表紙のページ 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想 令和4(2022)年11月 名古屋市 目次のページ 目次 1 基本構想の背景と目的 1ページ 1.1 背景と目的 1ページ 1.2 地区の選定 3ページ 1.3 目標年次 3ページ 2 基本構想の位置づけと策定体制 4ページ 2.1 基本構想の位置づけ 4ページ 2.2 上位・関連計画等 4ページ 2.3 基本構想策定のための視点 7ページ 2.4 策定体制 7ページ 3 瑞穂公園陸上競技場地区の概況 8ページ 3.1 位置及び特性 8ページ 3.2 人口 10ページ 3.3 公共交通機関 12ページ 3.4 施設の分布状況 14ページ 3.5 アジア競技大会及びアジアパラ競技大会の概況 15ページ 4 重点整備地区及び生活関連施設・生活関連経路 16ページ 4.1 基本的な考え方 16ページ 4.2 重点整備地区及び生活関連施設・生活関連経路 17ページ 5 整備方針の検討 18ページ 5.1 基本理念 18ページ 5.2 整備等の基本方針 19ページ 6 整備計画(特定事業計画等) 20ページ 6.1 公共交通特定事業 20ページ 6.2 道路特定事業等 21ページ 6.3 交通安全特定事業 21ページ 6.4 建築物特定事業 22ページ 6.5 その他の事業 22ページ 7 整備計画以外の事業 23ページ 8 特定事業等の実施状況の把握等 23ページ 9 整備内容 24ページ 【参考資料(基本構想の策定経過)】 26ページ   1ページ 1 基本構想の背景と目的 1.1 背景と目的 年齢の違い、障害の有無、性別及び国籍等にかかわらず、すべての市民が安心して快適に暮らせる「人にやさしいまち名古屋」を実現するためには、公共建築物・道路・公園・公共交通機関のバリアフリー(ハード面のバリアフリー)とともに、市民や事業者の意識(こころ)のバリアフリー(ソフト面のバリアフリー)といった、ハード・ソフト両面での環境整備が重要となっています。 こうしたなか、国は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」を令和2(2020)年に改正(令和3(2021)年に全面施行)し、ハード面のバリアフリーのさらなる充実に加え、施設設置管理者におけるソフト対策の取り組み強化、高齢者障害者等用施設等の適正利用の推進を盛り込みました。 また、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」を平成28(2016)年に施行し、障害者に対する「不当な差別的取扱い」と「合理的配慮の不提供」を差別として禁止するとともに、障害者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のもの(社会的障壁(バリア))を除去(バリアフリー)し、必要かつ合理的な配慮を的確に行えるよう、施設の構造の改善及び設備の整備、関係職員に対する研修その他の必要な環境の整備に努めるものとしています。 令和4(2022)年には、「障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律(障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法)」を施行し、全ての障害者があらゆる分野の活動に参加するためには、情報の十分な取得利用・円滑な意思疎通が極めて重要とし、障害者による情報の取得利用・ 意思疎通に係る施策を推進するものとしています。 本市においても、「人にやさしいまち名古屋」を実現するために、本市の福祉のまちづくりを推進していくうえでの必要な視点や方策、公共建築物・道路・公園・公共交通機関などの各種施設を整備するうえでの技術的な基準を定めた「福祉都市環境整備指針」を策定し、バリアフリー整備を推進してきました。  2ページ また、障害の有無にかかわらず、誰もが人格と個性を尊重され、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を実現するために、「名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例」を平成31(2019)年に施行し、障害を理由とする差別の解消をさらに推進してきました。 こうした法律や本市の取り組みを踏まえ、「人にやさしいまち名古屋」を実現するために、バリアフリー法に基づく重点整備地区を選定し、当該地区のバリアフリー整備の方策を明らかにするための「バリアフリー基本構想」を策定することとしました。 この基本構想では、年齢の違い、障害の有無、性別及び国籍等にかかわらず、すべての市民が互いの理解を深め合い、ともに手を携える市民参加型のまちづくりを実践しながら、地区の歩行者空間ネットワークづくりを誘導・促進し、①高齢者、障害者、子育て家庭等すべての人々の社会参加、②人にやさしい都市機能や都市景観の形成、③意識(こころ)のバリアフリーの浸透をねらいとするものです。 重視する視点 歩行者空間ネットワークづくり(面的整備の展開) 市民参画(パートナーシップ)によるプランニング まちづくりにおける効果 1 高齢者、障害者、子育て家庭等の社会参加の支援 2 人にやさしい都市機能や景観の形成 3 意識(こころ)のバリアフリーの浸透 3ページ 1.2 地区の選定 令和8(2026)年に開催する「第20回アジア競技大会」及び「第5回アジアパラ競技大会」においては、出場選手をはじめとした大会関係者や観客などの多くの人たちが国内外から本市域内に来訪することが想定されます。 大会のメイン会場である瑞穂公園陸上競技場の周辺には公共交通機関の旅客施設が多く設置されています。また、障害者団体より各旅客施設から瑞穂公園陸上競技場へのアクセスについての現地調査結果とともに、瑞穂公園陸上競技場へのアクセスの向上に関する要望書が提出されました。 各旅客施設から瑞穂公園陸上競技場への経路等のバリアフリー化を重点的・一体的に進めていくことは、「第20回アジア競技大会」及び「第5回アジアパラ競技大会」の円滑な開催にも資するものであるため、瑞穂公園陸上競技場地区をバリアフリー法に基づく重点整備地区に選定しました。 瑞穂公園陸上競技場地区(本構想対象地区)の特徴 ・地区内には地下鉄瑞穂運動場東駅(名城線)、地下鉄瑞穂運動場西駅(サクラドオリセン)、地下鉄新瑞橋駅(名城線、サクラドオリセン)が立地している。 ・地下鉄新瑞橋駅は、地下鉄2路線が乗り入れるとともに、地下鉄に接続する市バスのバスターミナルもあり、本市南東部の主要な交通結節点となっている。 ・地区内には瑞穂公園陸上競技場をはじめとした瑞穂公園のほかにも、瑞穂図書館や瑞穂文化小劇場などの公共施設が立地している。 ・地区内の旅客施設や道路などは平成6(1994)年に開催した「わかしゃち国体」の際に一定の整備はなされたが、近年の多様なニーズへの対応や経年による改善が必要なところが存在している。また、施設や経路に関する案内表示等も含めた総合的なバリアフリー化に向けた改善も必要とされている。 1.3 目標年次 「第20回アジア競技大会」及び「第5回アジアパラ競技大会」の開催年にあたる令和8(2026)年を事業完了の目標年次とします。  4ページ 2 基本構想の位置づけと策定体制 2.1 基本構想の位置づけ この基本構想は、「バリアフリー法」を受けて、「名古屋市基本構想」、「名古屋市総合計画2023」及び「福祉都市環境整備指針」等に即し、高齢者、障害者、子育て家庭等の計画段階からの参加を得て、重点整備地区における旅客施設、建築物等及びこれらの間の経路の一体的なバリアフリー整備の方策を明らかにするものです。 2.2 上位・関連計画等 (1)福祉のまちづくりに関する計画 名称 名古屋市総合計画2023 計画期間 令和元(2019)年度から令和5(2023)年度 概要  「新しい時代にふさわしい豊かな未来を創る!世界に冠たる「NAGOYA」へ」をまちづくりの方針と定め、本市が実現をめざす将来のまちの姿を、5つの都市像として示している。  めざす都市像のうちの1つの「快適な都市環境と自然が調和したまち」における施策の1つとして、「バリアフリーのまちづくりを進めます」を掲げている。 名称 福祉都市環境整備指針 策定年月 平成29(2017)年3月全面改定(令和4(2022)年3月一部改定) 概要  「人にやさしいまち名古屋」を実現するため、福祉のまちづくりを推進していく上での必要な視点や方策、及び公共建築物・道路・公園・公共交通機関といった各種都市施設を整備するうえでの標準的な技術基準を定めている。  福祉のまちづくりの推進方策として、次の3点を掲げている。  ・福祉のまちづくりをすすめるための仕組みづくり  ・都市施設整備におけるバリアフリー化の推進  ・「意識のバリアフリー」の推進   5ページ 名称 2026アジア競技大会NAGOYAビジョン―アジアとともに輝く未来へ― 策定年月 令和元(2019)年10月 概要 「第20回アジア競技大会」の成功とその先を見据え、大会を契機として本市がめざすまちの姿を明らかにするものとして「名古屋市総合計画2023」と整合を図りながら一体的に検討を進めるとともに、各局室の関係分野にかかる個別計画との整合を考慮して策定している。 めざすまちの姿のうちの1つの「国際交流・多様性」における取り組みの方向性において、「共生社会の推進」を掲げており、そのうちの主な取り組みとして「福祉都市環境整備の推進」を挙げている。 名称 名古屋市障害者基本計画(第4次) 計画期間 令和元(2019)年度から令和5(2023)年度 概要 障害者の自立及び社会参加を進めるための施策の総合的かつ計画的な推進を図るための、障害者基本法に基づく本市の障害者計画である。 福祉環境整備の促進として、「全ての人が利用しやすい都市環境整備の促進」や「移動円滑化のための面的な整備の推進」を掲げている。 名称 なごやか地域福祉2020 計画期間 令和2(2020)年度から令和6(2024)年度 概要 名古屋市全域を対象として、「地域福祉の推進」に関する事項を定める計画である。  取り組むべき方向性として、次の3点を掲げている。  ・つながり支え合う地域をつくる  ・一人ひとりの「暮らし」を支える仕組みをつくる  ・地域で活動する多様な担い手を育む   6ページ (2)瑞穂公園陸上競技場地区に関する計画 名称 瑞穂公園マスタープラン 計画期間 令和2(2020)年度から令和22(2040)年度 概要 瑞穂公園の持つ多面的価値を高め、市民生活の充実に寄与する公園のあり方と、それを実現していくための公園全体の整備・運営にかかる基本的な方針を定めることを目的とした計画である。 PFI方式により、公園利用者の利便性向上を図りながら、公園の管理運営と一体となった全体整備を目指す。 瑞穂公園整備の方向性として、次の4点を掲げている。  ・スポーツによる賑わいの創出  ・市民の交流・憩いの場  ・自然環境の保全と活用  ・名古屋の歴史の始まりに触れる PFIとは、民間の資金・経営上のノウハウ及び技術的能力を活用し、公共施設の建設・維持管理・運営を行う手法 瑞穂公園陸上競技場のイメージ画像が掲載   7ページ 2.3 基本構想策定のための視点 この基本構想は次の視点に立って策定するものです。 歩行者優先のまちづくり(まちの回遊性を高める) 高齢者、障害者、子育て家庭等の社会参加とその活動の自由を保障するため、ハード・ソフトの両面からだれもが使いやすく、移動しやすい歩行者空間ネットワークをめざします。 市民・関係事業者等との連携(パートナーシップによるまちづくりを進める) 公共交通事業者、道路管理者、公安委員会等と十分に協議し、各機関の協力を得ることはもとより、地区に関連する各種整備計画や事業との連携を図ります。 市民参画の原則(ユーザーの視点を尊重する) 高齢者、障害者、子育て家庭、地元市民等の参画を進めることにより、利用者の意見を十分に反映します。 2.4 策定体制 本市では、市民の意見を反映するとともに関係事業者との協議を進めるために、次に示す「名古屋市バリアフリー基本構想策定会議」及び「瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議」を設置し、検討を行いました。 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議が名古屋市バリアフリー基本構想策定会議に提案し、策定会議は福祉のまちづくり推進会議に報告する。 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議は、地元市民代表者、高齢者・障害者・子育て代表者、市関係各課室・土木事務所、公安委員会・県警察本部・警察署により組織する。 名古屋市バリアフリー基本構想策定会議は、高齢者・障害者・子育て代表者、学識経験者、交通事業者、公安委員会、施設関係者、道路管理者、行政関係者により組織し、中部運輸局がアドバイザーとして加わる。   8ページ 3 瑞穂公園陸上競技場地区の概況 3.1 位置及び特性 瑞穂公園陸上競技場地区は瑞穂区の中心に位置し、東西に交通量の多い山手グリーンロード、南北には山崎川が通っています。瑞穂公園陸上競技場を中心として周辺には瑞穂図書館や瑞穂文化小劇場などの公共施設が整備されており、瑞穂運動場東駅、瑞穂運動場西駅、新瑞橋駅の3駅に囲まれています。また、次頁の標高図のとおり、地区全体に勾配があります。特に競技場から瑞穂運動場東駅の間や山崎川沿いは高低差があるため、バリアフリーへの配慮が必要です。 瑞穂公園陸上競技場地区の全体図として、瑞穂公園陸上競技場、瑞穂運動場東駅・瑞穂運動場西駅・新瑞橋駅の位置を説明する地図を掲載   9ページ 標高図として、瑞穂公園陸上競技場、瑞穂運動場東駅・瑞穂運動場西駅・新瑞橋駅、瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場の高低差を示したデジタル標高図を掲載しています。 瑞穂運動場東駅は海抜約20.0メートルで、海抜約6.5メートルの陸上競技場よりもかなり高い位置にあります。陸上競技場に向かうときには下り坂がありますが、短い距離で下るために勾配が急な下り坂になっています。 瑞穂運動場西駅は海抜約6.0メートルで、海抜6.5メートルの陸上競技場との標高の差が他の2駅に比べると小さく、道中も高低差はあまりないため、陸上競技場に向かうときには概ね平坦なルートですが、陸上競技場の手前で山崎川を渡るところは上り坂になっています。 新瑞橋駅は海抜約3.0メートルで、海抜約6.5メートルの陸上競技場よりも低い位置にあります。陸上競技場に向かうときには勾配を登るところがあります。 瑞穂公園陸上競技場とは山崎川を挟んだ西側にある瑞穂図書館と瑞穂文化小劇場は、海抜約5.0メートルで、瑞穂公園陸上競技場より少し低いところにあります。   10ページ 3.2 人口 (1)高齢者人口等の状況 下図の人口ピラミッドのとおり、急速な少子・高齢化は本市においても例外ではなく、瑞穂区においても同様に進行しています。これは、社会基盤整備においてバリアフリー配慮の必要性が高まってきていることも同時に示すものです。 名古屋市と瑞穂区の平成28年10月現在の人口ピラミッドと令和3年10月現在の人口ピラミッドを掲載しています。 11ページの高齢化率でも示している高齢者数の増加を5歳ごとに区分した人口ピラミッドでも示しています。   11ページ (2) 高齢化率 名古屋市の平成28年10月現在 全人口 2,304,794人 65歳以上 554,801人(高齢化率24.1%) 瑞穂区の平成28年10月現在 全人口 106,204人 65歳以上 27,327人(高齢化率25.7%) 名古屋市の令和3年10月現在 全人口 2,325,916人 65歳以上 592,321人(高齢化率25.5%) 瑞穂区の令和3年10月現在 全人口 107,988人 65歳以上 29,484人(高齢化率27.3%) (3) 障害者数 名古屋市の平成28年度末 身体障害者 78,486人 (身体障害者のうち)視覚 5,050人 (身体障害者のうち)聴覚 5,980人 (身体障害者のうち)音声・言語・そしゃく 855人 (身体障害者のうち)肢体 40,231人 (身体障害者のうち)内部 26,370人 知的障害者 16,660人 精神障害者 22,639人 特定医療費受給者(指定難病) 14,588人 瑞穂区の平成28年度末 身体障害者 3,605人 (身体障害者のうち)視覚 270人 (身体障害者のうち)聴覚 268人 (身体障害者のうち)音声・言語・そしゃく 51人 (身体障害者のうち)肢体 1,749人 (身体障害者のうち)内部 1,267人 知的障害者 691人 精神障害者 947人 特定医療費受給者(指定難病) 707人 名古屋市の令和3年度末 身体障害者 78,397人 (身体障害者のうち)視覚 5,322人 (身体障害者のうち)聴覚 6,235人 (身体障害者のうち)音声・言語・そしゃく 891人 (身体障害者のうち)肢体 37,053人 (身体障害者のうち)内部 28,896人 知的障害者 19,637人 精神障害者 31,368人 特定医療費受給者(指定難病) 15,751人 瑞穂区の令和3年度末 身体障害者 3,561人 (身体障害者のうち)視覚 289人 (身体障害者のうち)聴覚 299人 (身体障害者のうち)音声・言語・そしゃく 50人 (身体障害者のうち)肢体 1,581人 (身体障害者のうち)内部 1,342人 知的障害者 790人 精神障害者 1,294人 特定医療費受給者(指定難病) 740人  12ページ 3.3 公共交通機関 (1) 鉄道 瑞穂公園陸上競技場周辺の鉄道施設は、瑞穂公園の東に地下鉄瑞穂運動場東駅(名城線)、西に地下鉄瑞穂運動場西駅(サクラドオリセン)、南西に地下鉄新瑞橋駅(名城線、サクラドオリセン)があります。特に新瑞橋駅には地下鉄2路線が乗り入れるとともに、地下鉄に接続する市バスのバスターミナルもあり、本市南東部の主要な交通結節点として多くの人に利用されています。新瑞橋駅が2路線合わせて1日約2万1千人、瑞穂運動場東駅は約7千人、瑞穂運動場西駅は約6千人の乗降客があります。 鉄道駅の1日あたりの平均乗降客数(名古屋市統計年鑑の令和2(2020)年度のデータをもとに算出)  名城線新瑞橋駅 12,300人 サクラドオリセン新瑞橋駅 8,800人 名城線瑞穂運動場東駅 7,000人 サクラドオリセン瑞穂運動場西駅 5,800人    1日の鉄道本数 名城線(瑞穂運動場東駅・新瑞橋駅) 平日 135本(金山・栄方面)、130本(八事・大曽根方面) 休日 110本(金山・栄方面)、109本(八事・大曽根方面) サクラドオリセン(瑞穂運動場西駅・新瑞橋駅) 平日 164本(今池・名古屋方面)、164本(野並・徳重方面) 休日 123本(今池・名古屋方面)、123本(野並・徳重方面)   13ページ (2) バス バス施設については、新瑞橋駅に地下鉄に接続する市バスのバスターミナルがあり、ほかにも山手グリーンロード沿いを中心に多くの降車場、路上停があります。 地区周辺の路線図を掲載   14ページ 3.4 施設の分布状況 瑞穂公園陸上競技場地区の生活関連施設は以下のように分布しています。瑞穂運動場東駅、瑞穂運動場西駅、新瑞橋駅の3駅に囲まれています。また、東西を通る山手グリーンロード沿いに瑞穂図書館や瑞穂文化小劇場があります。 生活関連施設の分布として、瑞穂公園陸上競技場、瑞穂運動場東駅・瑞穂運動場西駅・新瑞橋駅、瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場の位置を示した地図を掲載しています。   15ページ 3.5 アジア競技大会及びアジアパラ競技大会の概況 令和8(2026)年に開催を予定している「第20回アジア競技大会」及び「第5回アジアパラ競技大会」は、令和3(2021)年に開催した東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催によるスポーツへの関心の高まりを引き継ぐ、日本のスポーツ界の次なる大きな目標として位置づけられています。愛知・名古屋は、世界有数の産業力などを背景にアジア地域との結びつきが強く、また、プロや実業団、学生などのスポーツが非常に盛んな地域です。 こうした地域が一体となって、アジアを代表するアスリートに最高のパフォーマンスの場を提供し、スポーツの振興や国際交流の促進、大会開催を通じた人づくり、また、交流人口の拡大や国際競争力の強化など様々な効果を生みだすとともに、多様性を尊重し合う共生社会の実現に貢献し、愛知・名古屋のみならず、日本全体の成長に貢献することを目標としています。 第20回アジア競技大会は、アジア・オリンピック評議会加盟の45の国と地域から、最大15,000人の選手団が参加します。パリオリンピックの競技に加え、アジア特有の競技等を含め約40競技が実施され、国内外から多くの観客が来場されることが想定されています。 一方、第5回アジアパラ競技大会は、アジアパラリンピック委員会加盟の45の国と地域から、4,000人(想定)の選手団が参加し、18競技(想定)が実施されます。 両大会のメイン会場となる、瑞穂公園陸上競技場は、30,000席を有する国際的な陸上競技場に改築されます。 参考として、アジア競技大会観戦客は、2014年インチョン大会は約150万人、2018年ジャカルタ・パレンバン大会は約210万人 第20回アジア競技大会エンブレム、第20回アジア競技大会スローガンを掲載 第20回アジア競技大会のスローガンは「IMAGINE ONE ASIA ここで、ひとつに。」   16ページ 4 重点整備地区及び生活関連施設・生活関連経路 4.1 基本的な考え方 この地域の主要な施設である瑞穂公園陸上競技場、瑞穂図書館、瑞穂文化小劇場と各施設から徒歩圏内にある旅客施設を中心として、次のように設定します。 ・重点整備地区 生活関連施設と生活関連経路を網羅したエリア ・生活関連施設 瑞穂公園陸上競技場、瑞穂図書館、瑞穂文化小劇場、及び、それらの施設から徒歩圏内にある旅客施設(瑞穂運動場東駅、瑞穂運動場西駅、新瑞橋駅) ・生活関連経路 各旅客施設と瑞穂公園陸上競技場、瑞穂図書館、瑞穂文化小劇場を結ぶ経路 ・準生活関連経路 生活関連経路との連携を図ることにより、円滑な移動が可能となる経路 17ページ 4.2 重点整備地区及び生活関連施設・生活関連経路 重点整備地区・生活関連施設・生活関連経路・準生活関連経路を示した地図を掲載しています。 ・重点整備地区  瑞穂運動場東駅が東端、瑞穂運動場西駅が北西端、新瑞橋駅が南西端となるエリアを図示、 ・生活関連施設  瑞穂公園陸上競技場、瑞穂図書館、瑞穂文化小劇場、及び、それらの施設から徒歩圏内にある旅客施設(瑞穂運動場東駅、瑞穂運動場西駅、新瑞橋駅)を図示 ・生活関連経路  以下の経路を図示  山手グリーンロード(瑞穂運動場西駅から瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場、瑞穂公園陸上競技場を経て瑞穂運動場東駅)  弥富通(新瑞橋駅から落合橋)  山崎川東岸の道路(落合橋から瑞穂公園陸上競技場)  瑞穂公園交差点からラグビー場西交差点の道路 ・準生活関連経路  山崎川西側の道路(落合橋から山下橋)の経路を図示   18ページ 5 整備方針の検討 5.1 基本理念 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想の作成にあたり、次の基本理念を掲げるものとします。 アジア競技大会・アジアパラ競技大会のメイン会場にふさわしいまちづくり 「第20回アジア競技大会」及び「第5回アジアパラ競技大会」の開催を見据えると同時に、生活拠点でもある地区の現状と将来像をふまえ、すべての人が利用しやすい快適なまちづくりをめざします。 アジアパラ競技大会の開催意義の実現 アジアパラ競技大会の開催意義にある、障害への理解の促進や、障害のある方の社会参加の促進に大きな役割を果たし、ひいては、多様性を尊重し合う共生社会の実現に貢献することをめざします。 安心・安全な魅力あるまちづくり 誰もが安心・安全に移動しやすい空間をつくり、また快適に移動・回遊できることにより誰もが楽しめる賑わいのあるまちづくりをめざします。 地域住民等の意見を反映したまちづくり 高齢者、障害者、子育て家庭、地域住民、行政、関係事業者等の関係者が主体的に参加することで、相互に連携を深めながら実効性の高い整備を推進します。 長期的な視点によるバリアフリー化 アジア競技大会及びアジアパラ競技大会後も見据えた、関係者による相互連携の元で、継続的な整備検討をすすめる一方、ハード整備と並行した「意識(こころ)のバリアフリー」等のソフト面の事業展開を図ることで、長期的な視点に立ったバリアフリー化を推進します。   19ページ 5.2 整備等の基本方針 拠点のバリアフリー 施設 1 よりわかりやすい案内表示の設置・改善 誰もが円滑に利用ができるよう、平常時のみでなく緊急時も含めた、わかりやすい案内表示の設置、情報提供に努めます。 また、駅構内の設備のみではなく、周辺の施設への経路についても、わかりやすい案内表示、情報提供に努めます。 2 より使いやすい設備の整備 エレベーター、階段、トイレ等の設備を、より使いやすいものとなるよう、必要に応じて整備を行います。 道路のバリアフリー 道路 1 通行しやすい歩道の整備 誰でも安全で快適に目的地まで移動できるよう、歩道の改善を行います。 また、高齢者・障害者・子育て家庭などだれもが通行しやすい歩行環境を確保するための啓発等に努めます。 2 よりわかりやすい移動経路の確保 地下鉄出入口から主要な施設まで敷設されている視覚障害者誘導用ブロックの改善を行います。 また、周辺の施設への経路についてわかりやすい案内表示、情報提供に努めます。 意識(こころ)のバリアフリー ソフト政策 人的対応等による人にやさしいまちづくりの推進 誰もが安心して利用するためには、人による対応も重要な要素です。障害の特性や、高齢者・障害者・子育て家庭等の障壁(バリア)に関する理解促進を図るとともに、障害者をはじめとする市民・事業者の積極的な参画を得て、総合的なバリアフリー化を推進します。   20ページ 6 整備計画(特定事業計画等) 瑞穂公園陸上競技場地区の生活関連施設や生活関連経路等について、基本理念及び整備等の基本方針に基づいて、令和8(2026)年までを目標に以下の整備等を行うこととします。 関係事業者において、この基本構想に沿って特定事業計画を作成し、相互に協調して事業を実施します。 6.1 公共交通特定事業 事業主体 名古屋市 主な整備内容 地下鉄 瑞穂運動場東駅 ○一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ○わかりやすいサインの整備 地下鉄 瑞穂運動場西駅 ○エレベーター2基目の建設 ○一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ○わかりやすいサインの整備 地下鉄 新瑞橋駅 ○エレベーター2基目の建設 ○既設エレベーターの更新 ○一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ○わかりやすいサインの整備 市バス バスターミナル ○階段のすべり止め対策の実施   21ページ 6.2 道路特定事業等 事業主体 名古屋市 主な整備内容 ○歩道を、よりバリアフリーに配慮した舗装に更新  瑞穂運動場西駅から瑞穂運動場東駅 ○視覚障害者誘導用ブロックの改善  瑞穂運動場西駅から瑞穂運動場東駅 ○歩道植栽(低木)、フットライトの撤去の検討及び暗い箇所への歩道照明設置の検討 瑞穂運動場西駅から瑞穂公園陸上競技場 ○舗装の修繕 新瑞橋駅から瑞穂公園陸上競技場 6.3 交通安全特定事業 事業主体 公安委員会 主な整備内容 ○エスコートゾーンの設置及び補修   22ページ 6.4 建築物特定事業 事業主体 名古屋市 主な整備内容 瑞穂図書館  ○バリアフリートイレの改修 ○屋外案内標識の改修 瑞穂文化小劇場  ○バリアフリー設備の案内表示等の改修 ○屋外案内標識の改修 6.5 その他の事業 事業主体 名古屋市 主な整備内容 ソフト事業  ○市民・事業者への障害の特性等の理解促進や、高齢者・障害者・子育て家庭等の障壁(バリア)に関する理解促進など、意識(こころ)のバリアフリーに関する広報・啓発活動 ○市民・事業者への障害の特性等の理解促進に関する研修機会の確保 ○看板等のはみだしや違法駐輪など、高齢者・障害者等の安心・安全・円滑な移動を阻む行為の防止に関する広報・啓発活動 ○安全に通行することができるようボランティア等の配置を検討(アジア競技大会及びアジアパラ競技大会開催時)   23ページ 7 整備計画以外の事業 次の事業は、瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議等とは別に障害者団体、瑞穂区内各団体、地域住民等と説明会やワークショップを通じ意見聴取を行いながら事業を実施しているものです。 事業主体 名古屋市 主な整備内容 瑞穂公園陸上競技場整備等事業  ○瑞穂運動場東駅からの来園者に対し、東小公園から南東デッキの緩やかなスロープを経由した陸上競技場へのアクセスを計画 ○その他、多様なバリアフリールートによるアプローチを計画 8 特定事業等の実施状況の把握等 重点的かつ一体的なバリアフリー化を実現するために、基本構想に定める各特定事業等を着実に実施していきます。 事業の適正な実施を図るため、「福祉のまちづくり推進会議」において進行管理や検証を行うとともに、さらなる課題への対応も含めたバリアフリー化の実現に向けた検討・情報交換を行います。 また、必要に応じて、基本構想の見直しの検討を行います。 24ページ 9 整備内容 6.1 公共交通特定事業、6.2 道路特定事業等、6.3 交通安全特定事業、6.4 建築物特定事業にある「主な整備内容」を地図で再掲 【瑞穂運動場西駅】 ・エレベーター2基目の建設 ・一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ・わかりやすいサインの整備 【図書館】 ・バリアフリートイレの改修 ・屋外案内標識の改修 【文化小劇場】 ・バリアフリー設備の案内表示等の改修 ・屋外案内標識の改修 【カワナバシ付近】 ・エスコートゾーンの補修 【瑞穂公園交差点付近】 ・エスコートゾーンの設置 【瑞穂運動場東駅】 ・一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ・わかりやすいサインの整備 【アジア・アジアパラ競技大会メイン会場】 ・瑞穂運動場東駅からの来園者に対し、東小公園から南東デッキの緩やかなスロープを経由した陸上競技場へのアクセスを計画   25ページ 24ページにつづき、6.1 公共交通特定事業、6.2 道路特定事業等、6.3 交通安全特定事業、6.4 建築物特定事業にある「主な整備内容」を地図で再掲 【新瑞橋駅】 ・エレベーター2基目の建設 ・既設エレベーターの更新 ・一般トイレ、バリアフリートイレの改修 ・わかりやすいサインの整備 【新瑞橋駅バスターミナル】 ・階段のすべり止め対策の実施 【落合橋付近】 ・屋外案内標識の改修 【瑞穂運動場西駅から瑞穂運動場東駅】 歩道を、よりバリアフリーに配慮した舗装に更新 歩道舗装の更新に合わせた誘導用ブロックの改善 【瑞穂運動場西駅から瑞穂公園陸上競技場】 歩道の有効幅員の拡幅を目的とした低木植栽、フットライトの撤去の検討及び暗い箇所への歩道照明設置の検討 【新瑞橋駅から瑞穂公園陸上競技場】 現状の舗装の修繕    26ページ 参考資料(基本構想の策定経過) 1策定経過とメンバー 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議 (現地調査・基本構想案の作成) 開催時期 第1回 令和4(2022)年5月30日 主な内容 ・バリアフリー法に基づく基本構想について ・瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想について ・現地調査及びワークショップ 開催時期 第2回 令和4(2022)年7月5日 主な内容 ・前回の現地調査の振り返りについて ・瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場の現地調査について ・各グループによる現地調査結果のまとめ ・全体による現地調査結果のまとめ 開催時期 第3回 令和4(2022)年8月3日 主な内容 ・基本構想素案について 開催時期 第4回 令和4(2022)年10月14日 主な内容 ・基本構想案について 名古屋市バリアフリー基本構想策定会議 (基本構想案の審議・検討) 開催時期 令和4年度第1回 令和4(2022)年6月13日 主な内容 ・バリアフリー法に基づく基本構想について ・瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想について 開催時期 令和4年度第2回 令和4(2022)年8月23日 主な内容 ・基本構想素案について 開催時期 令和4年度第3回 令和4(2022)年10月24日 (第60回福祉のまちづくり推進会議と合同開催) 主な内容 ・基本構想案について   27ページ 福祉のまちづくり推進会議 (基本構想案の報告) 開催時期 第59回 令和4(2022)年8月29日 主な内容 ・基本構想素案について 開催時期 第60回 令和4(2022)年10月24日 (令和4年度第3回名古屋市バリアフリー基本構想策定会議と合同開催) 主な内容 ・基本構想案について 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議、名古屋市バリアフリー基本構想策定会議、福祉のまちづくり推進会議の写真を掲載   28ページ 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想策定調整会議名簿 地元市民代表者 イトウ アキオ 豊岡学区区政協力委員長 シノザキ ノブオ 豊岡学区区政協力委員会副委員長 ナカガワ コウジ 弥富学区区政協力委員長 スギエ イサオ 弥富学区民生委員児童委員協議会会長 高齢者・障害者・子育て代表者 ミズタニ ヒロシ 瑞穂区老人クラブ連合会会長 ウエハラ ヨシタカ 瑞穂区身体障害者福祉協会会長 イワマ コウジ 名古屋ライトハウス情報文化センター所長 ササカワ ジュンコ 名身連聴覚言語障害者情報文化センター所長 イリヤ タダヒロ 愛知県重度障害者団体連絡協議会事務局長 エド トオル エージェーユー車いすセンター代表 ミヤチ ヨシコ 瑞穂区手をつなぐ育成会会長 アカバ ヨシヒロ 瑞穂区精神障害者家族会・やよい会会長 オカダ ヒロミ 愛知県自閉症協会・つぼみの会副理事長 コンドウ ユカ 子育て支援のNPOまめっこ ひろば責任者 区社会福祉協議会 スズキ ヨシフミ 瑞穂区社会福祉協議会事務局次長 行政関係者 氏名省略 愛知県警察本部交通規制課企画係長 愛知県警察本部交通規制課規制協議係長 愛知県警察本部交通規制課インフラ長寿命化係長 愛知県警察本部交通規制課信号係長 愛知県警察本部交通規制課管制実施係長 愛知県警察本部交通指導課駐車係長 瑞穂警察署交通課規制係長   29ページ 行政関係者(つづき) タテマツ モトヨシ 総務局アジア・アジアパラ競技大会推進室主査 (アジア・アジアパラ競技大会に係る企画調整) ナツヤマ エイイチ スポーツ市民局スポーツ施設室主査 (瑞穂公園陸上競技場の改築) ミヤグチ ヒロタカ スポーツ市民局スポーツ施設室主査(瑞穂公園整備推進) イナガキ ミツヒコ 住宅都市局企画経理課主査(企画調整) カニ マコト 緑政土木局企画経理課主査(企画) タカハシ リョウスケ 緑政土木局道路維持課安全対策係長 ヒメノ ショウタロウ 緑政土木局自転車利用課主査(整備) シノヅカ ヤスノブ 緑政土木局緑地維持課緑化係長 カミヤ ナオキ 瑞穂土木事務所維持係長 ホソエ トモヒロ 瑞穂区地域力推進室地域力推進係長 コニシ サトシ 交通局経営企画課企画係長 ヒライ ノゾミ 交通局経営企画課主査(企画調整・外郭団体) ヤマダ ミツオ 交通局駅務課主査(施設管理) ミズノ シゲオ 交通局自動車施設課施設係長 ナカニシ トシヤ 交通局施設計画課計画係長 ミズサワ モリミチ 健康福祉局障害企画課主査 (障害者差別解消・福祉都市推進)   30ページ 名古屋市バリアフリー基本構想策定会議名簿  学識経験者 座長 イソベ トモヒコ 中部大学教授 シマダ ヨシアキ 大同大学教授 ミヤザキ サチエ 東海学園大学名誉教授 福祉関係者 サミゾ ヨシタカ 名古屋市老人クラブ連合会会長 ハシイ マサキ 名古屋市身体障害者福祉連合会会長 イワマ コウジ 名古屋ライトハウス情報文化センター所長 ササカワ ジュンコ 名身連聴覚言語障害者情報文化センター所長 ツジ ナオヤ エージェーユー自立の家常務理事 ハマダ チエミ 名古屋手をつなぐ育成会副理事長 (一部の会議はハマダチエミの代理でカトウヒサコが出席) イケヤマ トヨコ 名古屋市精神障害者家族会連合会副会長 オカダ ヒロミ 愛知県自閉症協会・つぼみの会副理事長 ナカイ メグミ 子育て支援のNPOまめっこ理事長 施設関係者 シオザワ ヒロユキ 瑞穂図書館長 カイダ ヒロトモ 瑞穂文化小劇場館長 行政関係者 アラタニ リョウ 愛知県警察本部交通部交通規制課長 シバタ マナブ 愛知県警察本部交通部交通指導課長 アンドウ マサヒサ 瑞穂警察署長   31ページ 行政関係者 (つづき) カケイ ケンジ 総務局総合調整部主幹 (アジア・アジアパラ競技大会に係る企画調整) ハナキ テツヤ スポーツ市民局スポーツ推進部スポーツ施設室長 カシハラ ヤスユキ スポーツ市民局スポーツ推進部主幹 (瑞穂公園陸上競技場の改築) カトウ ノブユキ 子ども青少年局子育て支援部子育て支援課長 ナガシマ ワタル 住宅都市局主幹(企画調整) タナベ カズキ 緑政土木局主幹(企画) スズキ ジュンジ 緑政土木局路政部主幹(安全・保全) オカダ ヨシオ 緑政土木局路政部主幹(整備) イワモト ワタル 緑政土木局緑地部緑地維持課長 ヤマネ ヒデオ 瑞穂土木事務所長 カワグチ ヒデヤス 瑞穂区区政部地域力推進室長 イケムラ ナオヤ 交通局営業本部企画財務部主幹(企画調整・外郭団体) タナカ マサヒコ 交通局営業本部電車部主幹(施設管理) フクダ ヒロフミ 交通局営業本部自動車部自動車施設課長 ハヤシ サトシ 交通局技術本部施設部施設計画課長 タカク カズヒコ 健康福祉局高齢福祉部高齢福祉課長 オオワキ チヅル 健康福祉局障害福祉部障害企画課長 オガワ マサヒロ 健康福祉局障害福祉部主幹 (障害者差別解消・バリアフリーの推進) アドバイザー トサキ マサヨシ 国土交通省中部運輸局交通政策部バリアフリー推進課長   32ページ 福祉のまちづくり推進会議名簿 学識経験者 座長 イソベ トモヒコ 中部大学教授 サトウ ケイジ 中部大学名誉教授 シマダ ヨシアキ 大同大学教授 ミヤザキ サチエ 東海学園大学名誉教授 福祉関係者 サミゾ ヨシタカ 名古屋市老人クラブ連合会会長 ハシイ マサキ 名古屋市身体障害者福祉連合会会長 イワマ コウジ 名古屋ライトハウス情報文化センター所長 ササカワ ジュンコ 名身連聴覚言語障害者情報文化センター所長 ツジ ナオヤ エージェーユー自立の家常務理事 ハマダ チエミ 名古屋手をつなぐ育成会副理事長 イケヤマ トヨコ 名古屋市精神障害者家族会連合会副会長 オアカダ ヒロミ 愛知県自閉症協会・つぼみの会副理事長 ナカイ メグミ 子育て支援のNPOまめっこ理事長 交通関係者 イシカワ ユウ 名古屋タクシー協会副会長 ニシオ カズハル 中部鉄道協会常任理事・事務局長 コバヤシ ヒロユキ 愛知県バス協会専務理事 経済団体関係者 オオタケ マサヨシ 名古屋商工会議所商務交流部長 行政関係者 ヤマシタ ナオト 総務局企画部長 ミヤケ マコト 子ども青少年局子育て支援部長 スズキ ヒロユキ 住宅都市局建築指導部長 アツミ ヤスヒデ 住宅都市局営繕部長 キノシタ タカフミ 住宅都市局都市整備部長 カトウ ヒトシ 緑政土木局路政部長 イシグロ アキミツ 緑政土木局緑地部長 オオツボ シント 教育委員会事務局総務部長 カトウ ゼン 交通局営業本部企画財務部長 ヒサマツ カツノリ 健康福祉局高齢福祉部長 タジマ ヒトミ 健康福祉局障害福祉部長   33ページ 2 現地調査の結果 2.1 現地調査の概要 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想の策定にあたり、基本構想策定調整会議において、重点整備地区内の生活関連施設、生活関連経路などについて現地調査を実施しました。この調査は、各種整備基準に合致しているかどうかという視点だけでなく、利用者が利用しやすいかどうかという視点からも実施したもので、その結果、国や名古屋市の整備基準等に合致しているものについても、幅広く意見・要望が出されました。 実施日  令和4(2022)年5月30日 現地調査対象 道路 ・瑞穂運動場東駅方面 瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場方面を含む ・瑞穂運動場西駅方面 ・新瑞橋駅方面 旅客施設 ・瑞穂運動場東駅 ・瑞穂運動場西駅 ・新瑞橋駅 (バスターミナルを含む) 調査方法 ①参加者を3グループに分け、車いす体験も行いながら、現地調査を実施 ②現地調査終了後、グループごとに問題点や課題、評価できる点等について議論を行い、地図への落とし込みを実施 ③取りまとめた内容を発表し、各グループの意見の共有化を実施 実施日 令和4(2022)年7月5日 現地調査対象 施設 ・瑞穂図書館 ・瑞穂文化小劇場 (前回結果とりまとめ含む) 調査方法 ①参加者を3グループに分け、車いす体験も行いながら、現地調査を実施 ②現地調査終了後、グループごとに問題点や課題、評価できる点等について議論を行い、地図への落とし込みを実施 ③取りまとめた内容を発表し、各グループの意見の共有化を実施 2.2 現地調査の結果 現地調査において、参加者から出された意見の主なものは次のとおりです。 (調査当時の状況のため、現在は既に改善されているものもあります。)   34ページ 現地調査結果 瑞穂運動場東駅方面 【瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場付近】 ・図書館・文化小劇場の敷地内経路上に歩行者用・自転車用の表示をしてほしい(看板のみでなく) ・駐車場の導線、入口と出口を分けられないか 【瑞穂公園交差点付近】 ・文化小劇場付近の歩道幅員が狭い ・点字ブロック、インターロッキングが根上がりにより凸凹になっている(段差となっており、障害者、子ども、高齢者は歩きづらい) 【カワナバシ付近】 ・押しボタン式信号が2種類(一般用と高齢者用)あるが、違いをわかりやすく表示してほしい ・ボタンが固いので指の力がなくても押しやすいボタンにしてほしい 【カワナバシ近くの歩道橋付近】 ・エレベーターへの音声誘導があるとよい ・今の場所ではあまり必要がない ・わかりにくいので、案内表示をおしゃれなデザインでわかりやすく 【山手グリーンロード沿いの歩道(カワナバシから瑞穂競技場前交差点の間)】 ・点字ブロックの沈みに引っかかり転倒 【瑞穂競技場前交差点付近】 ・音響信号機の音量が小さいため、雨天時・車両通過時等に聞き取れない   35ページ 現地調査結果 瑞穂運動場東駅方面 【山手グリーンロード沿いの歩道(瑞穂競技場から瑞穂運動場東駅の間)】 ・点字ブロックが盛り上がっている ・植栽帯が管理できておらず、歩道に越境あり ・休憩スペースの椅子は必要ない ・側溝とインターロッキングの間に段差あり ・赤いポール邪魔、コンビニ前 ・各エレベーターを出た辺りに、競技場までの案内を設置してほしい ・地下鉄エレベーターのサインがないので、どこにあるかわからなかった  (補足:サインはあるがわかりにくかった) ・競技場からの坂は、厳しい 介助式車いすも、厳しいと思う 【全体的な意見】 ・自転車と歩行者が安全に通行できるよう歩道が広く利用できるとよい ・駅から競技場までに、「あとなんメートル」のような雰囲気づくりの案内などの仕掛けがあっても良い ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・インターロッキングが凸凹しており、点字ブロックとの区別がつかない ・床素材が統一されてなく、走りにくい ・地味な段差があるため、走りにくい ・信号が変わる際、周りの音にかき消され、わかりづらかった ・路面に歪みあり ・夕方や夜間帯での照明なども点検してほしい ・疲れを癒すためのベンチを邪魔にならないよう設置してほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む)   36ページ 瑞穂運動場西駅方面 【瑞穂運動場西駅付近】 ・外のエレベーター出入口に音がなくわかりづらい ・駅の出入口では、音声チャイムがなく、歩道での歩行時、入口を見つけるのが難しい 【瑞穂運動場西駅1番出口から瑞穂運動場西交差点の間】 ・歩道に植えられている街路樹が真ん中にあり、高齢者も健常者も危険 ・自転車エリア、歩道エリアごとに色分けできると通行が安全 ・現状では瑞穂運動場西駅のエレベーターが遠すぎるため、交差点付近に車いすが2台乗れる24人乗り大型エレベーター(スルー型)を設置してほしい 【瑞穂運動場西交差点から豊岡通3交差点の間】 ・点字ブロック沈下 ・乗り入れ工事仮舗装 縁石の破損穴に車いす前輪が落ちる ・線状ブロックの曲がりカーブは方向がとりにくい ・誘導ブロックが横断歩道付近で斜めになる ・街路樹の根上がり ・舗装のへこみ ・植木がのびて通りにくく、子どもの目線で危ない ・段差のある歩道(狭い)は自転車で走るとこわい ・電灯の高さが低く、子どもには危ない ・点字ブロックが歩道より左寄りだがベビーカーが通りにくい ・歩道照明が老朽化 ・お店ののぼり旗が歩道へせり出しており、顔面近くでなびいて不安を感じる ・点字ブロックがカーブしている ・タッチマップあってもアピールがないため分からない 【豊岡通3交差点から瑞穂公園交差点の間】 ・マンホール周りの沈みによる段差 ・インターロッキングブロックのガタつき ・根上がりによる段差 ・歩道の境界線が水平でなく、目地が広がっている ・2人掛けベンチや背もたれがあると良い ・現在のベンチはあまり使われていない ・点字ブロックの切れ ・歩道橋があるところがせまくなっており、通りづらい ・歩道橋まわりの点字ブロックがたくさんある所もガタガタする 【カワナ橋付近】 ・緩やかな登り坂、公園隣 ・手すりの間隔が広く小さい子が危ない ・線状ブロック、エキスパンションジョイントの剥がれ(各2枚) ・点字ブロックの根上がり・沈下 ・ラグビー場内、ルートが水平でなく、少し遠回り ・押しボタン式信号機に音がないためボタンの存在がわからない ・エスコートゾーンが摩耗しており、ブロックとして認識できない ・カワナ橋から瑞穂公園の北側の歩道が夜になると真っ暗になり、非常に危険 【カワナ橋近くの歩道橋付近】 ・ゲート前点字ブロックがなし、サインなし  (補足:現在、陸上競技場は整備のため休場中)   37ページ 瑞穂運動場西駅方面 【瑞穂公園交差点付近】 ・歩車分離のため、音響を頼りにする視覚障害者には赤か青かわからない ・歩行者にとって青信号が短い ・信号はカウントダウンがあるものが良い ・エスコートゾーンや緑区相川三丁目交差点にあるようなタッチセンサー付押ボタン箱を設置してあると安心 【全体的な意見】 ・車道から歩道のすみきりの段差 ・インターロッキングブロックやブロック間の溝により白杖が引っかかりやすく、点字ブロックが確認しづらいため、平坦な舗装が良いが、クッション性のある舗装だと車いす使用者等には不便 ・小さい段差(構造上、根上がり、破損)が多々ある ・歩道のインターロッキングブロックが老朽化(凸凹) ・植栽や雑草の張り出しにより、点字ブロックの上での歩行についても接触の危険がある。特に顔付近はケガをしやすい ・歩道がもう少し広いと良い。樹木があると狭い ・歩道の点字ブロックが車道と交差する手前で屈曲しているため視覚障害者にとってはわかりづらく、車いす使用者もブロックを斜めに横切ることとなり、通行しづらい ・点字ブロックが埋め込まれたタイプのもので、つぎはぎになった敷き方で沈んだところもあるため通りにくい ・各横断歩道前の自転車横断帯を撤去 ・乗り入れまわりのインターロッキングブロックが水平でない ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・夕方や夜間帯での照明なども点検してほしい ・疲れを癒すためのベンチを邪魔にならないよう設置してほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む) ・点字ブロック上にマンホール等有り、上に点字ブロック乗せ直した箇所もあり ・自転車とのすれ違いが怖い ・バス停分からない(視覚障害者) ・瑞穂競技場の距離のサインがない ・歩道がずっとインターロッキングで、振動が体に伝わり負担になる ・街路樹の根の辺りが盛り上がって、歩道が凸凹していたり、休憩用のベンチがあることで狭くなったりしていた ・サッカーの試合や陸上競技大会などが開催されると瑞穂運動場東の駅は利用客が増え、普段利用している人たちが利用しづらくなるので、瑞穂運動場西をぜひ利用しやすい駅にしてほしい ・歩道の幅員を確保し、歩道への根上がりを生じさせないよう、街路樹(高木も低木も)を検討してもらいたい ・自転車を専用道で通行させるなどしてもらいたい   38ページ 現地調査結果 新瑞橋駅方面 【全体的な意見】 ・新瑞橋駅から競技場まで人を誘導する案内がされていない(距離等の案内も所々にしてほしい) ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・地形上仕方がない高低差がある中で歩行者をどのように安全に誘導するかが課題 ・全体としてはインターロッキングの振動は手動車いすでも許容範囲(要所での改善は必要) ・夕方や夜間帯での照明なども点検してほしい ・疲れを癒すためのベンチを邪魔にならないよう設置してほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む) 【新瑞橋交差点から落合橋の間の歩道】 ・案内板はあるが自分の方向が分からなかった ・交差する道があるごとに生活道路側に傾斜、その先のアスファルトがめくれ上がっており車輪が引っかかるため改善が必要 ・道路が湾曲しているので車いすでも利用しやすいよう歩道の整備をしてほしい ・歩道が石畳なのでガタガタ感がある ・歩道と車道の継ぎ目が激しく、緩やかな坂になっている ・歩道の広さ、それほど狭くない(介助者が隣にいると自転車通ると危険) ・信号の赤青の音が聞こえづらい ・バス停までのサインがない 【新瑞橋駅 エレベーター付近】 ・バス停付近は狭く自転車も通るため危険 ・エレベーター付近の階段は雨天時滑りやすいのではないか ・斜めの横断歩道を整備してほしい ・バスターミナルのエレベーター付近のスロープの勾配がきつい、幅も狭い ・バスターミナル内も通路がうねっていたり、狭いところがある ・バスターミナルのトイレが古い、バリアフリーの点で整備してほしい ・店舗看板がはみ出し、通行の妨げになっている ・タクシー乗り場はスロープを設置できるようになっているか 【山崎川沿い 西側】 ・川沿いの道は意外と舗装されている ・インターロッキングのところは振動が体に響くので、舗装がきれいな車道側を通る ・競技場などを示すサイン、音声案内がない ・川沿いの道に点字ブロックがない(補足:東側の道には点字ブロックあり) ・対向してくる自転車に恐怖を感じる ・どこの道からも土手の上り下りできるように緩やかなスロープを整備してほしい   39ページ 現地調査結果 新瑞橋駅方面 【落合橋付近】 ・図書館と文化小劇場の案内板は西側道路 ・道幅が狭く歩行者の滞留場所が少ない ・細い歩行者通行帯に点字ブロックが敷いてあり、橋の手前では通行帯表示がなくなるため危険 【山崎川沿い 東側と西側の両方】 ・幅員が狭いため普段から一般車両の進入を抑制した方が良い(時間規制など) ・一方通行だが車の通過と、自転車は両方向から走行があるため危険ではないか ・歩道を整備して通行させた方がよい ・夜間の照明はどのくらいか ・幅が狭いため、みなし歩道として整備されている(東側の方が幅は広い) 【山崎川沿い 東側】 ・樹木がうっそうとして点字ブロックにかかるなど、通行の妨げになるので剪定した方が良い ・道路が整備されてから時間が経ち根上がり等もあり、道路面の割れや波打ちなど車いすでの通行に支障がある ・歩行者の通行空間を縁石やガイドパイプ等を設置するなどした方が良い 【山下橋付近】 ・植栽を移設してはどうか ・点字ブロックが、無意味に曲がっている ・点字ブロックの位置及び素材について、車いす使用者と視覚障害者が配慮された環境にしてほしい ・横断歩道のスロープがもう少し緩やかだといい ・橋の上の道がガタガタ(競技場近くの橋)で、道が狭い ・橋のスロープの傾斜が強い ・山下橋の西側にも横断歩道を整備してほしい(東側と一体型など) 【山下橋からカワナバシの間】 ・ラグビー場西側歩道の溝に車いすも通れるようフタを整備してほしい ・インターロッキングが車いすで通りにくい ・競技場近くの歩道ガタガタ(長方形のブロック) ・競技場近くの階段のスペースは要るのか(歩道橋近く) ・道路に出るところの道が緩やかな坂になっている  40ページ 現地調査結果 瑞穂運動場東駅 瑞穂運動場東駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【全体的な意見】 ・元々需要の大きい駅のため、アジア競技大会を契機に更に需要が大きくなるので、駅構内のバリアフリー化が必要 ・海外の障害者の方も訪れる機会が増えるため、交通料金の割引や、英語表記などユニバーサルデザインが必要 ・構内に休憩スペースがない ・避難経路の案内図が小さい ・競技場への案内がなく、わかりづらい(特に、2、3番出口に至るまで距離が長いため、案内がないと不便) ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む) 【3番出口 エレベーター付近】 ・エレベーター内が狭い ・車いす用のボタンが小さくて押しづらい ・エレベーターの位置が分かりづらい 【2・3番出口付近】 ・2、3番出口の案内が「みずほスポーツパーク」となっており、来訪者にはわかりづらい 【トイレ】 ・トイレは洋式1か所、和式3か所あるが、標識が小さくわかりづらい ・男性トイレに乳幼児用設備(いす、おむつ替えスペース)、汚物入れを設置してほしい ・バリアフリートイレに大人用ベッドを設置してほしい 【改札】 ・瑞穂運動場東の駅は改札が2ヶ所あるが、サッカーの試合がある時でないと2ヶ所開かないので、普段の自動改札機が3台では、陸上競技大会やイベントがある時など、1ヶ所しかない広い改札しか通れない車いすユーザーはなかなか通してもらえない   41ページ 現地調査結果 瑞穂運動場東駅 40ページにつづき、瑞穂運動場東駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【券売機】 ・券売機の高さや点字など、障害者に配慮されていてよい 【改札内】 ・車いす用のボタンの設置位置がわかりづらい ・車いす用の案内が小さい   42ページ 現地調査結果 瑞穂運動場西駅 瑞穂運動場西駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【全体的な意見】 ・構内全体の音声案内の音響のバランスが悪く、点字案内板、改札口・階段を知らせるチャイムなど、どこから鳴っているのか、また、音がかぶってわかりづらい ・エレベーターに行くところまでのサインがわかりにくく、みつけにくい ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む) 【1番出口付近】 ・足で反応させてエレベーターを呼ぶことができるとよい (参考) 名鉄豊田市駅 刈谷市総合文化センター ・階段の右側と左側のどちらが上りでどちらが下りかがわかると良い ・エレベーターまで緩やかな登り坂で負担が大きい   43ページ 現地調査結果 瑞穂運動場西駅 42ページにつづき、瑞穂運動場西駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【改札付近 インターホン】 ・改札のところにあるインターホンは車いす使用者にとっては押しにくい位置にある ・インターホンを押すと、駅員の人からは「どうしましたか?」と言われるが、応答する声を拾いにくい構造や車いすに適した位置でないためか、怒鳴るような声でないと拾えないので安心して使えない 【トイレ】 ・バリアフリートイレにはおむつ替えより成人も使える大型ベッドや折りたたみベッドが必要、おむつ替えは別の所に設置 ・一般用トイレも広くしてくれたら、使える障害者もいる ・トイレ案内板直下のセンサーではわからない ・ピクトグラムのサインをもっと大げさに青赤に ・バリアフリートイレをそもそも基準通りに作っても狭い ・トイレ案内がわかりにくい ・一般用トイレには段があり、ベビーカーが入りにくいうえ、中も狭い、ベビーカーと一緒に入れるトイレにしてほしい ・段差をなくし、一般用トイレの中にも広めのトイレを設けた方が良い ・入口周辺の照明が暗く、入口がわかりづらい。高齢者や弱視の人は階段があることを認識しづらい ・男性トイレに乳幼児用設備(いす、おむつ替えスペース)、汚物入れを設置してほしい   44ページ 現地調査結果 新瑞橋駅 新瑞橋駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【北改札口 エレベーター付近】 ・ホームから上がる際、サクラドオリセン側のスロープが長くて急な坂 ・エレベーター間が遠く、途中のスロープの傾斜がきつくて長く、乗り換えが不便 【トイレ】 ・一般トイレまでに階段があるので改善してほしい ・男性トイレに乳幼児用設備(いす、おむつ替えスペース)、汚物入れを設置してほしい ・バリアフリートイレが1か所しかない、改札内トイレにも設置できないか ・バリアフリートイレに大人用ベッドを設置してほしい   45ページ 現地調査結果 新瑞橋駅 44ページにつづき、新瑞橋駅構内図を掲載し、調査結果を該当箇所に記述 【全体的な意見】 ・駅全体の設備が古いのでバリアフリーの点で改善してほしい(案内も不十分) ・駅構内のアップダウンが多くバリアになっている ・エレベーター(災害時の文字案内、非常ボタン)、券売機の呼び出しボタン、非常口誘導灯の表示方法などは聴覚障害者に配慮した仕様となっているか ・駅構内から競技場までの案内表示がほしい(特に改札口周辺) ・案内は障害者が見ることを考慮した配色や大きさにしてほしい ・自動販売機は車いす利用者にも対応したものとしてほしい(回収場所含む) ・新瑞橋の駅名が読めない人がいる 【6番出口 エレベーター付近】 ・地上及びバスターミナルへのエレベーターが古く1台しかなく狭い ・利用者も多いため車いすでも利用しやすい大きさのものに改善してほしい ・地上に出るエレベーターのサインがわかりにくい ・地上に上がるエレベーターは利用者数が多いため上がることが困難 ・エレベーターが古い、狭い、汚い、ボタンが押しづらい ・名城線とサクラドオリセンの交差駅で、構内は広いが、地上に出られるエレベーターが1基しかない ・火災や犯罪などが起きた時に逃げるルートが1ヶ所では不安 ・高齢者の利用も多く、バスターミナルのある為、エレベーターの使用度は多い 人が並んでいることが多く、車いす利用者やベビーカーを押している人は乗れないことが多い   46ページ 現地調査結果 瑞穂図書館 【全体的な意見】 ・館内が薄暗く感じた 【トイレ】 ・バリアフリートイレのカギの形状が複雑で扱いづらい ・トイレットペーパーの位置が低い ・オストメイトを設置してほしい ・洗浄ボタン等の配置・位置をJIS規格に合わせてほしい 【多目的ルーム】 ・多目的ルームがどのようなときに利用できるのか案内がほしい 【カウンター付近】 ・カウンター前のポールが通行の支障になっていないか   47ページ 現地調査結果 瑞穂文化小劇場 【トイレ】 ・バリアフリートイレが狭く、ドアも止めにくいため、ロビー側にトイレの入り口があるとよい ・オストメイトを設置してほしい ・着替え用踏み台を置いてほしい ・大型ベッドを設置してほしい ・異性介助が可能なトイレを設置してほしい 【2階にある文化小劇場の入口に至るエレベーター】 ・地上でのエレベーターの場所がわかりにくい ・車いすで地上に降りたとき、エレベーターを出るところが下り坂になっており、バックする際に危険 ・別の場所にもう1基エレベーターがあると点検時や災害時にも安心 【その他特記事項】 ・コインロッカーは5段だと上の方は届かない ・スロープが急である ・中腹は平らな場所とし、色を変えてほしい ・内側にも可能な範囲で手すりを設置してほしい ・スロープになっている案内がほしい ・声を出したりしても他に響かず、安心して観覧できる親子室を設置してほしい ・多目的室を設置してほしい ・ヒアリングループの設備案内が館内にあるとよい ・非常口の案内が高いところだと見つけにくい ・非常時の誘導灯は点灯ではなく点滅するとよい   48ページ 現地調査時の写真を記載 地下鉄 ・地下鉄出入り口付近の調査をしている写真 ・駅構内のトイレを調査している写真 ・駅構内の券売機の高さを、車いすに乗って調査している写真 周辺経路 ・車いす体験をしながら歩道を調査している写真 ・歩道の休憩用のブロック周辺を調査している写真 ・歩道に越境した植栽を調査している写真 ・点字ブロックの形状を調査している写真 ・湾曲した点字ブロックを調査している写真 ・案内板を調査している写真 生活関連施設 ・車いすに乗って瑞穂文化小劇場のエレベーターを調査している写真 ・瑞穂文化小劇場の館内を調査している写真 ・瑞穂図書館・瑞穂文化小劇場の前の歩道を調査している写真   裏表紙の内側ページ 名古屋市が公開している、障害や障害のある人への理解を深めるためのアニメーション動画「フミダスドーガ」を紹介しています。 障害のある人がどんなことに困って、どんなサポートをしたらよいか、8つの動画で紹介しています。動画の内容は、発達障害、肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、重症心身障害、知的障害、精神障害、内部障害や難病です。 障害について「知る」・「理解する」動画やガイドブックなどの紹介ページはこちらです。 https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000121991.html   裏表紙 ヘルプマークの説明 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです。 このマークを見かけたら、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。 SDGsの「10 人や国の不平等をなくそう」、「11 住み続けられるまちづくりを」、「17 パートナーシップで目標を達成しよう」のアイコンを掲載 奥付 瑞穂公園陸上競技場地区バリアフリー基本構想 発行年月 令和4(2022)年11月 編集・発行 名古屋市健康福祉局障害福祉部障害企画課 郵便番号460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話 052(972)2585(ダイヤルイン) FAX 052(951)3999