研究計画書に明記すること ・アンケート項目の14(予防接種の既往の有無)をもっと前の方で尋ねるように工夫するとともに、7以降についての設計を再検討すること ・任意で予防接種を受けた人の情報を整理できるよう、アンケート項目を整理すること ・「科学的合理性及び倫理的妥当性の確保」で、解析結果により何を明らかにするのかを具体的に明記し、倫理的妥当性と区別して記述すること ・麻しんの“騒動”“騒ぎ”という表現を修正すること ・アンケート項目を整理した結果を各審査委員に再提出すること |
委員名簿
分野 | 所属 | 氏名 | 性別 | 備考 |
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保健・医療関係の代表 | 名古屋市衛生研究所長 | 金田 誠一 | 男性 | 副委員長 |
一般市民代表 | 千種区主任児童委員 | 倉田 美幸 | 女性 | |
保健・医療関係の代表 | 保健所長会代表(中村保健所長) | 櫻井 令子 | 女性 | 委員長 |
保健・医療関係の代表 | 愛知県衛生研究所長 | 皆川 洋子 | 女性 | |
人文・社会学の代表 | 名古屋大学大学院法学研究科教授 | 森際 康友 | 男性 |
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